量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

カテゴリ: ●読書記録(毎月のまとめ)

久々に5千ページに到達せずでした。6月は専ら資格の勉強と英語のヒアリング練習に時間を割いてましたね。これはしばらくこんな感じが続きそうです。この中でも、やはり原武史が面白い。自分より2歳年上なだけなので見ている風景はほぼ同じ。それで皇室のこととか日教組のこととか書かれると俄然のめり込む。

「滝山コミューン1974」はリアルでしたね。この時代感は映画やドラマを見てもなかなか出てこない。しかしそういう目で振り返ってみると、光瀬龍とかの学園ものSFってこういう空気を帯びてたな~。1974というよりは「1984」って感じだよな。


6月の読書メーター

読んだ本の数:10
読んだページ数:3421
ナイス数:85

皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。感想
三浦しをんの発言が結構保守によっているのでどうしても途中三浦瑠璃の顔が浮かんでしょうがなかった。いや、そんな本は読まないが。やっぱり原先生希少価値高し。詰め将棋見てるみたい。この三島由紀夫論は本当に面白い。そこに突っ込む三浦しをんもいい。原武史の一連の本を読んでから読むとなおさら最高だ。☆☆☆☆☆。
読了日:06月04日 著者:原 武史,三浦 しをん
ハンターキラー 潜航せよ〔下〕 (ハヤカワ文庫NV)ハンターキラー 潜航せよ〔下〕 (ハヤカワ文庫NV)感想
大統領の救出劇が荒唐無稽すぎる。いくらSEALSでもその計画はないだろう。他のアクションものを読んできた目には地上戦パートがいかにも荒っぽい。一方で後半の潜水艦戦はさすが元潜水艦長だけあってリアリティを感じる。知らんけど。もっともっとギリギリ感を研ぎ澄まして、些細なことが生死にかかわるという表現をしないと映画ではよくても小説では辛いな。☆☆。
読了日:06月06日 著者:ジョージ・ウォーレス,ドン・キース
〈女帝〉の日本史 (NHK出版新書 529)〈女帝〉の日本史 (NHK出版新書 529)感想
基本は前著の「皇后考」に中韓の女帝史と将軍家の女性の存在を追加した内容。皇太子の母が権力を持ちすぎるため、徳川家では社会的地位の低い生母が用いられたという、まさに生む機械。この空気の中では女系天皇は生まれえない。こういう歴史観もあるんだな。権力は集中されるので政治的には確かに安定する。☆☆☆。
読了日:06月16日 著者:原 武史
デッド・オア・アライヴ〈4〉 (新潮文庫)デッド・オア・アライヴ〈4〉 (新潮文庫)感想
「ライアンの代価」を読んでいてその前のストーリーが分からなくなったので4巻だけ読んだ。こんなに有名なシリーズなのに図書館には4巻目しかなかった。やっぱり最近の軍事スリラーと比べてもさすがにクランシーは細部の描写が凄いな。☆☆☆。
読了日:06月16日 著者:トム クランシー,グラント ブラックウッド
ライアンの代価〈3〉 (新潮文庫)ライアンの代価〈3〉 (新潮文庫)感想
このブルージェハリファから落ちるアクションはMI4とどっちが先か。マークグリーニーがアクション担当になって細部が良くなったな〜。特に近接戦闘。⭐︎⭐️⭐️
読了日:06月17日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー
ライアンの代価〈4〉 (新潮文庫)ライアンの代価〈4〉 (新潮文庫)感想
最後は核爆弾の停止で終わるのもMI6みたい。まあこの領域はどれも同じような筋書きになってしまいますね。でも世界情勢の見方がしっかりしてるので、いくらマンネリでも面白い。⭐️3つだけど。
読了日:06月17日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー
国際テロ〈上〉 (新潮文庫)国際テロ〈上〉 (新潮文庫)感想
ジャックライアンの息の掛かった"キャンパス"設立のお話なんだが、作者が米国の情報機関に対して抱いている不満をここでぶちまけたというところか。あとはテロの親玉とライアンジュニアの独白が長い。いつになく内省的なお話になっている。☆☆☆。
読了日:06月27日 著者:トム クランシー
昭和天皇 (岩波新書)昭和天皇 (岩波新書)感想
改めて読むと天皇の戦争責任についてかなり正面から取り上げている。天皇が兄弟げんかをするのは今に始まった話ではないのだな。生前譲位に対して作者がネガティブな意識をもつ理由はこの辺だろうか。☆☆☆☆。
読了日:06月27日 著者:原 武史
国際テロ〈下〉 (新潮文庫)国際テロ〈下〉 (新潮文庫)感想
ただ淡々とテロリストを殺戮していく。やはり作者がかなりいろんな思いを込めてしまっている気がする。これではキャンパスは殺し屋集団ではないか。本作を読んだ人が作者の引退を予感したのも無理はない。次作ではかなり立て直されるようである。☆☆。
読了日:06月27日 著者:トム クランシー
滝山コミューン一九七四 (講談社文庫)滝山コミューン一九七四 (講談社文庫)感想
自分の小学生時代と照らしてリアルすぎて嫌になるが、作者は冷静に当時の背景を描く。日本の教育が歪んでいった典型がここにあるのではないか。やってることはまさに子供による政治。☆☆☆☆。
読了日:06月29日 著者:原 武史

