量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

2014年01月

最近読書メーターを使っている。これまでは「量で質を凌駕する」観点で読んだ本はすべてブログに記載していたが、さすがに種々雑多なものが多すぎるので、基本的な記録は読書メーターに任せようかと。
使い方がまだまだこなれてないのだが、一月ごとにブログ用にまとめる機能もあるので、ちょっとお試しである。

で、「感想」のリンクを押すと読書メーターのページに行くのだが、そこにまた当blogへのURLが貼ってあったりするので始末が悪い(笑) この方が一覧性もあって、☆の数も一目でわかるのでまあいいか。

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:8056ページ
ナイス数:0ナイス

eA式マラソン“新常識”トレーニングeA式マラソン“新常識”トレーニング感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-351.html ☆☆☆☆
読了日:12月30日 著者:鈴木彰
2005年のロケットボーイズ2005年のロケットボーイズ感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-353.html ☆
読了日:12月29日 著者:五十嵐貴久
絶倫の人: 小説H・G・ウェルズ絶倫の人: 小説H・G・ウェルズ感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-352.html ☆☆☆
読了日:12月28日 著者:デイヴィッドロッジ
「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-349.html ☆☆☆
読了日:12月27日 著者:ジェームズ・B・ウッド
マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマンマラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-348.html ☆☆☆
読了日:12月23日 著者:小野裕史
マークスの山(下) (講談社文庫)マークスの山(下) (講談社文庫)感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-347.html ☆☆
読了日:12月23日 著者:高村薫
マークスの山(上) (講談社文庫)マークスの山(上) (講談社文庫)感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-347.html ☆☆
読了日:12月23日 著者:高村薫
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-347.html ☆☆☆☆
読了日:12月23日 著者:高村薫
悪の法則悪の法則感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-346.html ☆☆☆
読了日:12月22日 著者:コーマックマッカーシー
インビクタス〜負けざる者たちインビクタス〜負けざる者たち感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-340.html ☆☆☆☆☆
読了日:12月20日 著者:ジョンカーリン
英国二重スパイ・システム - ノルマンディー上陸を支えた欺瞞作戦英国二重スパイ・システム - ノルマンディー上陸を支えた欺瞞作戦感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-343.html ☆☆☆
読了日:12月19日 著者:ベン・マッキンタイアー
別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-344.html ☆☆☆
読了日:12月19日 著者:宇都宮直子
ライス回顧録 ホワイトハウス 激動の2920日ライス回顧録 ホワイトハウス 激動の2920日感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-337.html ☆☆☆☆
読了日:12月15日 著者:コンドリーザ・ライス
11/22/63 下11/22/63 下感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-333.html ☆☆☆
読了日:12月13日 著者:スティーヴンキング
11/22/63 上11/22/63 上感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-333.html ☆☆☆
読了日:12月13日 著者:スティーヴンキング
第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-325.html ☆☆☆
読了日:12月9日 著者:ポール・ケネディ
深い疵 (創元推理文庫)深い疵 (創元推理文庫)感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-324.html ☆☆☆
読了日:12月5日 著者:ネレ・ノイハウス
こんな暮らしがしたかった―木村東吉ファミリーの湖畔の四季こんな暮らしがしたかった―木村東吉ファミリーの湖畔の四季感想
「森と湖・・・」が家を建てるまで、こちらは家を建ててからの川口湖畔の生活。☆☆☆。
読了日:12月3日 著者:木村東吉
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-321.html ☆☆☆☆☆
読了日:12月2日 著者:コーマック・マッカーシー
森と湖の生活―ボクが自然の中での暮らしを選んだ理由(わけ) (知恵の森文庫)森と湖の生活―ボクが自然の中での暮らしを選んだ理由(わけ) (知恵の森文庫)感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-322.html ☆☆☆
読了日:12月1日 著者:木村東吉
宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)感想
http://sevenseasofrhye.blog.fc2.com/blog-entry-320.html ☆☆☆☆☆
読了日:12月1日 著者:サイモンシン

