量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

カテゴリ: ●読書記録(毎月のまとめ)

ひさびさに5000ページ突破。同時に500kmも走ったけど体力的にも時間的にも余裕があったということだろう。8月のあたりはカルロ・ロッヴェリの物理学本2冊。こういっては何だが非常にわかりやすい。以前読んだひも理論の本でも一般相対性理論の説明があったような気がするが、こっちの説明のほうが優れている。特に重力と時間の関係の説明。
こういう本をもっと若い頃に読んでおけば物理も数学ももっと楽しめたんだろうけど。

8月の読書メーター

読んだ本の数:15
読んだページ数:5784
ナイス数:143

特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕感想
ロセという新たなメンバーの投入によりさらにチームは混迷の極みへ。しかし描写がどぎついな。退廃の極致はこんな感じなんだろうと思わせるが、イメージするのは結構きつい。ここまで書いた小説はあんまりお目にかからない。でも自作が楽しみ。刺激たっぷり。☆☆☆☆☆。
読了日:08月03日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン

美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道感想
インタビュアーの春日の岩下に対するリスペクトが強すぎて、裏側の顔が描けていない気がする。岩下の回答がかなり紋切り。これだけの時間が使えたのにもったいない。映画評論家ではなくインタビューの専門家を使ったほうが良かったのではないか。岩下の芸歴はすごい。☆☆☆。
読了日:08月04日 著者:春日 太一

ヨーロッパ全史ヨーロッパ全史感想
ヨーロッパの国の歴史ではなくヨーロッパそのものの歴史。大部だが一気読みできる分量でヨーロッパの歴史を知ることができる。にもかかわらずストーリーがちゃんとつながっているので頭に残る。これを年に1回くらい読んでるといいのかも。しかし高いw ☆☆☆☆。
読了日:08月07日 著者:サイモン・ジェンキンス

時間は存在しない時間は存在しない感想
物は存在するのではなく作用している。不可逆な作用は熱エネルギーだけでそれ以外の物理作用は対称である。これらの現象は時間tを使わないで説明できる。 らしいです・・・ 自我の存在があり記憶があるから時間が認識される。われ思うゆえに我ありではなく、まず我があるということで、最後は哲学にまで話が広がる。久々に強い刺激を受けました。さすがイタリア人。 最後にプルーストが引用されている。この本が理解できれば「失われた時を求めて」が理解できるかも。☆☆☆☆☆。
読了日:08月08日 著者:カルロ・ロヴェッリ

贖罪 ナチス副総統ルドルフ・ヘスの戦争 (文春e-book)贖罪 ナチス副総統ルドルフ・ヘスの戦争 (文春e-book)感想
内容はヘスに成り代わった実在するはずもない告白書。ヴァンゼー会議が新聞報道されたという描写を見てもあまりにいい加減。この人はなんのために、一次資料の引き直しでしかないこの文章を書いたんだろう。むしろ一次資料の引用で全体を構成すべきだったのでは。巻末に参考資料リストもない。これをなんで日本人が書く必要があったのか。☆。
読了日:08月10日 著者:吉田 喜重

すごい物理学講義 (河出文庫)すごい物理学講義 (河出文庫)感想
「時間は存在しない」の元ネタ。純粋に時間について説明していたのに対して、本作は歴史的経緯まで含め量子力学と相対性理論全体を説明してくれる。これを読んだ方が背景が分かるので理解が進むのでは。それにしても面白い。以前読んだ「超ひも理論」はさっぱり理解できなかったのに。☆☆☆☆☆。
読了日:08月16日 著者:カルロ・ロヴェッリ

特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
ボトルメッセージを本当に解決するにはこうやる、というお話。犯人も相当猟奇的だが文化的背景へのアプローチが鮮やか。デンマークの社会情勢も読み取れるし、主人公たちのキャラクターもデンマーク人の性質がうかがい知れて興味深い。☆☆☆☆。
読了日:08月16日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン

人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした (単行本)人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした (単行本)感想
結果を求めずプロセスを楽しめるようになれば自分を切り売りするような苦しさからは解放されるとは思うが、30歳前後の若者にそれは厳しいだろうな。60前でもきついのに。☆☆☆。
読了日:08月16日 著者:大木 亜希子

