量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

カテゴリ: ●読書記録(毎月のまとめ)

試験終了からすっかり腑抜けになってしまってちゃんとした本が読めてない。いや、司馬遼太郎だってちゃんとした本ですけど。
そんな中で読んだのがアイザックソンのイノベーターズ。さすがはスティーブジョブズ公認伝記を書いただけあって、技術的な理解は深いので安心して読める。改めてチューリングやノイマンの偉業に今の社会が依存しているかを思い知らされる。
こんな面倒なテーマを丹念に現代の目線でまとめてくれる作家の存在は本当にありがたい。


1月の読書メーター

読んだ本の数:10
読んだページ数:4382
ナイス数:126

花神(上) (新潮文庫)花神(上) (新潮文庫)感想
技術だけを追い求めるということでは、新選組の土方歳三と通じるところが感じられる。かたや佐幕、かたや倒幕と立場は違うが、作者の人間の好みが感じられる。☆☆☆☆。
読了日:01月11日 著者:司馬 遼太郎
花神(中) (新潮文庫)花神(中) (新潮文庫)感想
といいながら、おイネとのロマンスは創作なんじゃない?会いに行ったという史実があるのだろうか。無くても物語は成立する気がするな。☆☆☆☆。
読了日:01月11日 著者:司馬 遼太郎
花神(下) (新潮文庫)花神(下) (新潮文庫)感想
中村梅之助の大河ドラマが懐かしくて読んでしまったがまるで宛書。おイネは今なら誰がやるんだろう。当時は浅丘ルリ子だったが。益次郎が地味なので歴史全体がむしろ見えやすくなってよい。☆☆☆☆。
読了日:01月11日 著者:司馬 遼太郎
昭和史 七つの裏側昭和史 七つの裏側感想
保坂正康という作家はかつては歴史の過ちを個人に帰する傾向が強くどうも好きになれなかったのだが(半藤氏も同じ傾向がある)、この本は彼がこれまでの著作を書くにあたって取材したソースがそのまま記載されているので、相当に読みごたえがある。特に東條首相と石原莞爾の秘書から聞き取った内容は他での色んな情報とつながって興味深い。☆☆☆☆。
読了日:01月20日 著者:保阪 正康
燃えよ剣(上) (新潮文庫)燃えよ剣(上) (新潮文庫)感想
明治維新において新選組の役割は、土方歳三の役割は、などと考えるのが馬鹿らしくなるような剣にかける強烈な想い。確か再読なんだけど全く覚えていない。☆☆☆☆。
読了日:01月20日 著者:司馬 遼太郎
燃えよ剣(下) (新潮文庫)燃えよ剣(下) (新潮文庫)感想
自分で自分の役割を認識していたんだろうなあ。多分。この時代の人はそういう人が多い。西郷とか高杉とか。乱世が故の生き方。たまに読みたくなるんだよな。☆☆☆☆。
読了日:01月20日 著者:司馬 遼太郎
江戸水没: 寛政改革の水害対策 (21) (ブックレット“書物をひらく”)江戸水没: 寛政改革の水害対策 (21) (ブックレット“書物をひらく”)感想
わずか100ページだが江戸時代の市井の実情が浮き上がる名作。最近の災害で感じるこの民衆の圧力って江戸時代と現代で変わってない。現代だっていくらでも暴動は起きる。☆☆☆。
読了日:01月24日 著者:渡辺 浩一
イノベーターズ2 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史イノベーターズ2 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史感想
上巻でコンピューターの個人化が実現し、下巻ではインターネット化を突っ走る。こうして一気に読んでみると、コンピューターが自我や人権にまで強く影響を与えたことがわかる。一見同じに見えるが、ネスケ以前と以後では世界は全く違うんだな。という視点で見ていると理解した。☆☆☆☆☆。
読了日:01月30日 著者:ウォルター・アイザックソン
炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火感想
アメリカの図書館がどのように現在の姿になっていったかがよくわかる。本を燃やす国は人も燃やす。「華氏451度」は今度読んでみます。☆☆☆。
読了日:01月31日 著者:スーザン・オーリアン
イノベーターズ1 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史イノベーターズ1 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史感想
コンピューターの成立から集積回路の登場までが上巻。計算を効率的にやりたいだけでなく、人工知能とか人間の代替までも想像する人がいたのか。下巻はいよいよパソコンの登場。☆☆☆☆。
読了日:01月31日 著者:ウォルター・アイザックソン

