10月は久々に20冊近い冊数を読んだ。
印象に残ったのは最後に読んだ角幡唯介の「漂流」。
自分でアクションを取らなくても相当に面白いノンフィクションが書けることを証明した。
ていうか、その取材力で十分やっていけると思った。
2016年10月の読書メーター 読んだ本の数:19冊 読んだページ数:7138ページ ナイス数:81ナイス
日常を探検に変える――ナチュラル・エクスプローラーのすすめの感想 イギリスアウトドアの博物誌とでもいおうか。いや、ブラタモリかも。現地を知らないとなかなか入り込めないです。千葉版があれば買うけど。☆☆。 読了日:10月4日 著者:トリスタングーリー
スノーマン 上 (集英社文庫)の感想 ハリー・ホーレシリーズ。過去のシリーズで亡くなった人たちの名前が出てくるのだが、北欧名なので当然覚えておらず。そういえば第1作はオーストラリアが舞台だったな・・・・ ☆☆☆。 読了日:10月4日 著者:ジョーネスボ
スノーマン 下 (集英社文庫)の感想 しっかり作りこまれたストーリーが次々と明かされていくさまは壮観。そしてハリーは相変わらず骨太でダーティ。まさにノルウェーのダーティハリー。次も読もう。そう言えば「多すぎる失踪人」の捜査はどうなったんだっけ。☆☆☆。 読了日:10月4日 著者:ジョーネスボ
暗殺者の反撃〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)の感想 久々の新作。四面楚歌のグレイマン。そして相変わらず熱い男。下巻へ。☆☆☆☆。 読了日:10月6日 著者:マーク・グリーニー
暗殺者の反撃〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)の感想 いやはや。長らくの業から開放されたね。お見事なクライマックス。敵を一人も殺さないのはちょっと無理があるきがするが。それにスーザン!こいつ犯罪者でしょ!信用できない。☆☆☆☆。 読了日:10月6日 著者:マーク・グリーニー
最高機密エージェント: CIAモスクワ諜報戦の感想 ソ連の技術者がアメリカスパイになった話。経緯や手口もさることながら、最終的にソ連のデータリンクに米国がリアルタイムでアクセスできたというその成果にびっくり。☆☆☆。 読了日:10月9日 著者:デイヴィッド・E.ホフマン
文藝春秋 2016年 09 月号 [雑誌]の感想 「コンビニ人間」が読みたくてkindleで購入したのだが、なんだこれは。クラスの友達を黙らせるためにスコップを振り回す小学生なんて完全にサイコパスじゃないか。もうほとんど地球に潜伏して適応しようとする異星人の笑い話にしか見えない。本当にこんな人いるのか。☆。 読了日:10月11日 著者:
61時間(上) (講談社文庫)の感想 ジャックリーチャーシリーズ最新刊。いつもよりも静かに物語が進んでいく。雪の中に閉じ込められた町。少しずつ減っていく残り時間。下巻へ続く。☆☆☆。 読了日:10月11日 著者:リー・チャイルド
61時間(下) (講談社文庫)の感想 気がついたら完全に追い込まれていたジャックリーチャー。なぜか情景的にバックトゥザフューチャーのショッピングセンター駐車場の惨劇を思い出した。寒さってこんなにハザードになるとは思いもよらなかった。☆☆☆。 読了日:10月11日 著者:リー・チャイルド
自壊する帝国 (新潮文庫)の感想 7年ぶりに再読。エスピオナージのノンフィクションとして一級の作品、いまだに色褪せず。バルト三国がソ連から独立しようとした際の緊迫感がすごい。現地入りして情報収集した人ならでは。本当に多作な人なので次にどれを読むか悩む。☆☆☆☆。 読了日:10月12日 著者:佐藤優
辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 (文春文庫)の感想 素材としての元ネタは本当に面白そうなのに、TV業界の人が書くとなんでこんなに読みにくくなるのか。TV番組編集のノリで構成するからなんだろうなあ。台無し。☆。 読了日:10月14日 著者:佐々木健一
1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記の感想 たけし、さんま、タモリ、とんねるず、ダウンタウン・・・・ あまりになじみのある面々の話で入り込んでしまった。やっぱりテレビの演出は瞬発力がないとダメだな。もうテレビ局は公営、右寄り、左寄り、テレ東の4つでいいんでは。☆☆☆。 読了日:10月17日 著者:戸部田誠(てれびのスキマ)
三秒間の死角 上 (角川文庫)の感想 新刊が出たので著者の傑作を再読。この作品はトリックの秀逸さもさることながら、パウラが感じる緊張感の描写が素晴らしいんだよな。☆☆☆☆。 読了日:10月20日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム
三秒間の死角 下 (角川文庫)の感想 再読して思ったけど、狙撃手は当たってないことが分かっていたとしか思えない。狙撃したその日によく眠れたってのはそういう意味だったんでしょ。普通、命中するところまで確認するよね。観測手もいないし。ちょっと評価下がった。☆☆☆。 読了日:10月20日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム
重力波は歌う:アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たちの感想 重力波の性質とか検出方法とか何が読み取れるかよりも、重力波の実在を検証するためのプロジェクトの軌跡を追った本。ちょっと予想していた内容とは違ってた。☆☆。 読了日:10月21日 著者:ジャンナ・レヴィン
向田理髪店の感想 相変わらずうまいなあ奥田英朗は。物語が破たんしない安心感がある。昔の「町長選挙」よりも断然味わい深い。☆☆☆☆。 読了日:10月21日 著者:奥田英朗
旅人の表現術の感想 角幡唯介が書いた文庫本の解説や対談を集めた本。まじめに文章書く人なんだなあって印象。沢木耕太郎とのかみ合わないやりとりには、沢木が角幡の身体能力に対する嫉妬を感じた。沢木、意外とつまんない男。七帝柔道増田との対談がよかった!☆☆☆☆。 読了日:10月25日 著者:角幡唯介
リプリーをまねた少年 (河出文庫)の感想 罪を犯した少年フランク。リプリーはその中に自分を見たのか。あくまでも純粋にリプリーを慕うフランク。シリーズ中もっとも美しい、そしてリプリーに邪悪さが感じられない1作。他作品でリプリーが邪悪だからこそ輝く。☆☆☆。 読了日:10月25日 著者:パトリシアハイスミス
漂流の感想 宮古島漁民の漂流譚追跡から始まりいつのまにか海の民族物語に発展。途中時系列が混線するものの、最後始まったところに物語がきちっと収まって終わったのは見事。角幡は自分で冒険しないで書いたのはこれが初めてでは。取材力と構成力は抜群、読み応え充分。次作が楽しみ。思い切って☆☆☆☆☆。 読了日:10月31日 著者:角幡唯介
読書メーター
印象に残ったのは最後に読んだ角幡唯介の「漂流」。
自分でアクションを取らなくても相当に面白いノンフィクションが書けることを証明した。
ていうか、その取材力で十分やっていけると思った。
2016年10月の読書メーター 読んだ本の数:19冊 読んだページ数:7138ページ ナイス数:81ナイス
日常を探検に変える――ナチュラル・エクスプローラーのすすめの感想 イギリスアウトドアの博物誌とでもいおうか。いや、ブラタモリかも。現地を知らないとなかなか入り込めないです。千葉版があれば買うけど。☆☆。 読了日:10月4日 著者:トリスタングーリー
スノーマン 上 (集英社文庫)の感想 ハリー・ホーレシリーズ。過去のシリーズで亡くなった人たちの名前が出てくるのだが、北欧名なので当然覚えておらず。そういえば第1作はオーストラリアが舞台だったな・・・・ ☆☆☆。 読了日:10月4日 著者:ジョーネスボ
スノーマン 下 (集英社文庫)の感想 しっかり作りこまれたストーリーが次々と明かされていくさまは壮観。そしてハリーは相変わらず骨太でダーティ。まさにノルウェーのダーティハリー。次も読もう。そう言えば「多すぎる失踪人」の捜査はどうなったんだっけ。☆☆☆。 読了日:10月4日 著者:ジョーネスボ
暗殺者の反撃〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)の感想 久々の新作。四面楚歌のグレイマン。そして相変わらず熱い男。下巻へ。☆☆☆☆。 読了日:10月6日 著者:マーク・グリーニー
暗殺者の反撃〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)の感想 いやはや。長らくの業から開放されたね。お見事なクライマックス。敵を一人も殺さないのはちょっと無理があるきがするが。それにスーザン!こいつ犯罪者でしょ!信用できない。☆☆☆☆。 読了日:10月6日 著者:マーク・グリーニー
最高機密エージェント: CIAモスクワ諜報戦の感想 ソ連の技術者がアメリカスパイになった話。経緯や手口もさることながら、最終的にソ連のデータリンクに米国がリアルタイムでアクセスできたというその成果にびっくり。☆☆☆。 読了日:10月9日 著者:デイヴィッド・E.ホフマン
文藝春秋 2016年 09 月号 [雑誌]の感想 「コンビニ人間」が読みたくてkindleで購入したのだが、なんだこれは。クラスの友達を黙らせるためにスコップを振り回す小学生なんて完全にサイコパスじゃないか。もうほとんど地球に潜伏して適応しようとする異星人の笑い話にしか見えない。本当にこんな人いるのか。☆。 読了日:10月11日 著者:
61時間(上) (講談社文庫)の感想 ジャックリーチャーシリーズ最新刊。いつもよりも静かに物語が進んでいく。雪の中に閉じ込められた町。少しずつ減っていく残り時間。下巻へ続く。☆☆☆。 読了日:10月11日 著者:リー・チャイルド
