量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

2018年08月

まずは吉報。久々に月間300km到達しました!ぱっきーさんと奇しくも同じ日(笑)
20180830
あやうくも、40mの超過達成(笑)

今日は3か月に1回の血液検査だったので、朝飯は抜き。ちなみに尿酸値が高いという不治の病です。たまに痛風を発症します。そうするとつく天以降、一瞬63kgまで行ったオレの体重は一瞬で60kgに戻った。いやー、つらかった。

それではレポの続きいきます。明日は山口に往復9時間の日帰り出張なので、早く寝なければ。



一本杉峠エイドでの状況をおさらいしておこう。ここまで36km走ってきて、経過時間は5時間30分、時刻は10時40分、残りは12㎞。ただしこれは公称で、毎年ここで残り12㎞と言われるのだが、いつも実測ではちょうど10km。

そして去年はここを10時10分に出て、1時間20分後でゴール。さて、今年はどうか。

すでにここに到着して10分が経過。さっきまでの脚の震えはやんで、頭のぼーっとした感じだけがちょっと残っている。そこから5分待って、10時45分にエイドを出る。足尾山までの登りは100mちょっと。それほどきついわけでもない登りがすぐに終わり、足尾山の頂上に到達する。

足尾山の頂上には小さな祠があり、そこから下るのは結構長めの石段を下らないとならない。これが結構難物で、自分は二回くらい尻餅を突いた。やはりinnov8、石や岩に弱いのかもしれない。

足尾山は頂上を過ぎるとハングライダーやパラセーリングの離陸場がいくつもある。みゃあこさんもこういうところから飛び立ったんだろうか(笑)。そういえばこの時点ではや11時。下界の気温は35度くらいに達していたようだ。ハングライダーで上空に舞い上がっても、たぶん大気は熱せられていたのではないか。

暑さに関して。ここまでは板敷峠からの5kmほどを除いては、直接日射を受ける個所も無く、暑さはほとんど感じなかった。ただ、加波山からの下りでのダメージを考えると、森の涼しさで緩和はされているものの、感じない暑さがかなりあるようだった。その、目に見えないダメージを受けたランナーたちがコース上に現れ始めていた。

去年とのタイムの比較。大半は37km目における休憩の時間。

35-40km
(昨年)12:53,10:03,16:20,8:18,17:00 区間1:13:36
(今年)16:54,31:03,17:19,9:03,16:47 区間1:31:06

この辺までは休憩の効果もあって結構元気だった。しかし一度はDNFを覚悟した身。絶対に途中で止まらないように慎重に歩を進める。最初は緩やかな下りのトレイルだが、やがて急な下りのトレイルへと変わっていく。

足尾山の標高が600mほどで、そこから150mほど下ったあたりから急な下りのトレイルは始まり、だいたい標高差で250mくらいは続く。距離は1kmほどだが、最初に参加したときはここが永遠に感じるほどだった。
20180826高度
しかし4回目になる今回。グリップのいいシューズに換えたこともあり、なぜかロープにつかまらなくても降りていける。おお、シューズでこんなに違うとは!手はいざという時にロープをつかめるように、ロープのすぐそばに置いておいたが、昨年までのようにロープにぶら下がりながら降りるという感じではなかった。

しかも、そのくだりに入るときに自分のすぐ前にいたランナーが、下りの最後までずっと前に見えていた。たまたまかもしれないが、これまでトレイルで下りと言えば、前のランナーがすぐに見えなくなっていたのが、こんなのは初めての経験だ。どうしよう、勘違いしそうだ。

しかしそんな感慨もつかの間、突然脚が震え始める。さっきと同じ症状だ!しかしもう山麓に降りるまでエイドは無いし、ジェルも使い切ったし、水も500㏄しかない。今振り返るとこれはおそらく低血糖で、エイドで補給しきれなかったのでここで症状が出たのだと思う。ジェルをもう一つ持っておくべきだった。

でもジェルがないので、対処としては水を飲んで休憩するしかない。水を飲んで、脚の震えおさまれ!と心の中で唱えながら立ち止まって足踏みする。もうある程度見切りで再スタート。下りだからなんとかなるだろう。

