今日は門前仲町の「Takeアスリート鍼灸院」に行ってきた。60分ほぼまるまる、Takeさん節を聴いてきた。ためになった~。詳細はまた明日。



まあこのブログでも、ごくたまに自転車ロードレースの話題を書くじゃないですか。まあほとんど需要は無いんだが、たまにハロさんが感想を入れてくれたりするのでこちらも調子に乗ってつい書いちゃう。

世界には3大グランツールっていうのがあって、5月のジロデイタリア、7月のツールドフランス、8月のブエルタエスパーニャ。いずれも3週間の長丁場だ。これを同じ年に3つとも制覇した人はこれまではいない。2つ制覇ですらまだ10人ちょっとだけだ。

今年のツールドフランスを4年連続で制したクリス・フルームが、ブエルタエスパーニャも制した。これで自身初のダブルツール達成。以前からこのブログでは、山を制する者がグランツールを制する、みたいに書いてきたんだが、最近はちょっと事情が違ってきているようだ。

特にこのフルームの勝ちパターンは、山は集団のチカラで乗り切って、ツール期間中に2回か3回設定されているタイムトライアルで差を付ける。今回は第16ステージに40kmの個人TTが設定されていたが、フルームは総合2位のニーバリに1分近い差を付けてステージ優勝。ニーバリはそれでもステージ3位なのに差が付きすぎ。

一方で、今シーズンで引退を表明していたアルベルト・コンタドールは最終日の前日、20%前後の激坂で有名なアングリルの登りで勝負に出て、見事ステージ優勝を飾った。それでもフルームに付けた差はわずか17秒。強いチームでサポートが得られれば、激坂でもそんなに差は付かないのだ。





その第20ステージは日本では土曜の深夜に放送されたので、自分もワクワクしながらずっと見ていた。これまでグランツール総合優勝7回、生涯3大グランツール制覇を誇るコンタドールも、34歳。寄る年波には勝てず、今シーズンで引退を表明。

コンタドールは引退に際して、とにかくステージ優勝したいと言っていた。だからこの日は最初から必勝態勢。もしかしたら総合首位をいくフルームも、今日ばかりはコンタドールがステージ優勝するのをそっと見守っていたのかもしれない。やはりロードレース界を盛り上げた立役者の一人なのだから。

コンタドールはなにしろスペイン人。もう地元での人気は大変なもので、最後の激坂ではまともに走れないほどの観客が路上にまであふれた。(真ん中の赤いクルマの前を走るのがコンタドール)
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コンタドールといえば、いわゆる「立ち漕ぎ」でどんな激坂もガンガン上ってしまうその登坂力が魅力だった。今回もガンガンに登ってみせた。(あ、この写真は立ち漕ぎしてなかった)
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コンタドールといえばステージ優勝するときの、ゴールでの「エル・ピストレロ」(ピストルを撃つ人)ポーズが有名だ。今回もそのシーンがみられるんじゃないかと期待していたが、やってくれました。
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コンタドールは一度ドーピングで陽性になって、グランツール2つのタイトルを後ではく奪されている。ある意味、汚れた英雄なのだ。それでも彼のステージ優勝を祝う周囲の空気はあくまでも暖かかった。

ロンドン世界陸上の100mでは、優勝した選手がドーピングで2度出場停止になっているという理由で、ブーイングを浴びたのは記憶に新しい。しかし出場はできた。日本記録をかつて持っていた100mランナーは「世界1にはなれてもヒーローにはなれない」と語ったらしい。

でも、勝った人は素直に称える、というのがスポーツマンシップだ、と教わってきた自分には、このブーイングがどうしても納得がいかない。一度でもドーピングしたらその影響は残る、という主張もあるようだが、ならば永久追放を検討しないといけないのでは。

科学的根拠が無いのであれば、それは一度でも誘惑に負けたヤツ、ってことで蔑むという、ある意味処女・淑女信仰に似ていなくもないなあと思った次第。スポーツにそこまで精神性を求めるのだろうか。どんなに速くてもストイックでない奴は称賛しない、みたいな。

自転車のようなチームスポーツと完全個人競技の陸上ではドーピングへの誘因の度合いもたぶん全然違いますけどね。ちなみに「不正の3要素」という考え方があって、「機会(不正を犯せる状況にあるか)」「動機(不正を犯すことでメリットがあるか)」「正当化(だって他の奴もやってるし、みたいなこと)」だそうです。

この3つがすべてそろったら不正を犯す(=ドーピングをする)らしいので、短距離陸上界はそもそもこの3要素には恵まれてるんですかね?と、毒を吐いてみる。

てなことを考えたブログオフ明け、ランオフ中のランナーでした。
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