量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

2016年12月

とりあえず気に入った作品を拾い上げてみたら8作だったのでベスト8(笑)
ムリに10作選ぶと質が落ちそうなので。


8位 パーフェクトハンター


今年はこれ以外に「ジャックリーチャー」シリーズとかマークグリーニーの
「グレイマン」シリーズとか、ダーティヒーローものの翻訳ミステリーを
一杯読んだ。読むの楽だし(笑)

それにしてもこのパーフェクトハンターに登場する主人公の
あらゆる面での用心深さが凄い。
自分が止まっているホテルの電灯のスイッチに爆弾が仕掛けられているのを
見破って逆に相手を罠にかけるくだりとかは凄かった。
シリーズは本作と「ファイナルターゲット」のみ。続編が待たれる。


7位 ザ・バット

ノルウェー人刑事がシドニーで事件に遭遇するお話。
主人公がアル中、インテリ、暴力と多様性(笑)に富んでいる。
相手を追い詰めてからの爆発力が凄い。
シリーズ化されているが驀進はとどまるところを知らない。


6位 宇宙兵志願
宇宙兵志願 (ハヤカワ文庫SF)
マルコ クロウス
早川書房
2015-05-29

SFの世界で徴兵制があったらというストーリー。
なにやらガンダムとか進撃の巨人を思わせる設定なんだが、
主人公がマッチョで頭が切れるので面白い。
でもむかしハインラインが書いた「宇宙の戦士」が
実はこの下敷きになっているって聞いて、
そこからハインラインを読みまくるきっかけになった。
それで次の「星を継ぐもの」につながるわけです。
最近の「遠隔機動歩兵」も同じラインですね。


5位 星を継ぐもの
星を継ぐもの (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン
東京創元社
1980-05-23

地球人の祖先はどこからきたのか、ミッシングリンクの謎は、
という問いかけにアッと驚く仕掛けで答えを出す、ハインラインの傑作SF。
私は「夏の扉」よりも断然こっちが好きです。
この後に続く「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」もたまらない。


4位 エレガントな宇宙

この本のお陰でようやく一般想定性理論が何を言おうとしたのかが理解できた。
もちろん理論そのものは全く理解できていないが(笑)
それにしても「ひも理論」って名付けた奴、針千本のむべきだな。
どう考えたって「弦(strings)理論」じゃん(笑)


4位 熊と踊れ
熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンデシュ・ルースルンド
早川書房
2016-09-08

「三秒間の死角」のアンデシュ・ルースルンドが実際に起きた
三兄弟による銀行強盗事件を小説化。
三兄弟のもう一人の弟が共著者になっていることもあり、
主人公たちの恐れや怒り、緊迫感のリアルさが半端ない。
「三秒間の死角」の共著者も元犯罪者だったなあ。


3位 ウォール街のアルゴリズム戦争
ウォール街のアルゴリズム戦争
スコット・パタースン(Scott Patterson)
日経BP社
2015-10-29

同じテーマの本でマイケル・ルイスの「フラッシュボーイズ」って本があるが、
あの本で分かりにくかったマーケットメイカーに対する報酬の支払い方と
それがなぜクラッシュにつながるのかの理屈が断然わかりやすく書いてある。
情報を細かく短時間で市場に伝達すると市場は効率的になるっていうのが
理屈なんだがちっとも効率的じゃないし市場が失敗しているよね。


2位 一瞬の風になれ

本当にこんな奴らがいるんだな~、こんな陸上部なら入りたかったな~、
って思わせてくれる本。来年の自分の走りにも大いに参考になったし、
メチャクチャモチベーションが上がった!名作!


1位 限界費用ゼロ社会

たまに間違える人がいるが、IoT(アイオーティー)はモノとインターネットの結合、
ICT(アイシーティー)はこれまでIT(アイティー)と呼ばれていた領域の呼び名変更。
インフォメーションとコミュニケーションのテクノロジーですね。
で、本書は主にIoTのお話。

インターネットが生活の隅々にいきわたり、いろんなことがコンピューターで
処理されることで生活コストがどんどんゼロに近づく。
同時に仕事も無くなる。Uberとかですでに無くなり始めているが。
そうしたときに、社会の仕組みは資本主義から新たな共有経済に移行。
もうすぐ働かなくても食べていけるのか(笑)

でもハインラインの小説のどれかにも、恒星を大きな太陽電池で覆って、
そのエネルギーで働かなくても生活できる未来の描写があった。
ハインラインは偉大だ。
でも移行期には色々混乱する気がするな。


これで今年は204冊の本を読みました。
来年も時間の許す限り読むぞ!!


