以前から気になっていたのだが、ついに読んでしまった。
これは三浦しをんが直木賞を受賞した直後に発表した作品。
それなりに荒削りだ。

風が強く吹いている (新潮文庫)風が強く吹いている (新潮文庫)
(2009/06/27)
三浦 しをん

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たまたま同じ下宿にいた10人で箱根駅伝に挑むお話。
「ほとんどファンタジー」という批判もあったらしいのだが、最初に数週間ジョグを続けた後に行う5kmTTが驚愕だ。主人公の2人は14分台、他にも15分台数名、遅くても18分台だ。もう一人全く運動経験が無い漫画オタク君ですら25分。それが4月だから、予選会までに20kmを1時間、ありえなくない。みんな相当に素質があったのだ。

とはいえ、当人たちがそれを認識していたという気配はなく、なんで全員が箱根に挑もうという気になったのか、3分の1くらいまでもやもやした。でも予選会ではメンバーのランナーとしての心理描写があまりに的を得ていて、もう完全にハート鷲掴みw。そして箱根本番にも全体の3分の1を割いている。一人一人の競争にかける想いが徹底的に描かれている。

もう、自分の過去のレースとか思い出して涙腺崩壊しながら読んでいた。思えば陸上の素人ながら、自分の実体験に照らしながら読書できるなんて、本当に幸せな体験だと思う。ま、いつも思い出すのは横浜の40km地点や佐倉の35km地点なんですけどね。

読み終わったらもう、走るでしょう、普通(笑)
で、やりましたビルドアップ。
最初は4:42→4:30→4:12で5kmづつのつもりで入ったのだが、
自然に上がったので4:36→4:24→4:12に変更。
しかし早め早めにスピードアップしすぎたこともあり、
12kmでギブアップ。



4kmづつだとしても、3段目が足りない。切腹。
走り終わったら脚がガクガク。こんなの久しぶり。
これが木曜の夜だったのだが、土曜日の今日になっても疲れが抜けていない。

当面はこれをクリアできるように頑張ろう。
と思ったら、ハナぽんさんが全く同じ設定で、すでに2勝2敗らしい。
うーん。サブ3.5、戦国時代(笑)

このゾーン、もう向こう側直前のmotoさんを始め、キクチさん、かまかまさん、ハナぽんさん、ちゃららさん、san-anさん、ムネコフさん、proceedさん、コッコさん、ワタナベさん、メテオデさん、kinさん、みそらさん、アンジーさん、かな?(順不同)
自己ベストベースです。漏れてたらすいません。まさに群雄割拠。

ある方が「これ以上は陸上競技になっちゃう」と書いてましたが、
それだよ、それ!自分が感じてるこの緊張感。
いや、それは女子の場合で男子はサブ3以上かもしれないが。


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