ランナーのブログを徘徊していると
「走る目的」について書かれているのを見かける。
「自己記録の更新」「走ることが楽しい」「大会に出たい」etc....


自分は以前も書いたが、一つは自己記録の更新だ。
一応今はサブ3目指して奮闘中。

もう一つは、走ること自体が気持ちイイから走っている。
楽しいという感情よりももっと本能的な「気持ちよさ」を求めている。

最近「ちょっと冷静になってみる」という記事の中で、
「オレってそこまでマラソンに人生懸けてたっけ」と書いた。
冷静になってみると、大金払って遠くの大会に遠征までするほど
マラソンに入れ込んでるんだっけ?という趣旨で。

さらに冷静になってみると、確かにそこまで「マラソン大会」には人生懸けてない。
参加すること自体に意義がある大会なんてそんなにないし。
何のために出てるかというと、自分の走った結果を記録するためだ。

でも気持ちイイ走りのためなら人生懸けてもいい気がする。
自己記録更新と、「気持ちイイ走りをする」ことの整理が、
なんかようやくついた気がする。



自己記録を更新するためだけに日々練習をするのは、
気持ちイイこととはちょっと違う。
典型的なのはペース走とロング走のセット練。
あれってそんなに気持ちいいものじゃない。
あれやってる時ってそんなにハッピーになれない。

村には、記録更新のために日々苦しい練習に耐えている方々が
大勢いらっしゃる。みんな本当に凄い。
苦しい練習を積み上げて積み上げて、その末にPB更新する。
これが一つの鉄板になっている。

ただ逆に、その鉄板パターンしか認知されていないので、
それがうまくいかなかったら、例えば走る気持ちが萎えたら、
ただ単に「PBを狙わなくなった人」っていう選択肢しかないようにも見える。

少なくとも、記録更新だけで自分のモチベーションを維持するのはむつかしい。
オレだってどこかで自己記録更新が足踏みしたら、色々迷うかもしれない。
でも趣味なのに、なんで続けるかどうかで迷わないといけないのか。
オレはもっとシンプルに趣味を楽しみたいのだ。

だから、記録更新を目指して練習するのはもうやめる。
その代りオレは、日々気持ちよさを目指して走ることにする。
もう、ただ辛いだけのランニングはしない。

その結果として記録が付いて来たら最高じゃないか。
もちろん本番の大会でも気持ちよく走れたら最高だ。
この上ない。

かつ、オレはフルマラソンにこだわりたい。
やっぱり市民ランナーが出場できる大会では、
フルマラソンは王様だ。



ってここまで書いて、17年前のある夏の日を思い出した。
ランニングを始めたばかりのオレ。
ハーフの大会に出たことしかなかったが、
その日は初めてハーフを超えるロング走をやった。
万博公園の外周を4周。行き帰りも含め25㎞走った。

家に帰ってきてから駅前の中華料理店で餃子3人前頼んで、
大ジョッキ2杯一気に空けた。もうチョー気持ちよかった。
その時に、なにも気にしないで満腹になれるって最高!って思った。
今思えば、あの時の気持ちいい体験が、その後のランニング生活のスタートだった。



その意味では、日々のランは練習ではなく、すべてが本番だ。
ランニングレボリューションでムーブメントを巻き起こしたオレが(笑)
ここでまた「刹那主義的ランニング」で新しい時代を作るぜ!!

もちろん刹那主義だからといって、ハアハアしないってわけじゃない。
苦しい中にも気持ちよさがあればいいと思う。
そう、師匠の名前をパクるならば、これは「楽しい苦しい」じゃなくて、
気持ちイイ苦しい、だ!

略してきもくる!!!(笑)
たのくるさんをすいません。たのくるさんをいじっているわけではありません・・・・


そんな生活を送りながら、ピーキングとかテーパリングとかも考えず、
いつでもフルを気持ちよく完走したい。
あれ、むしろハードル上がってる?



この記事は昨日書いて予約投稿している。
昨日?もちろん走らなかったよ。だって風が強かったからね。
もう辛いランニングはしないんだ♪


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