そしてシューズのグリップに感心しながら急な下りのトレイルが終わる。

やっぱりトレイルシューズって足幅が重要だ。innov8は相当に足幅が狭く自分にとってはピッタリで、靴ひもを無理に締め上げなくても足幅でシューズが固定される。それ以上足がシューズの中に入って行かないので、爪先がシューズに触れることも無い。足に合っているシューズって本当に快適。

昨年まで履いていたGELFUJI だとラストの足幅が広いので、シューズを脚に固定するために靴ひもを締めあげなければならなかった。innov8だとこんな必要はなく、これも体調が悪いなりに今回のトレイルを楽しめた理由の一つ。


急な下りのトレイルが終わり、普通のトレイルになって川の横をゆったりと走っていく。ああ、ここまでくると毎年のことながらつく天もラストステージだ。そして森を抜けて舗装道路に戻ってくる。暑い!!

ここで近傍の土浦市のこの日の気象データ。
20180826temp
まあ最近のニュースを観ていると、35度とか普通に感じるんだけど、実際にその場にいると決してそんな感じはしない。なんというか、自分だけが罰せられている感じがする。足尾山の麓の森から出てきたオレはまさにそんな感じだった。

改めてコースを見てみよう。これはガーミンコネクトの地図。右下の緑の涙滴がスタート地点でそこから平地を走って右上の吾国山へと向かう。そこからいったん山を下り、加波山へ登り、また降りてくるのが良く分かる。
20180826map
今オレは、この地図で山を出てから最後の平地に取り掛かっていた。山から下りてきて直角に曲がってからは本当にただの平地。

あ、でもこの曲がる直前にロードバイクで遊びに来ている一団がいた。トランスポーターも一緒だったので結構本格的な集団だったと思う。ちゃんとテーブルを広げて、2リットルのコーラのボトルを持って「一杯だけだけど」と言われてふるまってもらった。ジェルが尽きたオレには本当にありがたい一杯だった。

ロードバイクのライダーとランナーって、互いの距離感を計りかねている感じがランナーからするとあるけど、両方やってみたオレに言わせてもらうと、ライダーはランナーに対するリスペクトがある。あの自転車でもきついアップダウンを自分の足で上り下りしているランナーって凄いっていう気持ちが少なからずある。例外はあるかもしれないけど、それが平均的な見方だと思います。

ていうのはライダーは自分の足であの坂を登ろうとか絶対思っていない。あんなにハアハア人間ができるなんて信じられないって思ってる。ランニングをやったことのないライダーも多いです。だから峠でライダーに会ったら、気さくに挨拶してみよう。新しい出会いがあるかも。



話がそれた。もう最後なんで一気に行くね。



いよいよ最後のエイドが近づいてきた。最後のエイドからゴールまでは3.3km。ここが本当に辛いのだが、ここまでくればある意味ゴールはすぐそこだ。最後のエイドに向かって走ると、目の前に何人ものランナーが止まる寸前の速度で歩いているのが見える。

たぶんこの時気温35度。走ってはいけない気温だ。

本当は気温とかあんまり書きたくないんですよ。いくら自己責任だって言っても、こうやってブログに書くと絶対にマネする人がいるじゃないですか。何十年も毎日毎週走り続けてきた人ならいいけど、生まれてこのかた持久系スポーツをやったことが無くて、今年初めて走り始めましたというランナーもいると思う。そういう人がこのブログを見ると「ああ、オレ(ワタシ)も結構鍛えたからこの暑さの中で走っても大丈夫だ」って絶対思うと思うんですよね。

そして伝える側のブロガーのなかにもこのクソ暑い中をわざわざ走って「今日は走ってはいけない日でした!10km58分!」とか書いている人がいるじゃないですか。ああいうのを経験が浅い人が見たら、申し訳ないけど絶対マネすると思うんですよね。だからああいうことを書かないでほしいとずっと思っていた。

じゃあなんでここではそれを書いているのかというと、大会という特殊な状況だから。45km山の中を走ってきて、あと3km炎天下の平地を走ればゴールできるっていう設定だから、やむを得ず走っているだけですから。その違いは理解してほしい。普段俺はこんな気温だったら絶対走ってません。ただ単に、ここを走らないと家に帰れないから走るだけです。



この45km地点(公称なので実際は43km)のエイドの役員の人たちも本当にいとおしかった。あの炎天下、直射日光の下、「選手の人は大変だねえ」と言いながら冷たい水をサーブしてくれる。本当に抱きしめたかった!


