ストックホルムにあるアパートの一室で、鞭打たれて意識を失った売春婦が発見された。リトアニアから連れてこられたという売春婦は、すぐに病院に搬送され、彼女を連れてきたポン引きも国に強制送還され、事件は簡単に片付いたかに見えた。だが、病院で目覚めた売春婦の予想外の行動が、単純だったはずの事件を、スウェーデンの闇をえぐる大事件へと発展させてゆく…。『制裁』に続く、北欧発の衝撃的クライムノベル。


ボックス21 (ランダムハウス講談社文庫 ル 1-2)ボックス21 (ランダムハウス講談社文庫 ル 1-2)
(2009/04/10)
アンデシュ ルースルンド、ベリエ ヘルストレム 他

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昨日の記事で凄く大切なことを書き忘れていたので修整。今回のエンデューロでは、他のチームは1時間半なのレースを3人交替で走っていた!! これに悶さんはなんと一人で対抗して入賞したわけで、もはや人間業ではない。昨日の記事もその旨追記します。



今日は今度は妻が発熱、インフルエンザの可能性ありということで午前中は会社を休んで家事にいそしんだ。こういう時は、ユニフレームのライスクッカーよりも電子炊飯器のほうがええなぁ~(^^;
しかし息子よ、俺の味噌汁が飲めんのか?(笑)



結局妻はインフルエンザだったのだが、ああ、このまま会社サボりてえ~(笑)
息子は涙目で完食(笑)



北欧での薬物犯罪の実態を赤裸々に描いた最新作「三秒間の死角」と同様、北欧の売春・人身売買をテーマにしたサスペンス。今回は主人公のグレーンス刑事がなぜ恋人を失ったのかの経緯も明らかになる。

とにかく犯罪の実態についての描写がリアルだ。リトアニアからスウェーデンに連れてこられる少女たちと、その手口。24時間監視付きの売春宿。そして警察内部にまで及ぶ腐敗。元犯罪者が共著者だけのことはある。

「三秒間の…」ほどのスピード感はないが、読後の後味の悪さ、事件が解決しても犯罪は無くならない無力感など、作者の力量がうかがえる一作だ。☆☆☆☆。