昨日の記事やツイッターでお見舞いの言葉を頂戴しありがとうございました。結構やらかしてしまった気がしております。やっぱり調整不足でしたね。それに尽きると思います。関西の大会はブログを始めてからは初めてなのでレポはしっかり書こうと思いますが、その前に問題の状況について前座として振り返ってみたいと思います。でないと全編その話になってしまいそうなので。


嫌な兆候はアップの時からあった。いすみハーフの快走やら出張明けの30km走やら月曜日のペース走やら決して自分では調子は悪いとは思っていなかったのに、どうも息が入らない。

ちなみに「息が入る」とはカラダの動きなりに呼吸が苦しくなること。息の苦しさと運動の強度がマッチする感じ。息が入る状態になると、カラダが苦しくなる分だけ息がハアハアする。「息が入らない」状態だと、カラダは苦しいのに息がハアハアせず胸が詰まったような感じになる。

息が入ると苦しい分だけ呼吸すればいいのだが、入らないと苦しさの持って行き場が無くなる。アップではマラソンペースになるであろう4分半前後で往復2km走ったのだが、結局ハアハアできなかった。

これはちょっと心拍数を見ながら走った方がいいと思い、ガーミンの表示を心拍数にしてスタート。結構前は詰まっていて、スタートロスは17秒。最初の1㎞は4分33、2km目は4分24だった。これがちょっと速過ぎたようで、4分33秒くらいを息が入るまで続ければよかった。

もうすぐ3kmというところで突然ドクン、ドクンと動悸が来た。普段も走っていて1、2回動悸が来ることは稀にあったがすぐにおさまっていたので気にしたことも無かったのだが、今日はなぜか4回5回と動悸が続く。これはアカン奴やと大阪弁で思った(笑)

瞬間的に走るのを止める。走り続けてもおさまったかもしれないが、もし今日のどこかで何かがあった時には、なんでこの時点で止まらなかったんだろうと思うような異常な状態だった。

減速しながら停止するまでの間に色んな事を考える。
「こんなところで死んだらまずい」
「もうタイムを狙ってのマラソンは無理かも」
「これは引退しろっていう天からの合図か」
「やめたらブログはどうする」
「タイム狙って走らないなら激沈Tシャツも終わりだ」
「でもいつかは終わりが来るからな・・・」
「やっぱり酒をやめたから油が切れたのかな」
「また飲むか。ぬまっちもその方が喜ぶなw」

100mくらい歩いたところでゴールに向けて歩き始める。でもちょっとおさまった気がしたので、さっきの気持ちはどこへやら。ちょっとだけ走ってみようと再スタートしてみる。






あかん。胸が詰まってる。このまま行ったらまた動悸がする。





そこでコースを外れてコースの横の草地をゴールに向けて歩き始める。横には自分より申告タイムの遅いランナーの列が続く。後にこんなにいたんだ。彼らはオレのことを「こんなに早くリタイヤ?」とか思ってんだろーなー。

あーあ。せっかく遠征してきたのに2kmでDNFか。でも無理しちゃダメっていう見本にはなるわな。あとは応援団に合流しようっかな~。でもみんなレンタルサイクルで移動してんだよね。じゃあ自分も自転車借りてくるか。でも駅まで戻らないと自転車借りれないし。




とか言ってる間に胸が詰まった感じがとれてきた。これは走れるかも?

せっかく来たんだしちょっとでも走ろうか。完走できなくても走れる間は走る。もちろんタイムなんてもう狙える状況ではないけどタイムのためだけに大会に出ているわけじゃない。自分が走れるかどうかを試すために大会に出ているんだ。ここからコースに戻ってもその目的は達成できる。タイムが狙えなくなったからDNFするっていうのはなんか違う。オレの場合。

ランナーの列はほぼ最後尾まで来ていた。その列に合流して再び走り始める。ちょっとペースで迷ったが当初予定通り心拍だけ見ながら走ることにする。150台半ばにしてみたらペースが4分40秒弱くらいに収まったのでそのまま行くことにした。

やっぱり断酒してカラダの調子がいいのに対して、その状況での練習が十分できていなかったので、カラダが面食らったんだろうか。もしかするといい兆候なのかもしれない。


こんな感じで再び走り始めました。次のレポからは時系列で前日から書きますね。
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