読書メーター

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先月はひどい。いくら試験が終わって緩んでいるとはいえひどすぎる。こんな生活続けてたらホンマのアホになる。1月はまじめに読書しよう。

12月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2196
ナイス数:97

アメリカはなぜ戦争に負け続けたのか-歴代大統領と失敗の戦後史 (単行本)アメリカはなぜ戦争に負け続けたのか-歴代大統領と失敗の戦後史 (単行本)感想
ワシントンポストでアフガニスタンペーパーズが暴かれたばかりでタイムリーな本。35年も戦争を続けているって、負けてるということだよね。その他、筆者が当事者として体験した政権中枢の認識も含めて色んな戦争での失敗が暴かれる。ただ政治に不慣れだというだけで失敗と決めつけてるようにも見える。原因の追求よりも起きた事象の描写に軸があるようにも見えてちょっと読みにくい本。☆☆☆。
読了日:12月20日 著者:ハーラン・ウルマン

復活力 (幻冬舎文庫)復活力 (幻冬舎文庫)感想
ネットで紹介されていたのでつい読んでしまった。読んだ後にyoutubeでサンドウィッチマンのコントを観た。面白いやり取りの切り貼りに見えて、クライマックスに向けて盛り上がって行く感じには欠けるかも。その後でアンタッチャブル見ると凄さが分かる。☆☆。
読了日:12月20日 著者:サンドウィッチマン

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか (集英社新書)言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか (集英社新書)感想
対話形式なのでちょっとまとまりが無いが、塙の分析が凄い。これ読んでから漫才のyoutube見ると面白さが倍増する。☆☆☆。
読了日:12月20日 著者:塙 宣之

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)感想
数十年ぶりに再読。前回はちゃんと読めてなかったなあ。しかしキレイにまとめ過ぎていて、雑な情報が入ってこない。やはり学者が書くとこうなる。☆☆☆☆。
読了日:12月20日 著者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎

親リッチ (日経プレミアシリーズ)親リッチ (日経プレミアシリーズ)感想
漠然と親リッチという概念があるだけで対象が絞り込めていないので分析になっていない。ナラティブだけ。何かを期待して読むとがっかりします。☆。
読了日:12月26日 著者:宮本 弘之

新選組血風録 新装版 (角川文庫)新選組血風録 新装版 (角川文庫)感想
週刊文春に劇画が連載されてますがその原作。劇画だとずいぶん省略されているところが読める。話の中では近藤勇の虎徹の話が断然面白い。たまたま読んだ翌日に美術館で虎徹の本物を見たのも印象深い。☆☆☆☆。
読了日:12月28日 著者:司馬 遼太郎

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11月はまったく本を読まなかったな~。試験勉強優先だったのでしょうがない。これだけすべてを犠牲にして試験に集中したのにあの結果は無念。