読書メーター

実際に風防を作成する前に、6角形の寸法について検討してみる。今回はモックアップで作ったように、風防の上端を切り欠いてそこにコッフェルがはまり込むようにしたい。下の図で言うと、切り欠きの凸部は最大で青の菱型、最小で赤のひし形だ。青より大きいとコッフェルが中に落ち込んでしまうし、赤より小さいとコッフェルの底がはまり込まない。従って、風防の大きさはこの円に外接する6角形よりも小さく、内接する6角形よりも大きくならなければならない。

風防図面

小さい6角形の1辺は円の半径と同じだ。ちなみにコッフェルの底部の直径は11.2cm。半径は5.6cm。大きい6角形の1辺は、緑の垂線(円の半径)の高さの正三角形の1辺xと一致。すなわち、5.6^2+(x*1/2)^2=x^2となるのでx=6.46
つまり6.46~5.6の間で6角形の1辺を作れば、コッフェルがぴったり収まるはずだ。ちなみにモックアップの6角形の1辺は6cm。ところが実際には、コッフェルの底部はこのように丸みを帯びている。たぶんギリギリに小さく作らないと、この丸みのせいでコッフェルが五徳の上で不安定になると思われる。

一応デジタルノギスで測りましたよ♪



ところでこのコッフェル、一見蓋のほうが下の容器よりも大きい径に見えるのだが、実はごらんの通り。底の大きさは上下まったく同じ。



五徳の大きさもギリギリに作ってもどちらにもピッタリくる。これは狙って同じ大きさにしているのではないか。さすがはスノーピーク。ということで、底部の半径5.6cm+0.2cmで五徳を作ることにする。

40×30の0.3mm厚アルミ板にフェルトペンで線を引いて、鋏でジョキジョキ切っていく。かみ合わせる箇所の工作が意外と面倒で、きれいにできない。実は先日のリベット打ちの作業の際に、こんなものを調達。



金床である。これで角を出していく。といいながら、こんなベンダーも使う。金槌で直接たたくと結構傷が付くので、最終的には表面仕上げをなにか考えないといけない。



ということで小一時間作業して、完成です!
実は正六角形にすると、コッフェルの底の丸みが予想以上にあり、五徳に乗らないことが判明。仕方なく、モックアップと同じ変形六角形にする。そうすると、図で言うところの赤い菱形の間隔が空いてしまい、五徳にコッフェルがぴったりフィットしなくなる。うーん。とりあえずこれはこれだが、もう少し小さめに作る必要がありそうだわ。というか、何のためにモックアップを作ったり、直径を計算したりしたのか(笑)





この写真だと、繋ぎ目に歪みがあるのがよくわかる。繋ぎ目に切り込みを入れて固定するようにしたときに歪んだみたいだ。でも自分の技術からいえば、これが限界。もっとデザインをシンプルにして、ややこしい工作がいらない形を考えなければ。

でもばらしてみて、アルコールストーブと燃料100ccとが楽々コッフェルに収まることも確認。





ちなみに重さは?



五徳だけで40g! 目標大幅超過!!

ストーブ、コッフェルを合わせてもなんと…



302g!! 燃料を入れても400g強なので、目標を100g近く下回っている。

これから五徳には空気の穴を開けるので、もしかすると400gを切るかも♪ ただし開けすぎると風防の意味がなくなるのでテストしながら慎重に。

すきまにカトラリーとか、米1合くらいなら入りそう♪あとは、フィールドテストだ。でも日曜日の天気予報は雨なんだよな~。

今日はちょっと家族の話を。

我が息子コースケは3歳になったときから某スイミングスクールに通っている。ご存知の方もいるかもしれないが、このスクールは25段階の級を設定し「スイミングチャレンジ」という月に一回のテストを経て進級していく。ちなみに25級は「ジャンプ」、24級は「顔付け」、23級は「もぐる」、22級は「浮く」だ。

実はコースケは最初の「ジャンプ」はクリアしたが、「顔付け」がどうしてもクリアできなかった。要するに、水中で目を開けられないのだ。自分も記憶があるが、目が開けられないと水がひどく怖い。じゃあゴーグルしたらどうかというと、それも怖い。そもそも周りの子よりもかなり怖がりなのだが、そんなわけでかれこれ2年近くもの間、彼は24級に停滞していたのだ。

