量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

カテゴリ: ●読書記録(毎月のまとめ)

9月は本当に本が読めなかった。10冊行かなかったのは本当に久しぶり。この月間読書記録、2013年12月から続いている最古のコーナー(笑)なんだが、この4年間の中でも10冊に到達しなかった月は2回しかない。

ページ数も普段はだいたい5千ページから8千ページの間で、たまに5千ページを割ることもあるが、今月は3千ページ台と過去最低。Tシャツ欠品騒動もあったし、資格試験もあったし、なんか頭が読書することを拒んでる感じだった。ちょっとモチベーション戻ってきたので、10月からまたガンガン読むぞ!



そんな中でも読んで良かったのは、レン・デイトンの「電撃戦」。電撃戦の理論的背景や1940年5月にドイツがフランスに侵攻する歴史的経緯や、他ではあまりお目にかからないダンケルク撤退戦の実相やらがよく分かります。

映画「ダンケルク」を観た人には特にオススメ。なんで浜辺で並んでたのか、なんでドイツが執拗に航空攻撃を仕掛けてきたのか、あの舟艇の数々の全体の規模感、その後の戦争に与えた影響などなど、これ読んだらよくわかるよ~。俺ももっと早く読んでおけばよかった。

ダンケルク自体について書かれた本が少ないので、本当にお勧めです。


9月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:3522
ナイス数:96

人工知能の見る夢は AIショートショート集 (文春文庫)人工知能の見る夢は AIショートショート集 (文春文庫)感想
これがSFじゃなく普通の小説になる日は近い。☆☆。
読了日:09月06日 著者:新井 素子,宮内 悠介
永遠のPL学園: 六〇年目のゲームセット永遠のPL学園: 六〇年目のゲームセット感想
PL学園野球部の栄枯盛衰を淡々と語った本。やはり物事の終わりを語る本は物悲しいな。☆☆。
読了日:09月06日 著者:柳川 悠二
夜明けのフロスト (光文社文庫)夜明けのフロスト (光文社文庫)感想
タイトルに惹かれて読んだが、表題作以外にも笑いとペーソスあふれる警察短編小説がたくさん。表題作も短めだけどいつものフロスト健在。☆☆☆。
読了日:09月06日 著者:R・D・ウィングフィールド
夜のフロスト (創元推理文庫)夜のフロスト (創元推理文庫)感想
他の連作よりも追い詰められ感が半端ない「夜のフロスト」珍しくラストでは手に汗を握る。登場人物の多さも半端ないが、自分もようやくフロストに慣れてきたせいか、事件の筋が何本あるか(犯人が何人いるか)は分かるようになってきた。そうやって読むと判りやすい。☆☆☆☆☆。
読了日:09月07日 著者:R・D・ウィングフィールド
爆撃機 (1979年) (Hayakawa novels)爆撃機 (1979年) (Hayakawa novels)感想
思っていた以上の大作。連合国によるドイツ爆撃はいくつもの映画や小説で取り上げられているが、そのパターンはこの作品でほとんど完成している。しかも爆撃されるドイツ側のドラマもしっかり作りこんである秀作。ほぼ50年前の作品なのに古さを感じない。☆☆☆☆☆。
読了日:09月22日 著者:レン・デイトン
黄色いマンション 黒い猫 (Switch library)黄色いマンション 黒い猫 (Switch library)感想
キョンキョン初のエッセイ?結構とがってたりして面白い。それにしても30年前のことをよく覚えてるよな~。もっと読みたい。☆☆☆。
読了日:09月25日 著者:小泉今日子
電撃戦 (新ハヤカワ・ノンフィクション文庫)電撃戦 (新ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
ダンケルクへとつながるドイツの西ヨーロッパ侵入のすべてがわかる。ドイツ軍が最後の止めを刺さなかった理由も明らかに。映画「ダンケルク」を観てから読もう。☆☆☆☆。
読了日:09月28日 著者:レン デイトン
陸王陸王感想
日本でも有数の職人と偶然に、それも2回も出会うって、桃太郎並みの運の強さ(笑)この作者は相変わらず30年前に数年だけ在籍した金融機関での経験からネタを搾り出している感あり、設定がちょっと古く感じる。これだけ成功の要素がそろえば、今ならクラウドファンディングとかで調達すれば、暖簾を売り渡すような契約にしなくても良かったんでは。まあそんな文句いいながら読んでしまうんですけどね。☆☆。
読了日:09月29日 著者:池井戸 潤

