明日から週末まで山口県に出張なので、その間は多分更新できないと思います。佐倉マラソンの中で早めにお伝えしておいた方がいいなあと思うことを今日のうちに書いておこうと思います。

スタートまでの経緯はまた書くとして、スタート地点に並んでからは今日はいったいどうすれば自分として力を出し切ったと言えるだろうか、ということばかりを考えていました。そして思い至ったのが心拍数。

自分としての今日の命題はとにかく最後まで走り切ること。腕に着けたガーミンの心拍数を見ながら、165を越えない範囲で全力で走ろうと思った。スタート前のウォームアップではキロ415は軽く出たものの、心肺の調子はそこに付いて行かず170に近づく状況。この時点で今日のサブ3チャレンジは無理だと思った。

そしてスタート。

0-5km 4:21,4:40,4:25,4:32,4:40 22:40/avg4:32 
スタート直後は周囲の流れに乗るだけ。最初はキロ430を切ったが、その後はシンプルに推移。4kmあたりでかっきぃさんとひろこさんという、東京マラソンを目指す二人にぶっちぎられたのはナイショだ。ちなみに抜かれる時には、自然に抜いてもらえるよう左に曲がるコーナーの時に右の方によって二人の後ろに着くという、パシュートもビックリのテクニックを使いました(笑)

5-10km 4:28,4:31,4:58,4:37,4:34 23:08/avg4:37
5km以降も心拍を見ながら抑えて走る状況。8km目のトイレinを除けば430を少し上回る程度のいいペースで推移。風も最小限だった。でもジリジリとペースが落ちてきているのが気になる!

10-15km 4:34,4:47,4:42,4:36,4:49 23:29/avg4:42
この辺りから回りに応援も増え、オレのカラダも気持ちよく走っていた。その割には4:40ペースなんだが。心拍数を一定に保つと少しづつペースが落ちていくのが分かった。脚も少しづつ重くなる感じ。この辺ではいっぱい応援ももらったが、応援の瞬間はペースが上がるがその後また落ちるということを繰り返す。そして15kmの坂。

15-20km 4:49,5:10,4:44,4:46,4:26 23:57/avg4:48
15kmの坂は自然体で登る。この辺はもう自分の走りが結果としてどう見えるのかばかり考えて走っていた。少しづつ落ちていくペース。心拍は165を上回ったり下回ったり。20㎞辺りでは突風のように向かい風が吹く。

20-25km 4:50,5:02,4:53,5:17,5:13 25:14/avg5:03
ハーフをグロス1時間42分で通過。ここからコースは一番単調な区間へ。そうしたら25km付近で遠くからF-run旦那と激沈Tシャツの女性がいるのが見えた。おお、ふぅさんと生まれたばかりのお子さんもいるのか!って思わず興奮して歩道に上がって近づく。そしたら女性のほうが「あたし、ふぅよ」とおっしゃるので思わず「ニ、ニセモノ!」と叫んでしまった。ユーリさんごめんなさい(笑) ああ、オレとユーリさんの信頼関係はこんなことでは揺らがないんだからね!

25-30km 4:55,4:53,4:56,5:10,5:08 25:02/avg5:00
この辺からコースは印旛沼湖畔のウォーキングコースに入る。結構単調だ。一瞬キロ5を超えそうになるがじっと我慢してキロ5未満を維持する。ここで常につきまとったのは、どこかで突然脚が終わる恐怖。そうなったらゴールまでたどり着けない。心拍数はたびたび160を切って落ちていくが、脚はもう動かず、これ以上の負荷は掛けられない。ちなみに本日の心拍数。20㎞から30kmにかけて落ちていっているのが分かる。
心拍数