スクールの最中も、先生に少し強引に水の中に浸けられると、すぐに泣き出してプールサイドに上がってしまう。水の中で障害物を乗り越えるにしても怖がって、他の子供が後ろに並んでしまって大渋滞。そんな息子の様子をみて、妻と相談し一度本人に「スクールやめるか?」と聞いたことがあった。でもそのときは「コーちゃん慣れてないだけだから。そのうち慣れるから!」と言って、決してスクールに行くことだけはやめようとしなかった。いや、それは正確じゃないな。一度行くこと自体をむずがって泣いたこともあった。でも次の週にはケロリとしてまた通っていった。

ところが先々週、自分と一緒に風呂に入っていたときのこと。自分が外で身体を洗っていたら、湯船に入っていたコースケが突然「あ、見えたよ、自分の足」と言ったのだ。ん、何を言ってるんだ?と思ったのだが、どうやら風呂の中で目を開けたらしい。一瞬状況がつかめず「ふーん」という反応をしてしまい、コースケも淡々とした感じだった。しかし妻を風呂場に呼んでそのことを話すと突然大興奮。「えっ、コーちゃん、ついにやったじゃん!!!」

そうなのだ。2年越しでできなかったがあきらめていなかったことが、ついにできたのだ!!そこからはトントン拍子で、ゴーグルをつけてもぐっても当然平気だし、その週末に近所のプールに行って潜ってみたが、これも平気だった。何より毎日風呂に入るときに、嬉々として潜っている。最近では風呂に「1人ではいる」といい始め、1人で何をしているのかと思ったら、潜水の練習を1人でやっているのだ。

いやあコースケ、すごいよ君は。私は学びましたよ。回りがどう言おうが、あきらめずに続けていれば必ず結果が出るということを、4歳の君から。

そんなわけで今日はそれ以降で初めて、スクールに通い始めて24回目の「スイチャレ」だったのだが、無事に24級をクリア!! 2年ぶりに次の級に進むことができました。ここからも難関はいくつもあるだろうが、それは練習すればなんとかなるもの。今回のように心理的な壁があるものはない。

ようやく他の人と同じ土俵に上がったわけだが、まだ3歳だった君が自分の意思を示した「そのうち慣れるから!」という言葉、パパは一生忘れない。今週末はコースケもついに5歳の誕生日。進級とあわせてお祝いだ!!

おしまい。



フルマラソンの筋肉痛がまったくおさまらないのだが、週末には次回レースに向けてトレーニングを再開しようと考えている。疲労を抜く観点からも今週は自転車でゆっくりロングライドする予定なのだが、そのときにできればアウトドアで食事したいと考えている。で、先日作ったアルコールストーブは自転車のツーリングにも使えるのか??

早速重量を量ってみた。実は驚くほど軽い。



風防兼五徳とあわせてもご覧のとおり。五徳兼風防だけでも152g。




だってアルミニウム製だもの♪ ちなみに我が家のエースバーナー、US-TRAILオートは435g。燃料のアルコールを100cc持ったとしても半分の重量だ。これなら担いで自転車に乗るのにも気にならない。さらにコールマンのケトル150gを持って、ようやく同じ重量になる。バーナーのほうはさらにガスボンベ300g強が加わる。整理してみよう。

アルコールストーブ+五徳兼風防+ケトル+燃料=13+152+150+100=415
バーナー+ケトル+燃料=435+150+300=885

この差は大きい。しかし、しかーしである! ケトルを持って行って何をするのか? ケトルはケトルでしかないので、飲食をするには食器が必要なのだ。もちろんカップヌードルくらいなら食べられるが。そこで我が家ではついに新たな調理器具の購入に踏み切った。こちら。




禁断のスノーピーク・トレック900! 文字通り900ccの湯が沸かせる。蓋がフライパンにもなるし米も炊ける。多分ラーメンも作れる。この重量が265gだ。しかも値段は2千円前後ときわめてリーズナブル。(ちなみにチタン製もあって、そちらは175g。でも価格は倍w)。これにあわせたさらに軽量の風防兼五徳を製作することで、燃料込みで500gの世界を創造したい!! そうすればロングライドのお供にも、寂しいソロキャンプ(笑)にも、何より軽いので車以外でのお出かけに好適だ。で、作ってみた。
































紙かよ!?