読書メーター

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5月は意外とたくさん読めた。やはりイーロンマスクのロケット開発話が面白かった。彼は本気だ。もうすでに数十回の商業打ち上げを行っているらしい。それに対してamazonのジェフベゾスは、やや金に任せた感じで、イーロンマスクに比べると純粋さを感じないですね。

これだけ読むと、ことロケット開発に関してはイーロンマスクを応援したくなる。そういう意味では例のホリエモンのロケットも地道に低予算でやってるんですよね。ただこれから打上のペイロードを増やしていくと、いろいろ問題に直面するんでしょう。それも含めて注目です。



5月の読書メーター

読んだ本の数:16
読んだページ数:6002
ナイス数:111

ファンタジーランド(下): 狂気と幻想のアメリカ500年史ファンタジーランド(下): 狂気と幻想のアメリカ500年史感想
銃規制でNRAが政府が我々を武装解除するのに対抗するためにも重が必要だとしたレターはかなりヤバい。でも最高裁も修正第2条の解釈として、政府に対抗して自発的な市民軍の結成を認める解釈を行っているという。そんな趣旨ではないだろう。日本もそうなんだけど、起草したときの経緯は踏まえなくていいのか? 字義で解釈されてしまっていいのだろうか。いずれにせよアメリカ人のこの気質は本当にピルグリムファーザーズからの遺伝なのか、それ以外の地理的な要因なのか。☆☆☆。
読了日:05月04日 著者:カート アンダーセン

宇宙の覇者 ベゾスvsマスク宇宙の覇者 ベゾスvsマスク感想
これを読むとイーロンマスクのスペースXが相当先行していることが分かる。実際、同社の打上数は他国を完全にしのいでいるらしい。タイトルはベゾスを持ち上げすぎだろう。本書自体がワシントンポスト記者が書いたらしい。なんじゃそりゃ。それでもマスクの先行度は隠しようもないらしい。むしろイーロンマスクの本だな。☆☆☆☆。
読了日:05月04日 著者:クリスチャン・ダベンポート

国家はいかに「楠木正成」を作ったのか: 非常時日本の楠公崇拝国家はいかに「楠木正成」を作ったのか: 非常時日本の楠公崇拝感想
戦前にいかに楠木正成が武人の象徴として持ち上げられていったかを、具体的な文献や著名人の発言により説明していく内容。当時の軍部の精神性の一端が垣間見える。最後は湊川神社の大鳥居が崩落した話で終わる。なるほど。確かに強いだろうな、兵士としては。☆☆☆。
読了日:05月04日 著者:谷田 博幸

