量は質を凌駕する

 ~ アウトドアと読書の日記

カテゴリ:●RUN&RIDE > 2017筑波連山天空ロード&トレイル

ブエルタエスパーニャも12日目、盛り上がってきましたね!

え、サッカー?  何それ、美味しいの…




つく天翌日の月曜日に5kmラン、火曜日はサシ飲みでランオフにしたので水曜日は走れるかと思ったが、疲労感が激しく2日連続でランオフ。筋肉痛もひどかったけど平地を走るには平気だったんですが。

疲労感が激しいという意味では、月火水ともにソファで寝落ちしました。お蔭で今週の「ひよっこ」見てません。見てる人はブログに書かないようお願いします。

そして今日は久々に夜ランやってきました。脚全体の疲労感はあるものの、平地を走る分には筋肉痛は関係ない。そして地面を強く踏むことを意識。従来は膝で踏み付けてしまってましたが、今日は大転子で踏む感じにしてみたら、これがなかなか良かった。
20170831lap
4:30で5km。脚の疲労が抜けたら20kmくらいはいけたかも。なにせ今日の気温は22度。これくらいなら普通に走れますね。ストライドも125cm以上あるのでいい感じです。土曜日のウラ練が楽しみだ。疲労が抜ければいいけど。







さて、つく天レポその4。レポを続けるとPVとOUTポイントが減る気がするがまあいいか。今日は第2区間、平地が終わってから吾国山に登り板敷峠のエイドに降りるまでの約12km。
2017つく天ガーミン図
15km地点を過ぎるとまだロード区間ではあるものの、道は標高150mを超える実質山道へ。一応舗装してあるのでしょうがなく走る。

最初は舗装してあるところは全部走ろうと思う。そのうちに、アスファルト舗装は走ってコンクリート舗装は歩こうとか思う。やがて、全てがコンクリート舗装に見えてくるので全部歩く。

とはいえここからのラップ、8:30,6:36,5:07,7:36,14:33,15:04,15:11。これで吾国山の山頂に到達。最後は全部タダの登山でした。ここも最初は普通のペースで歩こうと思う。やがて膝に手を付いて進む。そして最後は足1個分ずつ進む。

そして頂上付近から板敷峠まで5km強は思い切り走れる下り。10%弱くらいだと思うんですが、ここのラップが4:53,5:12,5:10,4:47,5:20。いやー、もうガンガンに飛ばしました。

3年くらい前に人生初のトレランに出た時とか、激しいヒルクライムの鋸南ハーフとかで、ロードの下りの弱さを痛感したんですが、それに比べれば下りは随分速くなった。今回もロード区間の下りでは1人も抜かれてないはず。

ちなみにロードの平地でも、同じ種目の人には抜かれてないはず。だからトレイルの上り下りとロードの登りでは抜かれまくり、ロードの平地と下りで抜き返すという展開だったわけです。

ロードの下りも、以前は斜度が急になるとこんな感じだったと思います。星印が重心だとすると、それよりも前に着地。当然、着地衝撃は膝で吸収する事になるので、筋肉の負荷は大腿四頭筋(テントウムシのあたり)に来ます。これだと、後ろに推している時間が無いのでスピードは全く出ない。
2017083101

最近下りでもスピードが出せるようになった理由。それは上のようにブレーキを掛けなくても、いざとなれば減速できる自信が付いたからです。それまでは減速できなさそうで怖かったので、着地の瞬間に減速するしかなかった。

では今はどうやって減速しているのか。

これです。















DSC_1729







嘘です。こんな感じだと思います。
2017083102
茶色の輪郭の脚で着地して、それが勢いで後ろに持っていかれるときに、腹筋(テントウムシ)でそのスピードを殺す。青い矢印のチカラが脚に掛かるのを、体幹のチカラで赤い矢印の方向にブレーキを掛ける。

これって以前描いたこの絵で、平地で走る時に力を入れる箇所のちょうど反対に当たります。これがエンジンのチカラで加速しているんだとすれば、上の絵はエンジンブレーキで減速しているフィーリング。
20170807003c

エンジンブレーキだと何がいいか。フットブレーキ(一番上の絵)は後傾になってスピードが死んでますが、エンジンブレーキはスピードに乗りながら必要な速さに調節しています。だから姿勢も崩れないし、そもそも着地で余計な負荷を脚に掛けてない。