いや、いつも行くホームセンターが休みだったので、やむなく段ボールでモックアップを作ってみたのだ(^^; 前作の風防は4角形だったが、なんだかマジンガーZの光子力研究所みたいででかかったので、今回は変形6角形にしてみた。




一応予定では、6角のうち鈍角になっている3っつの角の部分で3分割する組み立て式になるはずなので、トレック900にぴったり収まり、しかもアルコールストーブ本体と燃料も入ってしまう!!(はずだ!!)



これで重量は?
いや、モックアップですからね、あくまでも(笑) これで火を焚いたら間違いなく炎上(^^;
Amazonでアルミ板を調達したので、この型紙(?)にあわせて工作してみたい。
できてみないと確かなことは言えないが、多分重量は80g程度のはず。合計するとこんな感じになると思われる。

 アルコールストーブ+風防兼五徳+トレック900+燃料=13+80+265+100=458

目標達成だ!! いや、だから作ってから言おうよ・・・
でもこの近傍の数値にはなると思われるので、ここに仮にカップヌードルの重さが加わっても、バックパックで負担になる重さではない。自転車なら水は車体に搭載できるし。今週末は自転車でロングライドするので、これで昼ごはんを作ってみたいと思います!! ここでついに私の趣味のうちの二つ、自転車とキャンプが融合だ! 本物が完成したら後編を書きます。

さて、胸やけに苦しみながら33kmを通過したYoshi-T。30kmの通過時間が目標であるキロ5分ペースから3:36遅れの2時間33分36秒だった。ここからジリジリと目標に対しては遅れていき、35kmでは3時間1分強と6分以上の遅れになっていた。平坦とはいえ、まだ若干の上り下りが残っていてボディブローのように効いてくる。走りながらblogに色々目標とか書いたことが頭をかすめる。「3時間半は絶対切れるみたいに書いたよな・・・」「せめて3時間40分は切りたいな」こういう時の歯止めにするためにも、有限実行を心がけているのだが(笑)しかし身体は言うことを聞いてくれない。脚に乳酸が溜まりつつあるのがわかる。

遅れを10分以内にとどめるためには、残る7kmをキロ5分30以内でこなさないと無理だ。そう思ったとたんにペースが落ちる。脚が重い!! 往路にはなんとも思わなかった小さな起伏が山のように感じる。37kmのラップは平地最悪の5:52。残り5km強をほとんどキロ5分でこなさないと無理だ。頑張って残っているSAVASを飲む。この時点で3時間40分はあきらめたが、SAVASのお陰かペースは若干持ち直した。しかし苦しい走りが続く。おまけにここまでなんとも無かった左の脹脛靭帯が突然痛み出す。一旦立ち止まって屈伸運動をする。そしてまた走り出す。実は過去に5回ほど走ったフルマラソンでは明確に目標設定をして臨んだことがなかった。記録を意識しながら走るのがこんなにしんどいとは!! でも自分で決めたからこそやめられない。

ところが不思議なことに残り3キロの表示が出たところでなぜか時間は3時間23分。ん? 急にペースアップした? あるいは距離表示がおかしいのか。5分30ペースに戻すのはきついが、やるしかない!ここから般若のような形相で(想像)上半身をしっかり振って、使える筋肉は全部使って走り出す。40kmの表示は無いが、計測装置があったのでそれと知れる。そして残り2kmで経過時間は3時間29分。いつの間にか膝の痛みは消えている。41kmは5分20秒台まで戻す。ところが残り1kmの表示が出ない! そのまま走り続けるが、FINISH地点がわからない! ここで正直力尽きたが、多分ここで緩めると残り1kmに10分くらい掛かりそうだ。歯を食いしばってペースダウンを避ける。

下のラップを見ると、わずかだが40キロを過ぎてからの踏ん張りがお分かりいただけるかと思う。



競技場前の橋が見えてきた。もしやスタート地点がゴールか?と思ったが、競技場内に戻ってからがFINISHのようだ。そして競技場内に左折してゲートにゴール!! 手元のネットタイムは3時間41分7秒!! あー、かっこ悪い!!
ちなみにガーミンのGPSでの距離はこの時点で42.586km(笑 400mも長い。そんなことを考える暇もなく、目が回ってゴール地点の物陰に倒れこむ。マジで気持ち悪い! 係員のおじさんが優しく声を掛けてくれるが「大丈夫です」と言うのがやっと。そのまま数分間その場に横たわる。しかしこれではいかん! 何とか立ち上がってゴール後の給水に向かう。