読書メーター

7月はあれこれと忙しく、振り返ると小説しか読んでない。いかん。あきらかに読書力が落ちている。ノンフィクション系をもっと入れなければ。

先月の掘り出し物は、フォーサイスの騙し屋シリーズ。こんなシリーズがあったの知らなかった。いかにも英国らしい機知に富んだ小品の数々。フォーサイス、再読中です。今月はフロストシリーズを再読したい。

7月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:6029
ナイス数:87

イコン〈上〉 (角川文庫)イコン〈上〉 (角川文庫)感想
新生ロシアに極右リーダーが登場したら、というシミュレーション。フォーサイス版架空戦記(笑)やはり出版を重ねるごとに主人公が超人化していく。☆☆☆。
読了日:07月03日 著者:フレデリック フォーサイス

イコン〈下〉 (角川文庫)イコン〈下〉 (角川文庫)感想
ロシアに単身潜入した主人公が超人的な働きで極右リーダーを追い詰めていく。まあそうなんだけど、電話一本でそんなに人を動かせるものでしょうか(笑)さすがにフォーサイスもネタ切れを自覚したのか、ここでいったん休筆宣言。☆☆☆。
読了日:07月03日 著者:フレデリック フォーサイス

騙し屋 (角川文庫)騙し屋 (角川文庫)感想
マクレディシリーズ第1作。やっぱり諜報活動は人の縁を大切にしないとなあ(笑)☆☆☆。
読了日:07月06日 著者:フレデリック フォーサイス


戦争の犠牲者 (角川文庫)戦争の犠牲者 (角川文庫)感想
マクレディシリーズ第3弾。そんな簡単に海の上の船が見つかるか?と突っ込みたくはなる。それにこの元SASは、仇はとったの? まあいいか。☆☆☆。
読了日:07月06日 著者:フレデリック フォーサイス

眠る狼 (ハヤカワ文庫NV)眠る狼 (ハヤカワ文庫NV)感想
主人公の生い立ちと幼少期の記憶、複数の犯罪が絡み合って進んでいく、文句なしに面白い内省的ミステリー。主人公は軍歴はあるがそれがあまりストーリーに生きてないのが残念。☆☆☆☆。
読了日:07月10日 著者:グレン・エリック・ハミルトン

破壊天使〈上〉 (講談社文庫)破壊天使〈上〉 (講談社文庫)感想
主人公は爆弾事件の被害者。心にも体にも傷を負っているが、新たな爆弾犯を追う中で自分を取り戻していく。主人公の迷いや苛立ちがリアル。☆☆☆☆
読了日:07月12日 著者:ロバート クレイス

破壊天使〈下〉 (講談社文庫)破壊天使〈下〉 (講談社文庫)感想
あとがきに「クラリスが『スピード』を手に入れた」という書評が紹介されていたがまさにそのとおり。まったくスーパーマンではないが知恵と勇気ですね~。☆☆☆☆。
読了日:07月12日 著者:ロバート クレイス

ラジオ・ガガガラジオ・ガガガ感想
以前「東京ロンダリング」を読んだときに感じた、主語が判らない(書いてない、ではない)という基本的な描写不足が依然治ってない。タイトルにあるラジオの存在が、読後に内容を思い起こしても浮かんでこない。こんどこそやめよう、この人のものを読むのは。☆。
読了日:07月13日 著者:原田 ひ香

容疑者 (創元推理文庫)容疑者 (創元推理文庫)感想
動物ミステリー物なので感情移入できるかと思ったが、動物目線パートで気分が削がれた。犬は「無償の愛」なんて意識してねえよ。でも犬と人間の距離感や、犬の感覚についての描写は抜群。しかし主人公は犬を飼ったことがないのに何でK9に入りたかったんだろう・・・ ☆☆☆。
読了日:07月18日 著者:ロバート・クレイス

