量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

2013年06月

いよいよ第100回ツールドフランスが始まった。我が家でも2週間前からJ-SPORTSの2週間無料キャンペーンに申し込むなど準備は万端。チームプレゼンテーションもしっかり見た。第1ラウンドも最初の山岳ポイントを過ぎ、まあ気が付いたらちょっと寝てしまって、のこり30km、11時半くらいから残りを生で見始めた。
するとゴール地点でオリカのチームバスがゴールゲートにつっかえ立ち往生するという前代未聞のアクシデント発生。身動きが取れなくなったバスに向かってプロトンはドンドン進んでいく。止むを得ず事務局はゴール地点を3km前倒しする決定をしたという情報が流れる中、それが選手に伝わったのかどうか、先頭集団が一斉にスピードアップ。残り8km!とその瞬間、画面に「このチャンネルは登録されていません」のメッセージが出て画面が暗転!

無料キャンペーンの終了とともに、俺のツール初日も終了しました。
確かに昼前にスカパーから電話かかってきて、「正式契約は明日からで、明日の夕方から見れますよ」って言ってたな…

Facebook友達の書き込みによれば、その直後に集団落車があったり、ゴール地点を間違えた選手が途中でレースをやめて一部選手だけでゴールスプリントをやったり、という動きがあったらしい。見たかった!

それはそうと、我が家ではにわかにキャンプブームが盛り上がっている。お金もないので今年の夏休みはチープにキャンプでもしようということなのだが、なんせビギナーなのでさっぱり勝手がわからない。探せば個人の親切なサイトもあったりするのだが、とりあえず専門店に行こうということで、自分が自転車で御茶ノ水のL-breathに偵察に行くことに。
久々に都心に向かって走ったのだが、意外と新大橋通りが快適だった。信号が少ない、車が少ない。でも結局御茶ノ水まで1時間15分かかった。ただ昨日の疲れはあるものの、大臀筋の手応えは健在で、お尻に体重を乗せて行くと気持ちよく30kphを超えて行く。この感じでしっかり距離を踏めば、着実に速くなるような気がする。
そうそう、L-breathではコールマンやスノーピークなどのカタログをどっさりもらいましたよ。さすがのAdventure Lite9でも、ちょっと肩に食い込みましたね。まあ妻が喜んで読んでいるのでいいんだが。

そんなわけで往復約40km走ったのちに、車で5分の妻の実家にクーラーボックスを取りに行く。盛り上がりついでに、来週末に近所のキャンプ場でお試しキャンプをするのだ。出来るだけ余計なものは買わずあるもので済まそうという計画。シュラフくらいは買いますが。しかも予約したキャンプサイトは電源付き。ホットプレートと電磁調理器でキャンプするのだ。まあ最初だからハードルを出来るだけ下げるってことで。キャンプ人口を増やそう!

イヤイヤ、関係ない話ですいません。で、家に一旦帰ってから、ハイドレーションの準備をしてAdventure Lite9のテスト兼図書館への本返却ランへ。予定は6kmだったが、なんか調子がいいので、予定を変更して10kmコースへ。キロ5:30〜5:45くらいのピッチで刻む。本はさすがに重かったが、本を返してからは本当に軽い。これなら山岳ラン25kmでも大丈夫そうだ。

家に帰ってから気がついたのだが、今日は自転車40km、ラン10km。これでスイム1.5kmをこなせば…
まあ、今はまだ考えるのはやめとこう。

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19世紀、中国がひた隠しにしてきた茶の製法とタネを入手するため、凄腕プラントハンターが中国奥地に潜入した!
阿片戦争直後の激動の時代を背景に、ミステリアスな紅茶の歴史を描いた、面白さ抜群の歴史ノンフィクション。
紅茶スパイ: 英国人プラントハンター中国をゆく紅茶スパイ: 英国人プラントハンター中国をゆく
(2011/12/21)
サラ ローズ

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原題は「For All the Tea in China」。せめて「紅茶ハンターくらいにできなかったか。確かに産業スパイ的な要素はあるが、むしろ紅茶をめぐる冒険といった趣なのだが。

内容だが、フォーチュンという縁起の良い名前のプラントハンターが、紅茶を中国から持ち出してインドで栽培するために奔走する。19世紀中頃、緑茶、紅茶の種苗や製法は中国の機密事項で、その価格のために銀が流出することを懸念した英国が阿片戦争をしかけたという説もあるほど。安い茶の確保は英国の国益に直結する問題だったのだ。フォーチュンの活躍の結果、英国では安く紅茶が庶民に行き渡るようになると、一旦湯を沸騰させてから淹れるというその飲み方ゆえに、庶民の衛生状態も大幅に改善したらしい。

