さて、いよいよレース本番です。ちょっと長くなりますが、今日は一気に最後まで行きます。写真もほとんどありませんw

つくばねキャンプ場をスタートしたミドルの部、約200人の面々は「国民宿舎つくばね」の横を通って、砂利道の林道へと向かいます。下山してくるルートとの合流点までが約2.5km。この合流点を左に折れて、つつじヶ丘に向かうわけですが、ここが本格的なトレイルコースになっています。




小刻みにアップダウンを繰り返し、木の根や石や階段が連続するので、トレイルに慣れない自分はついゆっくり。後ろからは速い人たちがどんどん迫ってきて、一度などはモタモタしている間に、頭の上を跳び越えられた!!狭いコースを走ることも多いトレランなので、上級者は追い越しのテクニックもすごいですね。

大転倒を避けるためには、歩幅をできるだけ小さくして、かつ大胆に踏み込んでいけばいいのでしょうが、自分の場合はまず脚が小刻みに動かない(笑) なんというか、オンロードでも寝起きに走ると脚がもつれたりしますが、今回は終始そんな感じだった。つま先が木の根に軽く引っかかることは数え切れず、つまづいて手をついたことも何度も。ただ幸いなことに大転倒は無かった。

そういえば一度着地したときに、足首を完全に捻ってもろに体重を掛けてしまったことがあったのですが、なぜか平気でした。若干関節が渋い感じが残っているものの、捻挫にはならなかった。体が柔らかいせいなのか、とっさにその脚を抜重できたのがよかったか・・・

しかしこの20kmほどのコースを走っている間、何度も同じランナーに抜かれたり抜いたりを繰り返しました。これって得意な区間と不得手な区間が入り混じっているということですね。自分の場合は、単純な登りは岩場も含めてあまり抜かれることはありませんでしたが、トレイルの下りでは、それこそ女子にもバンバン抜かれました。そして登りでまた追いつくという繰り返し。1周目のつつじヶ丘から筑波山神社に向かう下りは本当にたくさん抜かれました。

そして登り。山頂が近づくにつれて、手も使わないと登れなくなってきます。でも1周目なのでまだまだ元気。そして1時間半ほどで山頂に到着。そこから裏側に向かって、気持ちのいいトレイルを下っていきます。しかし下りに入ったとたん、辺りは雪景色!しかも路面がところどころ凍っている!! 一箇所ツルツルになっている箇所があって、かなりの数のランナーが転倒してましたね。ま、どうしようもありませんが。

でもこの下り、全体の中ではかなり気持ちの良いコースです。しかも多分ふもとからのアクセスはあまりよくないので、断然空いてます。普段単純にトレイルを楽しみたいだけなら、このコースは結構お勧めですね。つつじヶ丘からの岩場よりは全然よい。多分子供でも登れます。

そして筑波高原キャンプ場に到着。ここからは未舗装の林道です。多少のアップダウンはありますが、こういう区間でオンロードランナーは稼がなければ!!そしてチェックポイントに到着したのがスタートしてから1時間50分でした。心配していた関門も余裕でクリア。2周目は1周目よりも短いので、なんとなく4時間以内のゴールが現実的になってきました。

今回の参加に当たって、携行したのはYURENIKUIに挿したRED BULL。でも給水は、このチェックポイントとつつじヶ丘、山頂の三箇所にあったので、20kmのレース中に7回給水があったことになります。しかもありがたいことにコーラをサービスしてくれました。もしかするとボトルはいらなかったかも。

そして2周目に突入。なんとなく林道の走り方も心得てきて、キロ6を切れるようになります。コースを走っているのも、ロングとミドルの部だけなのでコースも随分空いてきます。それにしても、この周回中数多くのハイカーの方々とすれ違ったり追い越したりしましたが、皆さん本当にランナーに優しい。嫌な顔一つせず道を譲ってくれるどころか、「頑張って!!」とか応援してくれる方も多数・・・ 

ハイカーとトレイルランナーのトラブルなどという話を良く聞きますが、少なくとも筑波山ではそのようなことは皆無。これは多分、普段ここを走っているトレイルランナーの皆さんのマナーがいいからでしょうね。本当にありがたいことです。つくばは、つくばマラソンもあるし、ツールドつくばもあるので、山を使って競技することに周囲の皆さんの理解が深いのかもしれません。あ、つくばマラソンは山には登りませんね。私はぐわぁTシャツ着ていたお陰で、ランナーやハイカーの人から何度か声かけてもらえました。「死ぬ気で走れ、ゴルア!」とか(笑) はいはい、死ぬ気で走ってますよ♪ 

しかし2周目は岩場でなぜかシューズが滑る場面が・・・ 霜柱が融けてウェットコンディションになったからかもしれませんが、ちょっとシューズの信頼性が下がったシーンでした。そして2周目も山を下ってチェックポイントからキャンプ場に向かって下山。この時点で3時間3分くらい。ロングの人はここを3時間で通過していくわけですね。



おっ。



これはもしかすると、頑張ればロングに出られるかもしれませんね。しかし今の実力だと、制限時間ギリギリに関門に駆け込む感じ。切羽詰って山道を下るのはちょっとな~。多分もう少しトレイルを走りこまないと無理ですね。特に下り。でも今以上に上手に下れそうな気がしないな。

チェックポイントを過ぎると後は砂利道を一気に下ります。ここでオンロードランナーの本領発揮(笑)今日一度も出なかった4分台がここで出ました。結構この最後の3km弱で10人以上抜いたでしょうか。自分で言うのもなんですが、「転倒上等」でガンガン走ったので、結構な爆走だったと思います。登りではあれほど足を捻りそうになった砂利道ですが、なぜか下りではまったく気にならず。思い切って走れば転ばないもんですね。4月に出場した「初めてのトレラン」では舗装路でも下りで置いていかれましたが、それ以降それなりに下りは意識して練習していたのがよかったのかもしれません。ちなみにラップはこちら。



最後の500mは舗装道路を下りますが、ここが斜度がきつい!! しかし最後なので歯を食いしばってゴールに向かいます。そしてキャンプ場内に入ってフィニッシュ地点が近づいて来ました。ここがゴール!! と思ったら、坂のさらに下のほうで係りの人が手招きしています。あれれ?! どうも一旦一番下まで下ってから、最後にぐっと登ってゴールだったみたい。嬉しそうにゴールのポーズを取る図(笑)




この最後の坂は、要するにさっききつかった下りを逆に登るので、もう走るのは無理。みんな歩いてます。最後にちょっとだけ申し訳程度にゴールスプリントしましたが、もう足動かず。先行するランナーにも逃げられスプリント不発(笑) でもゴール直後、やりきった満足感でいっぱいです!! 獲得標高は1,261m!



思えば今年後半は、アクアラインや大田原で不発レースが続いていたので、ここでようやく納得の行くレースができました。もう少し未舗装でもロード区間が長ければ、もうちょっとやれたのではないかと思います。2回めの登りも思った以上に脚が動いてくれました。上の方だと本当に四つん這いで登るので腕も筋肉痛ですけど。少なくともペース配分はうまくいったかと。


ということで、最後の下りでアドレナリンが出たのが、帰りの車の運転もまったく眠くならず、あげくには帰宅後5kmばかりJOGしちゃいました。調子に乗って、4月あたりにまた気持ちのいいトレランがないかと現在探しております。石岡トレランが4月終わりにあるようなので、申し込んで見ますかね。


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