量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

カテゴリ:●色んな道具 > アルコールストーブ

日曜日は午後から晴れるとの予報だったので、LSD(マラソンのトレーニングで低強度長時間のジョギング)代りのロングライドのついでに、風防兼五徳2号機の野外テストをやってみた。いつものように江戸川サイクリングロード(CR)を北上。自転車に乗るのは実に一月半ぶり。一時間も漕ぐとお尻の大臀筋がパンパンに。こんなことでデュアスロンなんて出られるんだろうか? ということで、つくばエクスプレスの橋の下で休憩♪



早速トレック900をバックパックから取り出す。ちなみにアルコール100ccも含めた全体の重さはこちら。



黒いネットがピチピチだが、下半分を絞って蓋がガタつかないようにしたのだ。ちょっとセクシー♪
この大きさだとやはりバックパックですね。私の愛用はこちら、ドイターのアドベンチャーライト9。
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そして燃焼!



今回はもっとも簡単に、爽健美茶を直接温めてみる。分量は100ccちょっと。アルコールは20cc。点火すると2分ほどで湯気が♪



でもこれ、火に掛けた器はそのままだと熱い!! 大きい方で温めて、蓋に移して飲むべきだった。家から持ってきた大福を食す。んまい!!



大福も食べて元気一杯、野田橋の手前でサイクリングロードが工事中通行止めになっていたので、距離は40kmちょっとと少し短めだったが折り返す。スピードは頑張って25km/h以上は維持したが、30km/hには届かず。ダメですなあ♪

累計60kmになったところで、2回目の休憩。草地でのアルコールストーブは炎が見えにくく危険なのでやめましょう。この写真でも、ほら、燃焼してないでしょ♪(← Facebookに燃焼写真を掲載して、Facebookが燃焼、いや、炎上した人w)





これで完全に気が抜けて、あとはダラダラと家まで帰りました♪ この日のルート。



上に向かってニュルニュル伸びている青い線が軌跡だ。判りにくい。

さて、五徳だがやはり0.3mm厚のアルミでは弱いようで、けっこうぐにゃぐにゃ(笑) 紙製みたい。0.5mmにするか、同じ厚さのステンレスにするか。あるいは今の厚さで端を折り返すか。でもその場合は、今の差し込み式は難しいので、差し込み蝶番を使うか。0.3mmは試作品と割り切るのがよさそうだ。

アルコールストーブ用の五徳といえば、トランギアのストームクッカーだ。これはストーブを収める部分と、その上の火を囲う部分の二つに分かれていて、下半分に風が入りストーブを冷却しつつ上に抜けチムニー効果を発揮しているようだ。トランギアのストーブの周囲に縁がついているのはこの位置で固定するため。これと同じような効果を組み立て式で発揮できないか。形を考えるのもかなり楽しいぞ♪ (イワタニのHPから拝借しました)



で、実物が見たいな~と思っていたら、写真送ってもらいました。GOMAさん、ありがとうございました♪ 納得できるものが出来上がったら、必ずや!



前の穴から入って上に抜けるわけね♪
意外と穴が多い。風が強いときは、穴が無い面を風上に向けることで、火が不安定になるのを防いでいるようだ。またこれを見ると、ストーブ本体の冷却を結構意識しているのが分かる。ここから空気が上へ抜けていくため、ここには写っていない上半分の側面には空気穴がない。これは、風防1号機の改良のヒントになるかも。光子力研究所からホワイトベースへ昇格か?(笑



結局80km走って帰宅。デュアスロンの練習に、このあと走りましたよ♪ 自転車乗った直後のRUNは初体験だったが、8kmを40分が限度。本番が恐い…



この後、太ももが熱くて眠れず・・・(^^;

ゴールデンウィークのつくばね予約の電話合戦を勝ち抜き、ルンルンのYoshi-Tです(笑)

金曜日は昔住んでいた会社の独身寮のOB会に参加した♪ 20年以上経つがみんな変わらん(笑) 自分も(笑)

