まずは吉報。久々に月間300km到達しました!ぱっきーさんと奇しくも同じ日(笑)
あやうくも、40mの超過達成(笑)
今日は3か月に1回の血液検査だったので、朝飯は抜き。ちなみに尿酸値が高いという不治の病です。たまに痛風を発症します。そうするとつく天以降、一瞬63kgまで行ったオレの体重は一瞬で60kgに戻った。いやー、つらかった。
それではレポの続きいきます。明日は山口に往復9時間の日帰り出張なので、早く寝なければ。
一本杉峠エイドでの状況をおさらいしておこう。ここまで36km走ってきて、経過時間は5時間30分、時刻は10時40分、残りは12㎞。ただしこれは公称で、毎年ここで残り12㎞と言われるのだが、いつも実測ではちょうど10km。
そして去年はここを10時10分に出て、1時間20分後でゴール。さて、今年はどうか。
すでにここに到着して10分が経過。さっきまでの脚の震えはやんで、頭のぼーっとした感じだけがちょっと残っている。そこから5分待って、10時45分にエイドを出る。足尾山までの登りは100mちょっと。それほどきついわけでもない登りがすぐに終わり、足尾山の頂上に到達する。
足尾山の頂上には小さな祠があり、そこから下るのは結構長めの石段を下らないとならない。これが結構難物で、自分は二回くらい尻餅を突いた。やはりinnov8、石や岩に弱いのかもしれない。
足尾山は頂上を過ぎるとハングライダーやパラセーリングの離陸場がいくつもある。みゃあこさんもこういうところから飛び立ったんだろうか(笑)。そういえばこの時点ではや11時。下界の気温は35度くらいに達していたようだ。ハングライダーで上空に舞い上がっても、たぶん大気は熱せられていたのではないか。
暑さに関して。ここまでは板敷峠からの5kmほどを除いては、直接日射を受ける個所も無く、暑さはほとんど感じなかった。ただ、加波山からの下りでのダメージを考えると、森の涼しさで緩和はされているものの、感じない暑さがかなりあるようだった。その、目に見えないダメージを受けたランナーたちがコース上に現れ始めていた。
去年とのタイムの比較。大半は37km目における休憩の時間。
35-40km
(昨年)12:53,10:03,16:20,8:18,17:00 区間1:13:36
(今年)16:54,31:03,17:19,9:03,16:47 区間1:31:06
この辺までは休憩の効果もあって結構元気だった。しかし一度はDNFを覚悟した身。絶対に途中で止まらないように慎重に歩を進める。最初は緩やかな下りのトレイルだが、やがて急な下りのトレイルへと変わっていく。
足尾山の標高が600mほどで、そこから150mほど下ったあたりから急な下りのトレイルは始まり、だいたい標高差で250mくらいは続く。距離は1kmほどだが、最初に参加したときはここが永遠に感じるほどだった。
しかし4回目になる今回。グリップのいいシューズに換えたこともあり、なぜかロープにつかまらなくても降りていける。おお、シューズでこんなに違うとは!手はいざという時にロープをつかめるように、ロープのすぐそばに置いておいたが、昨年までのようにロープにぶら下がりながら降りるという感じではなかった。
しかも、そのくだりに入るときに自分のすぐ前にいたランナーが、下りの最後までずっと前に見えていた。たまたまかもしれないが、これまでトレイルで下りと言えば、前のランナーがすぐに見えなくなっていたのが、こんなのは初めての経験だ。どうしよう、勘違いしそうだ。
しかしそんな感慨もつかの間、突然脚が震え始める。さっきと同じ症状だ!しかしもう山麓に降りるまでエイドは無いし、ジェルも使い切ったし、水も500㏄しかない。今振り返るとこれはおそらく低血糖で、エイドで補給しきれなかったのでここで症状が出たのだと思う。ジェルをもう一つ持っておくべきだった。
でもジェルがないので、対処としては水を飲んで休憩するしかない。水を飲んで、脚の震えおさまれ!と心の中で唱えながら立ち止まって足踏みする。もうある程度見切りで再スタート。下りだからなんとかなるだろう。
そしてシューズのグリップに感心しながら急な下りのトレイルが終わる。
やっぱりトレイルシューズって足幅が重要だ。innov8は相当に足幅が狭く自分にとってはピッタリで、靴ひもを無理に締め上げなくても足幅でシューズが固定される。それ以上足がシューズの中に入って行かないので、爪先がシューズに触れることも無い。足に合っているシューズって本当に快適。
昨年まで履いていたGELFUJI だとラストの足幅が広いので、シューズを脚に固定するために靴ひもを締めあげなければならなかった。innov8だとこんな必要はなく、これも体調が悪いなりに今回のトレイルを楽しめた理由の一つ。
急な下りのトレイルが終わり、普通のトレイルになって川の横をゆったりと走っていく。ああ、ここまでくると毎年のことながらつく天もラストステージだ。そして森を抜けて舗装道路に戻ってくる。暑い!!
