年が明けたし昨年のベスト8冊も書いたので今さらではあるが、
12月のまとめを恒例により掲載しておく。

本当は12月で一番衝撃だったのは「ブロックチェーン」。
新聞で目にすることが最近多いのでちょっと勉強のつもりで読んだ。
これは生活そのものを激変させるIoTの中核技術。
いやー。ビビりました。

そして12月には読書メーターへの記載を始めて以来2000冊到達。
これからも読もう。まだまだ読みたい本はいっぱいある。


2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:7241ページ
ナイス数:208ナイス

【バーゲンブック】 ケストナーのほらふき男爵【バーゲンブック】 ケストナーのほらふき男爵感想
ほら男爵久しぶりに読みたくなって借りたら、ドンキホーテ、ガリバー、長靴をはいた猫などほかにも色々。シンプルなストーリーなのに面白いのは古典だからか。単行本は挿絵がいっぱいらしいので、買うか。☆☆☆☆☆。
読了日:12月5日 著者:エーリヒ・ケストナー
30キロ過ぎで一番速く走るマラソン  サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)感想
「ポイント練習は週に3回」「そのうち1回は5kTTを2~4本」って、どんだけSキャラなんすか、カントク・・・ 距離よりも質なんですね。☆☆☆。
読了日:12月5日 著者:小出義雄
その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1912)その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1912)感想
これは北方謙三「弔鐘はるかなり」だ。聾唖の元売春婦と識字障害の殺し屋の恋っていう設定が、純愛ドラマを演出する。クリスマスの夜に奇跡は起こるか。☆☆☆。
読了日:12月6日 著者:ジョー・ネスボ
ミスター・メルセデス 上ミスター・メルセデス 上感想
退職した刑事と明敏な黒人少年がサイコパスの犯人に挑む。道具立て揃い過ぎ。坂を転げ落ちるように展開していくストーリーはさすがsティーブン・キング。下巻へ続く。☆☆☆☆。
読了日:12月6日 著者:スティーヴン・キング
ミスター・メルセデス 下ミスター・メルセデス 下感想
数々の犠牲を払いながらチームは犯人に迫る。しかしエンディングの示唆するものはなんだ!って思ってたら、本作は3部作の1作目だったらしい。早く言ってよ(笑) ☆☆☆☆。
読了日:12月6日 著者:スティーヴン・キング
ブロックチェーンの衝撃ブロックチェーンの衝撃感想
確かに「衝撃」だ。あらゆる商慣習、流通、資金決済などの金融を根底から覆す潜在力を持つ技術、ブロックチェーン。在庫とか運転資金とか全部要らなくなるかも。「限界費用ゼロ」社会に必須。☆☆☆☆☆。
読了日:12月8日 著者:ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)感想
これがあの有名な小説か。若者にありがちな疎外感や劣等感、自意識がみずみずしく描かれる。何も考えてない人なんていないんだけどねえ。☆☆☆。
読了日:12月10日 著者:朝井リョウ
橋を渡る橋を渡る感想
タイトルからして差別意識を扱った小説だろうと推測。いきなり知っている街の話が出てきて驚く。住んでる人ならすぐわかる。最近はこういう露悪的な小説が受けるのか。たまに読むだけで十分だな。結末も突飛だし疲れる。☆☆。
読了日:12月10日 著者:吉田修一
熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫)熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
実話がベースで犯人3兄弟のもう一人の弟が共著者という実にリアルな話。そういえば「三秒間の死角」の共著者も犯罪歴のある人。そのリアルさは手口の描写よりも心理状態の描写にある。実に骨太なクライムのベルになった。☆☆☆☆。
読了日:12月14日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ステファン・トゥンベリ
熊と踊れ(下)(ハヤカワ・ミステリ文庫)熊と踊れ(下)(ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
下巻に入り父と息子たちの確執がさらに明らかに。ちょっと描写が長すぎる気もするが、物語り全体が重厚になった。「三秒間の死角」続編があるんだ!☆☆☆☆。
読了日:12月14日 著者:アンデシュ・ルースルンド,ステファン・トゥンベリ
アメリカ大統領制の現在―権限の弱さをどう乗り越えるか (NHKブックス No.1241)アメリカ大統領制の現在―権限の弱さをどう乗り越えるか (NHKブックス No.1241)感想
テーマは面白そうなんだが、断片的な分析の羅列が続くので結構つらい。結局、政策が多様化し政党間でどっちにでも付ける状況になったこと、大統領が政党をコントロールできなくなったことで、政策を大統領が主導できなくなってきたって言うことでOK? ☆☆。
