昨日は感情に流されすぎたので、今日は冷静にデータを見てみる(笑)
以前もどこかに書いたのだが、自分はペース管理を「平均ペース」で見ている。
これはガーミンの、スタート以後の総平均を表示するメニュー。
例えば平均ペース4:36をずっと維持していれば、3時間15分でゴールできる。
頭の中で計算とかしなくても、予想タイムが簡単に出せるので便利だ。
その代り、ある程度何通りかの、目標タイムに対する所要平均ペースを
記憶しておく必要がある。
一番簡単なのはキロ5分=3時間半。キロ4:15なら3時間ちょうど。
今回の場合は、スタート直後からターゲットをキロ4:36に定めた。
フルなら3時間15分弱、5キロなら23分のペースだ。
その目標に対してどの程度ペースをキープできたか。
下のグラフは、4:36に対して各ラップの乖離を累計したもの。
参考までに、去年の横浜マラソンの数値も載せた。
横浜の場合はスタート直後の2㎞で各々キロ5分を上回ったので、
いきなり乖離が大きくなっている。そのあとは緩やかに乖離が拡大。
最終的に3分ちょっとの乖離になった。よって3時間18分ちょっとでゴール。
一方別大は、30㎞手前まで乖離はほとんどない。
実によく健闘したといえるだろう。
しかし30㎞から突然乖離が始まり、結局3分弱の乖離に。結果3時間17分台。
結果からいうと今回の別大のほうが速かったんだが、
ペース運びという観点からいうとどうだったか。
横浜のグラフをキロ4:40で作り直してみる。
キロ4:40だとフルのゴールは3時間17分。
それに対して一度は20秒弱まで詰めた。
最後はちょっと緩んで40秒以上開いたが、
それでも乖離は最大でも1分半以内に収まっている。
目盛りが違うので分かりにくい。一つのグラフにしてみる。
(黄色いグラフご参照)
横浜が最初から4:40狙いだったとしたら、完ぺきに近いレース運びだ。
スタートロスと10㎞過ぎのトイレロスを残る30㎞で吸収している。
実際、レース中やゴール後のダメージは横浜が最小だった。
コースでケチはついたが、走ってて本当に気持ちよかった。
しかし待ってほしい。
本当に(撃沈上等を標榜する)オレたちは、こんなキレイな展開を望んでるのか?
こんな、予定調和みたいなレース展開を?
いや、そうではない。
たとえ途中の経緯はグチャグチャでも、
ランナーなら今回の別大のラップの価値を分かってくれるはずだ。
これこそが、撃沈上等の走り。
首の皮一枚でつながった、前半突っ込んだギリギリの走りだ。
もしペース配分を間違ってたら、DNFしていたかもしれない。
その上でのPB更新なんだから、ここは自分をほめたい。
30㎞辺りでいよいよ脚がもう持たないと思ったとき、
ここからが勝負だ、ここからいかに落ちないようにするかで
今日の展開のすべてが決まる、と思った。
そこから何を頼りにしたか。
気合い?
いやいや、とんでもない。残り距離は12㎞もある。
残念ながら気合いだけで運べる距離じゃない。
では何がオレをゴールまで運んだか。
それはフォームだ。
とにかく骨盤の前傾を崩さず、
着地で余計なブレーキを掛けない事だけを気を付けた。
途中でなんどか呼吸困難っぽくもなったが、
そのたびにフォームを正して乗り切った。
この展開はオレの初サブ3.5レースと驚くほど似ている。
赤いグラフが、4:48を目標にした時の2015年若潮マラソンの累計ラップ。
コースで言えば、海岸通りに出てゴールまで8㎞になってからが勝負だった。
これは本当に正直な話なんだが、
今回30㎞あたりで「かなりヤバい!」となったとき、
新たな目標を「キロ4:45キープ」に置いた。
ここからズルズル落ちるようでは、
オレは大分まで何をしに来たのか、
意味が全く無くなると思った。
だから必死になってフォームを維持した。
その意味では撃沈上等なんだけど、
撃沈して終わりじゃない。そこからが根性の見せ所なんだ。
最後の3㎞はキロ5近くまで落ちたが、
ピークアウトしてから一段下げたペースを保つことのしんどさを、
当ブログの読者であれば分かってもらえると思う。
とにかく気持ちを切らさないように頑張った。
応援コメントで「撃沈上等で突っ込め!」って書いてくれた皆さん。
オレ、やったよ!!ギリギリまで出しきった!!