しかし本編では、この主人公の冒険譚というよりは、中国という異文化、あるいは関係する人たちとの意思疎通に苦労したお話が続く。驚いたのは、こういった種苗を遠距離輸送する場合、ガラス箱に土に植えた植物を封入すると、その中で循環が起こるため、水遣りも空気の入れ替えも不要で長持ちするらしい。この技術があって初めて紅茶の持ち出しが成功したわけだ。☆☆☆。

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金曜日の夜なので、普段なら家に帰ってからジョギングに行くところだが、今日はちょっと趣向を変えて帰宅ランにチャレンジ。



地図上では15km強だが、永代橋を越えるまでは本当に人が多い。深川付近も歩道が狭く走りにくい感じ。葛西橋を越えて江戸川区に入ると、風も涼しくなり歩道も広く走りやすくなる。それにしても信号多すぎ。着替えを入れたリュックも重すぎ。家に帰ったら重さ測ろう。(実は3kg弱だった)そして脚にかなりダメージが来ている。こんなんで明日の自転車は大丈夫か?でも帰宅して体重量ったら2kg落ちていた。結局心拍がLT値以下を維持できたということか。
と思っていたら、先日ポチっていたドイターAdventure Lite9が到着。



来週はこれで走ろう。というか、本当は最近自転車で行っている市原方面の山道ランニング用に買ったのだが。先週仕事の帰りに日比谷の某自転車店で下見したのだが、価格的にはRace Xの方が安いのだが、自転車専用のようで、ショルダーストラップ全体がメッシュになっていた。自分はランニング兼用で考えていたのでストラップにパッドが入ったこちらを選択。左肩の部分にメッシュのポケットがあり、スマホには小さいがEdge800には丁度よさそう。


今朝(土曜日)は色々考えた末、新しいポジションの効果を測りに江戸川CRに行くことにする。5kmのラップをチェックしつつ走ったのだが、ついに100km4時間切り。一ヶ月前にチャレンジした時は4時間3分だったが、今回は3時間45分。まあ補給休憩中にサイコンを止めるという対応をとったことも大きいが・・・。しかし昨晩のダメージからか、80km時点で完全に脚が動かなくなり10分ほど大の字で休憩。そしたらスッキリ! 
先週ポジションを調整してもらってから、大臀筋とハムストリングスがよく使えている感じがする。お尻で太腿を引き下げる感じ。脚そのものに頼るよりもずっと力が長続きする。途中31.1kphというラップもあり、なかなかに満足。



それにしても補給を何とかしなければならない。ガーミンを信用するならば、1時間に400kcal消費しているわけで、朝食と途中の補給を入れても多分1000kcalくらいしか摂れていない。これでLT値以上で走れば力尽きるのは当たり前。水分も1リットルでは100kmにぜんぜん足りない。
今回はスタートから関宿で折り返して寅さん記念館まで水500cc、ポカリスエット500cc、あんパンだけでしのいだが、水は80kmで売り切れ。三郷を過ぎて堤防沿いにこんもりした森があったのでてっきり寅さん記念館だと思って、両手を上げてガッツポーズしようとまで思ったが、近づいてみたらただの森でガックリ。寅さん記念館はそこからさらに橋を二つ越えて(つまり河川敷に二回降りて)ようやく到着。

寅さん記念館はいつものようにローディたちが溜まっていて、お互いの自転車を自慢しあっている。パーツを交換したという話が多いようだ。みんな好きだなあ。

距離: 122.76 km
タイム: 4:45:53
平均スピード: 25.8 km/h
高度上昇値: 145 m
カロリー: 2,347 C
平均気温: 22.5 °C


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マラソン歴代記録の上位百傑でケニア、エチオピア以外の国の選手はわずか6人しかいない(2012年7月)。話題の「つま先着地」と共に、心肺機能・血液・アキレス腱など科学的に、その強さにアプローチしていく。


42.195kmの科学  マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」 (角川oneテーマ21)42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」 (角川oneテーマ21)
(2013/02/09)
NHKスペシャル取材班

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たまたまマラソン関係の本が続いているが、本書はエチオピアのゲブレシラシエ、ケニアのマカウにスポットを当て、なぜ東アフリカの選手がマラソン界を席巻しているのか、秘密に迫っている。

結論から言えば、生まれ育った環境と身体的特徴からくる高いランニングエコノミーとハングリー精神に尽きるようだ。だとすると、日本人にはなかなかチャンスがないことになるが、元ランナーの指導者たちのなかには未だに「日本の選手は練習量が足らない」と言っている人もいるようだ。

先日読んだ「毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる」によれば、月間1000kmを超える走り込みをしているのは日本人だけらしい。そうするとかの指導者は、練習の質のことを言っているのか?