自分もエンジンブレーキは下り終わった時は下腹部(恥骨の当たり)がジンジンしましたが、ここは普段から散々使っている筋肉なので筋肉痛にはなりませんでした。

普段ペース走している時と着地の感じも体重移動の感じも全く変わらず、唯一太腿に対して体幹から掛けるチカラの方向がまったく逆だというだけです。これだと上下動も少ないのでスムーズに下れます。

この走り方のおかげで5分前後でガンガン下れました。以前はロードの下りに苦手意識がありましたが、今はむしろ得意。やっぱり体幹をしっかりさせるといいことが多い。

これであとはトレイルの下りが克服できたら、トレランもそこそこ走れると思うんですけどね~。ロードの多いつく天はいいですが、トレイル区間の長い普通のトレランだと手も足も出ないですね。これはとにかく下りの弱さに尽きます。



さて、これで時間はスタートから3時間ちょっとが経過したところ。いよいよ最難関区間の第3区間に掛かりますが、今日はこの辺で。

エンジンブレーキ、オレもワタシも試してみようと思った方、
ポチッとお願いします。
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
 にほんブログ村

それにしてもこのカテでトレランって人気が無い。恐ろしいほどにPVとOUTポイントが下がってます。いや、もしかしたら原因はトレランじゃないのかも・・・・

ブログの賞味期限とかなんとかは気にせず、今日はゴールまで行きますよ。では恒例の高低図。今日は板敷峠から。
2017つく天ガーミン図
舗装された林道をガンガンに下ってきたオレの前に現れた大きな人影。それはなんとこいつだった!
th
そう、郵便局の「ぽすくま」だ!ていうか、なんでこんな山の中にいるんだよ。焦り過ぎて写真撮ったのに保存されてなかったぜ。ここがミドルでは26kmなので、距離的には中間地点だ。スタートから2時間50分経過なので残り20kmに3時間半はかかる。

あ、写真あった!
[画像:9e82b42d-s.jpg]
(ひとつ前の洗心館エイドでした)

エイドでは、ぶどう、梅干し、梨、クロワッサン、プチトマト、レモンなど盛りだくさん。思わず長居してしまう。飲料もコーラ、アクエリアス、水と豊富だ。
DSC_9763
それでもやっぱり物足りないんで、ここでジェルを摂る。長い距離を一気に下ったので、脚が微妙に重いがそれ以外は好調。多分。ぽすくまに癒されながら次の給水地点に向かう。(ぽすくまがいたのはもう一つ前のエイドかもしれん)

本日の最高峰、燕山に取り付く。結構緩やかなトレイルで登っていく。でももちろん走ってない。もう上りは全部歩くと決めた。アスファルトでも、だ。もう平地と下りでダッシュを決められたから今日はもういいのだ。

去年も一昨年も同じことを書いたが、燕山って標高400m地点くらいから200mくらい延々と階段の登りが続く。トレイルはどこ?って感じ。マジで飽きます。そんなつく天に飽きもせず3年連続参加しているオレ。

最後の100m(標高)はトレイルだが、これがかなりの胸突き八丁。ここでちょっと体調に異変が。なんか頭がくらくらする。右手もなんかしびれてきた。まさか脳卒中?

50代も半ばになるとそんな心配もするんだけど、去年のレポを読んだらほぼ同じことが書いてあった。去年もしんどかったんだ。でも今年も「この辺でDNFしても怒られないよね」って思って、「でもこんな山の中でDNFしても結局歩かないとならん」って思い直した。登れ。話はそれからだ。

そして燕山山頂。スタートから4時間7分経過。
DSC_9767
去年のタイムだと、ここから2時間15分くらいでゴールまで行かないとならないんだけど、ここから加波山にさらに登って、一本杉峠に降りて、足尾山に登ってゴールまで下る約16km。最後の4km以外はほとんどトレイルなので結構厳しい。

ちなみに今年はここから2時間10分でゴール。おお、速い。でも第1区間で12分、ここから5分稼いだということは、トータルで16分速かったわけだから、それ以外では全く稼いでないということか。

燕山からは一旦下って、また50mくらい登って加波山山頂なんだけど、加波山神社って結構栄えていて、山頂付近にいくつもいくつも祠がある。ああ、ここが山頂だ!って思ったらまた登りが現れてまた祠が登場。っていうのが3回くらいあった。ジェットストリームアタックかよ。

加波山からの下りはもちろん階段。登ってきたのと同じくらいの段数をまた下る。一段ごとの幅が狭くて手すりを持たないと結構クラクラする。この日は急斜面ではいつもクラクラしていた。

下りがいったん終わったら、目の前に巨神兵が。いや、風車だった。これ見上げるだけでクラクラする。雲は秋の空だなあ。
DSC_9771
一本杉のエイドでは、遠くに選手が見えたらボランティアの人たちも大盛り上がり。わーわーきゃーきゃー言って迎え入れてくれる。全員が美人に見える。いや、本当に美人だ!ケコ━━━(゚∀゚)━━━ン!!