ファースト・マン 上: 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生 (河出文庫)ファースト・マン 上: 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生 (河出文庫)感想
冒頭にアームストロングが月に行く前に語った言葉「地上の群衆の中にいれば大気を感じることができ十分あるように思えてあまり心配することも無いだろう。だが遠く離れた別の地点から見ればなぜ心配しなければならないかもっと簡単に理解できるのだ」。冒険だけではない、何で人が宇宙旅行に行くのかのすべてが語られている。しかしオルドリンが月面一番乗りしたかったという話は末代まで語られるね。みっともないね。☆☆☆☆。
読了日:05月06日 著者:ジェイムズ・R. ハンセン

パーフェクト・ハンター (上) (ハヤカワ文庫NV)パーフェクト・ハンター (上) (ハヤカワ文庫NV)感想
久々の再読。この比類なき強さ。タフさ。やっぱり連続物ミステリー主人公三強の一角にあげとこう。しかしこんなに強いライバルがいたんだな。☆☆☆☆。
読了日:05月06日 著者:トム ウッド

パーフェクト・ハンター (下) (ハヤカワ文庫NV)パーフェクト・ハンター (下) (ハヤカワ文庫NV)感想
トム・ウッドはこれがデビュー作だったのか。非常に濃密でスピーディでシャープで情熱的な作品。情緒的に流れすぎるグレイマンと比べてもプロフェッショナルぶりがすばらしい。☆☆☆☆☆。
読了日:05月07日 著者:トム ウッド

ファイナル・ターゲット (上) (ハヤカワ文庫 NV)ファイナル・ターゲット (上) (ハヤカワ文庫 NV)感想
前作のレベッカを引きずっている描写がそこかしこに。そして感情を交えず仕事に徹するプロフェッショナルの姿がよい。やっぱりグレイマンは相手に感情移入しすぎだよな。
読了日:05月13日 著者:トム・ウッド

ファイナル・ターゲット (下) (ハヤカワ文庫 NV)ファイナル・ターゲット (下) (ハヤカワ文庫 NV)感想
最強の相手イスラエル諜報機関との息もつかせぬ死闘。そしてヴィクターも絶対的に強いわけではない。なぜ続編は翻訳されないのか。こうなったら原書で読むか。もう8まで出ているらしい。
読了日:05月13日 著者:トム・ウッド

皇后考皇后考感想
再読。ここまで貞明皇后をあさましい存在として描いていたとは気づかなかった。むしろ昭和天皇に対する重圧の主体として捉えていた。下手すれば二・二六の首謀者にされかねない。そして貞明皇后の形ばかりの神功皇后・光明皇后憑依。皇族外から皇后になることはこれほどにハードルが高いのか。筆者は美智子皇后こそ光明皇后に成り代わりうる存在だとする。ならば雅子妃は象徴天皇制を担えるのか。問題作。☆☆☆☆☆。
読了日:05月21日 著者:原 武史

ライアンの代価〈1〉 (新潮文庫)ライアンの代価〈1〉 (新潮文庫)感想
軍事スリラーのパイオニア、トムクランシー。この「キャンパス」っていう会社の設立経緯が良くわからないので前作の「デッドオアアライブ」を借りようとしたら図書館に無い。トムクランシーの威光も薄れたな~。こっちの作品のほうは以前にもまして御託が長い。というかパターンが出尽くしてきた気がする。☆☆。
読了日:05月21日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー

ライアンの代価〈2〉 (新潮文庫)ライアンの代価〈2〉 (新潮文庫)感想
といいながらも続けて読む。いまamazonprimeでやっている分析官ジャックライアンの原作ってもしかしてこれですか?☆☆。
読了日:05月21日 著者:トム クランシー,マーク グリーニー