って思ってんだけど、どうかなあ・・・・
とはいえ、これはその場の頑張りなので、
事前の準備が足りなかったっていう昨日の反省はそのままです。
次回は別大マラソン大会のすばらしさについて。
(2/10_12:00赤字箇所追加しました)
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以前もどこかに書いたのだが、自分はペース管理を「平均ペース」で見ている。
これはガーミンの、スタート以後の総平均を表示するメニュー。
例えば平均ペース4:36をずっと維持していれば、3時間15分でゴールできる。
頭の中で計算とかしなくても、予想タイムが簡単に出せるので便利だ。
その代り、ある程度何通りかの、目標タイムに対する所要平均ペースを
記憶しておく必要がある。
一番簡単なのはキロ5分=3時間半。キロ4:15なら3時間ちょうど。
今回の場合は、スタート直後からターゲットをキロ4:36に定めた。
フルなら3時間15分弱、5キロなら23分のペースだ。
その目標に対してどの程度ペースをキープできたか。
下のグラフは、4:36に対して各ラップの乖離を累計したもの。
参考までに、去年の横浜マラソンの数値も載せた。
横浜の場合はスタート直後の2㎞で各々キロ5分を上回ったので、
いきなり乖離が大きくなっている。そのあとは緩やかに乖離が拡大。
最終的に3分ちょっとの乖離になった。よって3時間18分ちょっとでゴール。
一方別大は、30㎞手前まで乖離はほとんどない。
実によく健闘したといえるだろう。
しかし30㎞から突然乖離が始まり、結局3分弱の乖離に。結果3時間17分台。
結果からいうと今回の別大のほうが速かったんだが、
ペース運びという観点からいうとどうだったか。
横浜のグラフをキロ4:40で作り直してみる。
キロ4:40だとフルのゴールは3時間17分。
それに対して一度は20秒弱まで詰めた。
最後はちょっと緩んで40秒以上開いたが、
それでも乖離は最大でも1分半以内に収まっている。
目盛りが違うので分かりにくい。一つのグラフにしてみる。
(黄色いグラフご参照)
横浜が最初から4:40狙いだったとしたら、完ぺきに近いレース運びだ。
スタートロスと10㎞過ぎのトイレロスを残る30㎞で吸収している。
実際、レース中やゴール後のダメージは横浜が最小だった。
コースでケチはついたが、走ってて本当に気持ちよかった。
しかし待ってほしい。
本当に(撃沈上等を標榜する)オレたちは、こんなキレイな展開を望んでるのか?
こんな、予定調和みたいなレース展開を?
いや、そうではない。
たとえ途中の経緯はグチャグチャでも、
ランナーなら今回の別大のラップの価値を分かってくれるはずだ。
これこそが、撃沈上等の走り。
首の皮一枚でつながった、前半突っ込んだギリギリの走りだ。
もしペース配分を間違ってたら、DNFしていたかもしれない。
その上でのPB更新なんだから、ここは自分をほめたい。
30㎞辺りでいよいよ脚がもう持たないと思ったとき、
ここからが勝負だ、ここからいかに落ちないようにするかで
今日の展開のすべてが決まる、と思った。
そこから何を頼りにしたか。
気合い?
いやいや、とんでもない。残り距離は12㎞もある。
残念ながら気合いだけで運べる距離じゃない。
では何がオレをゴールまで運んだか。
それはフォームだ。
とにかく骨盤の前傾を崩さず、
着地で余計なブレーキを掛けない事だけを気を付けた。
途中でなんどか呼吸困難っぽくもなったが、
そのたびにフォームを正して乗り切った。
この展開はオレの初サブ3.5レースと驚くほど似ている。
赤いグラフが、4:48を目標にした時の2015年若潮マラソンの累計ラップ。
コースで言えば、海岸通りに出てゴールまで8㎞になってからが勝負だった。
これは本当に正直な話なんだが、
今回30㎞あたりで「かなりヤバい!」となったとき、
新たな目標を「キロ4:45キープ」に置いた。
ここからズルズル落ちるようでは、
オレは大分まで何をしに来たのか、
意味が全く無くなると思った。
だから必死になってフォームを維持した。
その意味では撃沈上等なんだけど、
撃沈して終わりじゃない。そこからが根性の見せ所なんだ。
最後の3㎞はキロ5近くまで落ちたが、
ピークアウトしてから一段下げたペースを保つことのしんどさを、
当ブログの読者であれば分かってもらえると思う。
とにかく気持ちを切らさないように頑張った。
応援コメントで「撃沈上等で突っ込め!」って書いてくれた皆さん。
オレ、やったよ!!ギリギリまで出しきった!!
って思ってんだけど、どうかなあ・・・・
とはいえ、これはその場の頑張りなので、
事前の準備が足りなかったっていう昨日の反省はそのままです。
次回は別大マラソン大会のすばらしさについて。
(2/10_12:00赤字箇所追加しました)
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