量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

本題に入る前に、最近買った物。

皆さんはカバンに折り畳み傘を入れているだろうか。自分はほぼ常に入れている。雨の時に折り畳み傘しか持たないのは、電車の中で邪魔になるからだ。それに毎朝天気予報を見て傘を持ったり持たなかったりを正確にやる自信が全くないからでもある。年を取ってきてから、そういった朝のルーティンを崩すようなことはできるだけ遠ざけている。

これまではAmazonで買った2千円弱の重量250gの傘を携行していたが、これが半年でダメになった。軽いのが売りだったのに強い風にはからっきしだった。骨と膜をつなぐ糸がすぐに切れた。

そこで以前から欲しかったモンベルのトラベルアンブレラを購入。これが重量86gという超軽量。面積はちょっと小さくなるが、モンベル製なので多分風にも強いだろう。畳んだところはこのくらい。マウスと大きさを比べて欲しい。
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よりリアルな比喩としては、普通の大きさのキュウリくらい。あるいはアクティベイトされたオレのギャランドゥくらい。現物を見て、あーこのくらいか、とか想像しないでください。長さはもうちょっと短いです。









さて、本題。登山家で文筆家の服部文祥をご存知だろうか。

サバイバル登山家という触れ込みで、ピッケルやハーケンなどの登山の 近代的な道具を使わないだけでなく、食糧さえも現地調達で山を登ってしまおうとする人である。狩猟許可も取って、猟銃とか罠で獲物を獲っている。

服部文祥は「山と渓谷」の編集部に在籍するとともに、自らも何冊ものノンフィクションを著している。こういった冒険系のノンフィクション作家は、高野秀行とか角幡唯介とか何人かいるが、服部文祥が間違いなく一番格調の高い文章を書く。

服部文祥の文章のスタイルは、無補給で局地を目指す探検家のそれに似ている。エベレストに無酸素登頂したラインホルト・メスナーとかだろうか。文章を読めばわかるが道具に頼る登山家を上から見下ろすような結構挑戦的な物言いが多く、多分同業での友達は少なそうだ。

昨年「息子と猟へ」という小説もものしている。 これがまた、大自然の中では人間の文明とか道徳とか関係ないよね、という問題作で、自分などは芥川賞にノミネートされないかと期待していたほどだ。

日経新聞の夕刊には毎日いろんな業界の著名人が輪番で書くエッセイのコーナーがあって、これが結構面白く暇なときは遡って読んだりしている。担当は半年に1回入れ替わるのだが、先週から服部文祥が執筆陣に加わった。かつてはキワモノ作家という位置付けだっただけに、ずっと読んできた自分も感慨ひとしおである。

これから毎週、彼の新しい文章が読めるかと思うと、ワクワクしているところである。



と、ここまでネット検索なしで書いた。まさに無補給という感じ。全部自分の言葉って感じがしていい。あやたさんにも珍しくほめてもらえたので、当分これでいくことにする。このスタイルで何を狙っているかについてはまた今度。
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オレの実家の近所、高校の学区内とか昔の彼女の家付近とかが水没してるらしい。そう、あの香椎由宇似の彼女だ。故郷の1日も早い復興を祈って、yahoo経由で寄付しておいた。