今日こそはゴールまで行こうと思ったけど、感情が高ぶってきたので次に続く。

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先日の第五回筑波連山天空ロード&トレイルのリザルトが発表された。注目の完走率は以下の通り(カッコ内)。目視で数えたので間違っていたらすいません。

ロング男子:224人中63人(28%)
ロング女子:25人中5人(20%)
ミドル男子:305人中164人(53%)
ミドル女子:55人中28人(51%)
ショート男子:318人中260人(82%)
ショート女子:73人中66人(90%)

ミドルは去年の完走率が85%くらいだったので、恐るべき数字だ。まさに死屍累々。そしてDNFするかどうかは多分紙一重。速いとか遅いとかじゃなく、ちょっとした行動の違いが結果的に完走だったりリタイアにつながったと思う。その辺はレポの中でおいおい書きます。




さて、コース中最高峰の燕山の中腹にあるエイドにたどり着いたオレ。気が付いたらここまでの登りでかなり消耗していた。300mちょいのところにあるカギになっているところね。
20180826高度
何度も書いているが、ここから燕山に登るには延々階段を上って行かなければならない。これが本当にエキゾースティドなのだ。うんざりするのだ。まあ滑ったり転んだりする心配がない分マシと言えばマシだが、単調でとにかくつらい。

でもこれを上り切れなかったら完走は無いし、そして昨日書き忘れたが8月に月間300kmできるかどうかはひとえにつく天を完走できるかどうかにかかっている。それを当て込んでここまで走ってきた。今月300km走れないと、今シーズンの皮切りとしての弾みがつかない。

もう、ちゃんと走れる感じじゃなかったのだが、疲れたカラダに鞭打ってエイドを出発。この時が午前9時半くらいで、下界の気温は33度だったようだ。板敷峠からしばらくは日陰も無くて死にそうに暑かったが、この高さまでくれば木々もしっかり生えていて、森の呼吸の効果で涼しく感じる。

と、後ろから「キミ兄さんですか?」と声を掛けてくる人がいた。実はここまでくる間に何度か抜かれたり抜いたりしていたゴージャス美女さんだ。ええ、気付いてました。普通だれでも意識するだろうというくらいのゴージャスさですから。

「いつもブログ読んでます」「ブログでこの大会に出るって読んでたので会えるかと」

辺りに人影はない。うっそうとした森の中で聴くのにこれほど刺激的なセリフがあるだろうか。いや、無い。しかしその時のオレはとにかく完走することしか頭になく、なんとこんなことをほざいてしまった。


「暑いですね」


捻りも何もない!

挙句に「ブログは恥ずかしいです」「自分のペースで行きますので」などと、54歳にもなったいい大人が愛想のかけらもない反応を示してしまった。

速報にコメントを頂戴して、そのランナーは「とろろ」さんだと判明。コメント頂いてありがとうございました。その時も軽々と置いていかれたのでさぞ速い人なのだろうと思ったら、総合でも1桁上位に入ったらしい。付いて行かなくてよかった(笑)

さて、とろろさんのいなくなった後、オレの前後には誰もいなくなった。うっそうとした森の中、多少ガレ付いてはいるが割と平坦なトレイルが続く。本当はここは稼ぎどころだったんだろうなあ。やがてオレの目の前に天に届こうかというような階段が現れた。

ああ、今年も来たよ、燕山の階段。これが本当にきついのだ。でもここを通るしかないので、やむを得ず階段に取り掛かる。ああ、しんどい。例年のように太腿の付け根に手を当てて、少しでも脚の負担を減らす。


おや?


