一応自分もサブ4あたりから今の3時間10分前後までジリジリタイムを上げてきたので、各々のタイム域で何が大事かはなんとなく語ることができる。あ、最近本当に忙しくなってきたので、もしかしたら1回ごとを短くして全6回くらいのシリーズになるかもしれないです(笑)

人によって刻みは少しずつ違うと思うが、だいたいのランナーはサブ4、サブ3.5、サブ3くらいにタイム向上のステージが分かれるのではないかと思う。そして各々のタイムにおいて重視すべき要素が異なる。これは何度も書いているので聞き飽きたかもしれませんが。




以下の分類は性別や年齢によって当然個人差があります。

サブ4を達成するために必要なのは、ゴールまでたどり着く持久力。誤解を恐れずに言えば、歩きの延長線上にサブ4がある。とにかく4時間走り続けられる体力を付けることが大事。ただ、持久力重視なのでゴールしたときは結構悲惨だ。体中がとにかく痛い。たぶん最後の12㎞はちっとも楽しくない。とにかくゴールまで動き続けること。それができれば多分サブ4はできる。

しかしサブ4を達成した後のオレの場合、3時間30分台から40分台での足踏みが長く続いた。初めてのサブ4が2000年なので、実は15年越しでサブ3.5達成(笑)。振り返ってみると、サブ3.5達成のためにはゴールまで走り続けることが必要だった。つまり歩きの延長線上ではなく、フォームとしてはサブ4までとは不連続なフォームでなければならなかった。自分の場合はお尻と大腿の境目を強く使うことを意識することで乗り越えた。つまり地面を強く蹴るようにしたわけです。

そこから3時間1桁まではその延長線上で行けた。多少の違いはあるが基本的にはいかに地面を強くとらえるか。それでゴールまでたどり着ければOKだった。

そして昨年の古河はなもも、つまり先々シーズンのはなもも、これが自分のPBなのだが、先シーズンは残念ながら体調不良もありフルのPBを更新することはできなかった。そこから約半年、いろいろと今シーズンに考えを巡らせているのだが、今思っていること。

人間がフルマラソンを走るためには2種類の力があると思う。一つは推進力。前に進む力はマラソン完走の絶対条件だ。

もう一つは着地衝撃を吸収する力。サブ4くらいだとゴールまでの持久力の大半はこのチカラだ。走り込みで鍛えることによって最後まで走り切る。そのためには最後まで立ち続けられなければならない。

でもサブ3.5を狙うには、衝撃吸収力よりも推進力が必要になる。衝撃吸収力はサブ4レベルでも推進力を鍛えればサブ3.5はいける。




そしてサブ3の壁。もう一度思考を衝撃吸収力に戻してみる。

3時間1桁までくれば多分推進力は限界に近いだろう。そこで足踏みしているということは多分5000mも19分台(笑)。これは一朝一夕に速くなるものではない。でもしばらく見直していなかった衝撃吸収力にテコ入れできれば、推進力が変わらなくてもサブ3を狙うことが可能になるかも。



2017年のはなももの直後、実はこれなら着地衝撃がメッチャ吸収できるじゃん、ていう感覚を持ったことがあった。それがこちら→オレはこんな速度で皇居を走れたのか

この時に、気持ち悪いくらいにシューズが路面にぴったり貼り付く感じを味わった。キロ4切れているのに着地が柔らかくて着地衝撃をほとんど感じない感じ。この時のフィーリングを1年以上追い求めてきたのだが、ここにきてようやく再現できるようになった。



では次回以降、その「粘り付くようなステップ」について順を追って解説したい。走力のプラスは期待できないが、マイナスを小さくすることで走力を上げる作戦。こうご期待。





本日の走行距離:0.0km
今月の走行距離:194.0km
本日の最低体重:61.3kg
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