昨日のラップの記事にも書いたのだが、今回のマラソンの結果は本当に「曰くいいがたい」。みなさん優しいので「これは次につながる」とコメントして下さるのだが、確かにどんな結果でも次には絶対につながるのでおっしゃる通りなんだけど、でもあまりに目標に対して歯が立たなかったら本当に次につながるんだろうか、って思わないでもない。

今回の結果はまあ確かにサブ3ペースで突っ込んで激沈してもそこから頑張ったってことで得るものはありました。でも、7分だからね。これはあまりに自分のイメージとはかけ離れていた。自分の中では、そうは言っても激沈しても2,3分だろうって勝手に思っていた。逆に言えばそのくらい自信があったんです。

ところがかくもすっぱりと跳ね返された。まるで子供相撲の力士が本物の力士にはねとばされるみたいに。もう勝負以前だよね。勝負するつもりになっていた自分が怖いっていう。その落差に比べるといくら頑張ったとはいえ所詮は22分台。これで21分台まで戻していたならともかく・・・・

これだけブログ村を騒がせておいてこれはないだろう、って思った人も本当は多かったんじゃないんだろうか。ただ一方で、じゃあどこまで自己卑下するのかっていうこともあって、速報では非常にあいまいな言い方になってしまった。

自分の中では自分の結果に対する評価は決まっているが、それを表す言葉が見つかっていないという感じです。せめて3時間2分台くらいじゃないとサブ3を語る資格はないよな~ってそもそも思ってて、なんとかそのくらいにしたかったんですけど。



どっちにしても、どういう言葉で評価するのがいいのか、それはレポの中で見つけていきたいと思います。ということで早速、レース展開の解説行きます。

スタート前。体育館前の駐車場を2周ほどしてみる。最初はキロ430で入ったが、ラップペースがドンドン上がっていく。気が付いたら4:15まで上がっていて、平均でこれだから多分相当ペース上がってるなって思う。要するに、レース前はこれまでに無いくらいカラダが軽かった。逆風もなんのそのだった。

スタート前。持ちタイム順にスタート地点に並ぶ。スタートロスは30秒。ゲストによるトークも無ければカウントダウンもない、実に質実剛健なスタート。もう体力測定かと(笑)

 0-5km 21:56(4:40,4:13,4:16,4:08,4:11)
心拍数 161,177,168,162,162
スタート後はコースが狭くペースが上がらない。別大とかつくばのスタートは本当にスムーズだと思わされる。2km目からようやくサブ3ペースに上がる。カラダは軽い。腕を振ればしっかりペースに乗れる。でも緩めると3km目のように4:15を割ってしまうので集中して走る。

スタート直後は心拍数が180を超えたりしてビビったが、3km目くらいから通常モードに戻る。

5-10km 21:04(4:09,4:13,4:12,4:14,4:13)
心拍数 157,153,136,130,126
前半のコースは工業地帯をグルグル回る。風はそこそこあるのだが、集団の中に入っているとほとんど気にならない。でもやっぱり向い風の区間では力む。これが後後ひびいたと思う。そしてコーナーが多い!気が付けばこの5kmが唯一サブ3ペースを切った区間になった。

心拍数は心拍計が心臓からずれていたようで、心拍数がドンドン下がっていってビビった。

10-15km 21:32(4:16,4:14,4:15,4:17,4:20)
心拍数 122,151,160,160,162
この辺からなんとなく脚が怪しくなってくる。コースが変形8の字なので、この区間は逆風。しかし気付いたら、北西の風のはずなのに東向いて走っても逆風に感じるんだよな~。この付近では基本は集団走なんだけど、ところにより先頭を切って走ったりしていた。

心拍計も正常に戻って160前後に。このくらいなら全然オッケーだ。


防府コース平面

15-20km 21:35(4:16,4:13,4:18,4:18,4:25)
心拍数 156,160,160,154,154
この区間は基本追い風区間のはずだが、なぜか向かい風を感じる。そしてじりじりと下がって来るペース。脚が、脚が前に出ない!カラダも呼吸も楽なのに!これはいすみハーフの疲れなのか、はたまた単なるオーバーペースなのか!?そしてその一方で心拍数はジリジリ下がっていく。脚が動いてない証拠だ。この辺でmotoさんの「脚をクルクル回す」っていうのを思い出す。それで何とかペースキープ。

