昨日は帰宅ランだった。いつもよりも少し遠回りして20km。気温が下がってくると俄然楽だ。サブ4ペースで走れた。

しかし最初のころはフォアフットを意識し過ぎたのか、7kmくらいでふくらはぎに張りが出てきた。立ち止まって揉みたくなるレベルで。ミッドフット着地に戻して、5分台前半までペースを上げていたのを少し下げたら楽になった。

先週キロ4分半で15㎞走れたのに今週はなんでこうなるのか。先週の疲れが残っているともいえるし、脚がまだできていないともいえる。フォアフットはしっかり脚を作らないときついなあ。




で、昨日の続き。

空き巣の「抜き足差し足」のイメージで着地、と書いたのだが、これをきちんと分解して説明するのは結構やっかいだ。まずはカラダ全体の動きのイメージから。

50㎝くらいの高さから音を立てないでふわりと着地しようとすると、上半身、特に腕を無意識のうちに使っていると思う。腕を下に向けて振ると反動でカラダが浮く方向に作用する。このチカラで「ふわり感」を出すわけだ。

さらに上半身は腹筋を使って前傾、というか前屈くらいしているかもしれない。膝も曲がっているのでしゃがみこんでいる。そのくらいのイメージを持った方がやりやすい。

これはあくまでイメージなので、実際に走るときに飛び降りる時みたいにしゃがみこんで着地するわけではない。腕と上半身で着地の衝撃を吸収するイメージづくりである。さらに飛び降りる時は両手両足でアクションしているが、走るときは片腕片脚ずつ動かしているので、さらに作用自体が小さくなる。



このイメージで実際に走ってみると、確かに着地の衝撃は小さくなっているはず。これだけでもそれなりに効果があると思います。ちなみに「着地 腕の振り」で画像検索すると、この絵がヒットする。
a32e2713
この絵は実は当ブログの2017年4月8日のこの記事に掲載していた図。結構見られているんだ(笑)→腕振りの効用

まさに着地する瞬間に腕を下に向けて振って、その反動で着地衝撃を吸収する意図が描かれている。拙く(笑)

この着地の柔らかさの精度を高め、もっと自然に着地する工夫がこちら。
6725bf20
無造作に足を地面に着地させるのではなく、走る速度と同じ速度で足を後ろに運ぶと、よりスムーズに着地ができるという「当時」の説明の絵だ。

この時は地面に足を追随させることで着地が軽くなると思っていた。それ自体は間違ってないのだが、さらにこの着地の絵はたまたまだがフォアフットになっている。

足を地面に追随させたらフォアフットになるわけではない。むしろ、爪先を少し前に出す意識で爪先をそっと地面に置く。すると勝手にフォアフットになるということに最近気が付いた。

しかも足を地面に追随させているので、多少重心より前に足が付いても、ブレーキにはならない。距離にして多分数ミリ。数ミリだけ爪先を前に出して着地すると、ビックリするくらい着地がソフトになる。



これを称して「抜き足差し足」と呼んでいる。「爪先をちょっと出して」とか頭で考えるよりも、「抜き足差し足」をイメージして足を運ぶと、フォアフットになっているはずだ。そして着地自体もソフトになっているはず。




なんで爪先を出すだけで着地がソフトになるのか。自分はこう解釈している。

階段を降りる時って、自然に爪先から着地してますよね?つまりフォアフット。これは多分だれでもそのはず。踵から階段を降りようと思うと相当意識しないと無理だと思う。

爪先を出して爪先を最初に着地させると、「地面にこんなに近い!もしかして下りの階段か?」というシグナルが脳に届いて、カラダが勝手に着地をソフトにさせているのでは、と想像している。



アポロ宇宙船の着陸船ってご存知だろうか。あの「太陽の塔」みたいな顔をしたやつだ。
08
この着陸船は月面には4本足で降り立つのだが、実はその4本の足の裏側には1mくらいの長さのセンサーが付いている。この着陸船には下に窓がないので、このセンサーで地面が近づいたことを検知して、着陸速度を緩めて軟着陸するのだ。

爪先を最初に地面に置くのも、このアポロ着陸船のセンサーみたいなもので、地面との距離を足裏で測ってカラダが反応する、みたいなことじゃないだろうか。踵から着地してもこうはならないので。



【順番】
爪先を数ミリ突き出す
→爪先を地面に置く
→腕の振りの反動が起きる
→カラダが足の上に乗っていく

という順番でソフトな着地が可能になる。

こうすると地面に粘り付くようなフォームになるのだが、
実は粘り付くためにはまだ半分しか説明できていない。
なぜならこの時点では、足がちょうど重心の辺りに来たところだからだ。

足が重心を通り過ぎてカラダの後ろに行って地面を離れるまで。
これも説明しないとせっかくソフトに着地したことが無駄になる。



ここまでもうまく伝わっているかどうか自信がない。
それに後半も説明しないと「粘り付く」走りを試せない。


ああ、皆さんあきらめないでもう少し待ってください(笑)
続きは明日(多分w)



本日の走行距離:0.0km
今月の走行距離:214.3km
本日の最低体重:60.7kg
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