61時間(下) (講談社文庫)の感想 気がついたら完全に追い込まれていたジャックリーチャー。なぜか情景的にバックトゥザフューチャーのショッピングセンター駐車場の惨劇を思い出した。寒さってこんなにハザードになるとは思いもよらなかった。☆☆☆。 読了日:10月11日 著者:リー・チャイルド
自壊する帝国 (新潮文庫)の感想 7年ぶりに再読。エスピオナージのノンフィクションとして一級の作品、いまだに色褪せず。バルト三国がソ連から独立しようとした際の緊迫感がすごい。現地入りして情報収集した人ならでは。本当に多作な人なので次にどれを読むか悩む。☆☆☆☆。 読了日:10月12日 著者:佐藤優
辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 (文春文庫)の感想 素材としての元ネタは本当に面白そうなのに、TV業界の人が書くとなんでこんなに読みにくくなるのか。TV番組編集のノリで構成するからなんだろうなあ。台無し。☆。 読了日:10月14日 著者:佐々木健一
1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記の感想 たけし、さんま、タモリ、とんねるず、ダウンタウン・・・・ あまりになじみのある面々の話で入り込んでしまった。やっぱりテレビの演出は瞬発力がないとダメだな。もうテレビ局は公営、右寄り、左寄り、テレ東の4つでいいんでは。☆☆☆。 読了日:10月17日 著者:戸部田誠(てれびのスキマ)
三秒間の死角 上 (角川文庫)の感想 新刊が出たので著者の傑作を再読。この作品はトリックの秀逸さもさることながら、パウラが感じる緊張感の描写が素晴らしいんだよな。☆☆☆☆。 読了日:10月20日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム
三秒間の死角 下 (角川文庫)の感想 再読して思ったけど、狙撃手は当たってないことが分かっていたとしか思えない。狙撃したその日によく眠れたってのはそういう意味だったんでしょ。普通、命中するところまで確認するよね。観測手もいないし。ちょっと評価下がった。☆☆☆。 読了日:10月20日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム
重力波は歌う:アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たちの感想 重力波の性質とか検出方法とか何が読み取れるかよりも、重力波の実在を検証するためのプロジェクトの軌跡を追った本。ちょっと予想していた内容とは違ってた。☆☆。 読了日:10月21日 著者:ジャンナ・レヴィン
向田理髪店の感想 相変わらずうまいなあ奥田英朗は。物語が破たんしない安心感がある。昔の「町長選挙」よりも断然味わい深い。☆☆☆☆。 読了日:10月21日 著者:奥田英朗
旅人の表現術の感想 角幡唯介が書いた文庫本の解説や対談を集めた本。まじめに文章書く人なんだなあって印象。沢木耕太郎とのかみ合わないやりとりには、沢木が角幡の身体能力に対する嫉妬を感じた。沢木、意外とつまんない男。七帝柔道増田との対談がよかった!☆☆☆☆。 読了日:10月25日 著者:角幡唯介
リプリーをまねた少年 (河出文庫)の感想 罪を犯した少年フランク。リプリーはその中に自分を見たのか。あくまでも純粋にリプリーを慕うフランク。シリーズ中もっとも美しい、そしてリプリーに邪悪さが感じられない1作。他作品でリプリーが邪悪だからこそ輝く。☆☆☆。 読了日:10月25日 著者:パトリシアハイスミス
漂流の感想 宮古島漁民の漂流譚追跡から始まりいつのまにか海の民族物語に発展。途中時系列が混線するものの、最後始まったところに物語がきちっと収まって終わったのは見事。角幡は自分で冒険しないで書いたのはこれが初めてでは。取材力と構成力は抜群、読み応え充分。次作が楽しみ。思い切って☆☆☆☆☆。 読了日:10月31日 著者:角幡唯介
読書メーター
コメント
コメント一覧 (3)
広島のおじさん新米ジョガーです。ロムだけは、以前からさせていただいてました。
質問があります。
どうして毎月300キロ走って、本を20冊も読めるのかということです。
睡眠時間を削られているのでしょうか。不思議です。
どうか、教えてください。ww
本のレビューは、参考にさせていただいています。ありがとうございます。
いつもありがとうございます。
時間配分については時々聞かれるんですが、とくに何かを犠牲にしている気はないです。
やっぱり優先順位付けなんですかねえ。1番はもちろん家族ですが、その次がラン、その次が読書です。それ以外のことは基本後回しにしてます。飲み会とかテレビとか。
でも自分の好きなことからできてるので、苦にならないですよ。
毎日楽しく過ごしてます!
はい、ツイッターのたっちゃんです。
やはり、だらだら意味のない時間を過ごしちゃダメですよね。
わたしも残り少なくなった時間を大切に、精進していこうと思います。
ブログ楽しみにしています。サブスリー頑張ってくださいね。