今日は朝から雨なのでランオフ。半年間毎日走り続けた後遺症で、ランオフするとどうも頭がモヤモヤする。
キャスターの辛坊治郎氏が太平洋をヨットで横断中だ。自分は彼のラジオ番組をよく聞いていたので、この冒険(と呼んで差し支えないと思うが)に至る経緯もだいたい知っていた。
もともとは7年前に盲人セーラーに誘われて出発した太平洋ヨット横断行が、出発地から1000kmちょっと行ったところでクジラに衝突するという滅多にないアクシデントで中断を余儀なくされ、さらには救助に海上自衛隊が出動したことで世の中からの批判もあったらしい。
その相方の盲人セーラー氏は2年前に他の人と組んで太平洋横断を成し遂げ、辛坊氏はある意味置いてきぼりを食らった。(多分お互いにそんなに悪感情は無いはず)そうすると辛坊氏としては1人ででもやり残した冒険行を遂行せざるを得ない。本人によれば「死んでも死にきれない」そうだ。
そんなわけで幾つもあったラジオテレビのレギュラー出演番組を全部降板して、4月9日に大阪を出港。
このヨットに搭載されている位置情報システムのメーカーが、辛坊氏のヨットの位置を伝える特設サイトを開設しているので、便利なことにいつでも氏がどこにいてどこに向かってどのくらいのスピードで航行しているかが分かる。
これに同じタイミングの風の情報を並べてみる。Windyというサイトで風速と風向が分かる。
この時はかなりマシになっていたが、この24時間前のは風速が60kt(30mくらい)で、しかも逆風だった。すでに日本から2000km近く離れていて、もし何かあっても海上自衛隊は飛んできてはくれない。多分救命艇に移乗して漂流するしかないだろう。
出発する前は、年間に数十人はやっているという太平洋横断にまた1人参加するということなのだろうなどと簡単に受け止めていたが、この風速データを見ていると洋上で1人でこの風の中を格闘している状況がありありと想像できた。いや、想像の範囲は超えているけれども。
正直ラジオ番組で話しているのを聞いていて辛坊氏のことはそんなに好きでもなくなってきているのだが、この状況にある氏のことを想像すると、これでもし何かあったら結構精神的ダメージを受けそうだなと思った。
どうなんだろう。もし沈没したりしたらそこでこの位置情報がパタリと消えるんだろうか。今週前半にかなり厳しい状況は越えたようなので、ここからはもう少し落ち着いて見られるような気もするが、とにかく無事に目的地であるサンディエゴに到着することを祈るばかりだ。
ヨットって風の力だけで進む。エンジンの力で進むモーターボートとは乗った感じが全く違う。それこそ自動車とランニングくらい違う。(一応ヨットに乗った経験はある。ウィンドサーフィンもちょっとだけ)
なんにもエネルギーを消費しないで、純粋に自然環境の力だけで前に進むのは凄く不思議な感覚だし、すごく気持ちいい。それで太平洋も渡れるんですね。今、辛坊氏のヨットのスピードが大体時速10~12kmくらい。まさにランニングと同じくらいのスピードだ。これで3か月くらいでアメリカに着くらしい。
あの「太平洋一人ぼっち」の堀江健一氏が単独太平洋横断を成功させたのが1962年。子供のころは日本人が成し遂げた数少ない世界レベルの冒険の一つだった。あとはマナスル初登頂とか黒四ダムとかサファリラリーとか。
ヨットはランニングと違って夜中も勝手に進んでくれるから、毎日走るよりもたくさん進みそうだけど。その向こうにアメリカ大陸が見えてきたら、それはそれは感動するんだろうな。人生観変わるでしょうね。あの尖った語り口が多少でも柔らかくなったらいいんだけど(笑)
本日のスクワット:100回
本日の走行距離:0.0km
今週の走行距離:26.1km
今月の走行距離:210.3km
本日の最低体重:60.1kg
キャスターの辛坊治郎氏が太平洋をヨットで横断中だ。自分は彼のラジオ番組をよく聞いていたので、この冒険(と呼んで差し支えないと思うが)に至る経緯もだいたい知っていた。
もともとは7年前に盲人セーラーに誘われて出発した太平洋ヨット横断行が、出発地から1000kmちょっと行ったところでクジラに衝突するという滅多にないアクシデントで中断を余儀なくされ、さらには救助に海上自衛隊が出動したことで世の中からの批判もあったらしい。
その相方の盲人セーラー氏は2年前に他の人と組んで太平洋横断を成し遂げ、辛坊氏はある意味置いてきぼりを食らった。(多分お互いにそんなに悪感情は無いはず)そうすると辛坊氏としては1人ででもやり残した冒険行を遂行せざるを得ない。本人によれば「死んでも死にきれない」そうだ。
そんなわけで幾つもあったラジオテレビのレギュラー出演番組を全部降板して、4月9日に大阪を出港。
このヨットに搭載されている位置情報システムのメーカーが、辛坊氏のヨットの位置を伝える特設サイトを開設しているので、便利なことにいつでも氏がどこにいてどこに向かってどのくらいのスピードで航行しているかが分かる。
これに同じタイミングの風の情報を並べてみる。Windyというサイトで風速と風向が分かる。
この時はかなりマシになっていたが、この24時間前のは風速が60kt(30mくらい)で、しかも逆風だった。すでに日本から2000km近く離れていて、もし何かあっても海上自衛隊は飛んできてはくれない。多分救命艇に移乗して漂流するしかないだろう。
出発する前は、年間に数十人はやっているという太平洋横断にまた1人参加するということなのだろうなどと簡単に受け止めていたが、この風速データを見ていると洋上で1人でこの風の中を格闘している状況がありありと想像できた。いや、想像の範囲は超えているけれども。
正直ラジオ番組で話しているのを聞いていて辛坊氏のことはそんなに好きでもなくなってきているのだが、この状況にある氏のことを想像すると、これでもし何かあったら結構精神的ダメージを受けそうだなと思った。
どうなんだろう。もし沈没したりしたらそこでこの位置情報がパタリと消えるんだろうか。今週前半にかなり厳しい状況は越えたようなので、ここからはもう少し落ち着いて見られるような気もするが、とにかく無事に目的地であるサンディエゴに到着することを祈るばかりだ。
ヨットって風の力だけで進む。エンジンの力で進むモーターボートとは乗った感じが全く違う。それこそ自動車とランニングくらい違う。(一応ヨットに乗った経験はある。ウィンドサーフィンもちょっとだけ)
なんにもエネルギーを消費しないで、純粋に自然環境の力だけで前に進むのは凄く不思議な感覚だし、すごく気持ちいい。それで太平洋も渡れるんですね。今、辛坊氏のヨットのスピードが大体時速10~12kmくらい。まさにランニングと同じくらいのスピードだ。これで3か月くらいでアメリカに着くらしい。
あの「太平洋一人ぼっち」の堀江健一氏が単独太平洋横断を成功させたのが1962年。子供のころは日本人が成し遂げた数少ない世界レベルの冒険の一つだった。あとはマナスル初登頂とか黒四ダムとかサファリラリーとか。
ヨットはランニングと違って夜中も勝手に進んでくれるから、毎日走るよりもたくさん進みそうだけど。その向こうにアメリカ大陸が見えてきたら、それはそれは感動するんだろうな。人生観変わるでしょうね。あの尖った語り口が多少でも柔らかくなったらいいんだけど(笑)
本日のスクワット:100回
本日の走行距離:0.0km
今週の走行距離:26.1km
今月の走行距離:210.3km
本日の最低体重:60.1kg