さて、前回から随分と時間が経ってしまったのだが、独断と偏見に基づく「私の好きな映画」、第2位と1位です。






第2位





「パットン大戦車軍団」!!





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(2012/09/05)
ジョージ・C・スコット、カール・マルデン 他

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こりゃあもう、ジョージ・C・スコットですよ、お立会い。冒頭の演説のシーン。カッコよすぎてよだれが出そうになる。ピカピカに磨き上げた徽章、ブーツ、バックル、ヘルメット。への字に曲がった口元。自信満々のまなざし。戦争は狂気だ!といってはばからないその弁舌。傷病兵殴打事件などでD-dayでは蚊帳の外に甘んじたりもするが、決して組織に屈服している感じがしない。そして戦場での部下からの人望は抜群。自ら交通整理したり、寝ずに驀進したり。



それからこれまたこの頃のハリウッド映画の例に違わず、オープニングテーマのシーンも最高だ。キャスリーン峠の戦場で死体に群がるハゲ鷹。小学生のときにこのテーマを友達とよく教室で口ずさんでいたもんだ。どんな小学生なんだか(笑)パットン将軍については翻訳でいい伝記が無いのが残念。









そして栄えある第1位




「ライトスタッフ」!!




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(2011/02/02)
サム・シェパード、スコット・グレン 他

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はあー、もうチャック・イエーガー役のサム・シェパード最高! ピッカピカのNF104をバックに「リドレー、ガムをくれないか」のシーンが特に好きだ。大衆から喝采を浴びる宇宙飛行士のシーンと交互に現れるので、イエーガーの孤独さがまた際立つ。挑戦するだけの資質はあるが、学歴のせいで宇宙飛行士になれない悲哀。原作は宇宙飛行士の物語だったようだが、映画の主役はイエーガー。滅びざる魂を感じる。



エド・ハリス演じるジョン・グレンもよい。自信たっぷり、みんなのリーダー、ピンチには頼りになるやつ。後の「アポロ13」で管制官のリーダー役もはまっていた。彼を中心に、当時の宇宙飛行士がいかにリスクを取っていたかがよくわかる。後日アポロ1号の事故で亡くなったガス・グリソムが、マーキュリー計画でも貧乏クジを引いていたとは… 物語性も極めて高い作品だ。ジョンソン大統領も噂通り下品だし(笑)

とにかく出てくる男たちがかっこいい1本です。観るたびに勇気付けられますね♪



ベスト5以外にも面白いと思った映画はまたボチボチご紹介します。