ここで近傍の土浦市のこの日の気象データ。
まあ最近のニュースを観ていると、35度とか普通に感じるんだけど、実際にその場にいると決してそんな感じはしない。なんというか、自分だけが罰せられている感じがする。足尾山の麓の森から出てきたオレはまさにそんな感じだった。
改めてコースを見てみよう。これはガーミンコネクトの地図。右下の緑の涙滴がスタート地点でそこから平地を走って右上の吾国山へと向かう。そこからいったん山を下り、加波山へ登り、また降りてくるのが良く分かる。
今オレは、この地図で山を出てから最後の平地に取り掛かっていた。山から下りてきて直角に曲がってからは本当にただの平地。
あ、でもこの曲がる直前にロードバイクで遊びに来ている一団がいた。トランスポーターも一緒だったので結構本格的な集団だったと思う。ちゃんとテーブルを広げて、2リットルのコーラのボトルを持って「一杯だけだけど」と言われてふるまってもらった。ジェルが尽きたオレには本当にありがたい一杯だった。
ロードバイクのライダーとランナーって、互いの距離感を計りかねている感じがランナーからするとあるけど、両方やってみたオレに言わせてもらうと、ライダーはランナーに対するリスペクトがある。あの自転車でもきついアップダウンを自分の足で上り下りしているランナーって凄いっていう気持ちが少なからずある。例外はあるかもしれないけど、それが平均的な見方だと思います。
ていうのはライダーは自分の足であの坂を登ろうとか絶対思っていない。あんなにハアハア人間ができるなんて信じられないって思ってる。ランニングをやったことのないライダーも多いです。だから峠でライダーに会ったら、気さくに挨拶してみよう。新しい出会いがあるかも。
話がそれた。もう最後なんで一気に行くね。
いよいよ最後のエイドが近づいてきた。最後のエイドからゴールまでは3.3km。ここが本当に辛いのだが、ここまでくればある意味ゴールはすぐそこだ。最後のエイドに向かって走ると、目の前に何人ものランナーが止まる寸前の速度で歩いているのが見える。
たぶんこの時気温35度。走ってはいけない気温だ。
本当は気温とかあんまり書きたくないんですよ。いくら自己責任だって言っても、こうやってブログに書くと絶対にマネする人がいるじゃないですか。何十年も毎日毎週走り続けてきた人ならいいけど、生まれてこのかた持久系スポーツをやったことが無くて、今年初めて走り始めましたというランナーもいると思う。そういう人がこのブログを見ると「ああ、オレ(ワタシ)も結構鍛えたからこの暑さの中で走っても大丈夫だ」って絶対思うと思うんですよね。
そして伝える側のブロガーのなかにもこのクソ暑い中をわざわざ走って「今日は走ってはいけない日でした!10km58分!」とか書いている人がいるじゃないですか。ああいうのを経験が浅い人が見たら、申し訳ないけど絶対マネすると思うんですよね。だからああいうことを書かないでほしいとずっと思っていた。
じゃあなんでここではそれを書いているのかというと、大会という特殊な状況だから。45km山の中を走ってきて、あと3km炎天下の平地を走ればゴールできるっていう設定だから、やむを得ず走っているだけですから。その違いは理解してほしい。普段俺はこんな気温だったら絶対走ってません。ただ単に、ここを走らないと家に帰れないから走るだけです。
この45km地点(公称なので実際は43km)のエイドの役員の人たちも本当にいとおしかった。あの炎天下、直射日光の下、「選手の人は大変だねえ」と言いながら冷たい水をサーブしてくれる。本当に抱きしめたかった!
