今日もぶち寒かったですね。(山口弁)
そんな私はネックウォーマーの使い方がようやく分かりました。
去年のつくばの参加賞(笑) 手袋は20年くらい前に買ったシンサレート素材、これ最強。
オレの手元には2足のアディダスのシューズがある。
一つは菜穂子。じゃなくてアディゼロジャパンブースト3。(左)
もう一つは真帆、というかアディゼロtakumi練ブースト3。(右)
よく比較されるこの2足。たまたま色も同系統。重さはtakumi練ブーストが178g、ジャパンブーストが215g。いずれもサイズは26.5cm。
自分はシューズ比較の記事はほとんど書いたことは無いのだが、同じ色遣いということもあり、自分は明確にこの2足を区別して使い分けているということもあり、ちょっと自分なりのレビューを書いてみたい。
その重さの違いもあって、自分はtakumi練はフルマラソンまたはハーフ以下の本番、あるいはインターバル等のスピード練習でよく使っている。要するにガチの時って事だ。
一方ジャパンブーストは主として練習用で、ペース走から疲労抜きジョグまで一番よく履くシューズ。もう3か月は履いてるので1000kmはいってるかも。要するに都合のいいシューズってことだ。
この2足はメーカーもサイズも同じだが、上の写真からも分かるようにtakumi練のほうが微妙に幅が細い。実際に履いた感じもジャパンの方がゆったりしている。takumi練の幅の細さはターサージールスリムとほぼ同等で自分の脚にはぴったりフィットする。このこともtakumi練を本番でよく使う理由。
もう一つの理由はこちら。アウターソールの断面形状。どちらもブースト素材が仕込んであるが、その配置が明確に異なる。(左:takumi練、右:ジャパン)
takumi練はちょうと拇指球から爪先にかけての範囲にブーストが入っている。ミッドからヒールにはブーストは入っていない。一方でジャパンは先端からヒールまでくまなくブーストが入っているが、特にヒール側は分厚い。爪先側はむしろ薄い。
ここが色々見方が分かれるところなのだが、ジャパンはヒールが分厚いので、takumi練よりもペースが遅いランナー向けと位置付けられている向きもある。実際、普通にミッド荷重(ミッド着地ではない)で着地すると、柔らかく感じるのはジャパン。
ちなみに「ミッド着地」と「ミッド荷重」の言葉の使い分けだが、自分の走り方って分解写真とかを使うと多分「ヒール着地」になっていると思う。ただ自分の走っている感覚はあくまでも「ミッド荷重」。つまり爪先側とカカト側に均等に体重が乗って着地している。
フォアフット荷重くらいにして初めて外から見てもミッド着地になっているんだと思われる。大迫選手はフルマラソンの最後までカカトを接地させないで走るらしいが、自分はとてもそこまでは。あくまでも力の入れ具合として、前半分に掛かっているという意味でフォアフット荷重だと認識している。
話を戻すと実際、ヒールを後ろから見るとこんな形状。
ご覧のようにジャパンブーストはソールが斜めに削られた形状。これはオレが履きつぶしたわけではなく、最初からこういう形に形成されている。いかにもヒール着地を意識した形状。なので気楽に履けるシューズなのだ。
一方のtakumi練はヒール側は固めなので、気楽にヒール着地とかするとゴツゴツ感がある。ヒールカップも深くて固い。これを履くときはまじめに真下に着地してミッド荷重を意識したほうがよい。そして離地するときにしっかり踏み抜く。するとブーストの効果もあってシューズがスッと地面を離れてくれる。
調子がいい時は、拇指球の真下にブーストの存在を感じて、そのクッションでシューズが地面を離れていくので、ソールの薄さを全く感じない。実際、一昨年の古河はなももでPB出した時は最後まで気持ち良く走れた。3時間10分前後のペースでも全く問題なし。
フォア側が薄いジャパンは同じ踏み方をするとむしろ地面の衝撃がダイレクトに伝わる。簡単に言っちゃうと、takumi練はピッチ型でジャパンはストライド型。それはソールの固さの違いにもなっていて、ジャパンは母指球あたりで簡単に曲がってくれる。
一方でtakumi練はけっこうソール自体が固く簡単には曲がらない。このこともストライド型よりもピッチ型に合っていると思う理由。(ジャパンを無理に曲げているわけではない)
ちなみにアウターソールを裏側から見るとこんな感じ。真ん中になんとかっていう構造が挟まっているのはおんなじだが、それ以外はまったく別物。
そんなわけで素人なりにまとめる。