約束 (創元推理文庫)約束 (創元推理文庫)感想
前作の「容疑者」が生煮えだったのでそれを引きずってる。コール&パイクの魅力である、依頼人の成長みたいなストーリーがなかったのが残念。新キャラのジョンも強すぎ。まあ肝心のメインストーリーの面白さは健在ですが。☆☆☆☆。
読了日:07月18日 著者:ロバート・クレイス

森山良子 夢の住家 Sing My Life森山良子 夢の住家 Sing My Life感想
歌はうまいんだけどな~。高校生の日記を読んでるみたい。でもエピソードは本当に面白い。誰かに書いてもらえばいいのに。☆☆☆。
読了日:07月19日 著者:森山 良子

戦士たちの挽歌 (海外シリーズ)戦士たちの挽歌 (海外シリーズ)感想
いいですね~、ヴェテランズ。まさに戦士たちに送る挽歌。ただ、囮の話だけは、だれが何の役割だったのかつかみづらかった。☆☆☆。
読了日:07月24日 著者:フレデリック フォーサイス

帝王 (角川文庫 (5749))帝王 (角川文庫 (5749))感想
実は20年ぶりの再読なんだが、ぜんぜん覚えてた内容と違ってた。特にタイトルになってる「帝王」。ラストに魚を逃がすのは覚えてなかった。同じ短編集の「シェパード」よりはこちらのほうが面白いと思う。☆☆☆☆。
読了日:07月24日 著者:フレデリック・フォーサイス

成功者K成功者K感想
自分を客観視できてると思っていたら実は目線がブレまくっていて自分自身がなんなのかわからなくなった人の本。度重なる傲慢な振る舞いとか性交の描写はそのメタファーと理解。このオチに行くにはこの長さが必要だったということでしょう。そういえば最近見ないな・・・ ☆☆☆。
読了日:07月25日 著者:羽田圭介

日本ノンフィクション史 - ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで (中公新書)日本ノンフィクション史 - ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで (中公新書)感想
以前読んだ角幡唯介のノンフィクション論が同時代の作品に商店をおいていたのに対しこちらは昭和以降の歴史。ジャーナリズムとノンフィクションの境目とか、気になる話が多いが、やはり大宅壮一賞の創設によりノンフィクション自体が浮き彫りにされたことが大きいのだな。☆☆。
読了日:07月26日 著者:武田 徹

ホステージ〈上〉 (講談社文庫)ホステージ〈上〉 (講談社文庫)感想
クレイスらしい主人公の巻き込まれ方とプロットの組み合わせが面白い!後編へ続く。☆☆☆
読了日:07月27日 著者:ロバート クレイス


ホステージ〈下〉 (講談社文庫)ホステージ〈下〉 (講談社文庫)感想
う、うーむ。最後はそう来るんだったら、ディスクを手に入れた時点でそう動いていればもうちょっと人が死ななくても良かったんじゃないか?なんというか、ダイハード的展開だったな。面白かったけど。☆☆☆。
読了日:07月30日 著者:ロバート クレイス

読書メーター
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6月の新発見はなんといっても私立探偵エルヴィスコールを主人公とするシリーズ。
毎回毎回依頼人が事件を通して成長していくのを見るのが楽しい。
エルヴィスもセリフの軽薄さに比して行動があまりにハードボイルド。
ジョーパイクとのコンビはCJボックスの「沈黙の森」を彷彿させる。
順番が逆か。

サクリファイスシリーズの新刊「スティグマータ」も注目。
おりしもツールドフランスが開幕。

6月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:6430
ナイス数:85

第四の核 (下) (角川文庫)第四の核 (下) (角川文庫)感想
これって「レッドオクトーバーを追え」と出版年が同じ。同じ時代背景のせいか、主人公のキャラクターもなんだか似ている。それにしてもクライマックスのテンションの上がり方は凄い。☆☆☆。
読了日:06月05日 著者:フレデリック フォーサイス

ネゴシエイター〈上〉 (角川文庫)ネゴシエイター〈上〉 (角川文庫)感想
ジャッカルから順を追って読んでいくと、主人公がどんどんタフガイになっていくのが分かる。この傾向はさらに続く。☆☆☆。
読了日:06月08日 著者:フレデリック・フォーサイス