手の補助は要らないようだ。例年ならここは息が切れてゼエゼエ言いながら登るところである。今年はここまで少しゆっくり来ているのでその分楽なのか。そのままゆっくりとしかし確実に階段を上っていく。頂上まで約1kmちょっと、30分ほどで到着。この間のタイムは去年とほとんど変わらず。

30-35km
(昨年)11:31,9:11,19:21,13:49,17:32 区間1:11:24
(今年)12;46,8:08,22:11,12:32,16:33 区間1:12:10

20180825心拍
さっきのエイド以降、登りなのに心拍も落ち着いてきて、平均すると150くらいになった。これで随分楽になった。頂上にはいつになく普通の心持ちで到着。燕山の頂上が9時27分くらい。去年よりも10分遅れに収まった。といってもそこは記憶してこなかったので、その時はどのくらい遅れているのか分からなかったのだが。こういうのは覚えとかないとだめですね。

そしてそこからがまた連綿と続く下り。ここは林道。この下りがまたカラダにこたえた。なぜか知らないがカラダに力が入らなくなってきて、脚がガクガク震える。さっきまで元気だったのに、それに負荷もかからない下りなのに、なんでこんなことになるのか。まったく理由が分からない。とにかく脚の震えを抑えるのに精いっぱい。症状的には低血糖とか?



自分が認識しているランニング行動中のカラダの不調にはおもに3種類あって、①脱水症状、②ハンガーノック、③熱中症、である。①は目の前が暗くなる、②は空腹感とカラダが動かなくなる、③は未経験だがカラダが熱くなって脈拍が上がるらしい。

対処方法もおのおの違うので、自分がどの症状なのかを見極めるのが大事。①なら水分と塩分を摂る、②なら食料、糖分を摂る、③はとにかくカラダを冷やす。この時の自分の症状は①でも②でもなかったが、③とも確信が無かった。

それこそ脚をガクガクさせながら一本杉のエイドに到着。まずトイレに入ったが脚がガクガクするのでうまくできないしドアが閉められない。何とか用を足してエイドに行ったら氷水があったのでがぶ飲みし、そこにあった全部の種類の食料を頂く。やっぱりレモンと梅干が効いた気がするなあ。なんか脱水っぽいなあ。

一本杉峠に向かいながら、ここでDNFするかどうかずっと考えていた。森の中は体感では涼しく感じるが予報は正午ごろに35度。いくら森の中でも影響を受けないわけがない。自分が知らない間に高温の影響を受けている可能性もある。そして立ち直ったとはいえ、前半の15kmで不必要なダメージをカラダにうけている。結果論としてそれがDNFの原因になったとしてもおかしくはない。

一方で、一本杉峠はショート24㎞の14km地点。つまりそのまま進めばゴールまで10km、DNFしてショートのコースに沿って引き返せば多分途中でタクシーなどいないだろうから14kmを延々炎天下歩くことになる。だったら普通に歩いて進んだ方がよくないだろうか。いや、良い。残る登りは大したことないので、2時間あればゴールにはたどり着けるはず。この時が10時30分くらいだったので、ゴールの制限時間まではまだ3時間もあった。よし、進もう。




だからといっていきなり出発するのではなく、ここではたっぷり15分間の休憩を頂きました。そこにあったパイプ椅子に座って涼しくしていたら、脈拍も170くらいから110くらいまで下がってきた。役員のお姉さんに「休憩ですよね?」と念を押されたくらいだ。くつろぎ過ぎてランナーに見えなかったらしい。

さて、じゃあそろそろ行くかと思って立ち上がったら、そこに走り込んできたランナーが役員の人に順位を聞いている。「80番くらい」 何? 300人以上エントリーしているからまだ全然前の方じゃないか。

ここでようやく、大会全体に異変が起きていることに気が付いたのだ。その頃、多くのランナーが幽鬼のように山中をさまよい始めていた。



続きます。


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みなさんはブログをどんな環境で書いておられるのだろうか。スマホ?ノートPC?デスクトップPC?

