今日は在宅勤務なのに残業してしまってランオフ。実は脚に結構筋肉痛が来ていて、仕事が終わった時に走る気が出なかった。2日連続は疲労が溜まるのか。



数週間前にパイロットの「月夜」というインクを買ったと書いた。
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これが凄く色がキレイで、まさに月夜。深い藍色で少しグレーが入っている感じ。

しかし、これが安いノートに書いているせいか滲むのだ。せっかく極細のペンを使っているのに、字が太くなって読みにくい。何よりせっかくペンで書いているのに気持ち悪い。

ペリカンのインクは粘度が高く滲みにくいという話を聞いたので、買ってみた。
これがまったく滲まない。それに極細じゃなくて細字のペン先で書いても、極細にパイロットのインクを入れてる時くらいに細く書ける。実に気持ちイイ。
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ちょっと傾きすぎ(笑) 上が細字のペンにいれたペリカンのBlue Black、下が極細のペンに入れた月夜。ほとんど太さが変わらない。色の違いも分かるでしょうか。

ちなみにこれ、スキャナーの性能が良いからなのか、紙を肉眼で見てもここまで違いは分からないです。解像度は400dpi。

両方に同じインクを入れるとこんな感じ。右が細字、左が極細。こうしてみるとやっぱりペリカンの方が目に優しい。月夜の方が色が枯れている。ここは好みだな。

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で、最近毎日日記ともいえないような雑文をノートに書き散らしている。目的は字の練習なのだが、やはり考えていることを書くので、内容がなんとなく日記みたいになる。

つまり日記を書いたうえでブログを書いているわけだ。0次会やってから1次会に行くみたいな?あるいは自分で○○してから○○○に行く、みたいな?(笑)

これまで自分としてはブログは完全にアウトプットの作業だと思って毎日書いていた。これに対してランニングや読書はインプット。走らないとインプットが無いのでブログも書きにくい。

同じようにペンで文章を書くことはアウトプットだと思っていた。



ところが先々週くらいに調子がどん底の時、インプットが無い状態で毎日ブログを書いていたら、なんだか文章のバランスが変になってきた。いつもの調子と違う、筆が走り過ぎるというか、ついつい言葉とか内容が過剰になるというか。ああ、走るのをやめた人がダークになるっていうのはこれか、と思ったりして(笑)

その時に、いつものようにペンで文章を書いてみたのですよ。そうすると文章のバランスの変な感じが解消された。ダークにならずに済んだ(笑)。つまり、ペンで字を書くという行為は、単なるアウトプットではなくて、手を使って視覚でフィードバックされることにより、インプットの役割もあるのではないか。

そういえば仕事でも考えがまとまらない時に、ペンで紙に書くと頭の中が整理されたりしていた。あれと同じか。

そうなれば、ペンで書くという行為は0次会ではなくて、1次会のまえにジョギングしておいしい酒を飲む準備をしているのと同じということになる。ペンで書いても他の人には伝わらないですからね。



今や自分の中では継続的にアウトプットするのが習慣化しているのだが、もし突然インプットを止めたらどんな感じのアウトプットになるのか。

私の好きな文筆家で山口瞳という人がいて既に故人だが、昔サントリーのCMで「トリスを飲んでハワイに行こう」というコピーを書いて有名になった人だ。

この人が「男性自身」というエッセイをずーっと週刊新潮に連載していた。いや、週刊文春だったかな? ほぼ毎日書いているものを毎週週刊誌に上げてくるわけです。よって彼の毎日の生活もよく分かるのだが、この人のインプットは競馬と酒しかない。たまに絵を描く。それに旅行。

そんな単調な毎日なのに、彼のエッセイは本当に面白かった。あれはきっとそれ以前のインプットが凄く多かったんだろうな。といっても思い出話を書くわけではなく、過去の経験が間接的に毎日のできごとに反映されているというか。

あのくらいだとインプットが無くてもアウトプットが面白い。そこまで達すれば、ですが。


本日の走行距離:0.0km
今月の走行距離:41.2km
本日の最低体重:60.9kg
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