おう。
Brother Kimです。

いや、Kimだ。
不良がですます調でどうする。
今週は豪雨で全国がえらいことになってるので、
自粛して違う形式でお送りするぜ。
テーマ曲も無しだ。

おかげさまで座右の銘Tシャツの送付が完了した。
今回は全部で274枚、140人に発送した。

7回目にもなると作業も効率的だ。
第1回目に泣きながら箱詰めしていたのが嘘のようだ。
いや、嘘だが。
たぶん延べ時間は4時間くらいじゃないか。

ちっ。
オレも薄暗い和室で内職みたいなマネ、ヤキが回ったぜ。
それよりも老眼で細かい字が見えやしねえ。



お陰でこの土日はたっぷり時間があったのに、
股関節が痛くてどこにも行けやしねえ。
朝飯のあとに散歩に行こうと思ったら、
コースケが付いてくるって言いやがる。


泣けるぜ。



クソ暑くなってきていたが、
三番瀬の海岸沿いを散歩することにした。
コースケは今はやりのブレボだ。

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オレの方は股間を気にしながらゆっくり歩く。


ああ、股関節だったな。
放送作家がいないと誰も突っ込んでくれねえ。
リズムが作れねえぜ。

ところがこれが関節がまた引っかかったりする。
おいおい、マジかよ。
せっかくストレッチポールとか買ったのに、
これじゃあ効果が疑われるじゃないか。

ところがこれが普通に股関節を伸ばすストレッチやったら、
いとも簡単に治りやがった。
この日歩いたのはたった3kmだが、
明日くらいから疲労抜きジョグを再開させるか。
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それにしても今読んでいるこの本。
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これ、いいわあ。
なんかブラザーっぽくないセリフだけど。
しみる。鉄道ってこういうのが楽しかったんだなあ。



てことで来週から通常モードに戻れそうだ。
西日本のみなさんもお大事に。
もしかするとTシャツはまだ届かないかもしれないが。
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PC版右フレームに座右の銘Tシャツの経緯リンク貼ったので、
そっちもよろしく。

金曜日はいつものようにコースケと一緒に寝る日。22時過ぎには床に就く。これが結構忙しい。

金曜日に宴会とか入ってるときは、帰ってきたらそのまま寝る勢い。そうでなくても20時に帰ってきて、食事して風呂入ってブログ書いたらもうだいたい22時だ。昨日もそんな感じだった。久々にちょっと堅めのブログを書いてから床に就く。

最近はだいぶ減ってきたが、一緒に寝るようになったのが2年くらい前で、その当初はコースケは夜中にいきなりむくりと起き上がり、そこから倒れ込む。12時方向に頭を向けて寝ていたとしたら、倒れ込むのはだいたい5時方向か7時方向。まるでシーワールドのシャチだ。つまり意図してやっている。

某氏のブログにも、ご子息が夜中に方向転換をする旨が書かれていて、ああいずこも同じと嘆息。

そしてなぜか4時に目が覚める。魂が呼んだのか、今日はベルギー・ブラジル戦。後半がちょうど始まったところでベルギーが2点先行。それにしてもこのチームから2点取ったのか。日本戦の時は日本ばかり見ていたので気付かなかったが、ベルギーの背番号10の選手がすごかった。

でも日本もブラジルと比べてもいい試合をしたと思う。突破力もボール保持力もかなりいい線いっていた。足りないのは向こうがラッシュしてきているときにうまくいなすメリハリみたいなものではないだろうか。フィジカル面の差はあっても限度がある。



優勝しそうな勢いのベルギーを祝ってしばしネットを眺めて、股関節の様子をみたらなんだか走れそうな気がしたので午前6時から走りに出る。しかし家を出た途端に股関節がギクっとくる。でもギクってきたのは1回だけだったので、そのままだましだまし走り始める。

ペースは一旦キロ6まで上がるが、これはやはり関節に負担が大きそうなので、キロ7くらいまで下げる。そして500mごとに立ち止まってストレッチを入れる。2㎞くらい行ったところで患部が熱を持ってきたような気がするのでスローダウン。そのままウォーキングに切り替える。

結局3キロ半ほど走ったり歩いたりして終了。まだ内転筋の張りが抜け切れていない。どうせまだ暑いしゆっくりやろう。なにせ一時は歩けなかったんだし。

家に戻って朝食後、座右の銘Tシャツの残りをパッキング。全体の4分の1くらい。一度に200件近いの送り先に間違いなく送れるよう、ロジ面では色々工夫している。

簡単に書いているが、①業者から送られてきたTシャツの山を送付先ごとに仕分ける、②送付用の封筒・梱包資材に宛先を貼る、③梱包資材に仕分けたTシャツを入れる、という3段階があって、従来は最初に①をやって、それを詰めるときに③宛先を同時に貼っていた。