そんな中で「土地は誰のものか」。ちょうど受けた試験と内容がまるかぶりだったのでついつい試験前なのに読み進んでしまった。ああ、もう一回チャンスないかな~。



11月の読書メーター

読んだ本の数:5
読んだページ数:2071
ナイス数:48

ベルリンは晴れているか (単行本)ベルリンは晴れているか (単行本)感想
前作で面白いと思ったベルリンの細部を描写することにとらわれて物語のストーリーが失われてないか?中間部が長すぎ。かつ主人公のキャラクターが曖昧になり過ぎ。ちょっと残念。☆☆。
読了日:11月30日 著者:深緑 野分
精密への果てなき道:シリンダーからナノメートルEUVチップへ精密への果てなき道:シリンダーからナノメートルEUVチップへ感想
ブロックゲージ、ロールスロイス、大砲、蒸気機関。表面的に知っていると思っていたエンジニアリングの進歩がこんなに奥深いとは。物作ってる人は全員読むべき。☆☆☆☆☆。
読了日:11月30日 著者:サイモン ウィンチェスター
土地はだれのものか―人口減少時代に問う土地はだれのものか―人口減少時代に問う感想
マンション建替え組合、敷地売却決議にこんなに問題が潜んでるなんて普通の人は知らない。マンション管理組合関係者必携の書。☆☆☆☆。
読了日:11月30日 著者:「土地はだれのものか」研究会
暗殺者の追跡 (上) (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の追跡 (上) (ハヤカワ文庫NV)感想
久々のグレイマン。そしてさすがの展開。ジャックライアンから手を引いた分、こっちで頑張って。☆☆☆☆。
読了日:11月30日 著者:マーク グリーニー
暗殺者の追跡 (下) (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の追跡 (下) (ハヤカワ文庫NV)感想
本部長との意外な精神的結びつき。そして決してスーパーマンではないジェントリー。うまくブレーキがかかったのでまだまだ続いてくれそうな気がする。☆☆☆☆。
読了日:11月30日 著者:マーク グリーニー

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まったく本が読めてません。もうしばらくはこういう生活が続くか。しょうがないけど。


10月の読書メーター

読んだ本の数:6
読んだページ数:1534
ナイス数:79

永田鉄山と昭和陸軍 (祥伝社新書)永田鉄山と昭和陸軍 (祥伝社新書)感想
著者は1985年生まれ(!) なんでこんな若い人がこのテーマで、と思った。鉄山惨殺事件の経緯はよく分かる。皇道派と統制派の違いも極めてクリア。所説にとらわれない人が書くとこうなるのか。 ただ昭和天皇の描写はちょっと違和感あり。皇道派がまったく勝手に突っ走ったわけではないと思う。 ☆☆☆。
読了日:10月02日 著者:岩井 秀一郎
訣別(上) (講談社文庫)訣別(上) (講談社文庫)感想
既にボッシュは老人。ボランティアで無休刑事をする方(笑)探偵業を行っている。舞い込む依頼がシブい。そして丹念に事実を追いかけることで幸運にも恵まれ目当ての人物を探し出すが・・・ Amazon videoで公開されている最新作は本作と日本未発表編をベースにしてるらしい。確かに既視感が。下巻へ続く。☆☆☆☆。
読了日:10月09日 著者:マイクル・コナリー
訣別(下) (講談社文庫)訣別(下) (講談社文庫)感想
スッキリしたわ~。善人も出てくるし。年取ったなりの活躍ぶりで不自然さ全く無し。そのうち杖ついて出てくるかもな。☆☆☆☆。
読了日:10月09日 著者:マイクル・コナリー
旧共産遺産旧共産遺産感想
インパクトのある映像と、やや残念なキャプション。撮影者は歴史的背景をどこまで理解してこの写真を撮ったんだろうか。せめていつの時代の遺産なのかくらいは書いて欲しかった。☆☆☆。
読了日:10月13日 著者:星野藍
Uberland  ウーバーランド  ―アルゴリズムはいかに働き方を変えているか―Uberland ウーバーランド ―アルゴリズムはいかに働き方を変えているか―感想
タイトルは大げさだがUberのドライバーにインタビューした研究論文。いや、エッセイ。Uberはシェアリングエコノミーだとされているが、実際にはドライバーはシェアされず専有されるという論。同じ話が繰り返し出てくるので読むのが辛い。☆☆。
読了日:10月14日 著者:アレックス・ローゼンブラット
逆襲される文明 日本人へIV (文春新書)逆襲される文明 日本人へIV (文春新書)感想
塩野七生氏によるエッセイ。割と最近の作品が入っているが今からみると不用意に阿部首相を礼賛していたりしている。ただ、氏の目線は多くの歴史事象を眺めてきたものなので当然一つの意見として受入れられるべきなのに、なんだか日本の空気はおかしい。☆☆☆☆。
読了日:10月24日 著者:塩野 七生

