今日も涼しかったですね~。新木場でオレオさんが集合しているとのことだったのですが、微妙に時間に間に合わず、今日も浦安体育館でヒップアダクションとヒップアブダクションに汗を流してまいりました。

でも今日は体育館までの往復10kmを走ったということで、前回よりは進歩したかな?それにしても毎日毎日夕食の最初に枝豆を食らってます。もう8日連続(笑) そりゃあ体重も増えます。休暇前61.0kg→現在62.0kg。毎日10km走ってギリギリバランスしてる?
しかし休暇中に毎日10km走るって、想像以上に大変だった。これを毎日20km走っている人って凄い。これまで休暇16日中ランオフは2日だけど、10km以上走れたのは7日だけ。まあ20km走れてればこんなに太らないですね(笑)

カミさんの記事にも取り上げて頂いた先日のフォアフット、これでガンガン走ると本当に気持ちイイです。細かくはまた書きますが、効率よく筋力が地面に伝わっている感じがします。唯一気を付けなければならないのは、シンスプリントですかね。フォアフットにすると当然にフクラハギへの負荷は増えますので、ラン後のアイシングやマッサージは念入りに。




以前もGW直前に「推薦図書」って記事を書いたら予想外にPVを集めたので、調子に乗ってこの盆休み向けに書いてみますか。タイトルにも書いた「刑事フロスト」。優秀なミステリーというよりは、笑いとペーソスにあふれる人間ドラマといった方がいいか。

定年間近の主人公の刑事フロストは、英国デントン警察の犯罪捜査責任者として辣腕をふるっていたが、理解の無い上司と容赦のない犯罪者の暗躍で、その存在を常に脅かされていた。そして幼女誘拐や売春婦連続殺人などの猟奇的な事件が頻発し、フロストは英国の冬の天気のようなぬかるみにどんどんとはまっていく・・・・

なんて書くと颯爽とした警察官を想像しますが、リスク承知でタイトルに書いた通り、フロストの決まり文句は「お嬢さん、浣腸は好きかい?」と声を掛けて妙齢の婦人の臀部にその太い親指をカマすこと。とにかく下品で身だしなみにもこだわらず、捜査においても直感だけを信じていつも行き当たりばったり。

この「超」がつく下品な小説を、イギリスの読者たちがどんな顔をして読んだのか。英国人気質を理解するうえでも必読です。見込み捜査で何度も犯人にも逃げられ、被疑者からは訴訟を起こされ、上司の署長からは異動をちらつかされ、絶体絶命に追い込まれるのだが、最後は・・・・

フロストが最初に世に出たのは多分これ。「クリスマスのフロスト」。クリスマスの夜に容赦なく起こる事件にフロスト刑事が振り回されるお話。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)
R.D ウィングフィールド
東京創元社
1994-09-21

でもハチャメチャなフロスト刑事だけど、いいところが二つだけあって、一つは解決すべき事件の優先順位を間違えない事。もう一つは、解決すべき事件のためにはあらゆる手段を使うこと。この清廉さと瞬発力がこのドラマのもう一つの魅力ですね。(もう一方の魅力はもちろんその下品さw)

上司の受けは最悪だけど現場の人間からの信頼は厚い。それに手柄にも全く関心がない。あとはその下品な冗談が読んでいて受け入れられるかどうか。

ちなみに作者のウィングフィールドは2007年に死去。邦訳4作目の「冬のフロスト」あたりでもう新作は出ないことが確定していたにもかかわらず、残された遺作を訳して欲しいという要望が頻出。つい先日、最終作の「フロスト始末」が日本でも刊行されました。

英国の小説らしく、派手さはまったくないものの、この主人公のキャラが立っている事と、地味ではあるけど大混乱の中から事件が着々と解決されていくカタルシスを味わいたくて、日本でもファンが多いものと思われます。まずはクリスマスのフロストを手に取られることをお勧めします。

それ以外のフロストシリーズのリンクも貼っときますね。もうこれ以上にフロスト刑事シリーズが読めないなんて、残念でしょうがないです。

ああ、あしたはたけしの糾弾裁判に出席します。
もちろん検察側の証人で(笑)
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フロスト日和 (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド
東京創元社
1997-10-18


夜のフロスト (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド
東京創元社
2001-06-08


フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)
R.D. ウィングフィールド
東京創元社
2008-07-30


冬のフロスト 上 (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド
東京創元社
2013-06-29


フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールド
東京創元社
2017-06-30