ジャパンはそのヒールの厚さをうまく利用して、比較的広いレンジのランナーにあうように作ってある。一方でtakumi練はやはりゆっくり走るとそのソールの固さを感じるので、ある程度速いペースで走ったほうが気持ち良く走れるシューズ。
最初はジャパンの方がドロップが大きく、今はやりのヴェイパーフライの先を行っているのかとも思ったが、カタログ上はtakumi練のドロップは9㎜、ジャパンのドロップは10㎜とそれほどの違いは無かった。
もちろんだからといって、ジャパンがゆっくりしたペース専用のシューズだということではありません。爪先側のダイレクト感を活かして超絶ペースで走ることもできるシューズだと思います。(フルマラソンではほとんど履いたことないのであくまで推測)
一説ではジャパンのヒール側の厚さは、このジャパンシリーズを履いて世界記録を出したアフリカ出身選手のリクエストによるものらしい。フォアフット着地で走るには、ヒール側が厚い方がしっくりくるのかもしれない。こうやって見ていると、ヴェイパーフライのヒールの厚さも同じ理由であって、あのドロップ自体があの走りを生んでいるのかどうか。むしろカーボンが入ったソールの固さ・反発力に注目するべきなのでは。ってまだ履いたことないのであくまで想像ですが。
ターサージールとtakumi練の比較も面白そうなんですが、それはまた今度。一言で言うとターサージールは何でもそろう百貨店、takumi練は特定のニーズに絞ったブティックって感じです。
ああ、それ読みたいぞって方はポチッとお願いします。
成人の日にmotoさん主催で稲毛30kmが予定されてるんですが、自分の練習スケジュールと微妙に合わないのと天気が微妙なので、浦安で前日の日曜日(7日)の午後に30km走をやる予定です。マイコースの脚に優しいゴムチップ舗装を味わいたい方は是非。13:30に新浦安駅改札に集合です。
なお、現地にはシャワーとか着替える場所はありません。強いて言えば多目的トイレで着替えられるくらいでしょうか。そんな塩対応でよろしければ是非。なおクルマでお越しの場合は、マイコース上にある総合公園の無料駐車場を利用可能です。
もし参加ご希望の場合にはコメント欄やツイッター、ライン等でご連絡を。今のところhassyさん、たまさんが4:35で参加予定。それ以外のペースでもオッケーです。ペースがバラバラなら、片道1.5kmのコースを往復してすれ違いの回数を増やすようにします。
そんな私はネックウォーマーの使い方がようやく分かりました。
去年のつくばの参加賞(笑) 手袋は20年くらい前に買ったシンサレート素材、これ最強。
オレの手元には2足のアディダスのシューズがある。
一つは菜穂子。じゃなくてアディゼロジャパンブースト3。(左)
もう一つは真帆、というかアディゼロtakumi練ブースト3。(右)
よく比較されるこの2足。たまたま色も同系統。重さはtakumi練ブーストが178g、ジャパンブーストが215g。いずれもサイズは26.5cm。
自分はシューズ比較の記事はほとんど書いたことは無いのだが、同じ色遣いということもあり、自分は明確にこの2足を区別して使い分けているということもあり、ちょっと自分なりのレビューを書いてみたい。
その重さの違いもあって、自分はtakumi練はフルマラソンまたはハーフ以下の本番、あるいはインターバル等のスピード練習でよく使っている。要するにガチの時って事だ。
一方ジャパンブーストは主として練習用で、ペース走から疲労抜きジョグまで一番よく履くシューズ。もう3か月は履いてるので1000kmはいってるかも。要するに都合のいいシューズってことだ。
この2足はメーカーもサイズも同じだが、上の写真からも分かるようにtakumi練のほうが微妙に幅が細い。実際に履いた感じもジャパンの方がゆったりしている。takumi練の幅の細さはターサージールスリムとほぼ同等で自分の脚にはぴったりフィットする。このこともtakumi練を本番でよく使う理由。
もう一つの理由はこちら。アウターソールの断面形状。どちらもブースト素材が仕込んであるが、その配置が明確に異なる。(左:takumi練、右:ジャパン)
takumi練はちょうと拇指球から爪先にかけての範囲にブーストが入っている。ミッドからヒールにはブーストは入っていない。一方でジャパンは先端からヒールまでくまなくブーストが入っているが、特にヒール側は分厚い。爪先側はむしろ薄い。
ここが色々見方が分かれるところなのだが、ジャパンはヒールが分厚いので、takumi練よりもペースが遅いランナー向けと位置付けられている向きもある。実際、普通にミッド荷重(ミッド着地ではない)で着地すると、柔らかく感じるのはジャパン。