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10冊も読めていないということは本当に忙しかったんでしょう。ページ数も3千ページちょっと。心に響いたのは、小説としてはあれだったけど内容的には「沈黙する教室」の事実としての存在感が胸に響いた。

もちろん日本でもあるんですよ。思想的に「それを言ったらやばい」っていうようなことが。特に企業社会。その観点で、ちょっとしたことで一族が国を離れなければならなくなったというのが、ものすごく身近な物語として伝わってきた。

ちょっとした一言で上司の機嫌を損ねて会社で居場所がなくなるなんていうこと、読者諸君でもあるんじゃないですか?そう思うとこれは別に遠い世界の話ではないと思った。そういうことを考えると、昨今のハラスメントつぶしの風潮、悪くない。


9月の読書メーター

読んだ本の数:9
読んだページ数:3230
ナイス数:75

地図で楽しむすごい千葉地図で楽しむすごい千葉感想
千葉は見るところいっぱいある。あとは本に結論まで書かれていないので見に来たくなるのもミソ。ただし千葉県民限定かな。☆☆☆。
読了日:09月02日 著者:都道府県研究会
沈黙する教室 1956年東ドイツ—自由のために国境を越えた高校生たちの真実の物語沈黙する教室 1956年東ドイツ—自由のために国境を越えた高校生たちの真実の物語感想
休暇だったので一気読み。ベルリンの壁の前なので割と簡単に西に逃れられたんですね。しかしナチス以後であってもこの同じように重苦しい空気。密告を当然とするのは国民性なのか。さらに何度も示唆されているがクラスにスパイはいたのか。当時の教師たちとの対話が再開したのは救い。何よりもクラスの結束、純粋さが素晴らしい。☆☆☆☆。
読了日:09月02日 著者:ディートリッヒ・ガルスカ
ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)感想
確かに気味の悪い話。丸2日間も自分を狙う殺人犯と同じ部屋に起居していたら・・・ しかしこういうサイコなサスペンスもそろそろネタが切れてきたのでは。と思うのは行きつくところが破滅しかないからか。☆☆。
読了日:09月04日 著者:ピーター・スワンソン
レパード 上 闇にひそむ獣 (集英社文庫)レパード 上 闇にひそむ獣 (集英社文庫)感想
とにかく痛そうな描写が続くのは相変わらず。これもハリー。☆☆☆☆。
読了日:09月08日 著者:ジョー・ネスボ
レパード 下 闇にひそむ獣 (集英社文庫)レパード 下 闇にひそむ獣 (集英社文庫)感想
冒頭に登場した拷問具にやはりハリーもかけられた。どうやって脱出するのか。これがまた実に痛そう。そもそも前作で指一本無くしているハリー。痛いの嫌い。☆☆☆☆。
読了日:09月08日 著者:ジョー・ネスボ
イスラム最終戦争 2 (新潮文庫)イスラム最終戦争 2 (新潮文庫)
読了日:09月15日 著者:マーク グリーニー
PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話感想
確かにスティーブジョブズの伝記でもここまでピクサーの事は詳しく書かれていないので面白かった。でもピクサーが競争力を維持している仕組みは分かったのだが、その創造力のコアになる人材がどういう人なのかは分からない。そこはちょっと残念。☆☆☆。
読了日:09月16日 著者:ローレンス・レビー
イスラム最終戦争 3 (新潮文庫)イスラム最終戦争 3 (新潮文庫)感想
感想は4巻で。☆☆☆。
読了日:09月19日 著者:マーク グリーニー
イスラム最終戦争 4 (新潮文庫)イスラム最終戦争 4 (新潮文庫)感想
マークグリーニーのジャックライアンシリーズ最終作。単なるサイバー戦争だけでなく、SNS時代ならではのソーシャライズまで含めるところはさすが。これが現実のものとならなければ良いが。時代を先読みする力はクランシー譲りですね。これで終わるのが残念だ。グレイマンシリーズを読もう。☆☆☆☆。
読了日:09月19日 著者:マーク グリーニー

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