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大みそかの今日、あと20kmで月間300㎞、あと23kmで年間3300㎞。
と思いながら23km走するつもりでスタート。
最初はいつもの海岸沿いコースで。
風もほとんどなく超いい天気。
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0-5km 25:39(5:21,5:08,4:59,4:58,5:10)
昨日の酒が微妙に抜けてないのでカラダが重いが、
昨日読んだ武井壮の「腕の振りで体重を抜く」ことを実践してみる。
これが意外に良い。ようはドスドス走らない。そっと足を地面に置く。

5-10km 24:55(5:00,5:03,4:50,5:04,4:55)
某ランドの裏側を走る。富士山がでかい。写真はない。
代わりに某ランドを盗撮w
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このまま今日はキロ5かな~と思いながら走る。ここは若干の向かい風。

10-15km 24:03(4:56,4:51,4:49,4:46,4:40)
なんとなーく5キロが切れ始める。お、今日はもしかしてもしかしてと思う。
しかも向かい風が止んで無風に。脚は武井壮走法で軽い。

15-20km 22:59(4:41,4:37,4:37,4:33,4:28)
440が切れたところで、少なくとも最後は430に上げて終わろうと思うが、
さらに20㎞目で430も切れたのでこれはえらいことになったねと思う。
どこまで上げればいいのさと思いつつ、ブログ的にはおいしいなとも思う。
思うを4回も使いながら走る。

20-25km 21:57(4:26,4:26,4:27,4:20,4:17)
21㎞目で時計を見るとペースが4:25近辺をウロウロ。
最後は420切って終わろうと思う。そしたら25㎞目で420切ってしまって後が無くなる。

25-30km 21:50(4:13,4:19,4:24,4:26,4:25)
26㎞目で地元のにいちゃん多分40代後半を追い越しかけたら、
なんと刺し返してきたのでそのままついていく。
おいおいオレはもう25㎞走ってんだぞって心の底から思う。
そしたらなんとその1kmでやめやがんのチクショー。
これでいっぱいいっぱいになってまあ今日は二日酔いだったしと27㎞地点で一旦終了。
息を整えて残り3㎞なんとか頑張ってつじつまを合わせる。
でもまあいいですよね?

トータル 30㎞ 2:21:29 平均4:43/キロ

心拍数はこんな感じ。
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このくらいの心拍数が普通だと思う。

さて、これで今月は311km。
月別にいうと、下記の通り。

1月 247km 5:06/km
2月 250km 5:06/km
3月 199km 4:51/km
4月 202km 5:26/km
5月 316km 5:50/km
6月 233km 5:16/km
7月 348km 5:34/km
8月 302km 6:07/km
9月 300km 5:19/km
10月 295km 4:57/km
11月 300km 4:55/km
12月 311km 5:19/km

合計 3,307㎞ 5:20/km

5月以降6月以外は300km越えてたと思ってたら、
10月は達してなかったのね・・・(笑)
これで月平均275km。去年は233kmだったので40kmアップ。
来年は3600kmを目指そう。

今年の正月に立てた目標が三つあって、
①フルマラソン3時間1桁、②年間走行3200㎞、③ブログに載せる絵を練習(笑)
①は残念ながら1年持ち越し、②は達成、③はTシャツ作ったから達成したことに
しておこう。てことで今年は70点くらいでしょうか。

それでは読者の皆さん、大会やイベントでご一緒した皆さん、
今年1年大変お世話になりました。
来年もまた、ブログで大会でイベントでお会いしましょう。

よいお年をお迎えください。
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といいながら後で余裕があったら今年面白かった本ベスト6書くぜ!

今日でようやく年内の仕事も終了。
4日までお休みです。
新年3日にフジヤマさんと走りに行くのが走り初めか?

