量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

カテゴリ:●RUN&RIDE > 東京湾一周

ところで当日の天気だが、自宅を出るときは3℃前後だったのだが、三浦半島も横須賀を過ぎた辺りから妙に暖かくなった。さすがは南国である。見た目だけでなく、本当に暖かいのだ。
さて、金谷港に接岸するとすでに13時。明るいうちに自宅に着きたいのだが、残り距離は90kmであり、時速20kmをキープしたとしても到着は5時半になってしまう。遠距離ライドを何度か重ねて分かってきたのだが、目の前のサイコンが25~30km/hを示していたとしても、信号待ちがあったり、コンビニで補給したりするので、ネットの速度は20kmがいいとこである。しかも三浦半島の終盤で頑張った疲労がそれなりにたまっている。まあ疲労は漕いでる間に消えたりするので、これがまた自転車の面白いところなのだが。

金谷港からしばらくは、海沿いの127号線を走る。時々軽いアップダウンがあったり、短いトンネルがあったりするが、総じて快適である。それよりも、NAVITIMEで確認していた、内陸に入ってからの70mの登りがずっと気になりながら走っている。何しろ未だに山らしいところに行ったことがないので、坂をどのくらい上る力が自分にあるのか、自分でも分かっていないのだ。結論から言えば、何となくだらだらした登りはあったものの、力を使い果たすほどではなかった。まあそれなりに疲れますけどね。
しかし房総半島のこの辺りの丘陵地帯は、見張らしも良くなかなかの雄大さである。道幅も広く、車の流れにものって快調に進んでいける。ただこの辺りで、少し左膝に違和感が出てきた。午前中の無理がたたったものと思われる。マラソンをやっていた頃も、練習不足のままで長距離を走ると同じように左膝が痛くなった。それほどとばしているつもりはないのだが、気が付くと目一杯漕いでしましまっていることも理由としてあると思われる。先が長いのだから、何も追い込んで走る必要はないのだ。かるーくかるーく漕ぐことをできるだけ心がけたが、それでも20~25kmくらいは維持できていた。

14:30に木更津の中心部を通過。いつの間にか道は16号線に変わっている。東京湾の対岸でも16号線を走っていたので、なんか変な感じだ。16号線は東京湾をぐるっと取り囲む形で作られていることがよく分かる。しかも「横浜まで200km」なんていう表示もあって、なかなかに挑戦的だ。この辺りで「千葉まで40km」といった表示が出始める。千葉から自宅までが20km強なので、残り3時間ほぼ予定通りのペースで来ていることになる。この辺りで少し補給だ。コンビニで菓子パンを購入。卵がふんわりと入っていてなかなかイケる。このくらいの距離になると、米よりもパンだ。熱転換効率が高いのだろうか。すぐにパワーになる気がする。
木更津を過ぎると16号線は内陸から海岸に出てくる。そうすると工業地帯の中を走るので、これまでよりも大型車が増えると考え、袖ヶ浦の駅の手前で県道24号線に乗り換える。この道は片側1車線でそれほど広いわけではないが、なによりも交通量が少ないのがありがたい。しかもこの辺りだと信号も少ない。5kmや10kmはノンストップで走れる。内房線沿いのまっすぐな道をひたすら千葉方面に向かって走る。
内陸のアップダウンでは若干バテぎみだったが、単調な道にも助けられほぼ30km/hで五井付近を通過。なぜか五井駅前にはたどり着かずいつの間にか357号線、いわゆる湾岸道路に突入する。実は走ってみると日曜日なので大型車は少なく、自家用車がそれなりの速度で走っているが、その巻き起こる風で後押しされるようで走りやすい。路肩も身の危険を感じない程度の広さがある。対岸の15号線とはえらい違いである。
そのままいつものように、蘇我駅前、京葉線通りを経て、稲毛海浜公園を通過した辺りで、突如足が動かなくなる。軽くハンガー・ノックを起こしたらしい。あわてて歩道に乗り上げ小休止する。ツールボックスにこんなときのために秘匿していたSOYJOYを食す。この時点で16:45。目標は17:30で、残り距離は16km。体調も考えると極めて微妙な線である。
少し雨も降ってきたが、最後まで諦めずにトライすることにする。そのまま若松の交差点の一つ手前からイケア方面へ。この若松の交差点からだと、357号線の車道を走らないと直進できないので、このような迂回路を通らざるを得ないのだ。そして浦安・船橋間の最高到達点、海老川大橋を越え、二俣新町からは車道に出て、江戸川を一気に越える。ここは合流と分岐が続き、車もそれなりにスピードを出しているので、自転車で行くにはかなりスリリングなこの区間最大の難所である。しかし歩道を行くより遥かにスムーズで数分は早い。このような産業道路のような大きな車道を走る時は一応自主ルールがあり、三車線以上あれば車もストレスなく自転車を追い越せるので車道を走ることにしているが、車線が二車線しかないときは歩道を行くようにしている。