当時は寮で行事があると最後にエールを切るのが自分の役目だったが、この日も吉例によりエール♪ 珍しく写真を撮ってもらったので、今日だけ顔出し上等でちょっとだけお見せします。明日になったらモザイク掛けます(笑)





一応大学時代に専門でやってました(笑) リタイアしたら出張エールサービスのボランティアでもやるか♪

この宴席には大先輩も何人か来ていたのですが、中には会社で偉くなっている人もいて「○○(Yoshi-Tの本名)は最近暇なんやろ♪」と、恐ろしいお言葉。忙しい部署への異動の暗示でしょうか(汗) 今の生活は(仕事以外が)充分充実してますよ、先輩!!



さて、完成した五徳の燃焼テストをやってみた。



気温5℃、水温たぶん15℃くらい、風速2m。500ccの水を50ccのアルコールで熱する。ちなみに風防初号機(光子力研究所w)でほぼ同じ条件でやったときは4:30だった。
さあ、試験スタート!!



炎は安定している。



実は昨晩も室内でやってみたら、こんなに炎が大きくなってビビった(笑)



五徳もかなり熱くなっていたので、自分の熱でアルコールの蒸発が加速したような感じだった。今日は屋外なので冷却されているからか、あるいは明るいから炎が見えないだけなのが。

そして6分経過。沸騰した。



この10秒後に燃焼も終了。初号機でのテストの時はケトルで沸騰に4分30秒、燃焼終了まで5分だった。



沸騰に時間が掛かるのは、コッフェルの底面積がケトルより狭いせいだと思うが、燃焼時間も長くなるのはなぜだろう。風防のせいでプレヒートが抑制されるのか? もしそのために火力も弱くなって沸騰に時間が掛かるのなら、ケトルでも同じ時間が掛かることになる。

で、ケトルでもやってみた。



なんと5分を少し切るタイム♪ ケトルの方が底が広い分、有利なのか? しかも燃焼は6分間続いたので、より少ない燃料で沸騰したことになる。面白い。


それよりも、ケトルを載せたことで風防が歪んでしまった。やはり0.3mmでは薄いのか。次は0.5mmでやってみるか。



あとは空気穴をどう開けるかだが、ストームクッカーなどの既製品を見ていると、アルコールストーブの下半分を冷却する造りのようにも見えるのだが…
もう少し研究が必要だ。



(追記)

顔出し写真を差し替える時に間違えて変なものが写っている写真をupしてしまいました。見ちゃった方、忘れてくださいm(__)m
というか、あれ見ると多分この宴会自体が「ふ~ん(-_-)」って感じでしょうねえ。まあそういう会社です(笑)
ご指摘頂いたGOMAさん、ありがとうございました!!

実際に風防を作成する前に、6角形の寸法について検討してみる。今回はモックアップで作ったように、風防の上端を切り欠いてそこにコッフェルがはまり込むようにしたい。下の図で言うと、切り欠きの凸部は最大で青の菱型、最小で赤のひし形だ。青より大きいとコッフェルが中に落ち込んでしまうし、赤より小さいとコッフェルの底がはまり込まない。従って、風防の大きさはこの円に外接する6角形よりも小さく、内接する6角形よりも大きくならなければならない。

風防図面

小さい6角形の1辺は円の半径と同じだ。ちなみにコッフェルの底部の直径は11.2cm。半径は5.6cm。大きい6角形の1辺は、緑の垂線(円の半径)の高さの正三角形の1辺xと一致。すなわち、5.6^2+(x*1/2)^2=x^2となるのでx=6.46
つまり6.46~5.6の間で6角形の1辺を作れば、コッフェルがぴったり収まるはずだ。ちなみにモックアップの6角形の1辺は6cm。ところが実際には、コッフェルの底部はこのように丸みを帯びている。たぶんギリギリに小さく作らないと、この丸みのせいでコッフェルが五徳の上で不安定になると思われる。