年内最終営業日には、帰宅すると出迎えてくれるトモコとコースケ。
オレ、1年間頑張った!( ・∇・)

では今年一年をオレがおずおずと振り返る。
印象に残った出来事。まずは第10位。

10位 東京マラソン応援~初めての仮装(2/28)
我ながらよくやったダダへの変身。
思えば今年は衣装がらみのネタが多かったな~。
こんなところで絵心を発揮してしまった!(笑)
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9位 ウラ練!(8/20)
浦安陸上競技場にブログ村のスター軍団大集結!
でも自分はグダグダだったのでこのランク(笑)
来年も何度かやりたいです。はなももの2週間前とか。
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8位 エア柴又60K(5/28)
けんいちさん主催の摩訶不思議イベント。
ここで新たに知り合った人も多い。
自分は5時間46分で堂々の部門優勝!
ランニングフォームで学ぶところも多かった。
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7位 読書累計2000冊到達!(12/26)
実はひっそりと2004年からの累計が2000冊に到達していた。
13年間毎月12冊読んできた計算。
ご覧のように2009年からぐんとペースアップ。
これからも読みます!
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6位 養老渓谷ラン春編&秋編(4/10, 11/28)
菜の花と桜が見頃だった春。意外と紅葉が進んでいた秋。
どちらも爽やかな自然を満喫できた。
来年からは、佐倉マラソンとつくばマラソンの各々翌週日曜日に、
固定して開催したい。よろしくお願いいたします。
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5位 瀬戸内少年水泳団(8/8,9)
夏休みに父母&家族で行った大崎上島。ここ、最高でした。
海はきれい、魚はうまい、そして安い。
来年も行きたいな~。
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4位 ブログ村注目記事1位!
先日書いた「【ブロガーカースト】オレの目にブログ村はこう見えている」
という記事が、入村以来初めて注目記事1位に。
もうこれで悔いはない(笑)
PVももうすぐ50万。
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3位 雨の皇居でグショグショラン(9/22)
雨模様だったので養老渓谷ランを皇居ランに変更。
しかし1時間18mmの豪雨。
シューズをグショグショにしながら2時間23分で完走。
夏の走り込みの成果を実感。

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2位 座右の銘Tシャツ発売(11/11)
今年11月、12月の2ヶ月はこれに掛かりきりでした。
おかげさまで260枚もお買い上げ頂きました。
改めましてお礼申し上げます。
発売までの経緯はこちらに書いた通りですが、
やはり値段を決めるのが一番大変でした。
もしかすると価格破壊してしまったかもしれませんが、
お問い合わせ頂ければ格安の業者を紹介しますよ~(笑)
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1位 家族が健康で1年過ごせたこと

これは本当にありがたかったですね。
何もないことが本当の幸せだって、何かの唄の歌詞みたいですが。
そういえば、このあいだ何かの拍子にトモコに「オレのこと好き?」って聞いたら
「好き」って答えてくれました。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。



それでは、みなさま来年もどうかよろしくおねがいいたします、


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今日はプチBU走。
なんとなく、滑らかに段差無くペースを上げていく方が体に優しい気がして、
430から1㎞2秒づつ400まで上げていく想定で開始。

結果。
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へへっ。大撃沈。

そもそも1ラップ目(2㎞目)上げすぎ。ペース感覚皆無。
この時点で2秒づつというプランがどこかへ霧消している。
さらに4ラップ目(5㎞目)では早くも2段目に突入。

これは、今日は15kmは無理だと感じてのこと。
それでも6ラップ目で一度休止して再スタート。
もう支離滅裂だ。

それでもそこからは段とか意識しないで、
楽に感じるところで上げていくことに変更。
すると8ラップ(9㎞)目で4分10秒を切る。
ここで限界を感じて終了。

でもなぜかガーミン様の予想タイムはこんな・・・・
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心拍に余裕あると思われている(笑)
ちなみにVo2MAXは63とオリンピック選手並み(笑)

ちょっと忘年会続きで疲れているようで、さえない結果となった。
最初の段を430にするのに相当苦労している。
でもしばらくは、普段からこのやり方で走ってみよう。

ていうのは、先日読んだこの本。



これ、よく書けてますよね。以前官九郎クンも誉めていた気がする。
この中で、たしか2巻から3巻のあたりで主人公が何かをつかむ場面があるのだが、
それが「全体の8割あたりでトップスピードにする」というもの。

それまではスタートダッシュでいかに早くトップスピードに持っていくかを
追及していた主人公が、滑らかなビルドアップに活路を見出す。
そのほうが、むしろステップが安定するという理由。

蛇足だが、武井壮も全く同じようなことを言っていて、
最初はボーリングのボール、次が野球のボール、
最後がピンポン玉の感覚で地面を蹴るのがいいらしい。
武井壮が解説した「早く走るコツ」がスゴい