数学する身体(新潮文庫)数学する身体(新潮文庫)感想
芭蕉はアルゴリズムがあるわけでもないのに身体の中から精巧な俳句のリズムを絞り出す。小川は計算したわけでもないのにリズムを刻んで流れる。同じように人間の体から染み出すように数学ができるのではないか。人間が上手く種を植えてやればそれは勝手に育っていくのではないか。だから「ゼロまでが大切」という数学者岡潔の言葉が引用されている。岡潔フリーク本ともいえる。☆☆☆☆。
読了日:08月17日 著者:森田真生

【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 (『このミス』大賞シリーズ)【2020年・第18回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 (『このミス』大賞シリーズ)感想
紙と模型の知識が凄い。このくらいまで知識が深いとそれだけでストーリーが作れてしまう。後半はやや雑な感じがあるし恋話はもうちょっと追っかけてほしかった気がするが、この土生井氏は作者がモデルなのか。自分の欲望を作品で達成したということだな(笑) 次回作にも期待!☆☆☆☆。
読了日:08月21日 著者:歌田 年

特捜部Q ―カルテ番号64―特捜部Q ―カルテ番号64―感想
これがデンマークの暗部の一部か。優生思想は欧州では特に北では根強いんだな。この小説はデンマーク社会ではどう受け止められてるんだろう。日本でもらい患者の扱いがこんな風に作品化されたりしてるんだろうか。内容はとにかく悲惨で悲しい話。作者は主人公とその相棒を傷つけることでバランスを取っているような気がする。☆☆☆☆。
読了日:08月23日 著者:ユッシ エーズラ オールスン

鷹の王 (講談社文庫)鷹の王 (講談社文庫)感想
新刊をよむために再読。OBLと取引した上官ってそんなに罪深いか。追われるほどの話なのか。当時はそれもありだったのではないか。資金を渡したならともかく。その内容とネイトの世捨て人っぷりがちょっとズレがあるような気がした。しかしジョーが戻ってきたことは良かったのか、死ななくてもいい人が死んだのか。☆☆☆☆。
読了日:08月26日 著者:C.J.ボックス

発火点 (創元推理文庫)発火点 (創元推理文庫)感想
山火事のシーンは迫力満点。これは映画になる。これまでそもそもこのシリーズが映画化されていないのが不思議。保守的だけど決して保護主義的ではなく人種差別的でもない。アメリカ人理想の父親像。ぜひ映像で見たいな。 それにしてもこの娘は一生抱えて生きていくのか。むしろ償ったほうがいいのではないのか。☆☆☆☆。
読了日:08月26日 著者:C・J・ボックス

特捜部Q―知りすぎたマルコ― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)特捜部Q―知りすぎたマルコ― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
コールドケースを扱っているはずだった特捜部Qがいつの間にか現在進行形の事件を扱う。主人公たちの人間関係描写が面白いんだよな。☆☆☆☆。
読了日:08月30日 著者:ユッシ エーズラ・オールスン

地形の思想史地形の思想史感想
タイトルから期待したブラタモリ的な地形考察はあんまりないけど原氏のいつもの皇室観を軸に話が進む。あっという間に読める。続編希望。☆☆☆☆。
読了日:08月30日 著者:原 武史

特捜部Q―知りすぎたマルコ― 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)特捜部Q―知りすぎたマルコ― 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
孤児マルコの自立心が素晴らしい。このたくましさ。特捜部ではアサドの過去が徐々に明らかに。絶対ヤバいやつ。☆☆☆☆。
読了日:08月31日 著者:ユッシ エーズラ・オールスン

読書メーター

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久々に読書冊数が10冊を超えた。コロナ騒動での心のざわつきが落ち着いてきたせいかも。久々に引っ張り出したマクリーンもよかったしボブウッドワードのディープスロートもいろいろスッキリしてよかった。これでティム・ワイナーの「FBI秘録」を読み直す気になった。