ネゴシエイター〈下〉 (角川文庫)ネゴシエイター〈下〉 (角川文庫)感想
テキサスの石油業者はどうやってソ連側と接触を持てたのか。どんな利益を共有したのか、ちょっと分かりにくい。ソ連だって石油は足りないんだからそこはコンフリクトがあるのでは。恐怖の総和のソ連首脳の設定ほどの緻密さがないかも。☆☆☆。
読了日:06月08日 著者:フレデリック フォーサイス

スティグマータスティグマータ感想
「サクリファイス」シリーズ新刊が出ているのに気付かなかった。オレとした事が。今回はミステリー要素はあるが、それよりも自転車レースそのものがクローズアップされている。それで十分に読み応えがあるのは、やっぱりツールドフランス自体の魅力だろう。これを小説として十二分に描ききっている筆力が素晴らしい。暫定トップ選手の心境、タイムトライアルの位置付け、坂での駆け引き、などなど。まだまだ書ける余地があるので次作も楽しみにしたい。☆☆☆☆。
読了日:06月09日 著者:近藤 史恵

旅人よ どの街で死ぬか。 男の美眺旅人よ どの街で死ぬか。 男の美眺感想
作者がスペイン、スコットランド、フランス、アイルランド、上海を巡る随筆集。土地の描写もさることながらかなり内省的。ルマンであった夭逝したライダー加藤大治郎や、アフリカに一緒に撮影に行った夏目雅子の思い出が美しく語られる。☆☆☆。
読了日:06月09日 著者:伊集院 静

灰色の密命(上) 1919年三部作 2 (講談社文庫)灰色の密命(上) 1919年三部作 2 (講談社文庫)感想
冒頭に出てくる手紙で、前作のあらすじをなぞっているのは親切なのか饒舌なのか。とにかく会話が説明的過ぎるのが全体をつまらなくしている。面白くしようとする副作用で複雑なストーリーになったからだと思うが、バランスを欠くなあ・・・ 本筋は面白いのに残念。☆☆☆。
読了日:06月12日 著者:ロバート・ゴダード

灰色の密命(下) 1919年三部作 2 (講談社文庫)灰色の密命(下) 1919年三部作 2 (講談社文庫)感想
そしてまさかの「第三部に続く」。とにかく登場人物はともかく会話が多すぎ。☆☆☆。
読了日:06月12日 著者:ロバート・ゴダード


モンキーズ・レインコート―ロスの探偵エルヴィス・コール (新潮文庫)モンキーズ・レインコート―ロスの探偵エルヴィス・コール (新潮文庫)感想
タイトルは芭蕉の句から来ているらしい。最初いったい何の事件に巻き込まれたのか分からないでストーリーが進んでいくが、次第にヒロインとその家族の輪郭が浮かび上がってくる描写がにくい。このシリーズは全部読もう。☆☆☆☆。
読了日:06月15日 著者:ロバート クレイス

神の拳〈上〉 (角川文庫)神の拳〈上〉 (角川文庫)感想
事実とフィクションがないまぜになって緊張感ある展開。英国とイラクの関係ならマーチン少佐実在しそう。下巻へ続く。☆☆☆。
読了日:06月21日 著者:フレデリック フォーサイス

神の拳〈下〉 (角川文庫)神の拳〈下〉 (角川文庫)感想
最後のシークエンスで「ブラヴォーツーゼロ」思い出した。既存政権にイラクを統治させたほうがコストが安いという考えが10年後まで受け継がれなかったのが残念。そう言えばトムクランシーが軍事専門家として引用されているが、二人は関係良かったのか(笑)☆☆☆。
読了日:06月21日 著者:フレデリック フォーサイス

追いつめられた天使―ロスの探偵エルヴィス・コール (新潮文庫)追いつめられた天使―ロスの探偵エルヴィス・コール (新潮文庫)感想
読めば読むほど面白くなってくる。この少し軽い感じだが筋は通すキャラクターが活きてる。依頼人が成長していくのも毎回の楽しみ。全部読むぞ!☆☆☆☆。
読了日:06月23日 著者:ロバート クレイス

ララバイ・タウン (扶桑社ミステリー)ララバイ・タウン (扶桑社ミステリー)感想
最後悲惨な結末を一瞬予想したが、無事に終わってよかった。それにしても第1作でもマフィアのボスを間接的に倒してるし、何で組織から復讐されないのかはご愛嬌か。面白い!☆☆☆☆。
読了日:06月23日 著者:ロバート クレイス

