ボヘミアン・ラプソディのシリーズを書き終えて、今はじつにすがすがしい気分だ。ミナミの芸人が「宵越しの金は持たない」というのもこんな感じだろう。宵越しのOUTポイントは持たない(笑)

全てを捨てて戦いに挑んだら何も残らなかったぜ・・・



今シーズンは練習メニュー自体についてはだいたい思っていた通りにできている。足りないのはペースだけ(笑)。まあしょうがない。目標距離を走れているだけ感謝だ。

ランニングフォームについても着地衝撃を小さくするという目標はかなり見えてきた。普段のジョグでも手ごたえをしっかり感じているし、アクアラインで走り切れたのは大きかった。

着地はうまく行っているがそれに対して接地は試行錯誤。ここでいう着地は、地面にどうやって自分の体重をかけていくか、という荷重問題。一方の接地は、着地にあたって足の裏をどうやって地面に接触させていくか。

フォアフットとかミッドフットといっても、実は接地の話でしかない場合が多い。そして大半の人は着地とか荷重に関してはヒール側ではなくフォア側で乗っている。そうでないと前に走れない。なのに両者が混同されていて、あたかも「フォアフット=足裏の前の方に荷重」ってなってる。そこは気にしなくていいんじゃない。大事なのはそこじゃないと思う。問題は接地個所によるフリクションロス。


もうかなりさらっと書いてますが、これで今日言いたいことの9割は書いた。あとは蛇足です。


やはり接地がスムーズだと脚の回転もスムーズだ。滑らかに地面に接触してスムーズに体重が乗っていき、スムーズに地面から足が離れる。逆に接地がまずいと、しっかり荷重するまでに足がよけいなアクションをして、それで脚が疲れたりする。故障の原因にもなる。

今シーズンは途中からそのことに気が付いていろいろ試行錯誤しているのだが、ぐんまマラソン1週間前に腓骨筋を痛めたりして依然試行錯誤は続いている。



そもそも人間の足裏は小指側から接地して拇指球側に抜けていくようにできているらしく、その過程でプロネーションとかオーバープロネーションとかが生じるらしい。詳しくはこちら。
アシックスのサイトに飛びます


ここを見ると、足の外側から着地するのは別に不自然でもなんでもなく、着地衝撃を吸収する普通の動きだということが分かる。自分もシューズのヒールの外側がすり減るのだが、これを読んでから気にしなくなった。
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極端にシューズの外側だけがすり減る場合はここでいうアンダープロネーションになっているのだと思うが、じゃあそれを足首から先だけで修正できるかというと違う気がする。

自分もややオーバープロネーション気味に修正しようとして足の裏だけを強引に操作したら腓骨筋が痛くなった。足先だけではダメなのだ。

思えば自分がなんで接地を調整しようと思ったかというと、トレランで中臀筋を使うようになったから。中臀筋を使うようにすると自然にガニ股になる。ガニ股自体はいいんだけど接地も普段以上に足の外側から地面に接触する、つまりアンダープロネーション気味に変わってしまった。さらには爪先も開いて逆ハの字になってしまった。これを足首から先だけで修正しようとしてしまったわけだ。



話は全然変わるが、大学のときのクラブ活動(笑)では部内にチアリーダーの人たちがいて、彼女たちはダンスの練習をするだけでなく、自分たちのカラダをいかにきれいに見せるか、ということもエクササイズの一部にしていた。

特に気にしていたのは凹脚とX脚。これは彼女らに言わせれば結構簡単に治るらしく、椅子に座るときにとにかく足首から股間に至るまで脚をピッタリ合わせるようにすることで、内転筋やら大腿四頭筋やらの筋肉の付き方が変わり、それによって凹脚も治るらしい。(実際彼女たちの脚は実に見ごたえのあるラインであった。太さとかは別にして)

もちろん一朝一夕には変わらなくて、何か月もその姿勢を意識し続けてようやく「あれ?変わった?」ていうレベルなんだけど、時間をかけた分だけ崩れにくいともいえる。

その記憶が今回蘇ってきて、股関節から太ももの使い方で、足の着地の仕方も変わるんではないかと思い始めた。具体的には、中臀筋を使うのと同じように内転筋も使って脚を運ぶこと。そうすればガニ股と爪先の開きが同時に修正できるのでは。



実際、人間のカラダで骨盤から下の関節で一番自由度が高いのが股関節。固い柔らかいはあるが外開きから内股まで90度くらいは可動する。
柔らかい人なら120度でも楽勝だろう。

次が足首で膝を固定して試してみると内と外で合計60度くらい動くだろうか。もっとも自由度が無いのが膝で、膝の関節そのものは前後にしか基本的に折れない。腓骨と脛骨が動くことで足首の自由度が増すくらい。

内転筋を意識して脚を使うことで脚の根元から動きが変わってそれで足の接地もスムーズになるんではないか。そんなことを考えながら走っている。



まだ結果らしいものは見えていないが
、極端にならないように少しずつ内転筋の役割を増やしていく。それでシューズの減り方とかが変わってくれば成功だ。シンスプリントとかも膝から下の問題ではあるが膝から上のカラダの使い方で変わる気がする。

まあもうしばらくやってみます。

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