でもミステリーでのデンマークの「特捜部Q」。このキャラクターの立ちまくった登場人物たち。この調和を見事にとっているのが素晴らしい。これって島国だからかも。シリーズ全7冊さらに追加中らしいので楽しみが増えたぜ。


7月の読書メーター

読んだ本の数:13
読んだページ数:4464
ナイス数:121

のっけから失礼しますのっけから失礼します感想
これをBairaに連載していたのか~って感じのおっさん丸出しエッセイ。やはりこの世代の人のエッセイの肩に力が入ってない、流れに適当に身を任せる感じがいい。でもこうなるためには自分に自信がないと。☆☆☆☆。
読了日:07月06日 著者:三浦 しをん

孤独の海 (Hayakawa Novels)孤独の海 (Hayakawa Novels)感想
これがユリシーズ号の源流かあというお話が満載。海軍士官だっただけあって海の物語が大好きなんですね。フォーサイスの短編集もここにかなり刺激を受けていると思われる。☆☆☆☆。
読了日:07月06日 著者:アリステア マクリーン

Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略であるThink CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である感想
自分が礼儀正しくないので、礼儀正しくないとダメという話を読むと身につまされる。でも人に好かれるのってそんなに簡単じゃないよね。確かに自分には笑顔が足りなさすぎるとは思うけど。☆☆☆。
読了日:07月06日 著者:クリスティーン・ポラス

レイトショー(上) (講談社文庫)レイトショー(上) (講談社文庫)感想
新しいヒロイン登場。これはそのうちハリーボッシュと交差するのかと思ったら、本文にテレビドラマ「BOSH」が出ているのでそれはないか。いや、クリントイーストウッドも書かれたことがあったか(笑) ☆☆☆。
読了日:07月11日 著者:マイクル・コナリー

レイトショー(下) (講談社文庫)レイトショー(下) (講談社文庫)感想
小さな矛盾からコツコツと真実に迫るアプローチはいつ読んでも気持ちがいい。新しいヒロインはまだ素性がはっきりしないがそのいろいろがこれからまた小出しになってストーリーのカギになったりするんだろうな。しかしベトナムでトンネルに潜っていたボッシュほどのインパクトはなかなか出なさそう。☆☆☆☆。
読了日:07月11日 著者:マイクル・コナリー

軍用列車 (1975年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)軍用列車 (1975年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)感想
古い本で今更感があるが、マクリーンの中では比較的後期で舞台がアメリカということで新鮮。☆☆☆☆。
読了日:07月14日 著者:アリステア・マクリーン

ウルフ・ホール (下)ウルフ・ホール (下)感想
「彼」と記されているのがクロムウェルであることに気付かないと何が書いてあるか分からない。なかなか慣れない。最後のほうにストーリーに関係なくジェーン・シーモアが登場。これは「罪人を召し出せ」で改めて登場するんだろうか。英国版柳生一族の陰謀といったほうがいいかも。☆☆☆☆。
読了日:07月16日 著者:ヒラリー・マンテル,Hilary Mantel

ディープ・スロート 大統領を葬った男ディープ・スロート 大統領を葬った男感想
前半がウォーターゲート事件当時の全体像、後半がディープスロートの正体。この秘密が守られたことによって米国の新聞記者は取材しやすくなったことだろう。しかしマークフェルトは本当に愛国者なのか、それとも売国奴なのか。FBIを守ることが愛国であるという理屈はどこまで通用するんだろうか。☆☆☆☆。
読了日:07月19日 著者:ボブ・ウッドワード

久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった感想
アナウンサー久米宏誕生からニュースステーション、そして「ラジオなんですけど」開始までのすべてが語られている。ニュースステーション降板の理由は納得。政治との距離感か。視聴者とはずいぶんギャップがあるけどメディアってそういうものなのかも。☆☆☆☆。
読了日:07月19日 著者:久米 宏

知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利感想
最近この手のビジネス書を読んでないので不案内なのだがSECIの考え方は初出。イラク戦略も体系だって整理されているものは珍しいかも。ポールブレマーの暫定当局が邪魔した話には触れていないが。ディエンビエンフーもまとまって書かれた日本の本はないので珍しいしありがたい。☆☆☆☆☆。
読了日:07月25日 著者:野中 郁次郎,戸部 良一,河野 仁,麻田 雅文