売国奴の持参金 (角川文庫)売国奴の持参金 (角川文庫)感想
本書が「騙し屋」シリーズ第2弾だとしらないで読み始めてしまった。このくらいの中編のほうが、スパイの機微がよりよく描かれる気がする。フォーサイスならではのエッセンスが詰まった良作。☆☆☆。
読了日:06月26日 著者:フレデリック フォーサイス

カリブの失楽園 (マクレディ・シリーズ)カリブの失楽園 (マクレディ・シリーズ)感想
「騙し屋」シリーズ最終巻。まだ1巻と3巻を読んでないのに・・・・ 今回も見事な手際でした。引退なんて本当にもったいない(笑) ☆☆☆。
読了日:06月26日 著者:フレデリック フォーサイス

ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズムベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム感想
AIはベストセラーを見分けられるか、というテーマ。しかし残念ながらすべてが米国の市場でのお話なので、タイトルだけ聞いてもピンとこない本が多い。またベストセラー書の構文とか構成の特徴も、英語が前提なのが・・・・ 日本語は語数も多いのでこの理屈がどこまで通用するのか。 ☆☆。
読了日:06月26日 著者:ジョディ・アーチャー,マシュー・ジョッカーズ

天使の護衛 (RHブックス・プラス)天使の護衛 (RHブックス・プラス)感想
エルヴィスコールの相棒、ジョー・パイクが主人公のスピンアウト物。これはこれで面白いがエルヴィスの軽妙なトークがないと少し魅力がなあ・・・・ ☆☆☆。
読了日:06月27日 著者:ロバート クレイス

死者の河を渉る―探偵エルヴィス・コール (扶桑社ミステリー)死者の河を渉る―探偵エルヴィス・コール (扶桑社ミステリー)感想
今回はコールの恋が中心?事件自体はやや荒削りな感じで進行。巻末のロバートクレイスへのインタビューが面白い。「人の心以外に描く価値のあるものはない」だそうです。確かにそういう作品ですね。☆☆☆。
読了日:06月28日 著者:ロバート クレイス

成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学感想
いくら努力したからといって運に見放されては人は成功できないという当たり前の話。☆☆。
読了日:06月30日 著者:ロバート・H・フランク

読書メーター

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5月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4821
ナイス数:78

5月はやはりTシャツ受付発送作業のためか、冊数伸びず。
そんななかでも衝撃は、アメリカのコーク兄弟について書いた「ダークマネー」。

ブッシュ大統領の側近にはどうしてあんなにクソばかりだったのか、
オバマ大統領があれだけの支持率で当選したにもかかわらず、
なぜ2年後の中間選挙から身動きがとれなくなったのか、
それに対して2012年の大統領選で何が起きたのか、などなど、
今世紀に入ってからのアメリカの嫌な面の背景がよく分かる。

結局この一部のアメリカ超富裕層は、株式を上場もせず、税金も払わず、
規制緩和の美名のもとに自分に有利なことばかりやって、
挙句には自分のビジネスに邪魔というだけの理由で、
環境保護にまで反対するという、前々世紀の財閥みたいな連中。

ただそれがあまりに白人優位主義と一体化しているので、
いくら政治資金を投入しても実は多様化するアメリカの有権者を
つかみきれていないという皮肉。

足元のトランプ大統領の動きがあまりに正直にさえ見えてくる。
パリ協定に対する動きも、実はトランプって善人なんじゃないか?(笑)

