悠木千帆が亡くなった。別名、樹木希林。
郷ひろみとお化けのロックを歌うまでは、寺内貫太郎一家のおばあちゃんという認識しかなかった。
あの絞り出すような身悶えする「ジュリ~」は名人芸だったな。でもあの時はまだ30代だったらしい。老婆にしか見えなかった。なんという・・・・ 
ご冥福をお祈り申し上げます。






我が家の一人っ子コースケは小学4年生。今年から塾に通っている。別に教育熱心とかそういうことではない。社会で色んな人を見てきたので、難関校に行けば将来が約束されるわけでもないことはよく分かっている。ただ選択の幅とか機会は広げておいてやりたいというだけ。

本人も勉強すること自体はそんなに嫌でもないようで、まあギャアギャア言いながらも予習復習もやってちゃんと通っている。えらいなあ。自分なんて本気で勉強したのは高3の夏から。小学校の時なんて、学校の宿題すらまともにやってなかった。

そういえば昨晩のツイッターのやりとりでメチャクチャ懐かしい本を思い出した。
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中学生の時だな。クラスの奴に借りて読んだ。ただの不良の本と言えばそうだけど、現在に対する絶望感とそこからどうやって抜け出そうかっていう焦燥感が手に取るように伝わってきた。これは名著だ。

メンタリティ的には当時の自分もそれほど変わらない。なにしろ田舎だし親戚もみんな田舎の人なので多少はクラスで勉強ができたからといってそれが何につながるのかなんで全くわからない。あの頃の自分に今の自分を想像しろって言っても100%不可能だ。こういう世界もあるんだなと思った。実際、中学を卒業するときにこのまま就職するのも選択肢だと思ってたし。

当時の我が家は経済的にはかなり崖っぷちで、もし息子がそのまま就職してくれたら家計的にはおおいに助かったはずだが、幸いに進学するように塩梅してもらった。いや、そのまま就職する選択肢が不幸だということではなく、選択肢がよく分かっていなかった。



そういえばこれもベストセラーだった。

こっちはも一つピンとこなかった(笑)



話は戻るがコースケは昔から大きな音が大の苦手。花火大会もずっとパスしている。そして塾には騒ぐ子供が一人いるらしい。これがコースケ的にはどうしても耐えられないようで、何度か塾側には静かにさせるようにお願いした。しかしなかなか改まらない。

このせいでコースケは塾に行くのが苦痛になっている様子。ちょっと被害妄想っぽい気がしなくもないが。トモコはコースケに「だったらパソコンで授業受ける手もあるけど、パパには自分で説明しな」と言っているらしい。

それを聞いて夫婦で相談して、コースケが申し出てきたら塾側と戦うか!って話になった。そう、もし言うことをきかないならその子に直接言うとか(笑)、あるいはその親に交渉するとか、オレも色々腹を括った。

先日コースケに夕食の時にこっちから「塾は楽しい?」って何食わぬ顔で水を向けてみた。そしたら帰ってきた答えが「うへぇ」。ニュアンスを伝えきれてないと思うが「うわあ、それ今聞く?」って感じ。



へえ。自分で解決する気があるんだ。とその時思った。オレはてっきりもう解決のしようも無くてオレに泣きついてくるんだと思っていた。ところが「うへぇ」ですよ。その話は今オヤジとはしたくない、ってことですよ。




気が付かない間に子供は成長してるんですねえ。具体的にどう解決するのか知らないけど、というかそんなのガマンしたら解決するんだけど(笑)、人に頼んで解決するしかないわけではなくなったわけだ。なんとも頼もしくなったもんだ。

と同時に、たぶんこれからはよっぽどじゃないとオレには何かを頼んでこないんだろうなと思った。少なくとも難しいお願い事は。まったく。ほんの8年前はこんなんだったのに。
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一人前に新聞を読んでいるが、よく見ると新聞が逆さま(笑)
この写真はオレのお気に入りの1枚でオフィスのデスクと書斎のデスクに飾っている。


あと数年もすればこんな写真の存在を嫌がるようになり、そこからさらに20年経てば懐かしんでくれるんだろう。今から20年後のコースケに聞きたいことが山ほどあるんだが(笑)




本日の走行距離:15.2km
今月の走行距離:183.8km
本日の最低体重:61.0kg
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