早速に届いたよ。「月夜」。
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この包装も実に美しい。捨てるのがもったいない。字のほうはたぶん写真ではブルーブラックとの違いが分からないので割愛するが、並べてみるとブルーブラックが青過ぎると感じる。まさに「月夜」の青。静かな気持ちになれる。




まだちょっとクサクサしているのだが、頭の整理が付かないので仕事の話でも。

今日、たまたまあるシンポジウムを傍聴してきた。いろいろテーマがある中でオレが選んで聞いたのは「企業の不正をどうやって防ぐか」みたいな内容。そこで出てきた弁護士の先生がこんなことを言っていた。

「内部通報した人がその会社で出世できないとダメですよね」

彼曰く、内部告発者になるとその会社では冷遇される傾向が強いらしい。まあその空気は分からないでもない。一方で内部不正を発見するには内部告発が極めて有力な手段であることも確かなので、告発者にメリットのある仕組みを、ということらしい。

実はこの考え方にどうしても違和感があって。いや、勇気を奮って内部告発をした人が冷遇されるというのはおかしいと思う。近年は業務も複雑化していて、実際に業務に携わっている人でないと不正に気付きにくいというのも確かなんだろう。

ただ、本来不正を防ぐのは企業側であるべきだろう。内部告発に頼らなくても不正をしたらすぐに見つかる、あるいはそもそも不正をやる気を起こさせない仕組みを作るべく努力すべきだ。告発がメインということは常に裏切りを奨励しているわけで、それは本当に会社のためになるんだろうか。

告発した人は自らの罪は減免されるリニエンシーという仕組みもあるので、悪事を働く者のなかで仲間割れするのはいいのだが、普通の人に告発を奨励するのって、会社としてチームワークで仕事して成果を上げることと矛盾しないか。

だからこそ英語では会社をCompany(仲間)と呼ぶのではなかったのか。ただ単に共同作業をしているだけなら、語感としてはよりCorporation(団体)に近づく。そこには友愛とかの要素はほとんどない。そしてさらに無機質になるとEnterprise(企業体)になる。無味乾燥だなあ。

自分が以前勤めていた会社はまさにEnterpriseと呼ぶにふさわしい、社員が総「半沢直樹」状態だったのだが(笑)、お互いに助け合って盛り上がるって感じじゃなかったな~。そう言えば今の勤務先である人がある人を評して「半沢直樹みたい」って言ったときにはドキドキしたぜ。




そもそもこの低成長、あるいはデフレ経済において、株式会社という利益分配の形態自体が見直しを迫られる中、何のために会社組織で仕事してるのか、真面目に考え直した方がいいと思う。株式会社なんてみんなで一緒に働くためにできた仕組みだったんじゃないの?

なんてことを、走る暇もないクソ忙しい中で考えていたのだった。

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