本当にいい練習でした。
特に関東東の方の人たちには、走力アップのメニューとして、
聞いてもらいたい感じがする、養老渓谷50キロ走のレポです。

昨日は以前からの計画通り、上総牛久-養老渓谷間往復50キロのランを敢行した。
集まった戦士は、かまかまさん、Kazuさん、フジヤマさん、そしてオレ。
どう考えてもオレの走力が突出して低いが、コースを知っているのがオレだけなので、先導役を務めさせてもらった。

朝8時過ぎ、内房線五井駅に集合。
オレとフジヤマさんは同じ列車のはずだが、なかなか改札に姿を現さない。
そしたらフジヤマさん、なぜか精算機の列に並んでいる。

ま、まさかSuica持ってないのか?
さすがはナチュラリストのフジヤマさんだ。納得の理由。
実は単に残高不足だっただけのようだったが。

五井駅からはかまかまさんの愛車トヨタ・エスティマに乗せて頂き、
小湊鉄道の上総牛久駅に向かう。
その車中で、この日行われる大阪マラソンや大井島田マラソンに
参加している村のメンバーの話で盛り上がる。

牛久駅についたら、駅の駐車場に車を止めて着替える。
なぜか緊張しているオレ、クルマに携帯を忘れるという失策をこなす。
あわてて取りに戻る。

駐車料金は1日安定の200円。
駅の改札で払うというおおらかさ。

そして四人で牛久駅前を9時ジャストにスタート。
ポクポク林道に向かう。
林道に入るまでは約4㎞。これが意外と長い。
しかしこの区間は歩道が整備されて走りやすい。

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そして音信山に向けた登りに取り付く。
いきなり10%強の登りが1㎞近く続く。
オレの選んだコースの一番キツイ個所だ。
みんな結構、グロッキーな感じで走る。
なんだかうれしい(笑

実はこのコース、2年前、まだオレが自転車にはまっているころ、
家から近いヒルクライムコースを探してたどり着いたコースだ。
できるだけ自宅から近く、移動の費用も掛からず、
コースとしてそれなりに標高差が稼げるところ、
という条件で探したのがここ。

とはいっても地図上で簡単に発見したわけではない。
一応地図でメッコは付けるが、
本当に走れるルートなのかどうかは行ってみないとわからない。

最初に行ったルートは、途中から道なのか枯れ川なのか
分からなくなって森の中に消えた。
そこまで自転車を押していくのは大変だった。

市原方面に通うこと4~5回、ようやく今のコースが確定した。
総延長は28㎞。ほとんどクルマに会うことはなく、
山の尾根筋を気持ちよく走れるコースだ。
それからかれこれ10回くらいは来ている。
半分は自転車、半分はランだ。

難点は二つ。トイレが最初の20㎞は無いこと。
補給ができるコンビニが近くに無いことだ。

今日は風が強かったが、森の中なので
ほとんどそれを感じることはなかった。
暑い夏でも、ルートのほとんどが木に覆われているため、
暑さもそれほど感じない。今日も快適だった。
坂でなければ気持ちのいい木陰を、談笑しつつ走る。

このルートを開拓して約2年。
地元のかまかまさんにもずいぶんと気に入ってもらった。
さらには、今後ここで練習会もやろうと言ってもらえた。
こんなに嬉しいことはない。苦労して開拓した甲斐があった。

今日はとりあえず養老渓谷までの28キロを三人で走り、
(Kazuさんは残念ながら、別の用事で5㎞地点で引き返し)
養老渓谷駅からかまかまさんは牛久に汽車(電車ではない)で引き返し、
オレとフジヤマさんが違うルートで牛久まで走って戻った。

この28キロのルートは大きく三つのパートに分かれる。
山を三つ越えるというべきか。

最初は牛久から山間部に入って万田野に至る14.5km。
とっつきの坂が10%越えかつ1㎞以上なので、結構めげる。
でも厳しいのは最初だけで、あとは小さいアップダウンが楽しめる。

途中、分岐点が2か所ある。最初は左、次は右だ。
間違えると山から下界に降りてしまうので、戻るのは至難の業。

牛久1

このゴールにあるガソリンスタンド付近にコンビニがあればいいのに。
とフジヤマさんと話していた。
次が万田野から菅野に至る4.2km。ここは短い。

牛久2


次が菅野から養老渓谷駅に至る10.3km。
コース中の最高峰である大福山に登るので、
急なのぼりは最初だけでなく、5㎞付近にもラスボスの登りが。
そこから先は下る一方です。

牛久3

結局この28㎞を平均キロ6分でこなし養老渓谷駅に到着。
時間は12時ちょい前だったので、駅前のそば屋で山菜そばを食す。

image



帰りはこんなコース。

牛久4

7㎞まではいわゆる「養老清澄ライン」を走り、
途中から県道171号線を経て、大多喜街道経由牛久に戻る。
171号線はそれなりにアップダウンがあり、
30㎞以上走った脚にダメージを与える。

前半、後半の高低差はこんな感じ。
前半。最後のラスボスに登る坂が急だ。

牛久5

後半。7㎞過ぎに強烈な登りあり。
でも全体的には下り基調。

牛久6

タイム的には前半がキロ6ちょうど。
後半がキロ5:32くらい。
下り基調なこともあって、時折キロ5に達するくらい快調なペースで進んだ。
そのせいか、ゴール後大臀筋が滅茶苦茶痛かった。
ここが痛くなるのは3月の横浜マラソン以来。
膝と尻の位置関係が理想的なポジションになってきた。

さすがにフルマラソンの距離を越えて走ると、色んなダメージを受ける。
残り3㎞くらいまで来たとき、本当にもう歩きたいと思ったり、
ちょっと頭がクラッと来たりした。

しかしこれで8月のつく天、9月10月の養老渓谷と、
42㎞超のコースを三回走った。
今日も42㎞を超える瞬間、体の様子を見ていたが、
かなり体が距離になじんできた感じだ。
すくなくとも30㎞くらいでどこかが悲鳴をあげたりはしない。

脚にダメージを与えて鍛えるのは結構大変なのだ。
閾値走やインターバルは心肺に負荷はかかるが、
脚にはそれほど来ない。
自分も土曜日の浦安練で5㎞TT×2をやったが、
日曜日は意外なほど脚がすっきりしていた。

そうなるとレースペースでの30㎞走とかになるが、
これはダメージが大きすぎ、故障のリスクを伴う。
山道で低いスピードで負荷をかけられるのがいい。
あとはレースペース+αの20㎞走か。

今日のタイムは結局以下の通り。

前半:27.4km 2時間44分 平均キロ6:00 累積標高593m
後半:20.8km 1時間55分 平均キロ5:32 累積標高350m

長くなったので、風呂とアフターの話は次回に。

12月6日(日)に次回の浦安練番外編として、
養老渓谷ランやりまーす。
距離は28㎞、もしくは48㎞。
参加者のみなさんのご意見も踏まえて決めたいと思います。
よろしくお願いします。



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