まあ無事に食事には行ったんですけどね。



その後?もちろんお持ち帰りですよ(笑)






なんでしょうな。かつて手慰みに書いたWeb小説でも、そのヴェイパーなんちゃらが禁止されて1世紀後の世界を妄想して書いてみた気がします。しかしあれは実際に履かずに書いたので今一つリアリティに欠けた。

昨今の自分の走りを改めて客観視してみると、もし今自分がヴェイパーなんちゃらを手に入れたらこんな走りになるんじゃないか?って妄想が止まらなくなって、妄想したら誰かに確かめたくなるじゃないですか。



ヴェイパーシリーズは個体差はあれどモビルスーツ同様に基本的な戦い方は変わってないはず。1つ目はソールに仕込まれたカーボンプレートをいかにしならせてその弾力を活用するか。そして2つ目はそのしなりを出すために必要なソール自体の柔らかさ。

あのソールのクッション性はそういうことだと捉えています。カーボンの弾力性は普通に走ったのでは十分に生かしきれない。というか、普通以上の弾力性のあるカーボンプレートを仕込み、それを生かせるだけのクッション性をソールに持たせた結果、脚にも優しいシューズになったと捉えた方が良さそう。

何よりも大事なのは弾力性を十分に生かすために、強い力で踏み込むこと。トランポリンで弾むときのように、カラダに勢いをつけて踏み込む。さあ、この時に膝は?

たぶん伸びているはず。少なくとも膝を曲げて地面からの衝撃を吸収しようとはせず、上半身にもろに伝えることで体重をトランポリンのマット面に伝えて、その分だけよりマット面を沈み込ませようとしているはず。その方が高く跳び上がれますからね。



そしてクッションは、そのようなカーボンプレートの動きを邪魔せず、かつ横にブレないようにする役割がある。あれが衝撃を直接吸収しているわけではなく、カーボンプレートのガイド役になっていると思われます。ヴェイパーが脚に優しいと言われるのは、クッションのお陰というよりはカーボンのしなりが一瞬体重のインパクトを受け止めてくれるからでしょう。

だから走りかたとしてはカーボンをしならせるように、膝はできるだけ伸ばした方がいい。早足で歩くときに、膝を伸ばして歩いてみるとよく分かりますが、2カ所に負荷が掛かります。一つ目はフクラハギの上の方。膝の裏側のすぐ下。膝を曲げないようにするとここの筋肉を使います。

もう一つはお尻。大臀筋とハムストリングスの上の方。膝を曲げないので一番使う力は太ももを縦に閉じる力。これも膝を伸ばして早足で歩くとわかる。

普通の走りかただとフクラハギの下の方、つまりアキレス腱というか足首を使う走り、それからハムストリングスの下の方、つまり膝を使う走り。この2カ所の筋肉を使うのに対して、ヴェイパーではおのおのもっと上の方の筋肉を使うはず。



もちろん普段からそういう走りをしている人であればそんなに違和感なくヴェイパーの効果を感じられると思います。そういう走り方をしていない人はその効果を感じるのに時間がかかる理由は、多分この辺ではないかと推測しています。

自分の今の走りも、どっちかと言えばこういう走り方。着地も膝はできるだけ伸ばしていると思います。その代わりに股関節を縦に閉じる。膝のチカラで地面をパーンと蹴るのではなく、ジワっと地面に片脚で(ここ大事)乗って膝を伸ばしたまま足を後ろに運んでいく。

だからピッチよりもストライドを伸ばした方が良さそうです。大きく飛んで大きく着地。その反力をフクラハギとハムの上の方で支える。より体幹重視の走りかたとも言えます。

私も今すぐにでもヴェイパーフライ履けそうじゃないですか!(笑) 実際に履いている方、いかがでしょうか。感想とか頂ければ。




でもやっぱりちょっと高いですよね。

あと、騒動が収まったら禁止されても履くとおっしゃる方もおられますが、ブログに書いたりすると結構いじめられそうですよね。私に、じゃなくて世間に。だからむしろ安くなったヴェイパーを練習用に使った方がいいんじゃないでしょうか。

色んな論調を読んでいて感じるのは、一度履いてしまった人がヴェイパー無しに戻りにくいと感じておられることですよね。単に元のシューズに戻してタイムも元に戻るだけではなくて、一度便利になったら二度とウォッシュレットなしに戻れないみたいな(笑)

だからやっぱり単にタイムが上乗せされているだけではなくて、履き続けたいと思わせるだけの、走りを楽にする効果があるんでしょう。



これがもし戦争だったら、動力なしでより速く走れる手段なんだから絶対もっと発達するよね(笑)




つーか、誰が考えてもこういう走り方になる気がする。
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