今日こそはゴールまで行こうと思ったけど、感情が高ぶってきたので次に続く。
あやうくも、40mの超過達成(笑)
今日は3か月に1回の血液検査だったので、朝飯は抜き。ちなみに尿酸値が高いという不治の病です。たまに痛風を発症します。そうするとつく天以降、一瞬63kgまで行ったオレの体重は一瞬で60kgに戻った。いやー、つらかった。
それではレポの続きいきます。明日は山口に往復9時間の日帰り出張なので、早く寝なければ。
一本杉峠エイドでの状況をおさらいしておこう。ここまで36km走ってきて、経過時間は5時間30分、時刻は10時40分、残りは12㎞。ただしこれは公称で、毎年ここで残り12㎞と言われるのだが、いつも実測ではちょうど10km。
そして去年はここを10時10分に出て、1時間20分後でゴール。さて、今年はどうか。
すでにここに到着して10分が経過。さっきまでの脚の震えはやんで、頭のぼーっとした感じだけがちょっと残っている。そこから5分待って、10時45分にエイドを出る。足尾山までの登りは100mちょっと。それほどきついわけでもない登りがすぐに終わり、足尾山の頂上に到達する。
足尾山の頂上には小さな祠があり、そこから下るのは結構長めの石段を下らないとならない。これが結構難物で、自分は二回くらい尻餅を突いた。やはりinnov8、石や岩に弱いのかもしれない。
足尾山は頂上を過ぎるとハングライダーやパラセーリングの離陸場がいくつもある。みゃあこさんもこういうところから飛び立ったんだろうか(笑)。そういえばこの時点ではや11時。下界の気温は35度くらいに達していたようだ。ハングライダーで上空に舞い上がっても、たぶん大気は熱せられていたのではないか。
暑さに関して。ここまでは板敷峠からの5kmほどを除いては、直接日射を受ける個所も無く、暑さはほとんど感じなかった。ただ、加波山からの下りでのダメージを考えると、森の涼しさで緩和はされているものの、感じない暑さがかなりあるようだった。その、目に見えないダメージを受けたランナーたちがコース上に現れ始めていた。
去年とのタイムの比較。大半は37km目における休憩の時間。
35-40km
(昨年)12:53,10:03,16:20,8:18,17:00 区間1:13:36
(今年)16:54,31:03,17:19,9:03,16:47 区間1:31:06
この辺までは休憩の効果もあって結構元気だった。しかし一度はDNFを覚悟した身。絶対に途中で止まらないように慎重に歩を進める。最初は緩やかな下りのトレイルだが、やがて急な下りのトレイルへと変わっていく。
足尾山の標高が600mほどで、そこから150mほど下ったあたりから急な下りのトレイルは始まり、だいたい標高差で250mくらいは続く。距離は1kmほどだが、最初に参加したときはここが永遠に感じるほどだった。
しかし4回目になる今回。グリップのいいシューズに換えたこともあり、なぜかロープにつかまらなくても降りていける。おお、シューズでこんなに違うとは!手はいざという時にロープをつかめるように、ロープのすぐそばに置いておいたが、昨年までのようにロープにぶら下がりながら降りるという感じではなかった。
しかも、そのくだりに入るときに自分のすぐ前にいたランナーが、下りの最後までずっと前に見えていた。たまたまかもしれないが、これまでトレイルで下りと言えば、前のランナーがすぐに見えなくなっていたのが、こんなのは初めての経験だ。どうしよう、勘違いしそうだ。
しかしそんな感慨もつかの間、突然脚が震え始める。さっきと同じ症状だ!しかしもう山麓に降りるまでエイドは無いし、ジェルも使い切ったし、水も500㏄しかない。今振り返るとこれはおそらく低血糖で、エイドで補給しきれなかったのでここで症状が出たのだと思う。ジェルをもう一つ持っておくべきだった。
でもジェルがないので、対処としては水を飲んで休憩するしかない。水を飲んで、脚の震えおさまれ!と心の中で唱えながら立ち止まって足踏みする。もうある程度見切りで再スタート。下りだからなんとかなるだろう。
そしてシューズのグリップに感心しながら急な下りのトレイルが終わる。
やっぱりトレイルシューズって足幅が重要だ。innov8は相当に足幅が狭く自分にとってはピッタリで、靴ひもを無理に締め上げなくても足幅でシューズが固定される。それ以上足がシューズの中に入って行かないので、爪先がシューズに触れることも無い。足に合っているシューズって本当に快適。
昨年まで履いていたGELFUJI だとラストの足幅が広いので、シューズを脚に固定するために靴ひもを締めあげなければならなかった。innov8だとこんな必要はなく、これも体調が悪いなりに今回のトレイルを楽しめた理由の一つ。
急な下りのトレイルが終わり、普通のトレイルになって川の横をゆったりと走っていく。ああ、ここまでくると毎年のことながらつく天もラストステージだ。そして森を抜けて舗装道路に戻ってくる。暑い!!