市川を越えると美浜大橋を渡って浦安市に突入だ。さすがに疲れた。なんだかご褒美がほしくなり、信号待ちで自宅にもうすぐ着くと電話。新浦安駅のガードをくぐり、ホテルエミオンからヨーカ堂前までの直線はいつものように40km/h弱までダッシュ。最後の力を振り絞る。そして無事自宅マンションのエントランスに到着。時計を見たら17:30を5分だけ過ぎていた。合計182km。よく走ったものである。
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ひざが痛いのが気になる。来週末は宮崎でゴルフ合宿だが大丈夫だろうか。

去る3月3日(日)、自転車での東京湾一周にチャレンジした。住み処である浦安から横浜、横須賀を経由して久里浜から東京湾フェリーで富津市に渡り、木更津、船橋を通過して浦安に戻ってくる、およそ180kmの旅である。

「旅」と書いたが、そう呼ぶにふさわしい距離と行程である。まず距離は、普段自転車に乗らない人からすれば、圧倒的だ。西に行けば静岡、東(北?)だと白河くらいまでは行ってしまう。行程的にも、京浜間の交通過密地帯から、風光明媚な三浦半島を抜け、予想外に雄大な房総半島まで、地形としてもバラエティに富んでいる。スポーツバイク歴3ヶ月ではあるが、ビギナーが1日で走破可能なコースとしては最長に近いこのルートについて、記してみた。

出発は朝7時。朝食を中途半端にすると、結局途中で時間のロスになるので、ロングライドの際にはできるだけ自宅で摂るようにしている。しかしながら今日のルートでは、東京湾フェリーが一時間毎に出ているので、久里浜に至る午前中は結構忙しい。何故ならフェリーが渡った先の富津市の金谷港から浦安までは約90km。自転車だと5時間はかかる距離であり、明るいうちに自宅にたどり着くには12時には上陸したく、そうすると11:20発の船に乗る必要がある。浦安から久里浜は約80kmなので、7時発だとギリギリである。

愛車はTREK1.2。12月に10万円強で買った、ロードバイクのエントリーモデルだ。他のに乗ったことがないので良く分からないが、アルミフレームなので結構路面の凹凸は拾うようだ。

装備はいつものように、ツール類、妻手製のオニギリ二個、爽健美茶のペットボトルとお守りの輪行セット。携帯電話に財布。

まずは浦安市内から葛西を抜けて清洲橋を渡る。信号が多くスピードが上がらない。それでも8時には築地付近まで来ていた。築地の場外辺りでアジア系の観光客に呼び止められる。「ココ、ツキジ、サシミタベタイネ!」私「It is Sunday, today. I suppose holiday, sorry !」ちょっとかっこよかったかも。

そのまま海岸通に突入。路肩はほとんど無いが、日曜日なので車が少なくかなり快適である。と思っていたら芝浦付近でミニパトに「そこの自転車、歩道に上がりなさい」と注意された。確かに良くみると軽車両通行禁止だった。そこで海岸通はやめて、15号線へシフト。

こちらも車は少なく、車道をずっと走ったが怖い場面はなかった。信号待ちは多いものの8時半には多摩川に差し掛かり、9時半に関内辺りに到達。快調である。空腹を覚えたので日高屋でラーメンを頂く。味は可もなく不可もなく。店内で残り距離をナビで再計算すると、何とあと30km。1時間半で30kmというのはかなり厳しいが、それでもめげずに11:20の便を目指すのであった。

横浜、横須賀間は16号線を使ったが、道幅もそれなりにあり、意外と快適。トンネルもいくつかあったが、こちらは歩道が狭く、やむなく車道を走ることに。横須賀の基地の前を通り過ぎ、観音崎までの標識が目立ち始める。残り距離は久里浜とほぼ一緒であり、残り30分で12kmという、神風でも吹かないと間に合わない距離に。結局浦賀への入り口を間違えてしまい、時間切れとなったので、あきらめて観音崎をゆっくり回ることにする。しかしこの間のオーバーペースがあとに尾を引くことに。

そのまま東京湾フェリーの乗り場に11:40くらいに到着。結局スタートから丁度90kmになっていた。


12:20発のフェリーに乗船することになった。12:05には乗船開始。自転車でフェリーに乗るのも初体験で少々緊張したが、係の人が自転車に傷が付かないよう丁寧に扱ってくれたので一安心。扱い慣れてる感じであった。船内では一人で座席の一角を占拠しリラックス。船内では息子へのお土産に小さなホイッスルを購入し満足であった。しかし多少風があるのか、数千トンのフェリーの割に東京湾の中央付近で結構船体が左右に揺れていた。
そしていよいよ富津市の金谷港に接岸。時間は丁度1時。後半の旅のスタートである。(後半に続く)


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