日本海軍はなぜ過ったか――海軍反省会四〇〇時間の証言より日本海軍はなぜ過ったか――海軍反省会四〇〇時間の証言より感想
反省会400時間を聞いた人の感想という時点で二次資料でありしかも半藤、澤地というメンバーにより偏っていることを念頭においても、あまりに海軍・陸軍だけであの時代のすべてを語ろうとしていないか。そして軍部の見方にも大きな偏りを感じる。政党や民衆、経済情勢も含めての戦争だったはずなのに軍部暴走というだけの決着の付け方は個人的すぎる。 半藤の認識・記憶違いもひどい。有栖川宮熾仁親王を素人扱いしたり、澤地に「神風(かみかぜ)で勝てると思ってましたか」と聞かれて「特攻隊のころは勝てないと思っていた」という回答。☆。
読了日:07月26日 著者:澤地 久枝,半藤 一利,戸高 一成

最後の晩餐 久米宏対話集最後の晩餐 久米宏対話集感想
久米宏がニュースステーション内のインタビュー企画で行った対談集。編集された本番とは違いかなり長い時間が取られている。半分くらいは今や故人。ミヤコ蝶々とのやり取りの緊張感が凄い。☆☆☆☆。
読了日:07月31日 著者:久米 宏

特捜部Q―檻の中の女― (ハヤカワ・ミステリ文庫)特捜部Q―檻の中の女― (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
7年前に失踪した女性副党首殺人事件の謎解きを行う元エリート刑事。主人公とその周辺が変人ばかりなので犯人や被害者周辺の変人度合いが中和されてデンマークってこんな国なのかと思う。さすがは北欧ミステリー。国土が四国より小さいのか。☆☆☆☆☆。
読了日:07月31日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン,吉田奈保子

読書メーター


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6月は自粛生活も緩み緊張感も解けてようやく読書に対する集中力が戻ってきた。4,5月はあんなに時間があったのに全然読めなかったからな~。「天井の葦」は評判倒れ、スクエアアンドタワーもちょっと期待が勝った。一方で再読の「ウルフホール」が想像以上に面白かった!やはり時代劇はどの国でも人物描写が面白い。あのクロムウェルですら歴史に翻弄されるしかなかったとは。


