秘剣、外に語らず―剣客小説に新境地を開いた名品集“隠し剣”シリーズ八篇。凶々しいばかりに研ぎ澄まされた剣技を秘める主人公たちは、また人としての弱さもあわせ持つ。剣鬼と化し破牢した夫のため捨て身の行動に出る人妻、これに翻弄される男を描く「隠し剣鬼ノ爪」。他に「暗殺剣虎ノ眼」などを収む。

隠し剣孤影抄 (文春文庫)隠し剣孤影抄 (文春文庫)
(2004/06)
藤沢 周平

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隠し剣鬼の爪の原作を含む短編集。秘剣と言っても泥臭く勝つための技もあり、人間臭さがにじみ出る。池波正太郎のニヒリズムとはまた違った角度から人間に光をあてる藤沢流が楽しめる。

私はなかでも、妻が元剣豪の「女人剣さざ波」がお気に入り。
☆☆☆☆。

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