戸建物件を売る不動産会社に勤める「僕」。ノルマ、容赦ない上司の罵声。そこは売上という結果以外、評価されない過酷な職場だった。戦力 外通告を受けた異動先の営業所でも辞職を迫られるが、ある日幸いにもひとつの物件が売れ、周囲からも徐々に認められ、自身も変わっていく のだが……。

狭小邸宅狭小邸宅
(2013/02/05)
新庄 耕

商品詳細を見る


慶応ボーイなのになぜか中小不動産屋に就職した主人公が、トップセールスになるまでのストーリー。

作者は、なにかを捨てなければサラリーマンとして成功しない、と言いたかったようだが、成績が伸びてきて以降、何が倫理に反して、主人公が何に苦しんでいるのかが今一つよくわからなかった。

それよりも売れるようになるまでの、支店長によるシゴキが面白い。いわく「物件から営業所までは混んでない道を通らないと、買う気になっている客の気が変わる」とか、「大通りばかり通っていると、営業マンとして地元にあまり詳しくない=物件のことをよく知らないと思われる」など、非常に参考になる記述だった。この辺りの様子はとてもリアルだったので残念。

それなりに面白いので☆☆☆。

いつも読んでいただいてありがとうございます。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村