ここで残り10km。隣の選手がエイドの人に「まだ登りはキツいですか?」ってきいていた。「いや、それほどでもないわよ」って。よし、勇気百倍行くぜ!最後の登り!


5分後。

えーっと。それほどでもない登りはここですか?
よく考えたらあの人たち地元だから、坂見慣れてるんだよね・・・・

燕山への登りくらいから、オレは完全にガニ股で、手を大きく左右に振りながら登るようにした。絵はニーズが無いので割愛するが、左右に振るたびに脚が右、左、右って感じで前に出る。遅いけど、腕の振りで着実に上に向かって進める。ただし翌日、中殿筋がえらい筋肉痛になるけど。

そしてついに足尾山の頂上!って思ったらそこにはハングライダーの集団が!
DSC_9773
(集団が右端にチラッと)

この間をすり抜け、ついに最後の地獄の下りに突入だ!

いや、比喩じゃなくて、本当に地獄なんですよこの下りが。いつの間にかすり減っていたオレの脚。下りを前にして震えるばかり。もうとにかく、下ること自体が拷問になっている。やめたい!でも降りるしかない!

まあ下りはなんだかんだ言っても、脚を前に出せば降りられますからね。ただいろんなところが痛いだけで。でも今年は初めてのドライコンディションだったな~。シューズはロードシューズでもよかったかも。全体では多分25kmくらいはロード区間があるこのミドルコース。ロードシューズ履けたら本当に楽なんだけど。

でもどんな地獄でもいつかは終わりが来る(どんな地獄だ)。標高500mから下り始めて標高100mでついにツルツルの下りが終わり、普通の山道へ。そしてついに街へ戻ってきた!残りは約6km!

下界に降りてみると気温は多分30度弱。日差しは結構強い。そこをなんとかキロ5分台を保って走る。回りにはほとんどランナーがいなかったけど、今考えたらそこそこの順位だったからなんだな。

順位といえば種目別順位が81位から28位に上がったと速報で書きましたが、去年はこの種目は存在しなかった。だから参考になるのは、総合が91位から66位に上がったという事実。それでも結構上がったけど。

そして最後のエイドも過ぎ、残り3.4km(おばちゃんに「残り3km!」って言われるけど、それは嘘だから!)を走り始める。そして意外なことに脚が残っていて、結局サブ4ペースくらいで最後まで行く。(去年は630くらいだった)
この時点でスタートから6時間丁度くらいだったので、PB大幅更新を確信。

残り300mくらいで前のランナーに追い付きそうになるが、ここで抜くのも忍びないので、大きく「ハアッ、ハアッ」って声を出して後ろから迫っていることを知らせる。そしたらちゃんとスピードアップしてくれたので抜かずに済んだ。

そしてついにゴール!タイムが全然想像していなかった時間を示していたので大満足!
20170827記録証
さすがにゴールしてしばらくは動けず。15分くらい木陰に座り込んで、水を飲んだり速報を書いたり。やっと動く気になって、その辺のホースで水を浴びて着替え。クルマに乗り込んで家へと向かう。

でもお腹が空いたので、途中のコンビニでカップヌードルシーフードを買って食べる。やっぱりアウトドアの時はカップヌードルに限る!塩気のあるスープが実にうまい。そこから家に向かって14時には家に着いていたのでした。お疲れさまでした。









参戦から1週間経って、まだ大腿四頭筋が筋肉痛です。でもそれ以外の痛みは無し。毎年おんなじ繰り返しで、おんなじコースを飽き飽きしながら登って降りてるんですが、それでも多分来年も参加するんでしょうねえ。

タイミングが8月の終わりなので、シーズンインの号砲としては実に都合がいい。脚にもいい刺激が入るし、大半は山の上だから涼しいし。

来年は平地パートのスピードを上げるべく、軽量のトレランシューズを調達して挑戦すっかな。
明日はウラ練。今のところのゲストは、たのくるさん、はりゆうさん、hassyさんの予定。
5人でOJI-CAN、できるかな?
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
 にほんブログ村

↑このページのトップヘ