なかでも圧巻はジェットエンジンの実演。
といってもヘリコプター用のターボシャフトエンジンだが、
その音は迫力満点！

イヤーマフなしでは耐えられないくらいだったか、
飛行機少年気分に久々に浸った！




☆☆

さて、レポの続き。今日は最後までいきます。


うみたまごを過ぎたらルートは東向きになり、
風が向かい風になった。

なんで？

そういえば予報では、北の風から北東の風に変わるとあった。
しかし大会のこの部分で向かい風になるって聞いたことなかったぞ。
しかも道にバンクついてるし。

去年の横浜よりはましだが、走ってると左腿が微妙に痛くなった。
長さが短くて良かった。

20-25km　1:55:00/23:01（4:37,4:40,4:38,4:38,4:28）

ここでは距離を気にせず、とにかくバンクが小さいところを探して走る。
中央分離帯に沿ったところが平らな気がした。





大分市内に入るとさらに風が強まる。
といってもペースに影響するほどではない。
市内に入っていったんコースは北に向きを変え、
さらに海沿いを走り、弁天橋に差し掛かる。

この辺で距離は25㎞。
給水はほぼ2.5㎞おきに、水とスポーツドリンクが交互に現れる。
自分には間隔が短すぎるので、スポーツドリンクだけにした。

サプリは、腰に付けたいつもの「レッドブル＋ZAVASピットイン」を一口飲む。
ところが25㎞の給水の時に、このスペシャルを飲む時間が長すぎ、
呼吸がえらくしんどくなった。このダメージがとにかくつらかった。

（もっと一口づつ飲んで、無呼吸の時間を短く！）
って思ったんだが、進むにつれて呼吸がだんだん厳しくなる。

脚自体はつらくないのに、体に酸素が送り込まれていない。
やっぱり風邪をひいた後遺症か、肺がきちんと機能してない感じ。
実際、1週間経ったいまだに、深呼吸すると肺が痛い。

その影響か、4:36をきっちり刻んできたペースが、
30㎞を前にしてついに落ち始める。
弁天橋の手前の補給でまた続けて飲み過ぎたダメージも相当あった。

25-30km　2:18:21/23:21（4:38,4:40,4:36,4:41,4:44）

29㎞、30㎞と4:40越えを連発したところで、これが限界と悟る。
新たな目標をとりあえず4:45に設定。これを絶対防衛ラインにする。


☆☆

実はいったんピークを迎えたあとに、一段落としてキープするっていう、
この練習は普段からかなりやっていた。
まあ、ピークを維持するほど調子がよくなかったってことなんだが。

例えばキロ5から始まって、5㎞目でキロ420に上げて10㎞で力尽きる。
そのあと、キロ448でさらに10㎞走る、というような走り方。
決して気持ちよくはない。ビルドアップみたいな爽快感は皆無。

でも今シーズンの自分には本番で一番ありそうなパターンだと思って、
最初のペースで頑張れなくなってもやめないで走り続けることを繰り返していた。
だから、ここで一段ギアを切り替えることに恐怖感はあまりなかった。

なんか敗戦処理みたいでかっこよくはないんだが、
フルマラソンを走れる機会がそんなにあるわけではないので、
一回一回を大事にしたかった。ホントに嫌な練習だったけど。

年齢からして正直あと何回フルマラソンを本気で走れるか分からないから、
思い通りに走れないからやめるなんて贅沢はできない。
走り始めてみないと調子が分からないときもある。
そういう時は突っ込むしかないし、ダメでも崩れないタフさも大事だ。


☆☆

とかいいながら、30㎞で2時間18分。
練習でもなかなかないタイム。
残り12.2㎞を1時間で走れば実質PB。

じゃあキロ５か！！
少し気が楽になった。
本当は12.4㎞残ってたんだが。

ここでようやく第二折り返し。
だれだ、別大は平らだって言ったのは！！（笑）

30-35km　2:42:09/23:47（4:46,4:44,4:44,4:46,4:46）

でも折り返してからは風も追い風になり、若干楽になる。
そして35㎞でさらに南側の住宅街に入る。
このへんにkinkinさん、ほしこさん、えむさんがいたはずなんだよなあ・・・





35-40km　3:05:59/23:50（4:44,4:35,4:48,4:47,4:55）

あー、しかし踏ん張ってきたんだが40㎞でついに力尽き、ほぼキロ5に。
もうただただ、脚がブレーキにならないよう着地点を調整する。
残る2.195㎞。12分で走れれば御の字だ。

とにかく肺が苦しい！
ちょっとでもムリしたらその瞬間に全身の細胞から酸素が抜けそうだ！
チカラを入れるなんて無理！バランスだけで走り続ける。

そして角を右に曲がったら、競技場の照明塔が見えた！！
しかしそこからが遠い。でも残り1㎞を切った！

40-42.195km　3:17:47/11:47（4:54,4:57,1:55）

あの状態でキロ5切れたってなかなか凄い。
これも練習のたまものか。
いや、単なるペース配分か（笑）

陸上競技場に入った時点で残り300m。
時計はネットで3時間16分。
これなら17分台は固い、PBだとようやく確信。

そしたらもうスピードは出なかった。
でももういいんだ。いくら抜かれても。
オレは今のオレにできることは全部やった。

この辺で数分前にゴールしたハナぽんさんに声を掛けられる。
ああ、ハナぽんさん、回復したんだ。しかもオレより速い（笑）

こうしてオレの別府大分毎日マラソンへの初挑戦が幕を閉じた。





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