拾い読みするだけでも事情はかなり分かるので、
ぜひとも新書で抄本出してほしいなあ。


正しいマラソン どうすれば走り続けられるか? タイムを縮めるロジックとは? (サイエンス・アイ新書)正しいマラソン どうすれば走り続けられるか? タイムを縮めるロジックとは? (サイエンス・アイ新書)感想
なんというか、新しい知識を期待している向きには期待はずれかも。きわめてオーソドックスな、練習とフォームの解説書。ダニエルズのVDOTにも触れていた。「ランニング・フォーミュラ」以外で初めて見た。☆☆☆。
読了日:05月08日 著者:金 哲彦,山本 正彦,河合 美香,山下 佐知子
オデッサ・ファイル (角川文庫)オデッサ・ファイル (角川文庫)感想
作者の自伝「アウトサイダー」を読んで久々に再読。「ジャッカルの日」「戦争の犬たち」とならぶデビュー三部作だと初めて知ったが、この完成度は凄いな~。ラストの後日談もいい感じ。☆☆☆☆。
読了日:05月08日 著者:フレデリック・フォーサイス
ジェーン・スー 相談は踊る (一般書)ジェーン・スー 相談は踊る (一般書)感想
ラジオの方が面白かったです。いまはradikoでも聞けるのでそちらがお勧め。☆☆。
読了日:05月08日 著者:TBSラジオ「ジェーン・スー相談は踊る」
スパイの忠義〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)スパイの忠義〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)感想
アラブ系が主人公のスパイアクション。何かに似ているような似ていないような。アフリカ、アラブを舞台にしているせいか、場面描写のハラハラ、ヒリヒリ感が半端ない。「アメリカンスナイパー」「グリーンゾーン」などのノンフィクションを髣髴させる。☆☆☆☆。
読了日:05月08日 著者:サイモン・コンウェイ
スパイの忠義〔下〕 (ハヤカワ文庫NV)スパイの忠義〔下〕 (ハヤカワ文庫NV)感想
下巻の中ほどまできてやっと陰謀の全体像が見えてくる。こいつは敵か味方か。凄惨なラストはかなり驚愕。これ以上何を書いてもネタばれになるな・・・ ☆☆☆☆。
読了日:05月08日 著者:サイモン・コンウェイ
ジャッカルの日 (1973年)ジャッカルの日 (1973年)感想
過去に読んだ気もするが読んだとしても20年以上前でもしかしたら映画を観ただけだったのかも。やっぱりこれがデビュー作って言うのは驚異的。それにいろんな手口に精通しすぎ。おもしろーい。☆☆☆☆。
読了日:05月11日 著者:フレデリック・フォーサイス
戦争の犬たち (上) (角川文庫)戦争の犬たち (上) (角川文庫)感想
当初から、これはフォーサイス自身が経験した実話とのうわさが耐えないが、確かにそれもありうるとうならせる細部の描写。20年前に読んだときは退屈でしょうがなかったのが、今読んだらあまりに面白く読めるのはなんでだろう。☆☆☆☆。
読了日:05月15日 著者:フレデリック・フォーサイス
戦争の犬たち (下) (角川文庫)戦争の犬たち (下) (角川文庫)感想
これは3部作の中でももっともフォーサイス自身の想いがこもった作品。ただのエンターテイメントではない。そして衝撃のラスト。映画みたくなった!☆☆☆☆。
読了日:05月15日 著者:フレデリック・フォーサイス
悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6)悪魔の選択 上 (角川文庫 赤 537-6)感想
これまた多分20年ぶりくらいに再読。英国スパイ、ウクライナテロリスト、タンカー船長と登場人物多いが、テンポがよいのでどんどん読み進む。下巻へ続く。☆☆☆。
読了日:05月22日 著者:フレデリック・フォーサイス
悪魔の選択 下 (角川文庫 赤 537-7)悪魔の選択 下 (角川文庫 赤 537-7)感想
読了。SR71でモスクワまで飛ぶくだりは久々に読んだがスカッとする。しかし狙撃実行犯二人がテルアビブについてからどう行動するか、結構偶然の一致のところはあるよね。ラストはやはりどんでん返し。書記長にくいな。☆☆☆。
読了日:05月22日 著者:フレデリック・フォーサイス
ダーク・マネーダーク・マネー感想
600頁弱となかなかの大著だが、税法の抜け穴を利用した大金持ちたちの政治資金投入による議会支配、オバマ再選時の失敗など、外から見ていても何らかの力学が作用していると感じられる出来事の背景がよく分かる。トランプが大統領になったのも米国政治がこれだけ汚染されていることへの反動だということがよく分かった。もっと読まれるべき本。久々の☆☆☆☆☆。
読了日:05月30日 著者:ジェイン メイヤー
シェパード (角川文庫)シェパード (角川文庫)感想
ちょっとホラーがかった短編3篇。ジャーナリストながらに文章力のあるところをみせてくれる。ある意味スカッとする。☆☆☆☆。
読了日:05月30日 著者:フレデリック・フォーサイス
キャスターという仕事 (岩波新書)キャスターという仕事 (岩波新書)感想
クローズアップ現代の始まりから降板までを描く。確かに紙面は限られているが、著者が同番組で何をやりたかったのか、何を得たのかは十分にわかると思う。読み物としてはもう少し失敗談とかの具体的エピソードがあるほうがよかったが・・・ ☆☆☆☆。
読了日:05月30日 著者:国谷 裕子
第四の核(上) (角川文庫)第四の核(上) (角川文庫)感想
これまたフォーサイスの初期作品。読むのは30年ぶりかも。このスリーパーとかってフォーサイス作品が嚆矢だったような気が。フリーマントルの緊張感とはまた違うダイナミックさあふれた諜報スリラー。下巻へ急げ!☆☆☆。
読了日:05月31日 著者:フレデリック・フォーサイス