小出監督も著書で「30㎞過ぎで一番速く走る」って言ってるし、
ふらっとさんも「前半いかに抑えるかが勝負」と言っている。

関係ないが、宇宙船ってエンジンを噴射し続けると加速し続ける。
すると最後は光速に限りなく近づく。加速し続けるってすごいのだ。
このイメージを体感してみたくて今日はBU走をやったということもある。

走るにつれて、体はどんどん有酸素運動に適応していく。
すると同じスピードで走っていてもどんどん楽になる。
だからそれにつれて、同じしんどさを維持すれば、自然にBU走になる。

もちろん、本番でそのままやると間違いなくオーバーペースになるのだが、
練習では体の命じるままに滑らかにペースアップするのもいいかも。
これで最後の段がキロ4分を切ってくると、5㎞TTも20分切れる気がする。


明日はいよいよ今年の最終出勤日。
例年、帰宅するとトモコとコースケが
「パパ、一年間お勤めご苦労様」って玄関で言ってくれる。
それが楽しみだ~。

明日は当ブログも「今年の10大ニュース」をお送りします。
お楽しみに。
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暇なので珍しく仕事の話でも(笑)
しかも日中の更新だ!( ・∇・)



ビジネスの基本中の基本だと思っているオレの仕事上の座右の銘。


「貸しは借りてでも作れ」


モノポリーというゲームがある。
不動産を売ったり買ったりしながらコマを進めていく双六の一種。
やったことある人も多いんじゃないかと思う。

いいタイミングで買った不動産が次の局面で高く売れたりする。
ただこのゲーム、誰か一人が取引ごとの損得にこだわりすぎると全然面白くない。
逆に1つの取引が完了した時点で、当事者間に何がしか貸し借りが残ると俄然面白くなる。

「さっき貸しだったから今度は返してね」ていう露骨な貸借ではないのだが、
貸し借りが生じることで場の空気全体がユルくなり取引の流動性が上がる。
貸し借りを排除されると場がギスギスする。



実際のビジネスのシーンにおいても、貸し借りは重要な要素だと思っている。
それは別に「前回値引きしてもらったから今回は値上げ」みたいな露骨なものではないし、
あるいは一緒に飲みに行ったときに「今日は私が」みたいなことでもない。

例えば「当社の社長が御社社長様にご挨拶したいと言っているのですが」みたいな
お願いを突然されたり、取引ギリギリの局面で契約書文言の修正を依頼されたりとか、
その程度のことだ。

でもこういう貸しがあると、実際に交渉や調整を進める上では意外と役に立つ。
特に上司が急に無理を言ってきたときとか(笑)
そういう場合って大体は先方にお願いするしかないことが多いが、
その時こそ借りを返してもらうのだ。

その局面だけ切り取ればこちらが借りだけ作ったように見えるとなお良い。
それを利用して露骨にお返しができる。
本当はこっちが新たに貸しを作ってるんだが、向こうも形式上はお礼なので受け入れやすい。

そしてこれを繰り返すと、先方とこちらの関係においては、
こちらが先方に恒常的に貸越している状態が出来上がる。
相手からすれば、意識の底では常にこちらへ借りを抱えることになる。

こういう関係をいくつも持ってるとビジネスはやり易い。
それこそ、ある貸しを作るために、他から返してもらった借りを使ったり。
貸しをたくさん作っているということは、いつでも借りられるということなのだ。
お願いの流動性が上がるのだ。

この関係は、取引先との間だけでなく、他の部署との間、
ひいては上司・部下の関係においても成立する。
貸しを作ってると本当に楽です。心の剰余金って感じ(笑)
逆はつらい。心の債務超過(笑)


ちなみに、お願いされて無理を聞いてあげるのが「貸し」、
困ってる人にこっちから声をかけるのは「親切」
というのがオレの中での定義なので、
オレから声をかけられても逃げないで下さい(笑)。

ああ、ランナー仲間の人との関係ではそんなこと全く考えてません。
レース中に目標ペースとの貸し借りするのに精一杯なんで(笑)
つーか、プライベートでいつもこんなこと考えてたら怖い((( ;゚Д゚)))


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まれに借りを認識できない人がいる。
そういう人と一緒に仕事をするのはなかなか難しい(笑)

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