ちなみに「ミッド着地」と「ミッド荷重」の言葉の使い分けだが、自分の走り方って分解写真とかを使うと多分「ヒール着地」になっていると思う。ただ自分の走っている感覚はあくまでも「ミッド荷重」。つまり爪先側とカカト側に均等に体重が乗って着地している。
フォアフット荷重くらいにして初めて外から見てもミッド着地になっているんだと思われる。大迫選手はフルマラソンの最後までカカトを接地させないで走るらしいが、自分はとてもそこまでは。あくまでも力の入れ具合として、前半分に掛かっているという意味でフォアフット荷重だと認識している。
話を戻すと実際、ヒールを後ろから見るとこんな形状。
ご覧のようにジャパンブーストはソールが斜めに削られた形状。これはオレが履きつぶしたわけではなく、最初からこういう形に形成されている。いかにもヒール着地を意識した形状。なので気楽に履けるシューズなのだ。
一方のtakumi練はヒール側は固めなので、気楽にヒール着地とかするとゴツゴツ感がある。ヒールカップも深くて固い。これを履くときはまじめに真下に着地してミッド荷重を意識したほうがよい。そして離地するときにしっかり踏み抜く。するとブーストの効果もあってシューズがスッと地面を離れてくれる。
調子がいい時は、拇指球の真下にブーストの存在を感じて、そのクッションでシューズが地面を離れていくので、ソールの薄さを全く感じない。実際、一昨年の古河はなももでPB出した時は最後まで気持ち良く走れた。3時間10分前後のペースでも全く問題なし。
フォア側が薄いジャパンは同じ踏み方をするとむしろ地面の衝撃がダイレクトに伝わる。簡単に言っちゃうと、takumi練はピッチ型でジャパンはストライド型。それはソールの固さの違いにもなっていて、ジャパンは母指球あたりで簡単に曲がってくれる。
一方でtakumi練はけっこうソール自体が固く簡単には曲がらない。このこともストライド型よりもピッチ型に合っていると思う理由。(ジャパンを無理に曲げているわけではない)
ちなみにアウターソールを裏側から見るとこんな感じ。真ん中になんとかっていう構造が挟まっているのはおんなじだが、それ以外はまったく別物。
そんなわけで素人なりにまとめる。
ジャパンはそのヒールの厚さをうまく利用して、比較的広いレンジのランナーにあうように作ってある。一方でtakumi練はやはりゆっくり走るとそのソールの固さを感じるので、ある程度速いペースで走ったほうが気持ち良く走れるシューズ。
最初はジャパンの方がドロップが大きく、今はやりのヴェイパーフライの先を行っているのかとも思ったが、カタログ上はtakumi練のドロップは9㎜、ジャパンのドロップは10㎜とそれほどの違いは無かった。
もちろんだからといって、ジャパンがゆっくりしたペース専用のシューズだということではありません。爪先側のダイレクト感を活かして超絶ペースで走ることもできるシューズだと思います。(フルマラソンではほとんど履いたことないのであくまで推測)
一説ではジャパンのヒール側の厚さは、このジャパンシリーズを履いて世界記録を出したアフリカ出身選手のリクエストによるものらしい。フォアフット着地で走るには、ヒール側が厚い方がしっくりくるのかもしれない。こうやって見ていると、ヴェイパーフライのヒールの厚さも同じ理由であって、あのドロップ自体があの走りを生んでいるのかどうか。むしろカーボンが入ったソールの固さ・反発力に注目するべきなのでは。ってまだ履いたことないのであくまで想像ですが。
ターサージールとtakumi練の比較も面白そうなんですが、それはまた今度。一言で言うとターサージールは何でもそろう百貨店、takumi練は特定のニーズに絞ったブティックって感じです。
ああ、それ読みたいぞって方はポチッとお願いします。
成人の日にmotoさん主催で稲毛30kmが予定されてるんですが、自分の練習スケジュールと微妙に合わないのと天気が微妙なので、浦安で前日の日曜日(7日)の午後に30km走をやる予定です。マイコースの脚に優しいゴムチップ舗装を味わいたい方は是非。13:30に新浦安駅改札に集合です。
なお、現地にはシャワーとか着替える場所はありません。強いて言えば多目的トイレで着替えられるくらいでしょうか。そんな塩対応でよろしければ是非。なおクルマでお越しの場合は、マイコース上にある総合公園の無料駐車場を利用可能です。
もし参加ご希望の場合にはコメント欄やツイッター、ライン等でご連絡を。今のところhassyさん、たまさんが4:35で参加予定。それ以外のペースでもオッケーです。ペースがバラバラなら、片道1.5kmのコースを往復してすれ違いの回数を増やすようにします。