平成の終焉: 退位と天皇・皇后 (岩波新書)平成の終焉: 退位と天皇・皇后 (岩波新書)感想
平成天皇は昭和天皇のスタイルを継承したのではなく、自分のスタイルを作り出したという事ですか。さらには美智子皇后の自らのポジションの確立と生前退位をめぐる対立。 いつか無くなるかもしれない皇室について考えるためにも大事な1冊。⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️。
読了日:05月25日 著者:原 武史

マルコムX(上):伝説を超えた生涯マルコムX(上):伝説を超えた生涯感想
キング牧師は知っていてもマルコムXは知らなかったので読んでみた。白人との平等ではなく黒人が独立できる社会を目指した前半と、人種ではなくムスリムに帰依していく後半。それにしても長い文章。忍耐で下巻へ進む。☆☆☆。
読了日:05月26日 著者:マニング・マラブル

マルコムX(下):伝説を超えた生涯マルコムX(下):伝説を超えた生涯感想
ムスリムに帰依しメッカを巡礼してますます目線がグローバルになっていくマルコムX。それに対し殺意を抱く出身母体のネイションオブイスラム。下巻のほとんどがその陰謀の顛末に費やされる。人権運動をうたいながら結局は権力争いというのが貧しい。追い詰められ過ぎているからか。何とか読み切った自分をほめたい。☆☆☆。
読了日:05月26日 著者:マニング・マラブル

ファースト・マン 下: 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生 (河出文庫)ファースト・マン 下: 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生 (河出文庫)感想
上巻に続いてオルドリンのイジメが凄い(笑)ウィキペディアによれば本当は表に出たがらない人だったのに無理に表に出ることになって月から帰ってきて心を病んだとあるが、認知欲求をコントロールできない人だったのか。ただニール自身もプロジェクトのパーツの一部だったわけで、それに対して世間の英雄扱いが余りにアンバランスだったということはあるだろう。彼のことを宇宙飛行士とは呼んでも冒険かという人はいないからな。☆☆☆☆。
読了日:05月30日 著者:ジェイムズ・R. ハンセン

ハンターキラー 潜航せよ〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)ハンターキラー 潜航せよ〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)感想
先に映画を観たのだが冒頭の米原潜が撃沈される経緯がよく分らなかったので小説を読んだ。こ、これは.... つくりがかなり荒っぽく必然性の無い流れが多い。例えば最初に米原潜が撃沈されて救援の米原潜が来るまで2週間掛かっているのだが、その間ロシアの原潜がどんな風に過ごしていたのか描写が無いので時間の経過が全くわからない。(映画では撃沈の場に居合わせるので時間は経過しない。) 伏線なく突然場が始まるので説明が全部後付なのだ。自分はこれでは楽しめないな~。映画ができたから翻訳されたと思ったほうがいいですね。☆☆。
読了日:05月31日 著者:ジョージ・ウォーレス,ドン・キース

読書メーター

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今月の衝撃はカート・アンダーセン「ファンタジーランド」。アメリカがメイフラワー号の昔からいかに新大陸に夢を抱いて海を渡ってきて、ゴールドラッシュやラスベガス、1920年代などを経てトランプ大統領を生み出す国になったかという歴史。

その観点だけで捉えたら、特に1990年代以降はかなりこの国はヤバい。Xファイルはトンでも説で国民を洗脳、フレンチデビディアン、共産主義の打倒、銃規制、反知性主義。作者は今がファンタジーランドのピークだというのだが。


4月の読書メーター

読んだ本の数:10
読んだページ数:3406
ナイス数:85

暗殺者の飛躍〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)暗殺者の飛躍〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)感想
久々のコート・ジェントリー。まだ傷がいえていないということは前作から数週間の設定なのか。呼んでいるうちに前作までの緊張感の高い展開、ジェントリーの超人ぶりが蘇ってきた。やっぱりこのシリーズ面白い。☆☆☆☆。
読了日:04月02日 著者:マーク・グリーニー