ここで近傍の土浦市のこの日の気象データ。
まあ最近のニュースを観ていると、35度とか普通に感じるんだけど、実際にその場にいると決してそんな感じはしない。なんというか、自分だけが罰せられている感じがする。足尾山の麓の森から出てきたオレはまさにそんな感じだった。
改めてコースを見てみよう。これはガーミンコネクトの地図。右下の緑の涙滴がスタート地点でそこから平地を走って右上の吾国山へと向かう。そこからいったん山を下り、加波山へ登り、また降りてくるのが良く分かる。
今オレは、この地図で山を出てから最後の平地に取り掛かっていた。山から下りてきて直角に曲がってからは本当にただの平地。
あ、でもこの曲がる直前にロードバイクで遊びに来ている一団がいた。トランスポーターも一緒だったので結構本格的な集団だったと思う。ちゃんとテーブルを広げて、2リットルのコーラのボトルを持って「一杯だけだけど」と言われてふるまってもらった。ジェルが尽きたオレには本当にありがたい一杯だった。
ロードバイクのライダーとランナーって、互いの距離感を計りかねている感じがランナーからするとあるけど、両方やってみたオレに言わせてもらうと、ライダーはランナーに対するリスペクトがある。あの自転車でもきついアップダウンを自分の足で上り下りしているランナーって凄いっていう気持ちが少なからずある。例外はあるかもしれないけど、それが平均的な見方だと思います。
ていうのはライダーは自分の足であの坂を登ろうとか絶対思っていない。あんなにハアハア人間ができるなんて信じられないって思ってる。ランニングをやったことのないライダーも多いです。だから峠でライダーに会ったら、気さくに挨拶してみよう。新しい出会いがあるかも。
話がそれた。もう最後なんで一気に行くね。
いよいよ最後のエイドが近づいてきた。最後のエイドからゴールまでは3.3km。ここが本当に辛いのだが、ここまでくればある意味ゴールはすぐそこだ。最後のエイドに向かって走ると、目の前に何人ものランナーが止まる寸前の速度で歩いているのが見える。
たぶんこの時気温35度。走ってはいけない気温だ。
本当は気温とかあんまり書きたくないんですよ。いくら自己責任だって言っても、こうやってブログに書くと絶対にマネする人がいるじゃないですか。何十年も毎日毎週走り続けてきた人ならいいけど、生まれてこのかた持久系スポーツをやったことが無くて、今年初めて走り始めましたというランナーもいると思う。そういう人がこのブログを見ると「ああ、オレ(ワタシ)も結構鍛えたからこの暑さの中で走っても大丈夫だ」って絶対思うと思うんですよね。
そして伝える側のブロガーのなかにもこのクソ暑い中をわざわざ走って「今日は走ってはいけない日でした!10km58分!」とか書いている人がいるじゃないですか。ああいうのを経験が浅い人が見たら、申し訳ないけど絶対マネすると思うんですよね。だからああいうことを書かないでほしいとずっと思っていた。
じゃあなんでここではそれを書いているのかというと、大会という特殊な状況だから。45km山の中を走ってきて、あと3km炎天下の平地を走ればゴールできるっていう設定だから、やむを得ず走っているだけですから。その違いは理解してほしい。普段俺はこんな気温だったら絶対走ってません。ただ単に、ここを走らないと家に帰れないから走るだけです。
この45km地点(公称なので実際は43km)のエイドの役員の人たちも本当にいとおしかった。あの炎天下、直射日光の下、「選手の人は大変だねえ」と言いながら冷たい水をサーブしてくれる。本当に抱きしめたかった!
今日こそはゴールまで行こうと思ったけど、感情が高ぶってきたので次に続く。