20-25km 22:07(4:23,4:28,4:23,4:23,4:23)
心拍数 153,156,157,148,152
なんだろうね、この心拍数。つまり脚をもっと回せる余裕があったってことですよね。一方でラップはどんどん下がって来る。これは心肺系ではなく、単に脚のスピード持久力。つまり30km走が足りないってことだよな~。ってレース中に気付いても遅いんだけど。

でもさすがに4分10秒台に1回も入らなくて、ここでサブ3は無理だって覚悟を決める。ただいったん決めるとそこからズルズル落ちるのが常なので、心の中でそっと決める。4分23秒が連続して出てちょっとホッとする。

25-30km 22:40(4:28,4:35,4:31,4:29,4:32)
心拍数 150,156,154,156,152
25kmでフルのトップ、川内選手とすれ違う。この瞬間がテレビ中継に写っていたらしい(笑)そのあとドンドン色んな選手とすれ違う。フジヤマさんとすれ違い、「フ・ジ・ヤ・マ!」って声を掛けたら「ファイト!」って返ってきた。オレが激沈していたのもお見通しだった模様(笑)しかもその後からワイナイナが!すげえ、フジヤマさん!

4分30秒越えを頻発していよいよヤバくなる。この時点で平均ペースは4分18。この先ペースダウンして行ってキロ5とか出たらマジで3時間1桁も危うい。

30-35km 23:14(4:33,4:39,4:42,4:38,4:31)
心拍数 152,152,148,150,156
この区間、唯一23分台に落ちた区間。30kmで折り返した途端に、まずはあやたさん、そしてサトさんとすれ違う。多分1kmも離れてない!ヤバい!しかも二人ともピョンコピョンコ飛び跳ねながらすれ違って行った!なんなんだあの元気!オレの目には二人がセサミストリートの某キャラクターにしか見えなかった。そう、これとこれな。
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どっちがどっちとか、それはとりあえず措く(笑)

とにかくここからはもう逃げるのに必死!マジで意地がどうのとかブログがどうのとかじゃなくて、この二人に追い付かれたくない一心でここからは逃げに逃げた!(笑)

35-40km 22:38(4:28,4:32,4:28,4:26,4:36)
心拍数 159,158,157,160,156
ここからは脚をクルクル回す双方が奏功して、なんとペースアップに成功。35km通過は2時間34分。ここからキロ4分10秒なら30分でゴールできるが、さすがにその脚力は無い。でもここまで激沈していて、4分30秒を切るラップが出ると嬉しかったな~。

アメブロのサムさんや、金沢のdonkeyさんともこの辺で出会った。サムさんとは東京までの帰りの足に付いての情報交換(笑) donkeyさんは以前からコメント頂いていたが、見た瞬間にdonkeyさんだと分かった。そこからは並んで疾走。いい感じでゴールまで行けたと思う。

40-GOAL 10:33(4:37,4:52,2:00)
最後にペースアップしたせいか、42kmが短く感じて最後の競技場へ。脚が売り切れたことが分かった20km地点から本当に辛い22kmだったが、本当によく頑張ったし、使い方で売り切れた脚もまだまだ動くことも分かった。でもいくら頑張っても、サブ3から7分落ちなんだよね~。

最後の2195mが10分切れなかったのは、多分そういう思いがあったせい。これがせめて2分落ちだったらなあ!! 

でも、そうは言っても一応3時間1桁を出してサブ3の挑戦権を得てから臨んだこの大会。この結果をダメだと言ったら、サブ3チャレンジする人はみんなダメってことになっちゃうしねえ。かといって、サブ3できなくて悔しいかっていうと、悔しいっていうレベルにも達してない感じ。だって本チャンの力士に投げられた子供力士が「口惜しい!」って言ったらいくらなんでもやらせでしょう。

オレはまだサブ3できなくて悔しいって言える資格すら持ってないんじゃないかと思った。それが速報で歯切れが悪くなった理由です。




サブ3.5を狙っていたころに思っていたのは「(サブ3.5に必要な)キロ5でいくら練習してもサブ3.5は取れない。余裕のあるキロ4:48が普通にならない限りムリ」というもの。このお陰で2015若潮マラソンでサブ3.5取れました。

自分の場合は同じことがサブ3でも言えるんではないだろうか。4:15がサブ3ペースならば、せめて4:12(5km21分ジャストペース)が身についてからじゃないと無理じゃないだろうか。

年末年始はこのペースで徹底的に練習を積み上げたいと思います。すでにオレと練習の予約を入れている人。覚悟!(笑)

20170918ブログ村