暗殺者の飛躍〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)暗殺者の飛躍〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)感想
ジェントリーらしい終わり方。やはりグリーニーはトムクランシーの弟子だけあって愛国精神を正面から示すのな。これが暑苦しくもあり、殺し屋ケラーほど割り切られるのもさびしくもあり。しかしこれだけ死なないとは本当に運が良いんだな(笑)。☆☆☆☆。
読了日:04月05日 著者:マーク・グリーニー

贖罪の街(上) (講談社文庫)贖罪の街(上) (講談社文庫)感想
久々のハリー・ボッシュ。やっぱりいい。何よりも正義というよりも真実を追い求めるのがいい。真実の前には自分の正義も曲げる。判りやすい。☆☆☆☆。
読了日:04月12日 著者:マイクル・コナリー

贖罪の街(下) (講談社文庫)贖罪の街(下) (講談社文庫)感想
犯罪そのものは小粒なんだけど、これを機にハリーはそっちの方向(奉公?)で行くのか?ミッキーとの対比が面白かったのでその線でずっとやってもらってもいい気もする。マディにも評価されたようですしね。この丹念な調査こそがHBシリーズの真骨頂ですよね。☆☆☆☆。
読了日:04月12日 著者:マイクル・コナリー

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)感想
言ってはいけない事をあえて書くということなのだろうが、子供が殺人者になった親が自殺したことを何の注釈も無く書いて放置するなど、あまりに配慮が足りないのではないか。最後に救いのような研究結果を載せているがそれで全てが救われているわけでもない。内容が興味深ければ読むというものではない。☆。
読了日:04月12日 著者:橘 玲

暗殺者の潜入〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の潜入〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)感想
ここに来てますますジェントリーの行動原理がわからなくなってきた。ミッションの完遂を妨げるかもしれないことになぜかかわるのか。作者の嗜好はわかるとしても。最初の三部作ではあまり気にならなかったが本作ではとりわけ気になる。下巻へ。☆☆☆。
読了日:04月15日 著者:マーク・グリーニー

暗殺者の潜入〔下〕 (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の潜入〔下〕 (ハヤカワ文庫NV)感想
これはミッションインポシブルのイーサンハントを目指しているのか。単なる殺し屋だとずっと思っていた。どうやら世界平和のために仕事をしているらしい。殺し屋ケラーほどに割り切る必要も無いが、ここまで正義漢ならばいろいろ違うアプローチがあるのでは。読者はアクションシーンだけを楽しんでいるわけではない。☆☆☆。
読了日:04月15日 著者:マーク・グリーニー

忌野旅日記 新装版 (新潮文庫)忌野旅日記 新装版 (新潮文庫)感想
絵が上手い。アーチストの本音は珍しい。しかも忌野清志郎だから貴重。☆☆☆。
読了日:04月21日 著者:忌野 清志郎

海洋戦略論: 大国は海でどのように戦うのか海洋戦略論: 大国は海でどのように戦うのか感想
マハンの制海理論やコーベットの海洋戦略論を整理し、海軍の軍事目的を領域拒否、制海、能力投射に区別。これで日米英中ロ印6か国の海軍戦略を分析していく。何よりも米国の制海能力が各国戦略立案の軸になっているのが分かる。そして中国がいかに戦略を変化させてきたのかも分かる。英国がフォークランドで苦戦したのは冷戦の影響だったとかも。 最後に最新技術の影響にも触れているが、ドローンなどのロボットやAIの影響への考察が無いのが残念。読んで損は無い。自分は久々にノートを取りながら読んだ。☆☆☆☆。
読了日:04月21日 著者:後瀉 桂太郎

ファンタジーランド(上): 狂気と幻想のアメリカ500年史ファンタジーランド(上): 狂気と幻想のアメリカ500年史感想
このアメリカ国民が独立の昔からファンタジーに淫しているという切り口は本当にいいのか。一見正しく下巻もすごく楽しみなんだけど、そしてアメリカという国の勢いみたいなこともこの切り口ならばすごくよく理解できるんだけど、他の切り口が提示されていないのが不安。☆☆☆。
読了日:04月26日 著者:カート アンダーセン