30-35km 5:14,5:10,5:12,5:17,4:55 25:48/avg5:10
いよいよ股関節が痺れてくる。これは4年前の、10年ぶりにフルマラソンに挑戦した若潮マラソン以来の痛みだ。これが出てくるといつ脚が終わってもおかしくない。微妙にペースを調整しつつ、脚が終わらない範囲で頑張る。でも遅すぎるとサブ3.5が微妙な感じになってくる。32km、残り10kmの時点で時間は2時間35分経過。つまり55分で10km、キロ5分半を維持しないと3時間半が切れないことになってくる。

35-40km 5:01,5:06,5:12,5:28,5:22 26:35/avg5:19
ここで一瞬、キロ5ペースを取り戻す。36kmと37kmでキロ5復活したのは今日の中では大きかった!これで3時間半にまにあうことを確信。(この辺では一杯応援も頂いたのだがその話はまた今度) しかしその努力もむなしく、39kmで脚が突然限界に達する。キロ5分半が危うくなる。こんなときに登場するのが官九郎クン。本当においしいところを持って行ってくれる。道端にあの爽やかな笑顔があるのを発見。おもわず「お待たせ~」とか言ってナイスミドルを演出するオレ。そのくらいの破壊力が官九郎クンの笑顔にはあった。

40-GOAL 5:27,5:25,3:01 12:16/avg5:56
そうそう、スタートしてから1㎞、11km、そして41kmであのTake先生が応援してくれた。もう手放しで。そしてオレの実名を連呼「〇〇ノさーーーーん!、〇〇ノさーーーーーーん!!」って。これが嬉しかったなあ。これ書いたので他に応援してくれた人たちも書きますね。ぱっきーさんは激沈タオル持って応援してくれた。さらにサムさん、たっきいさん、おせんべさん、オレオさんのアメブロ軍団。さらにUkeさん、オークさん、はっち。さん、ハムマルさんのブログ村軍団。そして30km付近の市川パパとzunzumanさん。

でも13kmあたり(?)でかるりーのさんを見つけた時は興奮したなあ。自分の体調も良くないのに、こうして応援に駆け付けてくれて。佐倉のコースがいいのは、11km付近と40km付近、13km付近と18km付近、34km付近に簡単に行けること。ちなみに自分は佐倉は2014年から5年連続で出場しているので、応援は未経験なんですが。

最後の坂はかなりペースダウンしながらも、残り1kmで3時間24分だったので3時間半切りを確信。今日の体調では3時間切りはおろか3時間1桁もかなわなかったが、持てる力を出し切るという意味での3時間半切りは自分としては納得。



自分としては、激沈Tシャツってかなりの人はそのデザインが気に入って買ってくれてるんだと思っているが、それ以外の人はオレの走りのスタイル、あるいはその結果に反応して買ってもらっているんだと理解している。もっと言うと別にTシャツが無くったって、ブログの読者はオレが結果をそれなりに出しているから読んでくれていると思っている。

ここでいう「結果を出す」というのは別にPBを更新し続けるとかそういうことではないと思っている。走った内容とか結果がその時の状況からみて納得できるものなのかどうか、という観点なんではないか。今日の帰り道にぱっきーさんとそういう話をしたら、まったく同じ感想が返ってきた。彼もブログの読者との間の信頼関係はかなり意識している。

オレもそうだ。例えば今日だって、サブ3できそうもない、という時点でDNFすることは簡単だった。でもオレのブログの読者は多分そういうことは期待していない。もちろんオレ自身がそういうことには価値を見出さない。PBが出せないからマラソン走るのを途中でやめるのは「量は質を凌駕する」精神とはまったく相いれない。記録を出すためだけにマラソンを走っているわけではない。

オレがなんで今日、勝ち目のないマラソンに挑んだか。それは今シーズン、自分のポリシーの発露する走りが無いままに終えるわけにはいかなかったから。少しでも、オレが思っていることを走ることで表現したかったからです。結果的に思っていることが伝えられる内容で走れてよかった。オレが思うオレのマラソン、それが今日の走りです。今日は完走できて最高でした。
20170918ブログ村