自分はもっぱらデスクトップ。ノートパソコンも一応あるが、あのパンタグラフ式キーボードがどうもしっくりこない。というか、多分DELLパソコンがいけない(笑)

デスクトップPCはながらくマイクロソフトのキーボードを使ってきたのだが、世の中にはワイヤレスキーボードという便利なものがある。勤務先がヨドバシのすぐそばだったので、時間があるときに見に行ってみたら、ELECOMがコスパがよさそうだった。早速注文。
DSC_0295 (1)

Bluetooth式もあるのだが、Wifiバンドを使う方式の方が反応が速いらしい。そしてご覧のように、机の上を占める面積が相当に削減された。これは快適だ。有線キーボードでこの小ささのものは見当たらなかった。あと、使わないときも片付けやすい。お勧めです。1,199円!(笑)


さて、今日はレースから3日目なので筋肉痛が多分ピーク。昨日は7km走れたが今日は2kmで断念。明日は回復していると思う。ではレポの続き、参ります。

午前5時10分、ミドルのランナーがスタートした。ここから速い人は4時間台で帰ってくる。制限時間は8時間半。自分の目標は一応6時間18分のPBを少しでも上回ること。そのためには、最初の平地15kmを昨年並みかそれ以上のペースで駆け抜けなければならない。下図の第1区間だ。
20180826高度
今回は装具としてはYURENIKUIだけ。そこにアクエリアスのボトル、SAVAS PIT INを3本、スマホ、ウィンドブレーカー、小銭、クルマのキー、などを突っ込んで走る。最近ロング走をやってないので、YURENIKUIを装着するのは久しぶりだった。

最近体重を気にしないで食べているので、ちょっときついなと思ったのだが、そのままスタート。お持ちの方はご存知だと思うが、YURENIKUIのベルトって走りながら調整できるような代物ではない。立ち止まって一回外さないと調整は無理。ちょっと不安だったが、緩すぎで揺れるよりはいいと思いそのままスタートした。

さすがinnov8、去年まで履いていたGELFUJI トラブコに比べて片方で130gくらい軽いだけのことはある。去年は相当頑張ってキロ5ペースを維持したが、今年は心拍が特に上がることもなく、余裕でキロ5を刻んでいく。心拍はこんな感じ。150にも届いていない。
20180825心拍

一方でラップは昨年比こんな感じ。
0-5km
(昨年)4:54,4:55,4:53,5:07,5:02 区間24:51
(今年)4:43,4:54,4:57,5:14,4:54 区間24:44

5-10km
(昨年)5:07,4:49,4:53,5:03,4:46 区間24:38
(今年)4:58,4:48,4:54,5:17,4:53 区間24:52

10-15km
(昨年)5:48,5:04,4:54,5:04,4:50 区間25:40
(今年)5:28,5:16,5:08,5:13,4:55 区間26:02

15km地点
(昨年)1:15:09 avg5:01
(今年)1:15:38 avg5:02

一応ラップだけ見るとそこそこ順調な感じだが、最初はともかくシューズのアドバンテージを考えると、カラダが暖まってくる5km以降、もっとペースアップしてもおかしくなかった。しかし5kmを過ぎてもどうもカラダの調子がおかしい。

おかしいというか、しんどいとか重いとかじゃなく、カラダに力が入らない感じ。こんな感じは記憶にない。最近の練習の感じから言えば、4分40秒台に入っていってもおかしくないのだが。相変わらずURENIKUIがきついので、少しでもズリ下げて骨盤に押し当ててごまかそうとする。



順位だが、スタート時点で30位くらいで、15kmまでに少し多めに抜かれた気がするので多分40位くらいだったのではないだろうか。もうちょっとペースアップしたかった。しかし今やそれどころではなくなっていた。

8月はかなり質的にもいい練習ができていたのに、本番でこれだけペースが上がらないということは、体調になにか重大な問題があるということだ。それはかなり深刻だ。今シーズンもしかしたらサブ3狙えないということになる。今年の年初のようにまた原因不明の体調不良だろうか。

そして第1区間が終わり、第2区間の登りに差し掛かったとたん、そいつはやってきた。

まったく脚が前に出ない!!

ここから低いとはいえ一山越えなければならない。本当にこんなので越えられるのか?

ロードだが10%はたっぷりある登りを歩いてのぼりながら、憂鬱な気持ちに襲われていた。相変わらずカラダにチカラが入らないまま、必死になって吾国山に登る。つらい!まだ20km来てないのに本当に最後まで行けるんだろうか。DNFするなら次の板敷峠か?