ここでは水やら熱い麦茶やら常温の麦茶やらが配給される。熱い麦茶がありがたい。這うようにしながら完走賞の配布地点に向かう。ここで初めて公式タイムを確認。3時間41分10秒! あー、この瞬間に私の若潮マラソンチャレンジが終了だ。同時に次のレースへのチャレンジが始まる。その時、表彰式の呼び出しが掛かる。

「60歳から69歳の部、1位、××○子さん」

おっ、女性だ。

「時間、2時間59分××秒」

ウオー!! 会場がどよめく。60代でサブスリーとは!!
あるいは自分の記録への失笑(笑)



せっかくなので、会場でスマホのシャッターを押してくれる暇そうな人を探す。できれば若くてきれいな女性がいい。こういうときなら声を掛けても拒否られないはずだから(笑 しかし若くてきれいには若干隔たりのある人たちしかおらず、すごすごと荷物の場所まで戻る。でもそこにたまたまこの運動公園の職員の方がいたので写真を撮ってもらう。モザイクだけど結構いい顔(^^ そしてさっさと着替えてまたシャトルバスで館山駅に戻ることにする。帰りのバスはほとんど待たずに乗れた。駅には14時過ぎについた。



館山駅では15:15発の特急さざなみ10号の切符を求める人の長蛇の列が。幸いにも私は事前に予約していたので、並ぶことなく乗ることができた。そして車内ではこれ。ま一応自分へのごほうびですよ。まあ今日の走りが褒美に値するのかという話はありますけどね。それに胸焼けしてるくせにビールなんか飲めるのか、というご意見もあるかと思いますが、リバースしてから3時間経ってますからね。そんなわけで缶ビール2本でいい気持ちになりながら帰途に着いたのでした。





さて、まずはこのレースで3時間半を切るチャンスが本当にあったのかを考えてみたい。参考になるのは1月12日の松戸七草マラソンおよび正月の30km走。松戸の20km通過タイムは1時間33分21秒。この日の20km通過タイムは1時間39分58秒。松戸の時もかなりのアップダウンがあり、累計獲得標高は200m。この日の若潮のコースの累計標高は300m。距離との比較で言えば松戸のほうが厳しい。しかも若潮の登りは大半が20km過ぎだ。従って普段の調子であればこのタイムでは余裕があったと考えて差し支えなく、残り22kmで今回ほど失速はしなくても済んだのではないか。

30km走の時のゴールタイムは2時間33分9秒だった。それなりに厳しかったものの、この日の30km地点での疲労度合いとは比べ物にならないくらい余裕があった。ちなみにこの日の30kmの通過タイムは2時間33分36秒。やはり今日は20km地点までで消耗しきっていた感じがする。あと可能性があるとすれば風だ。10kmから15kmあたりまでの風は相応に強かった。でも練習ではもっと厳しいときもあったが、今日ほどには消耗しなかった気がする。

そうなってくるとやはり胸焼けによる体調不良、消化系の不全は大きな要因だったと考えられる。では前半スムーズに例えば予定通り1時間36分くらいで来たとして、後半のスピードダウンはありえなかったのか? もし折り返しで4分のマージンが得られていたら、後半が今日と同じペースだとしても3時間37分。ここまでならば予想可能というのが今日のところの結論だ。それだけのペースなら後半はもっと速かったかもしれないが、それはあくまで想像の世界。やはり若潮マラソンのコースは厳しいのだ。あれほど練習したのにこの結果か、とも思ったが、あれほど練習したからこそ、体調が悪くてもこの結果が出せたのだ。

明日からの練習だが、今回の反省を踏まえるとスピードよりも持久力に力点を置くべきと考えられる。そうするとやるべき練習はロング走。特に今回一度もやらなかった35km以上のロング走を4回ぐらいはやりたい。そしてクロストレーニングで1回くらいは自転車の100km走もやっておきたい。山登りはなし。ちなみにこの記事を書いている月曜日は、ありえないくらい脚が筋肉痛だ。これはやはり残り3kmの頑張りが効いているものと思われる。そういえば普段の練習では筋肉痛になることなど絶えてない。そのくらい追い込まないといけないのではないかと深く反省したのであった。

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