一応デジタルノギスで測りましたよ♪



ところでこのコッフェル、一見蓋のほうが下の容器よりも大きい径に見えるのだが、実はごらんの通り。底の大きさは上下まったく同じ。



五徳の大きさもギリギリに作ってもどちらにもピッタリくる。これは狙って同じ大きさにしているのではないか。さすがはスノーピーク。ということで、底部の半径5.6cm+0.2cmで五徳を作ることにする。

40×30の0.3mm厚アルミ板にフェルトペンで線を引いて、鋏でジョキジョキ切っていく。かみ合わせる箇所の工作が意外と面倒で、きれいにできない。実は先日のリベット打ちの作業の際に、こんなものを調達。



金床である。これで角を出していく。といいながら、こんなベンダーも使う。金槌で直接たたくと結構傷が付くので、最終的には表面仕上げをなにか考えないといけない。



ということで小一時間作業して、完成です!
実は正六角形にすると、コッフェルの底の丸みが予想以上にあり、五徳に乗らないことが判明。仕方なく、モックアップと同じ変形六角形にする。そうすると、図で言うところの赤い菱形の間隔が空いてしまい、五徳にコッフェルがぴったりフィットしなくなる。うーん。とりあえずこれはこれだが、もう少し小さめに作る必要がありそうだわ。というか、何のためにモックアップを作ったり、直径を計算したりしたのか(笑)





この写真だと、繋ぎ目に歪みがあるのがよくわかる。繋ぎ目に切り込みを入れて固定するようにしたときに歪んだみたいだ。でも自分の技術からいえば、これが限界。もっとデザインをシンプルにして、ややこしい工作がいらない形を考えなければ。

でもばらしてみて、アルコールストーブと燃料100ccとが楽々コッフェルに収まることも確認。





ちなみに重さは?



五徳だけで40g! 目標大幅超過!!

ストーブ、コッフェルを合わせてもなんと…



302g!! 燃料を入れても400g強なので、目標を100g近く下回っている。

これから五徳には空気の穴を開けるので、もしかすると400gを切るかも♪ ただし開けすぎると風防の意味がなくなるのでテストしながら慎重に。

すきまにカトラリーとか、米1合くらいなら入りそう♪あとは、フィールドテストだ。でも日曜日の天気予報は雨なんだよな~。

フルマラソンの筋肉痛がまったくおさまらないのだが、週末には次回レースに向けてトレーニングを再開しようと考えている。疲労を抜く観点からも今週は自転車でゆっくりロングライドする予定なのだが、そのときにできればアウトドアで食事したいと考えている。で、先日作ったアルコールストーブは自転車のツーリングにも使えるのか??

早速重量を量ってみた。実は驚くほど軽い。



風防兼五徳とあわせてもご覧のとおり。五徳兼風防だけでも152g。




だってアルミニウム製だもの♪ ちなみに我が家のエースバーナー、US-TRAILオートは435g。燃料のアルコールを100cc持ったとしても半分の重量だ。これなら担いで自転車に乗るのにも気にならない。さらにコールマンのケトル150gを持って、ようやく同じ重量になる。バーナーのほうはさらにガスボンベ300g強が加わる。整理してみよう。

アルコールストーブ+五徳兼風防+ケトル+燃料=13+152+150+100=415
バーナー+ケトル+燃料=435+150+300=885

この差は大きい。しかし、しかーしである! ケトルを持って行って何をするのか? ケトルはケトルでしかないので、飲食をするには食器が必要なのだ。もちろんカップヌードルくらいなら食べられるが。そこで我が家ではついに新たな調理器具の購入に踏み切った。こちら。




禁断のスノーピーク・トレック900! 文字通り900ccの湯が沸かせる。蓋がフライパンにもなるし米も炊ける。多分ラーメンも作れる。この重量が265gだ。しかも値段は2千円前後ときわめてリーズナブル。(ちなみにチタン製もあって、そちらは175g。でも価格は倍w)。これにあわせたさらに軽量の風防兼五徳を製作することで、燃料込みで500gの世界を創造したい!! そうすればロングライドのお供にも、寂しいソロキャンプ(笑)にも、何より軽いので車以外でのお出かけに好適だ。で、作ってみた。
































紙かよ!?