読書メーター

4月の読書メーター読んだ本の数:17読んだページ数:5268ナイス数:99

そりゃー今月はF・フォーサイスの「アウトサイダー」ですよ。

昔から「オデッサファイル」「戦争の犬たち」「第4の核」「悪魔の選択」など、
数え上げたらきりがない傑作の数々。短編集「帝王」は方向転換かと思ったが、
その後も「アヴェンジャー」「アフガンの男」と精力的に執筆活動を進める。

今回の著作で、もともとジャーナリストだったところから作家への転身のいきさつも
細かく書かれていて、あんなにハードでドライな作品のバックボーンはこれだった、
と思わず手を打つ場面多数。そりゃそんじょそこらの作家が太刀打ちできないわけです。

今も「ジャッカルの日」とかの旧作を読み返しているが、本当に骨太でノンフィクションか
と思うような緻密なストーリー。まったく古びていません。

読み返そう、旧作!醸し出そう、フォーサイス愛!(笑)



悪魔の星 上 (集英社文庫)悪魔の星 上 (集英社文庫)感想ハリーホーレシリーズ翻訳第5弾。順番が前後しているが原著でも5作目。相変わらずハリーが暗く深すぎる。そして警察内部の闇。ノイハウスのオリバー・ピアシリーズに通じるものがあるんだよな~。下巻へ続く。☆☆☆☆。読了日:04月04日 著者:ジョー ネスボ


悪魔の星 下 (集英社文庫)悪魔の星 下 (集英社文庫)感想今回は完全に孤立に追い込まれたハリー。これでようやく問題解決かと思いきや・・・ それにしても今回の事件の端緒となった「コマドリの賭け」。絶版で読めないし図書館にもない!なんとか読む方法はないものか・・・ ☆☆☆☆。読了日:04月06日 著者:ジョー ネスボ


プーチンの世界プーチンの世界感想読んでる最中にアメリカがシリアを空爆。プーチン激怒との報もあり、手に汗を握りながら読んだ。プーチンはサバイバリストで国家主義者、歴史家のプーチン。国連も通さないこの米国の行動はプーチンにとっては屈辱でもあり滅多にない好機でもある。展開を見守らなければ。ドイツとロシアの関係とか、ウクライナとロシアの関係とか、プーチンだけでなく欧州世界を知るためにも必読の本。☆☆☆☆☆。読了日:04月07日 著者:フィオナ ヒル,クリフォード・G. ガディ

誰でもいつでも速くなる! ランナーのための 体幹スイッチ100誰でもいつでも速くなる! ランナーのための 体幹スイッチ100感想「脚主導で走ると故障する」「体幹スイッチを入れて上半身主導にする」って最近ブログに書いたことと同じだった。体幹スイッチ自体は青山コーチが提唱していることとほぼ同じ。☆☆☆。読了日:04月11日 著者:金 哲彦


私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな感想面白いんだけど、途中から「これってさっき出てきたのと根っこは同じだよね」っていうのが多くなる。男も若いころはこういう女性が好きだったりするが、年とともに疲れてくるんだよね・・・・ ☆☆。読了日:04月11日 著者:ジェーン・スー