そんな色んな事を考えながら、いい材料は一つもないままに吾国山の頂上に到達。ここからは標高差400mのほぼ全部が舗装された林道を下っていく。これが思っていた以上にきつかった。心拍数を見ると、下りなのに200近くにまで上昇している。
20180825心拍
矢印が次のエイドの板敷峠。ここで小休止してようやくYURENIKUIを外す。長さを一つ緩めてまた着ける。

15-20km
(昨年)8:29,6:36,5:07,7:36,14:33 区間42:22
(今年)9:23,7:10,6:18,9:43,15:12 区間47:48

20-25km
(昨年)15:04,15:11,4:53,5:12,5:10 区間45:31
(今年)20:28,13:34,5:26,6:19,5:24 区間51:12

板敷峠で毛虫に刺されたのはご愛敬。係の人に塗り薬をもらってとりあえず塗っておいた。

YURENIKUIを緩めたおかげでカラダが急に動くようになる。ここからは平地がしばらく続く。とにかく普通にジョグすること。登りになっても早歩きで歩くことを心掛けた。ラップも回復してきているのが分かる。ちなみに板敷峠は26km地点付近。

25-30km
(昨年)4:47,5:20,5:51,10:07,12:08 区間38:14
(今年)5:18,7:51,7:01,10:58,12:15 区間43:24

30㎞地点の次のエイドに向けて一生懸命登っていく。この辺は木陰も無くて暑かった。ここでだいたい午前9時くらいだが、このとき既に気温は33度あったようだ。しかし腹部の圧迫が無くなってカラダも軽くなり、標高400mちょっとのエイドへズンズンと登って行った。

続きます。

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まずは、さくらももこ先生の訃報に接し、お悔やみを申し上げたい。先生は自分よりちょうど1歳年下。しかし自分が社会に出たころにはもう人気漫画家で、やがて「ちびまる子ちゃん」の放映が始まってその人気が爆発。主題歌の「踊るポンポコリン」「走れ正直者」も大ヒットしたな~。

「踊る」なんて近藤房之介がボーカルだからね。

そしてヒデキ。二人が同じ年に亡くなったのは偶然とは思えない。

ご冥福をお祈りいたします。

さて、昨日の興奮もカラダの火照りも覚めやらぬ中、つく天のレポに行ってみたい。ちなみに「カラダの火照り」は言葉のあやではなく本当にまだ火照っている。昨日ゴール時点では認識できていなかったのだが、家に帰って落ち着いてみると何やらカラダが熱い。サバイバルレースを生き抜いて情熱がほとばしっているわけでもなさそう(笑)

そんな状態をツイートで呟いてみると、色んな皆さんから「それは遅発性の熱中症だ」という指摘を数多く頂いた。カラダを冷やして安静にすべきだとのアドバイスも頂戴した。どうも気が付かない間にカラダに熱がこもっていたらしい。

おかげでいつものマラソン大会やこれまでのつく天での疲労感とは違う、けだるさと頭痛に包まれて今朝は目覚めた。よく言うじゃないですか。当日や翌日は「もう二度と出るか」と思うけど、しばらくしたら脳内で記憶が美化されるって。いきなり翌日から記憶が美化されていた(笑)

いや、暑さが喧伝されていますが、つく天って大半は木陰なんですよ。確かにロードの練習してないと前半のロードがかなり長いのでダメージ食らいそうですが、マラソンやってるランナーからすれば暑さが影響するのは多分最後の5kmだけ。まあもちろん気温は普段よりは高いのでそのダメージはありますが。

それよりも、その悪い条件を乗り切ってサバイブしたこと、自分を(運よくではあるけど)コントロールできたこと、そこに充実感を感じてます。これまではトレランってロードの練習という位置づけでしか捉えてなくて、正直何が楽しいのか良く分からなかったけど、全体の組み立ての楽しさみたいなのを感じた。

だからといって主戦場をロードから移す気はさらさらないが、新しいシューズもかなりいい感じだし、もうちょっとトレランの大会に出てみてもいいかも。とりあえず、今回登った山の裏側になる笠間トレランにエントリー。10月8日なのでアクアラインマラソンの2週間前。



