鎌倉ロスも覚めやらぬまま、茂原ロスな者です。というよりは、「居酒屋ひで」ロスかも(笑)。

そろそろロングTシャツ(ホワイト)の受け付けも始めないといけないのですが、まだ準備ができてません。多分24日(木)0:00から4日間の受付になると思います。遅れたらすいません。

いざ受け付けるとなると、受付可能なサイズとか単価の確認とか、色々やることがあります。今回はせっかくなんで、半袖(ドライ)、半袖(綿100)、ノースリーブ、ロングTの4種類まとめて受け付けようかと思います。

単価は半袖(ドライ)、半袖(綿100)とノースリーブは従来通り1,300円、ロングTは1,500円の予定です。お楽しみに~。やっぱり暑い時期はホワイトのノースリでしょう!

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今月はここまで1日しかランオフしていないので、今日はランオフ。その代り、帰宅してから体育館のジムに筋トレしに行った。今日はヒップアダクション(閉じる方)で60kgに10kg増量してチャレンジ。10回×2をやり遂げる。ヒップアブダクション(開く方)も50kgで10回2セットやり切った。

あとはバックエクステンション50回。その他適当にその辺のマシンをいじって終了。マシンやるとアドレナリン出ますね。ジムの中でも気持ちが高ぶってるのか、みんな道を譲ってくれない(笑)。

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日曜日、茂原の二日酔いも激しい中、浦安消防署に救命講習を受けに行ってきました。今回はトモコと二人。専業主婦でも子供と接する機会が多いので、受けておいた方がいいと思って勝手に申し込みました。

自分は2年ぶり2回目の受講ですがビックリするくらい忘れてたので、ちょっと長いですが備忘の意味で受講した内容を書いときます。こんな素人でも救命のポイントになる個所はきちんと伝えられると思います。

それに少しでも知識があればそれだけ助かる人が増えるはず。もしそんな場面に遭遇したら、欠片でもいいのでこのブログを思い出してください。でも、もし関心が湧いたら近所の消防署がやっている講習受講をお勧めします。

こちらでも結構分かります。→一次救命処置の手順(日本赤十字社)

最初はそれほど乗り気ではなかったトモコ。講習が始まると、いきなり「道路で倒れている人を発見したときのロールプレイング」に突入です。

もし倒れている人を見かけたら、手順は以下。
①救命するための自分の安全が確保できるか、確認する
②意識があるかどうか呼びかける
③周囲の人に協力(消防への通報、AEDの準備)を依頼する
④呼吸があるかどうか確認する
⑤胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始する

①は、ある意味当たり前ですが、要救助者を発見するとこちらも動転するので、手順として入っています。これ以降の手順も、発見者である自分がパニクることを前提にしています。だから講習では、一連の手順を5回くらい繰り返して練習させられます。

②で要救助者に呼びかけます。これ、実際は大変だと思うんですよね。例えば盛り場で夜、倒れている人がいたとして声掛けられるでしょうか。結構勇気要りますよね。昼間でも大変だと思います。

そして実は一番大事だと思ったのが③。以前も書きましたが、とにかく早く胸骨圧迫したいわけです。→ そうしたら、消防署への連絡とかAEDの確保とか、協力してくれる人が必要ですよね。

講師の方によると「だれか手伝ってください」というあいまいな呼びかけではなく、特定の人を指さして「あなた!119番に電話してください」と具体的に指示するほうがいいそうです。「だれかお願いします」ではだれも動いてくれないらしい。

トモコは今回の講習の中で、これが一番苦痛だったって言ってましたが、超絶人見知りの割には頑張っていたと思います。



ちなみに、心肺停止の人に対して5分以内に胸骨圧迫を開始した場合、AEDがあると37%が助かるそうですが、AEDが無い(もしくは使用が遅れる)場合は生存率は7%まで下がるそうです。だからAEDの確保も相当重要です。

そういえば昔は、除細動器って手術室の中だけのものでしたよね。それが救急車で駆け付ける救急隊が使用可能になり、そして今や一般市民も使えるようになった。それだけ心肺停止の要救助者に対してAEDの使用が効果的だってことです。

それから誤解されているようですが、AEDって実は誰にでも扱えます。特に訓練を受けていなくても使えます。今のAEDは本当に進化しているので、蓋を開けたらあとはすべて音声に従って操作するだけです。



話を戻すと、④で正常な呼吸をしていないことが分かったら、⑤の胸骨圧迫を即座に開始。胸骨圧迫は以前は「心臓マッサージ」って呼ばれてましたが、動作そのものを誤解されることが多いので、この名称に変えたそうです。やってることは従来と同じです。

胸骨圧迫をすることで、心臓を間接的に圧迫して血液が脳に送られ、これで低酸素脳症になることを回避するわけですね。

日本では救急車の現場到着までの平均時間が8分ちょっと。胸骨圧迫は1分120回ですので、900回くらいは推さないといけません。これがかなりの重労働です。

だから協力できる人は多い方がいい。適宜交替しながら救急車の到着を待ちます。今回の講習でも、多分300回くらいは推したと思います。



AEDを使う理由は、心肺停止のかなりの割合で、心房細動(心臓の痙攣)を起こしているからだそうです。心房細動を起こしてしまうと、いくら胸骨圧迫をやっても心臓が再起動することはないそうです。なので、AEDの電気ショックで一旦心臓を停止させて、正常に鼓動しやすくするらしい。

とにかく講習を受けていて思うのは時間の大切さ。要救助者の生命を救う、あるいは助かった場合でも正常な生活に復帰できるためには、1分1秒でも早い救助活動が必要です。だから、世の中に救命の知識がある人が多ければ多いほど助かる命が増える。

まして、ちょっと感傷的な表現になってしまって恐縮ですが、それが自分の大切な家族だったとしたらどうでしょうか。わずか3時間の講習を受ければ救えていたはずの命が目の前で失われたとしたら。

そしてあえて書きますが、それは明日、自分の身に起きる出来事かもしれない。引っ込み思案なトモコが今回積極的だったのはそれが理由だと思います。やっぱりコースケのことを考えたんでしょう。

更に言うと、一回受けたら十分かというとそんなことはなくて、自分も2年半前に受けたんですが、相当内容を忘れてましたね。それでも胸骨圧迫は上手だと褒められたので、一度受けてると受けてないのでは大違いだと思いますが。



ここまで読んで、かなりの人が救命講習を受けようって気になってると思います(笑)。そんなあなたにAEDと胸骨圧迫の関係について一言。胸骨圧迫はとにかく継続が重要なので、胸骨圧迫をしながら同時にAEDをセットします。

AEDがセットされたら後はAEDが自動で心房細動が起きているか、電気ショックが必要かどうか判定します。必要な場合はAEDが自動音声で知らせてくれるので、胸骨圧迫をいったん中止して電気ショックを掛ける。電気ショックが終わったら胸骨圧迫を再開します。

そうこうしているうちに8分が経過して救急車が到着するので、これで救命活動は終了です。お疲れさまでした。8分だと速い人なら2km走れますが、その間に失われる命、救われる命もあるんですね。

できれば私は、走るんだったら救命講習を受けている人と一緒に走りたいなあ。ああ、私と走る人は安心して下さい。3回に1回は救えます(笑)。
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終了してのトモコの感想です。
「これやってるのとやってないのとでは大違い。今日は本当に来てよかった」

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