金哲彦のマラソン練習法がわかる本金哲彦のマラソン練習法がわかる本感想マラソン完走からサブ3までレベル分けして練習方法を解説。サブ3は短いスピード練習はあるけど、レースペースのミドル走がないのね。意外。☆☆。読了日:04月11日 著者:金 哲彦


貴様いつまで女子でいるつもりだ問題貴様いつまで女子でいるつもりだ問題感想最後は家族との確執などかなり自省的な内容に。すくなくともうちの妻はこんな難しいこと考えずに本能で妻を務めている(笑)☆☆。読了日:04月13日 著者:ジェーン・スー


謀略の都(下) 1919年三部作 1 (講談社文庫)謀略の都(下) 1919年三部作 1 (講談社文庫)感想ストーリーは面白いはずなのに、微妙に表現が少年漫画風なのが興を削ぐ。まあそういう設定なんだけど。「○○と仲間たち」な感じ。☆☆☆。読了日:04月13日 著者:ロバート・ゴダード


米中戦争 そのとき日本は (講談社現代新書)米中戦争 そのとき日本は (講談社現代新書)感想この10年で中国の戦力は大幅に増強されていると聞いてかなりビビッた。特に中距離ミサイルの射程増強によるアウトレンジ攻撃力の強化。そんなこと他では読んだことなかった。尖閣でもめたらやばい。まずはみんなこの本を読もう。☆☆☆☆☆。読了日:04月13日 著者:渡部 悦和

女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。感想いろいろこじらせた末に自分の頭の整理として書いたという位置付けなんだろうか。すくなくとも妻はあまり腹落ちしていなかった模様(笑)☆☆。読了日:04月19日 著者:ジェーン・スー


コードネーム・ヴェリティ (創元推理文庫)コードネーム・ヴェリティ (創元推理文庫)感想先日読んだゴダードの「謀略の都」もそうだが今世紀初頭の英国を舞台にした小説がはやっているのだろうか。それはダウントンアビーの影響?前半の告白文が長くて狙いが分かりづらいが辛抱して第2部まで読めば色々ダイナミックな展開が楽しめる。☆☆☆。読了日:04月20日 著者:エリザベス・ウェイン

アウトサイダー 陰謀の中の人生アウトサイダー 陰謀の中の人生感想幼少時代から軍役、ジャーナリスト時代とあまりに痛快。実際にスパイとして働いた経歴も明かされる。アフリカの小国を乗っ取ろうとした話がかるくかわされていたのが残念。さすがに書けないか。最後のスピットファイアのエピソードもほほえましい。☆☆☆☆☆。読了日:04月25日 著者:フレデリック・フォーサイス

何様何様感想読んでいるこちらがつらくなる「二人組みを作ってください」。この人は本当に人の嫉妬とか羨望に光を当てるのが得意。質の高さでは若手随一だよな。☆☆☆☆。読了日:04月25日 著者:朝井 リョウ


警視の休暇 (講談社文庫)警視の休暇 (講談社文庫)感想結構英国刑事物では古典に属するらしいが、途中までは構造的な動機とかの伏線は皆無。解決の手がかりも偶然に過ぎず、前半が後半に活かされてないのが残念。英国風ではあるのでそこは楽しめる。☆☆☆。読了日:04月25日 著者:デボラ・D. クロンビー


荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)感想映画は水曜ロードショーで何度も観たけど小説は初めて。ケーブルカーのシーンは小説でも最高にドキドキする。やっぱり間クリーンは凄い!☆☆☆☆。読了日:04月26日 著者:アリステア・マクリーン


処刑の丘処刑の丘感想これはフィンランドの歴史を知らないと楽しめない本かも。内戦を生き延びた主人公が自分のアイデンティティを求めて苦闘する物語にも見えるし、市民のあいだの軋轢が最後の処刑劇を呼んだとも読めるし。中性のことかと思うような暗いストーリー。☆☆☆。読了日:04月30日 著者:ティモ・サンドベリ

ホワット・イズ・ディス?:むずかしいことをシンプルに言ってみたホワット・イズ・ディス?:むずかしいことをシンプルに言ってみた感想「What if?」とおなじ人を食ったような線画が楽しませてくれる本。宇宙船から原子爆弾まで。子供も楽しめる。☆☆☆。読了日:04月30日 著者:ランドール・ マンロー


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