そんなわけで、そんな認識を持つに至ったつく天のレポを数回にわたってお送りしたい。全体が4つのパートに分かれているので4回かもと思ったが、第2区間と第3区間はまとめられそうなので、多分3回で終えられるかと。今日はスタートまで。

20180826高度
こういう時に毎回ブログをちゃんと書いておくと役に立つなあと思うのは、大会の朝の行動。何時に寝て何時に起きて何時に何を食べて何時に何を出して何時に家を出発して何時に会場に着いたか、なんてできれば過去の経験値を参考にしたい。

去年のブログを読むと自分は2時に起きてすぐに家を出て4時前に会場に着いたらしい。スタートは5時10分。たしか4時前に着けば駐車場も余裕だった。今年もそれでいくことにする。で、前夜は9時過ぎに寝て2時に起きた。普段とはリズムは違うが一応睡眠時間は確保できた。

2時半に家を出発。当たり前だが道はガラガラで4時前には予定通り会場に到着。スタート地点から100mほどの場所にクルマを置いた。とりあえず受付に向かう。

会場は石岡市八郷支所および八郷公民館。いろいろ経緯はあるようで、昨年は八郷支所はトイレも貸してくれなかった。一昨年は自由に使えたのに。今年はうってかわって、八郷支所に男子更衣室、公民館に女子更衣室が設置された。すでに大会はこれで5回目。年々環境が整っている。



なんとミドルとショートは受付そのものが今年から無くなっていた。前日受付が無くなったとは聞いていたが。こうなったら本当にギリギリに来て車から直接スタートしてもいいのかも(笑)

受付(だった場所)の前でアンコさんに遭遇。相変わらず元気そうだ。今年はショートに参加の由。12月のいすみハーフでの再開を誓う(というほどのことではないが)。

スタートまで時間がまだまだあるのでクルマに戻って待機。ガーミンの画面に高度表示させるのを忘れていたので設定する。あとはラジオを聴いて過ごす。残り30分になったところでクルマから出て装具を着。軽くウォームアップ。

スタート地点に戻ってきたところでMURASAKIさんに遭遇。相変わらず美人だ。今年はミドルに出るらしい。そして今回トレランに初参加というSugiさんとも遭遇。ご主人も一緒だった。予想通りというか、めっちゃいい人っぽいご主人だった。手袋を持っていないというので、最後の5kmくらいで必要ですよとおどかし過ぎたか。

ショートに出場するはりゆうさんにも会った。チャックのお悔やみを言う。だいぶ元気になったようでよかった。

そうこうしているうちにスタート時間に。5時ちょうどにスタートするロングのランナーを見送ったらいよいよミドルのスタート時間。マラソンと違って先を争って前に並ぶということが無い(笑)。気が付いたら3列目にいた。

この時点で気温25度。予報では昼頃に36度になるときいたが、何の警戒もしていなかった。

本日の走行距離:7.0km
今月の走行距離:288.8km
本日の最低体重:61.0kg
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速報を書いた後にどうもカラダが熱いと思って体温を計ったら平熱より1度高かった。あとになって出てくる熱中症というものもあるらしい。ツイッターでみなさま色々とアドバイスいただきありがとうございました。

今日のうちに言いたかったこと。それは速報で大会関係者の方へのお礼を書き忘れたこと。あんなやばい天候の中「選手の人は大変だからねえ」と嫌そうな顔一つせずせっせとエイドや交通整理やランナーの誘導をしてくださった。いや、我々は好きで走っているだけですから。ここは見ていないと思うけど、お礼を申し上げたい。

そもそもこの大会はシーズンインの前哨戦として気楽な気持ちで参加してきた大会。にもかかわらず、7時間の間に体調が悪くなったりよくなったり、気持ちも前向きになったり後ろ向きになったり。対処の仕方も色々あるなあと思った48kmでございました。20180826高度
板敷峠が中間点に見えるけど、精神的には燕山が中間点(笑)

人間、命の危険があると饒舌になるらしく、ゴール後の男子更衣室が知らない同士で異常に盛り上がった(笑)

本日の走行距離:48.0km
今月の走行距離:283.8km
本日の最低体重:60.8kg
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