読了日:12月15日 著者:待鳥聡史
捨てられる銀行 (講談社現代新書)捨てられる銀行 (講談社現代新書)感想
リレーションシップバンキングへの移行って何度も来た道だが当局が変わらないと何も変わらないことにようやく気づいたか。ちょっとだけ希望が持てる話。☆☆☆。
読了日:12月15日 著者:橋本卓典
韓国「反日街道」をゆく: 自転車紀行1500キロ韓国「反日街道」をゆく: 自転車紀行1500キロ感想
この人、そもそも韓国のことをあまりよく思ってないのが透けて見えるのがすごい。今の韓国を、というべきか。昔の詩とかそもそもは好きみたいだ。その辺の複雑さが絡み合うのが面白い。☆☆☆。
読了日:12月19日 著者:前川仁之
映画秘宝COLLECTION 新世紀銃撃戦映画のすべて映画秘宝COLLECTION 新世紀銃撃戦映画のすべて感想
世の中にこんなコアな本があるとはねえ。ベレッタ92Fと92FSの区別とか(笑)こちとらMP5とUZIの区別も怪しいのに。確かに鉤十字付けたM48がいたら萎えるのと同じか。しかしバレットM82が結構登場している映画があるのにはびっくり。それに「極大射程」は観るべき映画だったのか!☆☆☆。
読了日:12月20日 著者:青井邦夫
「ファミリーラブストーリー」 (講談社文庫)「ファミリーラブストーリー」 (講談社文庫)感想
面白い。面白いが離婚の理由が凡庸かなあ。そのせいでちょっとゆるい感じの話になった。あえて小説にする必要があったのか。テレビドラマの脚本という感じ。☆
読了日:12月20日 著者:樋口卓治
ヌメロ・ゼロヌメロ・ゼロ感想
エーコの遺作。中盤に登場する陰謀論が面白い。イタリアの現代史を縦に切っていく。エーコにしては読みやすく俗っぽい。「バウドリーノ」と同じ作者とは思えない。☆☆☆。
読了日:12月21日 著者:ウンベルト・エーコ
ネバー・ゴー・バック(上) (講談社文庫)ネバー・ゴー・バック(上) (講談社文庫)感想
ジャックリーチャーシリーズ最新刊。今度映画化もされますね。「61時間」で電話だけの登場だったターナー少佐(♀)の危機を救うべく、ジャックリーチャーが立ち上がる。派手なアクションは無いが緻密に追っ手を交わす様が読ませる。☆☆☆。
読了日:12月22日 著者:リー・チャイルド
ネバー・ゴー・バック(下) (講談社文庫)ネバー・ゴー・バック(下) (講談社文庫)感想
シリーズ最初のころはたぶん30代だったジャックも40代後半と思われる。それだけに自分の娘かもしれない少女に注ぐまなざしが柔らかいのが印象的。首謀者との対決がないけど面白い。ま、シリーズものですから。☆☆☆。
読了日:12月22日 著者:リー・チャイルド
スペードの3スペードの3感想
この人はとにかく人間の嫉妬心に光を当てるのが得意。でもみんなそんなにネガティブなわけでもないと思う。まあ救いがあるのが救いだけど。☆☆。
読了日:12月26日 著者:朝井リョウ
一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)感想
学生陸上競技のバイブルみたいな本。いいなあ、俺も陸上部に入っとけばよかった(笑) ☆☆☆。
読了日:12月26日 著者:佐藤多佳子
一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)感想
主人公の兄のエピソードは衝撃。ただこれ、せっかくの伏線なのに刈り取られず終わる。文章が、主人公がブログ書いてるみたいで読みやすい。こういう文体のブロガーがいるが、ここからパクってんのか(笑) ☆☆☆。
読了日:12月26日 著者:佐藤多佳子
一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)感想
記念すべき読書メーター2000冊目。 いいなあ、この高揚感。駅伝とはまた違うピュアさ。なんで主人公が人より速いのかのナゾはどこかで解いてほしかったが。これはスランプになった時に読むのがよい。☆☆☆。
読了日:12月26日 著者:佐藤多佳子
探検家、40歳の事情 (Sports graphic Number books)探検家、40歳の事情 (Sports graphic Number books)感想
北極圏食肉話と無賃乗車話が秀逸だが、無賃乗車ってこんなに堂々と書いていいんだっけ。峠恵子の話もちょくちょく出てくるようになった。封印は解いたのか(笑) ☆☆☆。
読了日:12月27日 著者:角幡唯介
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -感想
ようするに無駄な買い物をするなってことか。多少耳は痛いが本当にこれで耐えられる?スマホやPCは持ち続けて外部情報がバンバン入ってくるのに。精神論ではなく買い物指南の本だと思えば納得。でもそのロジックだとこの本も買わないね(笑)自分も私服は制服だと思って着ている。☆☆。
読了日:12月30日 著者:佐々木典士

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