今日で職場も納会。といってもまだ8日間しか勤務してない(笑) まあこれから色々面白そうな予感がする。
さて、今年も頑張って本を読んだが、読書量はだんだん落ちてきた。これは走行距離と反比例か。今年は現時点で163冊。300冊読んでいたころが遠く霞む。でも冊数が減っているので記憶に残る本の数も減るかというとそうでもない。冊数が減った分、乱読も減ってるからかも。
まずは小説編から。
まずは第2位。
そうです。今回は小説は2作しかありません。
これは前作「宇宙兵志願」を去年の総合6位にしたので、新鮮味の点でちょっと気が引けるのだが、それにしても面白い!前作よりも面白さに磨きがかかり、断然スケールアップしている。おまけに主人公が正規軍の宇宙船を乗っ取って、その船につけた名前が「ローグワン」。シャレが効きすぎてる(笑)
いや、何が面白いって主人公がとにかく頭を使って窮地を凌いでいく様が面白いのだ。これは一昨年の1位に輝いた「火星の人」に通ずるものがある。米国ではもう6作目まで出ているらしい。日本でも早く翻訳してくれないか。
第1位
ダニエルシルバはテレビのディレクターで、今は職を辞して小説一本。ノルマンディ上陸作戦での欺瞞作戦を描いたデビュー作「マルベリー作戦」で大いに注目を集め、その次の2作がCIA工作員の話だったのだが、その次がイスラエルの諜報員ガブリエル・アロンを主人公とするシリーズ。
本作は翻訳ベースでは7作目かな? 中東の状況に焦点を当て、イスラエルの立場から描くスパイものっていうのが珍しい。しかも主人公は本職が絵画修復士。全部読んだら中東情勢に詳しくなれる。
続いてノンフィクション編。今年は手ごたえのある作品が多かった。
まずは第5位。
意外と知らない、旧国鉄が民営化されるまでのプロセス。この過程において、旧総評が力を失い社会党も没落し、今の自民党一党独裁体制になった。特に、旧国鉄が組合とどう対峙してきたか、これは注目です。
自分も社会に出たのがまさに国鉄民営化元年だったので、それまでの経緯は知らなかった。かつての国鉄の緑の窓口の横柄さとかなかったな~。
続いて第4位。
すでに先々代の国連事務総長となったアナン氏の回顧録。事務総長になる前の時代の扮装への介入の歴史にまで言及しているので、国連が紛争地域においてどういうポジションだったのかよく分かる。特にルワンダで国連軍が虐殺を目の前にして立ち往生したときの記録などは、ここでしか読めない。
第3位。
DARPAってインターネットを開発した機関、というポジティブな印象しかないが、実は原爆とかナパーム弾とかを開発した悪魔の組織。その傍らでステルス機とかも開発したということでしょうか。生物兵器にかかわる経緯も壮絶だ。これは必読。ちなみにこの作者はこの次に「ナチ科学者を獲得せよ」という、ナチの科学者をアメリカがいかに重用していたかの本も書いている。こちらも必読。
第2位。
これまで散々世界の暗部に光を当ててきたフレデリック・フォーサイスが著した半生記。「ジャッカルの日」「オデッサファイル」とか「戦争の犬たち」とかがいかに描かれたかがよく分かる、まさにファン必読の書です。でも戦争の犬たちでの首謀者疑惑にはさらりと答えを返している。あとは飛行機パイロットとしてのこだわり。スピットファイアをついに操縦した場面とかはじわっと来るものがある。
第1位
この本は、当ブログのすべての読者に読んで欲しい。民主主義の国アメリカがいかに金にまみれいているか、世界を動かしている人物たちがいかにエゴイスティックなのか、よくこの本は出版された!
トランプ大統領の奇行もこれでかなり分かります。
ということで全7作、お送りしました。kindelになってる本も多いので、正月休みに楽しんでくださいね~。それでは、よろしく!哀愁。
さて、今年も頑張って本を読んだが、読書量はだんだん落ちてきた。これは走行距離と反比例か。今年は現時点で163冊。300冊読んでいたころが遠く霞む。でも冊数が減っているので記憶に残る本の数も減るかというとそうでもない。冊数が減った分、乱読も減ってるからかも。
まずは小説編から。
まずは第2位。
そうです。今回は小説は2作しかありません。
これは前作「宇宙兵志願」を去年の総合6位にしたので、新鮮味の点でちょっと気が引けるのだが、それにしても面白い!前作よりも面白さに磨きがかかり、断然スケールアップしている。おまけに主人公が正規軍の宇宙船を乗っ取って、その船につけた名前が「ローグワン」。シャレが効きすぎてる(笑)
いや、何が面白いって主人公がとにかく頭を使って窮地を凌いでいく様が面白いのだ。これは一昨年の1位に輝いた「火星の人」に通ずるものがある。米国ではもう6作目まで出ているらしい。日本でも早く翻訳してくれないか。
第1位
ダニエルシルバはテレビのディレクターで、今は職を辞して小説一本。ノルマンディ上陸作戦での欺瞞作戦を描いたデビュー作「マルベリー作戦」で大いに注目を集め、その次の2作がCIA工作員の話だったのだが、その次がイスラエルの諜報員ガブリエル・アロンを主人公とするシリーズ。
本作は翻訳ベースでは7作目かな? 中東の状況に焦点を当て、イスラエルの立場から描くスパイものっていうのが珍しい。しかも主人公は本職が絵画修復士。全部読んだら中東情勢に詳しくなれる。
続いてノンフィクション編。今年は手ごたえのある作品が多かった。
まずは第5位。
意外と知らない、旧国鉄が民営化されるまでのプロセス。この過程において、旧総評が力を失い社会党も没落し、今の自民党一党独裁体制になった。特に、旧国鉄が組合とどう対峙してきたか、これは注目です。
自分も社会に出たのがまさに国鉄民営化元年だったので、それまでの経緯は知らなかった。かつての国鉄の緑の窓口の横柄さとかなかったな~。
続いて第4位。
すでに先々代の国連事務総長となったアナン氏の回顧録。事務総長になる前の時代の扮装への介入の歴史にまで言及しているので、国連が紛争地域においてどういうポジションだったのかよく分かる。特にルワンダで国連軍が虐殺を目の前にして立ち往生したときの記録などは、ここでしか読めない。
第3位。
DARPAってインターネットを開発した機関、というポジティブな印象しかないが、実は原爆とかナパーム弾とかを開発した悪魔の組織。その傍らでステルス機とかも開発したということでしょうか。生物兵器にかかわる経緯も壮絶だ。これは必読。ちなみにこの作者はこの次に「ナチ科学者を獲得せよ」という、ナチの科学者をアメリカがいかに重用していたかの本も書いている。こちらも必読。
第2位。
これまで散々世界の暗部に光を当ててきたフレデリック・フォーサイスが著した半生記。「ジャッカルの日」「オデッサファイル」とか「戦争の犬たち」とかがいかに描かれたかがよく分かる、まさにファン必読の書です。でも戦争の犬たちでの首謀者疑惑にはさらりと答えを返している。あとは飛行機パイロットとしてのこだわり。スピットファイアをついに操縦した場面とかはじわっと来るものがある。
第1位
この本は、当ブログのすべての読者に読んで欲しい。民主主義の国アメリカがいかに金にまみれいているか、世界を動かしている人物たちがいかにエゴイスティックなのか、よくこの本は出版された!
トランプ大統領の奇行もこれでかなり分かります。
ということで全7作、お送りしました。kindelになってる本も多いので、正月休みに楽しんでくださいね~。それでは、よろしく!哀愁。