埼玉県庁の川内選手が楽天の瀬古監督の誘いを断ったのは記憶に新しいが、指導者やマスコミはもっと内外の違いを科学的に明らかにして、日本全体の底上げを図るべきではないか。その観点では本書もやや中途半端。まあ目的が違うのかもしれないが。

また、日本の選手がマカウに比べて踵着地であるとかなり強調しているが、本当にそんなに違いがあるならサブ10自体が不可能にならないか。あくまでも傾向としての話だと言ってほしい。☆☆。


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孫正義氏と並ぶ「ベンチャー三銃士」のひとりとして実業界に大きな存在感を持つ、HIS創業者(現会長)・澤田秀雄氏。学生時代に海外でビジネスをスタート、、帰国後に始めたHISを日本一の旅行会社に育て上げた。そのほか、周囲の反対を押し切ってスタートさせた証券会社や航空会社すべてを軌道に乗せ、60才を過ぎた今も次の挑戦を探している、生来の「ビジネス冒険家」だ。
その彼が「最大レベルの難関」として取り組んだ、長崎・ハウステンボスの再建。しかし、開園以来18年間ずっと赤字が続き、誰もが立て直すことができなかったこの巨大な施設をたった一年で黒字転換(2011年)し、その見事な手腕は各界で話題になった。
そんな中にももちろんピンチは幾度も訪れ、その度に胸に刻んだことがある。「運は誰にでもある、それをどうコントロールするかだけの問題」「ダメだ、と思った瞬間からダメになる」「事業も人生をかけた冒険。チャレンジしなければ意味がない」ーー豊富なエピソードと共に、これからの日本を担うすべての人に贈る、「失敗を恐れず自分の力で人生の舵取りをしていく」ための提言。


運をつかむ技術: 18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密運をつかむ技術: 18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密
(2012/09/25)
澤田 秀雄

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「18年間赤字だったハウステンボスを1年で黒字に」という副題に惹かれて読んでみた。最初は「社員の負けぐせを絶ちきる」「目標はディズニーランド」「敢えての値上げ」といった、ノウハウっぽい内容があるのだが、途中から「異端を大事に」「気が大事」といった著者の経営哲学の講義に変わる。冒頭も著者の起業した思い出だったりするので、ハウステンボスについてかたっているのは全体の2割くらい。

その2割も、金融支援により無借金化したこと、中身は分からないがコスト削減したこと以外には余り具体的な内容はない。最悪なのは「時には人間、旅に出ることが必要」「ライブドア事件のときは、それ以前から3ヶ月海外旅行に行く予定が決まっていた」「迷ったが結果的には戻ってきたときには事態が沈静化していた」。
これが上場企業経営者の危機管理なんだろうか。

おなじ視点で。今月の日経新聞の「私の履歴書」はテンプスタッフ創業者の篠原欣子氏である。この会社はかつて登録している派遣社員の名簿が流出し、しかも派遣社員を容姿でランク付けしたことも明るみに出てしまったことで有名である。ここ数日の掲載内容では、90年代には後継者である水田氏に経営を任せていたかのような表現もあり(実際は水田氏が社長になったのは今年で、氏はまだ53歳。つまり当時は30代)、「これはトラブルの責任逃れの伏線だな」と思っていたら、今朝の内容がまさにそれだった。

また問題になった、派遣社員の容姿にランク付けしているといわれた点については「何万人もの派遣社員にそんなランク付けられない」としながら「あれは接客等のスキルのランク」と書いていたが、そのスキルを評価するのも容姿を評価するのも手間はそんなに変わらないのでは?と思ってしまった。

「私の履歴書」ではこういったスキャンダルについても正面から説明するかどうかで、その人の評価が大きく割れることになる。最近ではプロゴルファーの岡本綾子氏が協会の理事長就任をめぐる樋口久子との確執をどう書くのか注目されたが、岡本氏は自身が体調不良で自ら辞退した、とうまくかわした。少し物足りなかったが。

思い出されるのはプロ野球界でもドンと呼ばれる読売新聞の渡邉氏。球界のスキャンダルもさることながら、実は現役時代は情に厚い敏腕政治記者だったことが明かされ、それ以降明らかに氏に対する世間のバッシングは弱まった。

永らく人目につく地位にいれば、やむをえず非合理的な決断をしなければならないこともあるとは思うが、そういっためぐり合わせや対処も含めての社会的責任である。ひとたび責任ある地位に就いたならば、何かあったら責任を取って辞める覚悟を常に持っていてもらいたいものである。

久々の☆。


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