ベンチャー企業の投資家として世界を飛び回る著者が、「ラン」と出会ったのは、4年前。当時はスポーツとは無縁の超インドアおでぶさん。初めはWiifitだった。それでは飽き足らず、外に出始めたら、あっという間にのめりこみ、2011年にゴビ砂漠250キロ、サハラ砂漠250キロ、2012年に北極点マラソン、南極100kmマラソンを完走。2013年3月にはチリのアタカマ砂漠250キロでチーム戦優勝を果たした。5月には日本の川の道520キロを6日間かけて完走し、ハイペースでレースに出場し続けている。現在、参加したレースは80を超える。彼のランの特徴は、記録にこだわるレースもあれば、被り物(最近は主にダイコン)をして楽しんでレースに臨むところ。本書は、世界一となったアタカマ砂漠完走記を中心に、北極点マラソン、南極マラソン記も収録。我々が通常見ることのできない様々な景色を、ランを通じて筆者が見せてくれる。そして、なぜ彼はチャレンジし続けるのか、その答えは読むものを刺激する。52ページのカラー写真も併せて楽しめる。

マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマンマラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン
(2013/09/09)
小野 裕史

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いよいよ冬休み♪ 今日は9連休の初日なのでまずはトレーニングから。cw-xのコンプレッションウェアを入手したので記念撮影(笑) なぜか半裸の少年も。ちょっとエガちゃん(笑)



ネズミー市のある旧江戸川と江戸川放水路の間をぐるりと一周。30kmを2:37でした。



途中のコンビニで買った大福が美味だった♪



さて本ですが、東大の大学院まで行って生物学を学んでいたのにいつの間にかベンチャー投資家になり、ただ減量のためだったはずがウルトラマラソンに出場する…

実はトライアスロンだと時々、というかよくあるパターンだ。若手経営者のトライアスロンチームなんていうのもある。しかしよく聞くと二世経営者が多かったりして、ハングリーさが溢れているというよりは、ハングリーさを養うために競技をやっている人も多いと思っていた。しかもオリンピックディスタンスだったりして。

著者はれっきとしたアントレであり、しかも競技はウルトラマラソンだ。かなり変態度は高い(笑)しかも本書を読んでいいなあ~と思ったのは、本書のクライマックスとなるチリのアタカマ砂漠マラソンではチーム種目にチャレンジしている。ただでさえウルトラのゴールでは感激して泣き出す人が多いらしいが、チーム戦だったらなおさらだろう。本書はそんなウルトラマラソンの魅力を余すことなく伝えてくれる。☆☆☆。


ちょっとウズウズしてきたぞ。