説明すると長くなるので割愛するが、今回は①をやって②をやってから、宛先が貼られた封筒・梱包資材にTシャツを詰めるという手順にしたので、時間はちょっと余分にかかったが間違えるリスク、宛先ラベルと中身が違うリスクが格段に減った。つまり作業のストレスも激減した。ストレスがないと、一気にやってしまおうというプレッシャーもなくなり小分けにして作業ができたので、いつになく楽だった。

そしてそのまま郵便局へ持ち込み。いつになく郵便局の駐車場も空いていて、あっけなく終わる。これまで7回注文を受けているが、多分今回が一番楽だった。次回の受付に向けて自信になった(笑)



家に戻ってツイッターを見ていると、某氏から昨日上げたブログに重大なミスがあったとの指摘。阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件は1997年ではなく1995年だという。た、たしかに。つまり昨日のタイトルも「21年」ではなく「23年」だったということだ。

実はこの間違いはこれまで何度もやっていて、というのは1995年は平成7年なので、ついつい97年と混同してしまうのだ。昨日書いた「早朝会議」は自分が大阪から東京に赴任した94年4月に始まって、次の部署に異動する97年2月まで続いたので、もしサリン事件が97年3月だったら会議はなかったはず。落ち着いて考えれば避けられるミスだった。

昨日書いたように、できるだけネット検索で検証しないで、覚えているままをブログには書いていこうと思っているが、自分で思い出せる材料があるものについて間違えたら言い訳はできない。もうちょっと注意して書こうと思う。



昼飯は自宅で素麺。作る方の労力と食べる方の満足度が見事に釣り合った一品。我が家ではつけ汁に揚げ玉を入れたりしてカロリーを補っている。これがまたうまい。ちなみにツユに入れているのは、摺りごま、揚げ玉、ネギ、海苔、ワサビ。麺を食べ終わってツユがまだ残っていたら、水で割って全部飲み干す(笑)

昨日から続いている各地での豪雨。1600mmとかいう数字を聞いて、これはちょっと尋常じゃないと思う。小学校の頃に世界でもっとも雨が降った記録として聞いたのが、インドネシアかどこかで人の身長くらい降った記録だった。日本では100㎜降ったら大雨だ。よく見る道路の降雨時の通行止めも150㎜くらいに閾値が設定されているはず。だから500㎜とか1000㎜とか、すでに常軌を逸している。

このくらいの分量になってくると、崖が崩れるとかよりも排水が追い付かないことによる被害が生じる。岡山の状況は川の氾濫もあるだろうが平地の排水が追い付いてないようにも見えた。首都圏でも神田川流域では数年に一回こういうことがある。しばらくは用心が必要だろう。

といいながら走りにも行けないので、寝室にノートパソコンを持ち込んで「ゴッドファーザーパート3」を見る。ブリジットフォンダがチョイ役なのに笑った。それからブラックレインですぐに殺されるマイケルダグラスの相棒役のアンディガルシア。存在感はあるんだが、微妙に顔の造作が・・・

これはさすがにネットで検索したのだが、このパート3で描かれている世界は、80年代のイタリアの事情をかなりストレートに描写しているらしい。ヨハネパウロ1世教皇の暗殺とか。自身もイタリア系であるコッポラ監督としては、イタリア事情をしっかり描きたかったんだろうか。

この映画、初めて見たわけではないのに、パソコンで見ると妙に心に残る。DVDをテレビで見るよりも断然。Amazonプライム、いいです。



そのあと、飛行機事故のドキュメンタリーをコースケと一緒に見ているうちについウトウト。さすがに4時起きで限界が来たか。そのまま5時過ぎまでうつらうつらする。そして6時前に駅前で外食すべく家を出る。

今日はゴッドファーザーを見たので当然イタリアンだ。でも行先はポポラマーマ。ここでアラビアータとグラタンと白ワイン。これで多分1400円くらい。イタリア料理に関しては舌が肥えていないのか、なんかこれで十分じゃんって感じ。
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一人食べ終わると後は読書(笑)
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この本はなかなかよくて、内田百閒の安房列車とかが出てくる。やっぱり鉄男としてはこういうあたりをきちんと押さえたい。そうしてオレの土曜日は終わっていくのであった。

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