読書メーター

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凄い。15冊中13冊がCJボックスだ。例の海外翻訳ミステリーのレポをちゃんと書こうと思って過去の作品を全部読んでみたんだった。改めて読んでみると、ただのカウボーイ的存在だと思っていた主人公ジョーは、実は結構悩んでいてしかも汚れていた。それでも現時点で継続中のシリーズ物の中では断トツに面白いんですけど。

3月の読書メーター

読んだ本の数:15
読んだページ数:7604
ナイス数:97

すべては死にゆくすべては死にゆく感想
うーん。なんと皆様の助言に気づかずこちらを先に読んでしまった。しまったなあ。なんで犯人がこんなにこだわってるのか分からなかったw しかしこれまでの登場人物総動員だったですね。キャラがあちこちに行った本シリーズもついに終焉か。ニューヨーカーには911のインパクトはそれほど大きかったんだな。⭐︎⭐︎⭐︎。
読了日:03月02日 著者:ローレンス ブロック

死への祈り (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)死への祈り (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)感想
先に全ては死にゆくを読んでしまい、ああ、こういうことだったのかと感じ入りながら読んだ。正しい順番で読んだ方が気味悪さは倍増したかも。ラスト。やはりお金持ちはお金の使い方を知っている。オレもフランクリンに会いたい!w ⭐︎⭐︎⭐︎。
読了日:03月02日 著者:ローレンス ブロック

冷酷な丘 (講談社文庫)冷酷な丘 (講談社文庫)感想
やっぱりこのジョー・ピケットシリーズは最高だな。適度な脇役陣、軸が決してぶれない主人公、そし全編を貫かれる自然への畏敬の念。ハードボイルドミステリーはあまたあるが、自分の中では本シリーズがNo1.。もっと人気が出てもおかしくないのに。次作はいよいよネイトが主人公。楽しみだ。☆☆☆☆。
読了日:03月06日 著者:シー.ジェイ・ボックス

鷹の王 (講談社文庫)鷹の王 (講談社文庫)感想
さすがにもう家族が危険にさらされる展開は無いのか。しかしそもそもの原因はネイトが上官を訴えなかったからこういうことになったのではないのだろうか。しかも敵の一味は上官命令に従っているだけ。百歩譲って自業自得かもしれないが、巻き込まれた民間人は浮かばれないなあ。もともとネイトが侵したと思っていた罪よりこっちの方が重いんではないだろうか。ってところは無視すると、相変わらず素晴らしい小説。「沈黙の森」から読み直そう。3回目だけど(笑)☆☆☆。
読了日:03月07日 著者:シー.ジェイ・ボックス

復讐のトレイル (講談社文庫)復讐のトレイル (講談社文庫)感想
ジョー・ピケットシリーズを遡って読み直し中。これは最後に犯人が判るまでは凄く面白いのだが動機がそこまでやるのかっていう。先住民族はこうやって報復するのが一族の習いみたいには書きにくかったのだろうと推測してみる。そしてジョー・ピケットの猪突猛進振り。やや無意味な犠牲。☆☆☆。
読了日:03月12日 著者:シー.ジェイ・ボックス

ゼロ以下の死 (講談社文庫)ゼロ以下の死 (講談社文庫)感想
前作でのエイプリルに対するジョーの罪悪感が劇中を通じてのテーマ。どこまでも自分に誠実なジョー。自分が後悔したくないっていうのは実はものすごいエゴだと思う。これからも引きずるんだろうけど。ジョーのエゴがシリーズを通じてのテーマだな。☆☆☆。
読了日:03月12日 著者:シー.ジェイ・ボックス

沈黙の森 (講談社文庫)沈黙の森 (講談社文庫)感想
再読かと思ったら再々読で前回は4年前。最初はその10年前か。ジョーってこんなにドジキャラだったんだ。それが最後に怒りを爆発させる。この時シェリダン7歳。ここから最新作まで10年以上経ったのか。みんなオッサンになるわけだ。ネイトすらまだおらず今も健在なのはマクラナハン保安官だけだな。☆☆☆。
読了日:03月14日 著者:シー.J・ボックス