6月の読書メーター

読んだ本の数:7
読んだページ数:2183
ナイス数:60

スクエア・アンド・タワー(下): 権力と革命 500年の興亡史スクエア・アンド・タワー(下): 権力と革命 500年の興亡史感想
マネーの進化史は結構難解だったけどこれは分かりやすい。特に昨今のGAFAとか、トランプ大統領とかの例は、ネットワークが作用したケースとして典型的。 ☆☆☆☆。
読了日:06月06日 著者:ニーアル ファーガソン
The American Trapアメリカン・トラップ―アメリカが仕掛ける巧妙な経済戦争を暴くThe American Trapアメリカン・トラップ―アメリカが仕掛ける巧妙な経済戦争を暴く感想
まさに人質司法。アメリカがFCPAを域外適用することでいかに経済戦争を有利に運んでいるか、悪辣な手口が明らかに。海外でビジネスするのが怖くなる。☆☆☆☆。
読了日:06月06日 著者:フレデリック・ピエルッチ,マチュー・アロン,荷見明子,浦崎直樹,小金輝彦,宮嶋聡,高野優
アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンドアフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド感想
さすが日経が総力編集しただけあって特に著名人30人へのインタビューが読み応えある。特に隈研吾のインタビューが良かった。ホテルを病院に転用する事への法令の対応、大規模施設を避難場所に転用することを想定した設計、大箱都市の終焉。新しい生活がイメージできる。☆☆☆☆☆。
読了日:06月09日 著者:
偽りの保守・安倍晋三の正体 (講談社+α新書)偽りの保守・安倍晋三の正体 (講談社+α新書)感想
岸井・佐高の対談、読み応えあり。特に吉田学校からの党人の流れの説明が実に分かりやすい。今の政局の背景にもつながる。小説吉田学校、復刻してくれないか。☆☆☆☆☆。
読了日:06月11日 著者:岸井成格,佐高信
天上の葦【上下 合本版】 (角川文庫)天上の葦【上下 合本版】 (角川文庫)感想
TVドラマ「相棒」の脚本家の太田愛が描く社会派小説。戦中の報道統制がテーマだがそこまで軍部だけで世論を誘導したんだろうか。むしろ一般大衆も熱狂したのでは。その点には少ししか触れていない。事実を伝えられていなかったとはいえ日中戦争のときはみんなノリノリだったんでは?時代は違うが日比谷焼き討ちがいい例。サスペンスとしてはちょっとご都合主義。☆☆☆。
読了日:06月14日 著者:太田 愛
ウルフ・ホール (上)ウルフ・ホール (上)感想
1回読んでもさっぱり情景が分からなかったしなにより時間軸が見えなかったのだが、BBCのドラマを見たら全体像が見えた気がしたので再読。なんて面白いんだ!これはまさに英国の時代劇。そして人々の愛憎の交錯が生々しい。下巻も一気に読むぞ。☆☆☆☆☆。
読了日:06月28日 著者:ヒラリー・マンテル,Hilary Mantel
ツンドラ・サバイバルツンドラ・サバイバル感想
2010年前後の服部氏の狩猟活動のエッセイ。狩猟って小説などでは接することができるけど、実体験として接するとこんな感じなんだろうな。狩りができる人間がいる間は人類は大丈夫、みたいな感覚は実体験からしか出てこない気がする。ここから「息子と狩りへ」が出てくるのか。☆☆☆☆。
読了日:06月28日 著者:服部 文祥

読書メーター

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5月は家にいる時間が長かった割にはそれほど量が読めなかった。図書館が使えなかったのでkindleを使わざるを得なかったことも影響しているかも。その中でも歴史的名著「ペスト」をようやく読んだ。もちろん現代の感染症の恐怖に比べると、伝染のリスクは大したことないように見えるが、集団として死に向かい合うその重たい空気は存分に味わえた。
スクエアアンドタワーについてはまた来月。



5月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:3106
ナイス数:102

ペスト (新潮文庫)ペスト (新潮文庫)感想
さすが名作。そして今の状況にピッタリ。ペストって分かりやすい伝染病だったんだ。これに比べるとコロナは全く得体が知れない。こんなに人に会えない。☆☆☆☆。
読了日:05月04日 著者:カミュ
椿井文書―日本最大級の偽文書 (中公新書 (2584))椿井文書―日本最大級の偽文書 (中公新書 (2584))感想
事実を見極めることの重要性とその影響。しかし近畿のごく狭い地域を対象とした偽書に関する本がどうしてこんなに売れるんだろうか。☆☆☆。
読了日:05月06日 著者:馬部 隆弘
ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)感想
解説にもあるが確かにネタがてんこ盛り。ダンスの描写が細かい。そしてやや強引な展開。直情的過ぎるだろ。☆☆☆。
読了日:05月10日 著者:今野 敏
廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕 (幻冬舎文庫)廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕 (幻冬舎文庫)感想
前作「ビート」から14年たって突如シリーズ再開だがその間に「隠蔽捜査」シリーズが始まっている。解説が底に振れていないのは不自然だし、主人公のキャラも竜崎の影響が強く見えるようになった気がする。このシリーズはこれはこれでありだ。☆☆☆。
読了日:05月10日 著者:今野敏
回帰 警視庁強行犯係・樋口顕 (幻冬舎文庫)回帰 警視庁強行犯係・樋口顕 (幻冬舎文庫)感想
前作の「恥廉」から10年以上経ちその間作者は「隠蔽捜査」シリーズで一皮むけて、こっちのシリーズに戻ってきたら作風がすっかり変わって竜崎の若い頃みたいになって超面白くなった。
読了日:05月18日 著者:今野 敏
ナニワ・モンスター (新潮文庫)ナニワ・モンスター (新潮文庫)感想
確かになんでもAi(画像検視)に持って行きがちだがテーマは感染症と検察と道州制。偶然今の時流には合っていた。小説なのか?☆☆☆。
読了日:05月18日 著者:海堂 尊
焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕感想
今年の4月に出たばかりの本。しかもテーマが検察の暴走とあまりにタイムリー。どうも大阪地検の厚労省不当検挙事件をベースにしている模様。ことほど左様に検察に対する監視機能はないんだなと思っていたら、某検事長殿の賭けマージャン報道。それはないよ。☆☆☆☆。
読了日:05月20日 著者:今野 敏
スクエア・アンド・タワー(上): ネットワークが創り変えた世界スクエア・アンド・タワー(上): ネットワークが創り変えた世界感想
ニーアルファーガソンにしては読みやすい本だった。いろんなところでインフォーマルなネットワークが歴史を動かしてきたというお話。言われれば陰謀論めいて書かれることは多かったが正面から取り上げられることはなかった。下巻は現代なのでより楽しめそう。☆☆☆☆。
読了日:05月29日 著者:ニーアル ファーガソン

