明日は天気が好転しましたね。
じゃ、結構ということで♪





前回はこちら

ダッシュするときに前にある脚で体を運ぼうとしたらお尻を故障した話をした。
故障を避けるためには、体の中の大きな筋肉を使うとともに、その筋肉が一番喜ぶ使い方をしてやる必要がある。この4月以降は、短距離を走りながらそんなことを考えていた。

3.一番大きい筋肉を使う
やっぱり一番大きな筋肉は、大臀筋と大腿四頭筋だと思う。ハムストリングスについては後述。
この二つの筋肉が、一番力を効率的に出しやすい脚の使い方を考えるべきだと思う。

4月以降のスプリント練習で、足と重心がどういう位置関係になったときが一番効果的にスピードが出るのか、色々変えて試してみた。そうするとやっぱり重心の真上に踏み付けると、一番スピードに乗りやすい。
いろいろ脚を触りながら走ってみると、やはりポイントは大臀筋と大腿四頭筋。
ハムストリングスは使ったり使わなかったり。

昨日は絵を褒められたので、もっと分かりやすくするために、今日はモデルさんに登場してもらう。
と言っても脚だけだか(笑
普通に立っている図がこれだとすると、
DSC_3119.jpg
なんや、すね毛剃れよ、というのは置いといてw

重心に向かってしっかり踏みつけられると自分で思うのは次の写真。
普通に立っている姿勢よりは前掲している。
普通の立ち姿勢から少し骨盤を前に押し出す感じで、
重心を前に出すと、大臀筋がキュっとなると思う。
DSC_3120(1).jpg
ポイントになる個所を黄色で囲んだ。
一番上。前傾しつつ、膝から下はいつでも地面を蹴れるよう、ハムストリングスに軽く力が入っている。
そして膝。多少の衝撃は吸収できるように、微妙に曲がっている。
そして足。前傾した結果、体の重心は母指球の真上にある。
次の瞬間には地面を母指球で踏み付けて、その膝から下が後ろに跳ね上がれる状態。

この姿勢はぜひとも試していただきたい。
いかにも、大臀筋が喜びそうな角度だ。
踵に重心を置くとこうはならないので、
やっぱり人間って走るために生まれたんだと思う。

(注1)
念のため申し上げるが、この一連の写真はあくまでも
「走っているときに自分が持っているイメージ」
を写真に撮っただけであって、実際に外から見たとき、
この形になっているということではない。
しかし、いくら外から見た形を言われても、
それをそのまま人間は再現できるわけではないので、
「どう見えるか」ではなく「どういうつもりでやっているか」を示させてもらった。
(注2)
本当は膝が伸びているとハムストリングスには力が入りにくい状態。
しかし自分で走りながら確かめるとこのハムの力で結構推進力を得ている。
普段は膝を多少まげて走っていた人が、急に膝を伸ばして走るようになると、ハムストリングスに張りとかがでるかもしれない。
しかしこれは、走りこんでハムを鍛えるしかないように思う。あるいは、膝から下を使わないようにするか。
(注終わり)


さらに、ランニング中は自分の中では、このくらい前傾して着地しているイメージを持っている。一つ前の写真をさらに前傾させた感じ。
DSC_3122(2).jpg
これで斜め下に踏み付けると、このベクトル(赤い矢印)が着地衝撃を吸収する垂直方向の力と、前に進む水平方向の力に分解される。
ただこれはあくまでも自分の感覚であって、実際にはもっと垂直に立ってるし膝も曲がってると思う。

それに本当にこの写真みたいに前傾した状態で着地したら、前に勢いよく倒れるはず。
着地衝撃に比べると、キロ5程度で前に進むベクトルなんて微々たるものなのだ。

ここで上半身、特に背すじをしっかり保つことで、下からの突き上げが膝や大臀筋を経由し、上半身を通じて頭まで到達する。
すると、全身が地面からの力によって前に運ばれるとともに、姿勢が保たれた美しいフォームになる。

しかしレース後半に姿勢が崩れて腰が落ちてくると、踏み付ける力だけでなく、大腿四頭筋に常時力を入れていないと、立てなくなる。

するとさらに疲れる。こんな感じだ。
DSC_3121.jpg
いや、普段の元気な時でも、写真を撮ったらこのくらい腰が落ちてること請け合いなんだがw

こうやって膝も曲がり腰も曲がると、下からの力が途中で分散してしまい、頭まで伝わらなくなる。
すると折角踏み付けてもスピードは出ない。

なんで私が膝を伸ばすことや、尻に力を入れることにこだわっているか、これで多少なりともわかっていただければ幸いだ。
残るは、「4.実際にどういうフォームで走るのか」
次回にまたまた続く。

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