凍れる森 (講談社文庫)凍れる森 (講談社文庫)感想
この巻はやはりネイトの登場だろう。知的と暴力と鷹匠。ジョーは実はあんまり存在感が無い。まさにシリーズの骨格。⭐︎⭐︎⭐︎。
読了日:03月16日 著者:シ-・J・ボックス

狼の領域 (講談社文庫)狼の領域 (講談社文庫)感想
最後の設定はネイトとジョーの関係を緊張させるためのものなんだろうなあ。あまりにやるせない。そしてこれが作者が問いかけたかったアメリカの姿か。このシリーズ全体のテーマでもある。☆☆☆☆。
読了日:03月17日 著者:シー.ジェイ・ボックス

さよならまでの三週間 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-2)さよならまでの三週間 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-2)感想
ギリギリの綱渡りで最後まで走り抜けるスリリングな展開。ちょっとご都合主義な感じもあるが、自分で自分の身を守るというポリシーを貫き通すのが本作の大事なところ。しかしこの妻は大丈夫なんだろうか。ジョーピケットシリーズのミッシーに通じるものあり。☆☆☆。
読了日:03月17日 著者:C.J.ボックス

震える山 (講談社文庫)震える山 (講談社文庫)感想
オカルトめいた前作からすると本来のスタイルに戻った。ベテランアウトフィッターとの対決が白眉。まさにウェスタン。ラストのドタバタはご愛嬌かな。しかし猟区管理官、事件に巻き込まれすぎだよね。⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎。
読了日:03月26日 著者:シー・ジェイ・ボックス

神の獲物 (講談社文庫)神の獲物 (講談社文庫)感想
改めて読むと最後はオカルトなんだけど大自然の得体の知れなさは伝わる。作者はちょっと迷ってたんだろうな。⭐︎⭐︎⭐︎。
読了日:03月26日 著者:シー・ジェイ・ボックス

裁きの曠野 (講談社文庫)裁きの曠野 (講談社文庫)感想
どうしてジョーはこんなに追い詰められてイライラしてるんだろう。上司のプレッシャーはわかるけど、こんなに自信の無い人だったんだっけ。最後は明らかにやり過ぎ。正義からは外れている。⭐︎⭐︎。
読了日:03月26日 著者:シー.ジェイ・ボックス

フリーファイア (講談社文庫)フリーファイア (講談社文庫)感想
これはこの裁判管轄のトリックが全て。あとは付け足し。イエローストーンの大自然が活かしきれてないな。あと、父との再会も付け足しだな。知事もクソ。最初読んだ時の印象とあまり変わらない。⭐︎⭐︎。
読了日:03月26日 著者:シー.ジェイ・ボックス

ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)感想
巻末解説で訳者は主人公にクリントイーストウッドを当てはめていたらしい!なんと。確かに「グラントリノ」にそっくりと言えばそっくり。グラントリノ2008年12月、本作2008年1月。こっちが先だった。小説はあんまり無口な感じは無い。でもカウボーイ。☆☆☆。
読了日:03月28日 著者:C.J.ボックス

読書メーター

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2月を振り返って思うのは、空いている時間に何が何でも本を読まなければ、という気持ちが薄れてきたこと。やっぱりペン習字とかやってると本読んでられない。

万年筆は最初に買ったパイロットのカクノ0.3mmが細すぎる気がして、0.5mmも買ってみた。字を比べるとこんな感じ。右が0.5mm。インクはパイロットの「tsuki-yo」。
20190301
0.5mmのほうが柔らかいかんじがしますよね。5月に誕生日が来たらちょっと良い万年筆を買いたいので、ペン先のサイズもいろいろお試し中。