読書メーター

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4月は自宅に閉じ込められていたせいか、思うように読書が進まなかった。こんな感じは震災以来か。この中で「神社が語る関東の古代史族」は神社のゆかりを読むのも楽しかったが、関東の古代史族の成り立ちを読むのが実に興味深かった。源氏平家が関東に精力を伸ばしてくるよりも以前の関東。これは再読して各地を回りたい。

4月の読書メーター

読んだ本の数:8
読んだページ数:2953
ナイス数:79

神社が語る 関東の古代氏族 (祥伝社新書)神社が語る 関東の古代氏族 (祥伝社新書)感想
結構しっかり読み込まないと内容が頭に入ってこないのは、仏教と違って神道になじみが無いせいだろう。知らなかったことばかりで実に面白い。仏教伝来までは神道が日本を牛耳っていたのだから神道を知らないと古代の日本は理解できないよな。もう一回読もう。☆☆☆☆。
読了日:04月03日 著者:関 裕二
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)贖いのリミット (ハーパーBOOKS)感想
このアンジーとウィルの腐れ縁はなんなんだ。こういう人の縁というかしがらみを書かせたらこの人は抜群だな。しかしなぜかなかなか話が頭に入ってこないし長い。☆☆☆。
読了日:04月11日 著者:カリン スローター

棲月: 隠蔽捜査7棲月: 隠蔽捜査7感想
話が複雑なのかシンプルなのか。読み終えてみるとすごくシンプル。そんなことよりもこのシリーズは竜崎の言動を楽しむのだ。☆☆☆。
読了日:04月11日 著者:今野 敏

マチネの終わりに (文春文庫)マチネの終わりに (文春文庫)感想
ストーリーの周辺情報の濃さに対して登場人物の感情がシンプル過ぎてバランスが取れていない感じがある。偶然に支配され過ぎている。ユーゴの現状が描かれていない、など不満は多い。もちろん好みの範疇。☆☆。
読了日:04月12日 著者:平野 啓一郎

(190)失礼な日本語 (ポプラ新書)(190)失礼な日本語 (ポプラ新書)感想
失礼な日本語というよりは間違った日本語だった。☆。
読了日:04月12日 著者:岩佐 義樹

リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)感想
謎解き自体はわりと平凡。主人公のキャラも立ち方がもう一歩だがこれが竜崎の若いころだと思えば面白く読める。☆☆☆。
読了日:04月17日 著者:今野 敏

空気を読む脳 (講談社+α新書)空気を読む脳 (講談社+α新書)感想
子供には結果を褒めると、失望させたくないという心理から失敗を避けたがるというのは目から鱗。過程を誉めれば過程を繰り返すと。なるほど、でした。☆☆☆☆。
読了日:04月25日 著者:中野 信子

朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)感想
前作同様ストーリーはシンプル。そして主人公が煮え切らない。この犯人役に似あいそうな若手役者の顔が何人か浮かんだ。独善的だけどいい人そうな奴。こわい(笑) ☆☆☆。
読了日:04月25日 著者:今野 敏

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