いや、いつも行くホームセンターが休みだったので、やむなく段ボールでモックアップを作ってみたのだ(^^; 前作の風防は4角形だったが、なんだかマジンガーZの光子力研究所みたいででかかったので、今回は変形6角形にしてみた。




一応予定では、6角のうち鈍角になっている3っつの角の部分で3分割する組み立て式になるはずなので、トレック900にぴったり収まり、しかもアルコールストーブ本体と燃料も入ってしまう!!(はずだ!!)



これで重量は?
いや、モックアップですからね、あくまでも(笑) これで火を焚いたら間違いなく炎上(^^;
Amazonでアルミ板を調達したので、この型紙(?)にあわせて工作してみたい。
できてみないと確かなことは言えないが、多分重量は80g程度のはず。合計するとこんな感じになると思われる。

 アルコールストーブ+風防兼五徳+トレック900+燃料=13+80+265+100=458

目標達成だ!! いや、だから作ってから言おうよ・・・
でもこの近傍の数値にはなると思われるので、ここに仮にカップヌードルの重さが加わっても、バックパックで負担になる重さではない。自転車なら水は車体に搭載できるし。今週末は自転車でロングライドするので、これで昼ごはんを作ってみたいと思います!! ここでついに私の趣味のうちの二つ、自転車とキャンプが融合だ! 本物が完成したら後編を書きます。

土曜日は息子の幼稚園の父兄参観。といっても一緒に遊ぶだけ(笑) 最初は室内で駒回しとか大人しくやっていたが、途中から戸外へ出て鬼ごっこタイム♪
鬼と味方がチームに別れる「氷鬼」が抜群に面白い!! 幼稚園児が束になって追いかけてくる。可愛い! 正義のメカに追いかけられるドロンジョになった気分を満喫(笑) ついでに急加速・急停止の連続を求められるので、すごくいい体幹トレーニングにもなる。翌朝起きたら股関節の回りが筋肉痛だった♪


さて、今日も引き続き試作進行中♪
またホームセンターに行って色々仕入れてきた。



真ん中にあるのは差し込み蝶番。昨日は連結するためにマグネットを使ったが、やはり安全面で不安があるので、しっかり差し込んで固定することにした。で、まずリベット止めしてしまったマグネットをはずそうとしたのだが、これが結構大変。リベットの頭にドリルで穴を開ければ取れるはずなのだが、これがいくら回しても穴が開かない。



しょうがないのでニッパーで頭を切り取ったのだが、その後アルミ板に穴を開けようとしたときも妙に切れ味が悪い。はい。ここでやっと気がつきましたよ、ドリルが逆転していることに(笑) それでもアルミ板には穴が開いたのが不思議♪

差し込み蝶番を付けたところ。





差し込むとこんな感じに♪
マグネットを外した跡が痛々しい(笑)



五徳は、こんなものを買ってきた。4mm径のボルト。




挿すとこうなる。ネジ山が切ってあるので滑らない。



20cmとちょっと長いのだが、邪魔なら切ることも考えよう。そんなわけで燃焼試験ができる状態になった。耐風性試験も兼ねてベランダでテスト♪



ランタンがキャンプ気分を盛り上げる。それにしても寒い!!
500ccの水をコールマンのケトルに入れて何分で沸騰するか確認する。アルコールは50cc。まずは点火♪



火勢が安定したところでケトルを載せる。待つこと4分半、ついに沸騰!!



アルコールは沸騰から1分後に燃焼終了。このストーブの大きさだと、多分10分以上燃焼を続けるのは難しそうだ。つまり炊飯はちょっと厳しいかも。もしやるとしても、ライスクッカーはケトルのようにはまりこむほど小さくないので、風防の上に直接載せることになる。そのためにはもう少しストーブを高くセットする必要があるだろう。

また沸騰速度はケトルの底面積とも関係がありそう。もっと小さなコッヘルを使うのであれば、沸騰に時間が掛かる気がする。風防のデザインそのものにももっと工夫の余地がある。

しかし今回、金属加工に味をしめたので、他にもなにか作れないか、思案中♪

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