読書の方はわき目も降らずローレンス・ブロック。これが終わったら、翻訳ミステリーのシリーズ物をちょっとまとめてみたいな。




2月の読書メーター

読んだ本の数:9
読んだページ数:4312
ナイス数:74

墓場への切符墓場への切符感想
ああ、やっちゃうんだ、と思った。これって殺し屋シリーズへの萌芽か? ストーリーとしては完結性が高いけど、これまで戦う相手が自分だったのが、悪に変わったということだろうか。禁酒効果(笑) ⭐️⭐️⭐️。
読了日:02月02日 著者:ローレンス ブロック
書くことについて (小学館文庫)書くことについて (小学館文庫)感想
書くことについて語るのにスティーブンキング以上の作家はなかなかいないだろうな。あと思いつくのはジェフリーディーバーとかデニスルヘインか。ボストンテランとかコーマックマッカーシーは禁欲的すぎて書くのが想像できない。日本だと浅田次郎は書いてくれそう。⭐️⭐️⭐️⭐️。
読了日:02月02日 著者:スティーヴン キング
倒錯の舞踏 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)倒錯の舞踏 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)感想
八百万の死に様の頃とは別の小説だな、これは。受け身ではなく勧善懲悪。周囲の魅力的な脇役たち。映画化を狙っているとしか思えない。戦う相手はやっぱり自分ではなく邪悪。⭐️⭐️⭐️。
読了日:02月02日 著者:ローレンス ブロック
獣たちの墓―マット・スカダー・シリーズ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)獣たちの墓―マット・スカダー・シリーズ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)感想
スカダーの猟奇物シリーズ第3弾らしい。やっぱりスカダーが酒をやめてから内面と向き合うという描写がしにくくなったのか、そのかわりにミックとかTJなどの別キャラが立ってきて、彼らとの対話が物語の中で重点を置かれるようになった。猟奇っていうテーマを持ちこむのもその一つか。それだとハリー・ボッシュとの違いが分からない。うーん。☆☆☆。
読了日:02月07日 著者:ローレンス ブロック
死者との誓い (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)死者との誓い (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)感想
久々にスカダーシリーズの純粋ミステリー。そしてスカダーを取り囲む女たち。そして次第に明らかになる死者の過去。食いついたら離さないスカダーの真骨頂。これが賞を取ったのも分かる。脇役たちの登場の仕方もほどよい存在感。しかしスカダーは自ら動いて状況に影響を与えるようになったな~。その反動が「殺し屋」なのかも。☆☆☆☆。
読了日:02月07日 著者:ローレンス ブロック
死者の長い列 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)死者の長い列 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)感想
なんだかマットの思考が総じて他人事だなと思っていたら解説にも同じようなことが書いてあった。初登場から20年経ってるから人間も変わるよね。ストーリー自体もハラハラ感はほぼ無し。でも面白い。薄味も良い。⭐️⭐️⭐️。
読了日:02月11日 著者:ローレンス ブロック
償いの報酬 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)償いの報酬 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)感想
回想という手があったか!(笑) やっぱり男女の機微を描くのが得意なブロックとしては、ジャンとの別れをきちんと描いておきたかったんだろう。しかしウィスキーぶちまけられたシーンは強烈だったな。アル中の人にこれはほとんど凶器だ。☆☆☆☆。
読了日:02月14日 著者:ローレンス・ブロック
処刑宣告 (二見文庫―ザ・ミステリコレクション)処刑宣告 (二見文庫―ザ・ミステリコレクション)感想
読んだはずなのにうっかりして記録するのを忘れていて読書メーターのレビューを見たら、殺し屋ケラーが登場していたらしい。全く気付かなかった。再読だ。
読了日:02月23日 著者:ローレンス ブロック
皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)感想
ロバートクレイスの探偵ものかマイアミバイスか。まさかスカダーが3丁拳銃で敵地に乗り込む日が来るとは。これでミックバルー話も打ち止めか。☆☆。
読了日:02月23日 著者:ローレンス ブロック

読書メーター

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